JPS5848578B2 - 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 - Google Patents

発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法

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JPS5848578B2
JPS5848578B2 JP455082A JP455082A JPS5848578B2 JP S5848578 B2 JPS5848578 B2 JP S5848578B2 JP 455082 A JP455082 A JP 455082A JP 455082 A JP455082 A JP 455082A JP S5848578 B2 JPS5848578 B2 JP S5848578B2
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styrene
butyl acrylate
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styrenic resin
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法に関する
スチレン系樹脂粒子にプロパン、ブタン、ペンタン 石
油エーテル等の易揮発性発泡剤を含有させた発泡性スチ
レン系樹脂粒子を水蒸気等で加熱発泡して予備発泡粒子
とする場合の操作の容易性および予備発泡粒子を閉鎖型
の金型に充填して加熱戒形したときの或形体の優劣評価
では使用される易揮発性発泡剤の種類の間に明らかな作
用の差がみられる。
例えば予備発泡操作が容易であることあるいは高発泡倍
率の良好な発泡体を得ることを目的とすると、プロパン
、ブタン等の常温常圧で気体状の有機発泡剤が最も好ま
しい。
しかしながら 常温常圧で気体状の有機発泡剤として使
用するときは スチレン系樹脂の中にその溶剤又は膨潤
剤を共存させることが必ず必要とされる。
それは プロパン又はブタン中にスチレン系樹脂を浸漬
したのみでは、スチレン系樹脂が容易にプロパン又はブ
タンを吸収しないばかりでなく かくして製造された発
泡性スチレン系樹脂はこれを加熱し発泡させても高倍率
に発泡せず、更に良好な発泡体を得ることができないか
らである。
例えば特公昭35−2282号公報には発泡剤o)1例
としてブタンを挙げているが ここではスチレン系樹脂
の溶剤又は膨潤剤を併用することを必要としている。
また特公昭36−10628号公報、特公昭36−10
629号公報および特公昭3610837号公報には
発泡剤の1例としてプロパンを挙げているが、倒れもス
チレン系樹脂の溶剤、膨潤剤の使用を述べている。
更に、特公昭39−18941号公報には発泡剤の1例
としてプロパン ブタンを挙げているが これもスチレ
ン系樹脂の溶剤の1種であるスチレンモノマーを残存さ
せることを必要としている。
これらは、何れも溶剤又は膨潤剤を必要としている例で
あるが、この様に溶剤が必要とされるのは上記のような
理由によるものである。
ところが、上記溶剤又は膨潤剤を含むものは発泡成形時
にその溶剤又は膨潤剤が揮発して悪臭を発したり、又多
孔性或形体となった後においても、上記溶剤又は膨潤剤
が成形体に残留しているために戒形体を食品容器、例え
ば即席めん類のカップ、しるこカップあるいは魚箱等の
用途に使用することができない。
一方 特公昭46−42236号公報および特公昭47
−3551号公報にはプロパン ブタンを用いて、上記
溶剤又は膨潤剤を使用せず、その代替可塑成分として
アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル単量体等
