JPS5848431Y2 - ト−シヨナルダンパ− - Google Patents
ト−シヨナルダンパ−Info
- Publication number
- JPS5848431Y2 JPS5848431Y2 JP9243379U JP9243379U JPS5848431Y2 JP S5848431 Y2 JPS5848431 Y2 JP S5848431Y2 JP 9243379 U JP9243379 U JP 9243379U JP 9243379 U JP9243379 U JP 9243379U JP S5848431 Y2 JPS5848431 Y2 JP S5848431Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross
- section
- torsional damper
- annular mass
- sectional
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は回転動力軸、特にレシプロエンジンのクランク
軸のねじり振動緩和用のトーショナルダンパ−に関する
ものである。
軸のねじり振動緩和用のトーショナルダンパ−に関する
ものである。
本考案は、断面がL字形になった環状質量体とそれに相
対するL字形断面の駆動板の間にゴム状弾性体の層が接
着され、前記駆動板を動力軸に固定するための構造から
なることを特徴としている。
対するL字形断面の駆動板の間にゴム状弾性体の層が接
着され、前記駆動板を動力軸に固定するための構造から
なることを特徴としている。
この種のトーショナルダンパ−には、軸のねじり振動の
エネルギーをゴム状弾性体の内部発熱に変換して消散さ
せる効率がよいこと、そしてトーショナルダンパ−の製
造と組立が容易であることが望まれる。
エネルギーをゴム状弾性体の内部発熱に変換して消散さ
せる効率がよいこと、そしてトーショナルダンパ−の製
造と組立が容易であることが望まれる。
既知のトーショナルダンパ−では環状質量体はその断面
が長方形となっている。
が長方形となっている。
ゴム状弾性体で動力軸に結合された環状質量体は実用に
際しているいろな振動の仕方をする。
際しているいろな振動の仕方をする。
その中で、動力軸におよぼす効果の最も意味の深いもの
は2つあり、その1つは回転軸まわりのねじり振動であ
り、もう1つは軸に垂直な面でのいわゆる芯ぶれ振動で
ある。
は2つあり、その1つは回転軸まわりのねじり振動であ
り、もう1つは軸に垂直な面でのいわゆる芯ぶれ振動で
ある。
既知の長方形断面の環状質量をもったトーショナルダン
パ−では上記の2つの振動の固有振動数が互に非常に接
近しているという不都合な点があった。
パ−では上記の2つの振動の固有振動数が互に非常に接
近しているという不都合な点があった。
ゴム状弾性体に接着された環状質量体は軸側からの加振
によってねじり振動と芯ぶれ振動をするのであるが、こ
の両者の固有振動が接近しているため、互に独立した振
動モードを示すことができず、互に干渉し合って複雑な
振動の仕方をしている。
によってねじり振動と芯ぶれ振動をするのであるが、こ
の両者の固有振動が接近しているため、互に独立した振
動モードを示すことができず、互に干渉し合って複雑な
振動の仕方をしている。
このためゴム状弾性体は不均等なひずみを与えられ、内
部発熱も不均等となり、ゴム状弾性体自身の特性劣化を
早めるという欠陥をもっているのである。
部発熱も不均等となり、ゴム状弾性体自身の特性劣化を
早めるという欠陥をもっているのである。
本考案の目的はその構造、組立が比較的簡単であるが、
上記の欠陥を改善できるトーショナルダンパ−を実現さ
せることにある。
上記の欠陥を改善できるトーショナルダンパ−を実現さ
せることにある。
以下、実施例に従って本考案を説明する。
第1図は本考案によるトーショナルダンパ−の正面図で
あり、第2図φ第1図の■−■の線に沿った断面図であ
り、第3図と第4図は本考案による別の実施例を示すも
のである。
あり、第2図φ第1図の■−■の線に沿った断面図であ
り、第3図と第4図は本考案による別の実施例を示すも
のである。
第2図において1でトーショナルダンパ−が示されてい
る。
る。
断面形状がL字形で、かつ、その中心部にフランジ2a
を設けた駆動板2を含み、フランジ2aには軸(図示し
ない)に本トーショナルダンパ−をボルト、thめする
ための穴3が設けられている。
を設けた駆動板2を含み、フランジ2aには軸(図示し
ない)に本トーショナルダンパ−をボルト、thめする
ための穴3が設けられている。
5はL字形断面をもった環状質量体であり、駆動板2と
環状質量体5はゴム弾性体4に加硫によって接着され、
一体となっている。
環状質量体5はゴム弾性体4に加硫によって接着され、
一体となっている。
この環状質量体5は外方に太い断面5aをもち、内方に
は細い断面5bをもっている。
は細い断面5bをもっている。
9は太い断面5aの内表面を示し、また、10と11は
太い断面部分の両側面を示す。
太い断面部分の両側面を示す。
細い断面5bは太い断面の側面10の内側の延長線上に
延びている。
延びている。
この細い断面5bは軸方向に垂直に内方に向う直線部1
4と軸方向に折れ曲が−った部分12とから成っている
。
4と軸方向に折れ曲が−った部分12とから成っている
。
第3図、第4図に図示される実施例においても第2図と
共通する部分について同一の符号が使用される。
共通する部分について同一の符号が使用される。
第3図の実施例では第2図のものと本質的には同じであ
るが、太い断面5aの部分がより外方に延びた位置にあ
り、第4図の実施例では太い断面5aの部分が第2図に
示されるものとは反対向きになっている点が異なってい
る。
るが、太い断面5aの部分がより外方に延びた位置にあ
り、第4図の実施例では太い断面5aの部分が第2図に
示されるものとは反対向きになっている点が異なってい
る。
このように環状質量体5が太い断面5aと細い断面5b
とからなっており、かつこの細い断面が軸に垂直な部分
14と軸に平行な部分12の2つの部分から成っている
のが本考案の特徴である。
とからなっており、かつこの細い断面が軸に垂直な部分
14と軸に平行な部分12の2つの部分から成っている
のが本考案の特徴である。
そして太い断面5aによる部分は本来の吸振質量の機能