スチレン系単量体と共重合可能な七ノマーを用いて水
溶性高分子分散剤で水性懸濁重合を行ない 発泡性スチ
レン系樹脂粒子を得ている。
しかし、この方法ではアクリル酸エステル メタクリル
酸エステルの水に対する溶解性が太きいために水性懸濁
重合中に安定した油滴を形成することが難しく 特定の
粒径範囲の粒子を収率よく得ることが困難である。
更にこの重合系の分散剤として水溶性高分子分散剤のか
わりに難溶性無機物質(スチレン系単量体を水性懸濁重
合する際の好適な分散剤)を用いた場合には分散が激し
く不安定になり 重合の途中で油滴が合一を起こし つ
いに餅状化してしまうためスチレン系樹脂粒子を得るこ
とが不可能である等の欠点を有する。
本発明は このような問題点を解決するものである。
すなわち本発明は、スチレン系単量体を水性媒体中で懸
濁重合させ、重合の後半また重合終了後に常温常圧で気
体状の有機発泡剤を含浸させて発泡性スチレン系樹脂粒
子を製造する方法において上記スチレン系単量体に ア
クリル酸ブチル重合体、メタクリル酸セチル重合体およ
びアクリル酸プチルーメタクリル酸セチル共重合体から
なる群から選ばれた少なくとも一種のアクリル系樹脂を
溶解させておくことを特徴とする発泡性スチレン系樹脂
粒子の製造方法に関する。
本発明におけるスチレン系単量体とはスチレンまたはα
−メチルスチレン ビニルトルエンターシャリブチルス
チレン等のスチレン誘導体を50重量%以上含有するビ
ニル系単量体である。
スチレンまたはスチレン誘導体以外のビニル系単量体と
しては、アクリロニトリル等のシアン化ビニル単量体
酢酸ビニル 塩化ビニル エチルアクリレート等のアク
リル酸エステル メチルメタクリレート エチルメタク
リレート ブチルメタクリレート等のメタクリル酸エス
テルなどのスチレンまたはスチレン誘導体と共重合可能
な単量体が使用できる。
これらの単量体を二種以上使用する場合 必ずしも混合
して使用されるとは限らず別々に使用してもよい。
?発明において アクリル系樹脂として使用されるアク
リル酸ブチル重合体 メタクリル酸セチル重合体および
アクリル酸プチルーメタクリル酸セチル共重合体は そ
れぞれ アクリル酸ブチルのみ メタクリル酸セチルの
みおよびアクリル酸ブチルとメタクリル酸セチルのみの
重合体に限られず、共重合成分として他のモノマーが2
0重量%以下含まれていてもよい。
他のモノマーとしては 上記スチレン系単量体として使
用し得るものが それぞれ単独でまたは二種以上併用し
て使用できる。
他のモノマーが20重量%を越えると本発明の高発泡、
均一粒子の製造が困難になりやすい。
アクリル系樹脂の添加量は得らわる発泡性スチレン系樹
脂粒子中の樹脂或分に対して01〜6.0重量であるこ
とが好ましい。
0,1重量%未満の使用では 溶剤又は膨潤剤を添加し
ないときは 工業的な操作によって 短時間に高い倍率
に発泡しにくくなり また逆に 上記樹脂が6.0重量
%を越えると、得られた発泡性スチレン系樹脂粒子を加
熱したとき 高倍率に発泡する以前に収縮しやすく、し
かも発泡体の機樟的性質も低下しやすくなる。
工業的な操作の容易さ、即ち、予備発泡、高倍率、成形
性等から最も好ましい範囲は1.0〜3.0重量%であ
る。
上記アクリル系樹脂の重量平均分子量は2,500〜3
00,000 好ましくは10,000〜200,0
00の間で適宜選択すわばよい。
また上記アクリル系樹脂はスチレン系単量体に溶解して
使用されるが、その添加時期はスチレン系単量体の重合
反応中であればどの時点でもよいが得られるスチレン系
樹脂粒子中に均一に分散させるためには全スチレン系単
量体のうち重合分が0〜35重量の範囲で添加するのが
好ましい。
さらに、本発明のスチレン系単量体には、予めスチレン