を発揮し、細い断面5bによる部分は駆動板2と環状質
量体5の比較的広い面においてゴム状弾性体4による結
合に寄与しているのである。
を発揮し、細い断面5bによる部分は駆動板2と環状質
量体5の比較的広い面においてゴム状弾性体4による結
合に寄与しているのである。
このようなトーショナルダンパ−において限られたスペ
ースの中で、同じ質量を外径の方にできるだけ集中させ
ると、回転軸に対する極慣性モーメントを増加すること
ができる。
ースの中で、同じ質量を外径の方にできるだけ集中させ
ると、回転軸に対する極慣性モーメントを増加すること
ができる。
それにともない、ねじりの固有振動数を低下させること
ができる。
ができる。
一方、環状質量体の単純な芯ぶれ振動はもっばらその質
量によって固有振動がきまり、極慣性モーメントの大小
によらず、本質的には不変のま\である。
量によって固有振動がきまり、極慣性モーメントの大小
によらず、本質的には不変のま\である。
このようにして、この2つの固有振動数を引きはなすこ
とが可能になる。
とが可能になる。
環状質量の極慣性モーメントがその半径の4乗に比例す
ることを考えれば、本考案のように太い断面53部分を
外側に置き、細い断面5b部分を内方に置くことが2つ
の固有振動を引きはなすのに極めて重要なことであるこ
と、併せてこのことはトーショナルダンパ−特性を維持
したまS、相当に軽量化できる手段となることが理解で
きよう。
ることを考えれば、本考案のように太い断面53部分を
外側に置き、細い断面5b部分を内方に置くことが2つ
の固有振動を引きはなすのに極めて重要なことであるこ
と、併せてこのことはトーショナルダンパ−特性を維持
したまS、相当に軽量化できる手段となることが理解で
きよう。
本考案のもう一つの利点は、従来のトーショナルダンパ
ー(環状質量体が単純長方形)に比べて、環状質量体5
の表面積が広いことおよびゴム状弾性体4との接着部の
環状質量体5の厚さかうすいことによって、ゴム状弾性
体に生じた内部発熱の放散効果が優れていることである
。
ー(環状質量体が単純長方形)に比べて、環状質量体5
の表面積が広いことおよびゴム状弾性体4との接着部の
環状質量体5の厚さかうすいことによって、ゴム状弾性
体に生じた内部発熱の放散効果が優れていることである
。
結果としてゴム状弾性体は、熱劣化から保護され長い寿
命が期待できるのである。
命が期待できるのである。
第1図は本考案によるトーショナルダンパ−の正面図、
第2図は第1図■−■線に沿う断面図、第3図、第4図
は本考案の別の実施例の断面図である。 1はトーショナルダンパ−全体、2は駆動板、2aはフ
ランジ、3は駆動板2の上の穴、4はゴム状弾性体、5
は環状質量体、5 a 、5 bは環状質量体5の部分
断面、9は断面5aの内表面、10゜11は側面、12
は軸に平行な折曲部分、14は環状質量体5の内側の軸
に垂直な細い断面部分をそれぞれ示す。
第2図は第1図■−■線に沿う断面図、第3図、第4図
は本考案の別の実施例の断面図である。 1はトーショナルダンパ−全体、2は駆動板、2aはフ
ランジ、3は駆動板2の上の穴、4はゴム状弾性体、5
は環状質量体、5 a 、5 bは環状質量体5の部分
断面、9は断面5aの内表面、10゜11は側面、12
は軸に平行な折曲部分、14は環状質量体5の内側の軸
に垂直な細い断面部分をそれぞれ示す。
Claims (2)
- (1)回転動力軸、特にレジフロエンジンのクランク軸
のねじり振動緩和用トーショナルダンパ−であって、断
面がL字形の環状質量体とそれに相対するL字形断面の
駆動板との間にゴム状弾性体の層が接着され、かつ、前
記駆動板をクランク軸に固定するための構成を有し、前
記環状質量体は太い断面部分と細い断面部分からなり、
前記の細い断面部分が軸に垂直な部分と軸に平行な部分
の2つの部分からなることを特徴とするトーショナルダ
ンパ−0 - (2)環状質量体の細い断面部分が太い断面部分の内表
面から出発して太い断面部分の2つの軸方向と垂直な側
面のいずれかより前記側面に沿って内方に延びているこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
のトーショナルダンパ−0
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9243379U JPS5848431Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | ト−シヨナルダンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9243379U JPS5848431Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | ト−シヨナルダンパ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5610528U JPS5610528U (ja) | 1981-01-29 |
JPS5848431Y2 true JPS5848431Y2 (ja) | 1983-11-05 |
Family
ID=29325430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9243379U Expired JPS5848431Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | ト−シヨナルダンパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848431Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5894937U (ja) * | 1981-12-21 | 1983-06-28 | 三菱自動車工業株式会社 | ダンパ装置 |
-
1979
- 1979-07-03 JP JP9243379U patent/JPS5848431Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5610528U (ja) | 1981-01-29 |
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