系樹脂(上記スチレン系単量体の重合体)を35重量%
以下で溶解させてもよくこの場合、このスチレン系樹脂
は上記スチレン系単量体のうちの重合分として計算させ
る。
本発明における常温常圧で気体状の有機発泡剤としては
ブロハン 0−ブタン イソブタン エタン ネオペン
クン イソブチレン ブテン プロピレン、エチレン等
の脂肪族炭化水素などがある。
これらの内 発泡剤として最も好適なものはプロパンお
よび/またはブタンである。
これらの発泡剤の含有量は得られるスチレン系樹脂粒子
に対して1〜15重量%であって、その中でも3〜9重
量%が望ましい。
かような発泡剤の添加時期は、重合工程中に行なうとき
は 重合転化率が50重量%以上の時点で、特に70重
量%以上の時点で水性媒体中に圧大して行なうのが好ま
しい。
重合完了後、添加する場合は、重合工程に引きつづいて
水性媒体中に圧入してもよいし2、一たん分離したスチ
レン系樹脂粒子を改めて水性媒体中に懸濁させ これに
圧入するかその他の方法で行なうことができる。
なお、本発明において、重合転化率とは、仕込み時のス
チレン系単量体およびアクリル系樹脂の総量に対するス
チレン系単量体の重合分とアクリル系樹脂の総量の割合
を意味し、スチレン系樹脂を添加して重合する場合は
上記総量のそれぞれにスチレン系樹脂分が加算される。
本発明における水性懸濁重合の分散剤としては、水溶性
高分子分散剤または難溶性無機分散剤の両者を使用する
ことができる。
アクリル系樹脂はその単量体に比較し、水にほぼ不溶で
あるばかりでなく スチレン系単量体と相溶性がよいた
めに分散剤の種類に影響されることなく 目的とする粒
子径の発泡性スチレン系樹脂粒子を高収率で製造するこ
とができるのが利点である。
水溶性高分子分散剤としてはポリビニルアルコール ア
ルキルセルローズ ヒドロキシアルキルセルローズ、カ
ルボキシアルキルセルローズ等の水溶性セルローズ誘導
体 ポリアクリル酸ナ} IJウム ポリビニルピロリ
ドン等が挙げられる。
これらの内 分散剤として好適なものはポリビニルアル
コールおよびポリビニルピロリドンである。
これらの分散剤0添加量は得られるスチレン系樹脂粒子
に対して0.01〜0.5重量%の範囲で使用される。
0.01重量%未満の使用では分散剤として機能しにく
い。
また0.5重量%を越えると分散剤としての効果が出す
ぎるため、生成される粒子は小さく 必要な粒子径(0
.5〜1.41mm)を収率よく得ることが困難となる
難溶性無機物質としては、一般によく知られたものが使
用できる。
例えば、燐酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、燐酸
マグネシウム、ピロ燐酸マグネシウム等がある。
難溶性無機物質分散剤は、水性媒体中に、得られるスチ
レン系樹脂粒子(仕込時のスチレン系単量体およびアク
リル系樹脂または仕込時のスチレン系単量体、スチレン
系樹脂およびアクリル系樹脂の総量を意味する。
以下、同様)に対して0.01〜3重量%の範囲で使用
される。
0.01重量%未満の使用では分散剤として機能しにく
い。
3重量%を越えると分散剤としての効果が出すぎるため
、生或される粒子は小さく必要な粒子径(0.71〜1
.19mm)を収率よく得ることは困難となるばかりで
はなく 場合によっては乳化することもあるので好まし
くない。
また難溶性無機分散剤と同時に陰イオン界面活性剤を存
在させることが必須条件であり、陰イオン界面活性剤が
存在しないと分散剤として機能しない。
陰イオン界面活性剤としては、一般に知られたものが使
用できる。
例えばアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、α−オ
レフインスルホン酸ナトリウム アルキルスルホン酸ナ
トリウム等である。
陰イオン界面活性剤は水性媒体中に 得られるスチレン
系樹脂粒子に対してI X 1 0−4〜0.1重量%
の範囲で使用される。
この範囲外の使用では分散剤として機能しにくい。
また水性媒体は得られるスチレン系樹脂粒子に対して8
0〜300重量% 好ましくは90〜150重量%で使
用される。
本発明に用いる重合開始剤としては過酸化ペンゾイル
ターシャリブチルパーベンゾエートのような有機過酸化
物 アゾビスイソブチルニトリルアゾビスジメチルバレ
ロニトリル等のアゾ化合物など、一般にスチレン系単量
体のラジカル重合に用いられる重合開始剤が使用できる
重合開始剤はスチレン系単量体に対して 約0.1〜2
重量%使用される。
この発明で製造された発泡性スチレン系樹脂粒子には次
に示す特長がある。
発泡剤として常温常圧で気体の脂肪族炭化水素を使用し
ているにも拘らず この発泡剤以外に溶剤や膨潤剤を添
加しなくても 工業的に要望されている程度に 充分短
時間で高倍率に発泡可能であり、しかも従来の発泡性ポ
リスチレン粒子と全く同一操作で、発泡、成形、加工が
可能である。
本発明により明られる発泡性スチレン系樹脂粒子が溶剤
や膨潤剤を含んでいないと これを発泡する過程で 溶
剤や膨潤剤の揮散により悪臭を発することがなく、また
成形して得られる成形体を食品等に直接接触しても溶剤
又は膨潤剤が食品等に移行する恐れもない。
その結果、この発泡性スチレン系樹脂粒子は用途が拡大
することができる。
さらに、懸濁重合に際し 水に比較的可溶なアクリル酸
エステル単量体を添加するのではなく その樹脂を用い
るので水に対する溶解性は極少で、しかも、水溶性高分
子分散剤又は難溶性無機分散剤のいずれも使用でき、更
に目的とする粒子径ビーズを高収率で得ることができる
等優れた特長がある。
次に 本発明の実施例を示す。
実施例 1 4tの回転攪拌機付オートクレープにイオン交換水11
00f(110部)、リン酸三カルシウム22y(2.
2部)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの1%
水溶液を3.3 r( 0.3 3部)、スチレン10
00r(100部)、アクリル酸ブチル重合体5P(0
.5部)、過酸化ベンゾイル3.0P(0.3部)、過
安息香酸ブチル0. 5 f?(0.05部)を仕込み
攪拌しながら1時間後に90℃になるように昇温した。
以後90℃に保ちつつ重合を進めた。
ときどき懸濁液の1部をサンプリングし、油滴の比重を
比重液法で測定し、重合転化率を調べた。
重合転化率が95%以上となった時点でリン酸三カルシ
ウム22y(2.2部)添加し 更にブタンガス240
mlを窒素ガスで2回に分けて圧入した。
ブタンの圧入終了後再び昇温を始め 1時間後に120
℃とした以後この温度で4時間攪拌を続けた。
この後30℃まで冷却し、系内の余剰ガスを排出し、済
別、乾燥後、分級して粒子径(0.71〜1.197W
77L径)の揃った発泡性スチレン樹脂粒子を得た。
このものを4日間熟成した。
実施例 2 アクリル酸ブチル重合体をior(i.o部)使用した
以外は実施例1と同じに行なった。
実施例 3 アクリル酸ブチル重合体を20f(2.0部)使用した
以外は実施例1と同じに行なった。
実施例 4 アクリル酸ブチル重合体を30f(3.0部)使用した
以外は実施例1と同じに行なった。
実施例 5 スチレン系単量体としてスチレンs o o y(so
部)およびビニルトルエン2 0 0 f? ( 2
o部)ヲ使用し アクリル酸ブチル重合体を6 0 r
(6部)使用した以外は実施例1に同じに行なった。
実施例 6 4tの回転攪拌機はオートクレープにイオン交換水11
01’(110部)、リン酸三カルシウム2 2 ?
( 2.2部)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ムの1%水溶液を3.31(0.33部)、ポリエチレ
ン200f(20部)をスチレン8001(80部)に
溶解した液、更にアクリル酸ブチル重合体20P(2部
)、過酸化ペンゾイル2.4P(0.24部)および過
安息香酸ブチル0.42(0.4部)を仕込み攪拌しな
がら重合した。
以後の操作は実施例1と同じに行なった。
実施例 7 4tの回転攪拌機付オートクレープにポリビニルアルコ
ール(ゴーセノールKH−2018本合或化学株)の0
.01%水溶液1100f(110部)、スチレン10
00グ(100部)、アクリル酸ブチル重合体20P(
2部)、過酸化ベンゾイル3.O r ( 0. 3部
)、過安息香酸ブチルo.5ft(0.05部)を仕込
み攪拌しながら1時間後に90℃になるように昇温した
以後90±1℃に保ち重合を進めた。
ときどき懸濁液の1部をサンプリングし 油滴の比重を
比重液法で測定し重合転化率を調べた。
重合転化率が95%以上となった時点でポリビニルアル
コールを加えて水層中のポリビニルアルコール濃度を0
.4%としたのちプロパン2501rLlを窒素ガスで
2回に分けて圧入した。
プロパンの圧入終了後再び昇温を始め、1時間後に12
0℃とし以後この温度に保ちつつ4時間攪拌を続けた。
この後30℃まで冷却し、系内の余剰ガスを排出し沢別
乾燥後、分級して粒子径(0.71〜1.19mm径)
の揃った発泡性ポリスチレン粒子を得た。
このものを4日間熟成した。実施例 8 実施例1の中でアクリル酸ブチル重合体を1002(1
0部)使用した以外は実施例1に同じに行なった。
比較例 1 実施例1の中でアクリル酸ブチル重合体を除いた以外は
実施例1に同じに行なった。
比較例 2 実施例5の中でアクリル酸ブチル重合体を除いた以外は
実施例5に同じに行なった。
比較例 3 実施例6の中でアクリル酸ブチル重合体を除いた以外は
実施例6に同じに行なった。
比較例 4 実施例7の中でアクリル酸ブチル重合体を除いた以外は
実施例7に同じに行なった。
比較例 5 実施例7の中でアクリル酸ブチル重合体をアクリル酸ブ
チル単量体に変更した以外は実施例7に同じに行なった
*比較例 6 実施例3の中でアクリル酸ブチル重合体をアクリル酸ブ
チル単量体に変更して重合を進めたところ重合転化率3
0重量%で油滴が合一し 餅状化した。
比較例 7 実施例1の中でアクリル酸ブチル重合体5i(0.5部
)をエチルベンゼン2Of(2部)に変更した以外は実
施例1に同じに行なった。
上記の各実施例および比較例で得られた発泡性スチレン
系樹脂粒子の特性値をまとめて表1に示す。
実施例 9〜16 アクリル酸ブチル重合体の代わりにメタクリル酸セチル
重合体を使用した以外は 実施例9〜16は順次、実施
例1〜8に準じて行なった。
比較例 8〜9 アクリル酸ブチル単量体の代わりにメタクリル酸セチル
単量体を使用した以外は、比較例8〜9は順次、比較例
5〜6に準じて行なった。
実施例9〜16および比較例8〜9で得られた発泡性ス
チレン系樹脂粒子の特性を表2に示す。
本発明において、上記アクリル系樹脂を使用することに
より、溶剤や膨潤剤を含まなくても、発泡倍率が充分大
きく 粒径分布のせまい 発泡性スチレン系樹脂粒子を
製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スチレン系単量体を水性媒体中で懸濁重合させ、重
    合の後半または重合終了後に、常温常圧で気体状の有機
    発泡剤を含浸させて発泡性スチレン系樹脂粒子を製造す
    る方法において、上記スチレン系単量体に、アクリル酸
    ブチル重合体、メタクリル酸セチル重合体およびアクリ
    ル酸プチルーメタクリル酸セチル共重合体からなる群か
    ら選ばれた少なくとも一種のアクリル系樹脂を溶解させ
    ておくことを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子の製
    造方法。 2 アクリル系樹脂を得られる発泡性スチレン系樹脂粒
    子中の樹脂成分に対して0.1〜6.0重量%になるよ
    うに使用する特許請求の範囲第1項記載の発泡性スチレ
    ン系樹脂粒子の製造方法。
JP455082A 1982-01-14 1982-01-14 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 Expired JPS5848578B2 (ja)

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