JPS5827143Y2 - 円筒形ダンバ− - Google Patents
円筒形ダンバ−Info
- Publication number
- JPS5827143Y2 JPS5827143Y2 JP13963978U JP13963978U JPS5827143Y2 JP S5827143 Y2 JPS5827143 Y2 JP S5827143Y2 JP 13963978 U JP13963978 U JP 13963978U JP 13963978 U JP13963978 U JP 13963978U JP S5827143 Y2 JPS5827143 Y2 JP S5827143Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical
- damper
- crankshaft
- mounting
- buffer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、クランクシャフトの端部に取付けるための取
付部と、その取付部のクランク部と一体となった円筒部
を有し、この円筒部の外周にゴム等から成る円筒状の緩
衝体と慣性体とを嵌合して構成し、もってクランクシャ
フトの捩れ振動を防止するための円筒形ダンパーの改良
に関するものである。
付部と、その取付部のクランク部と一体となった円筒部
を有し、この円筒部の外周にゴム等から成る円筒状の緩
衝体と慣性体とを嵌合して構成し、もってクランクシャ
フトの捩れ振動を防止するための円筒形ダンパーの改良
に関するものである。
内燃機関、特にディーゼル機関においては、そのクラン
クシャフトが回転する際に、クランクシャフトには複雑
なトルク変動が生じている。
クシャフトが回転する際に、クランクシャフトには複雑
なトルク変動が生じている。
そこでクランクシャフトの一端部にフライホイールを取
付けてトルクの平滑化を計るとともに、クランクシャフ
トの他端部にはダンパーを取付はクランクシャフトの捩
れ振動の振幅を少なくシ、捩れ振動によるクランクの折
損あるいはタイミングギヤの騒音の発生防止を計ること
が行なわれている。
付けてトルクの平滑化を計るとともに、クランクシャフ
トの他端部にはダンパーを取付はクランクシャフトの捩
れ振動の振幅を少なくシ、捩れ振動によるクランクの折
損あるいはタイミングギヤの騒音の発生防止を計ること
が行なわれている。
このダンパーには例えば実開昭５１−３６７９５号公報
および実開昭５１−４３７８９号公報に記載されている
ように、慣性体の取付部が半径方向に拡がっている円盤
形のものと、この円盤形とは別に慣性体の取付は部が軸
線方向に拡がっている円筒形のものとが知られている。
および実開昭５１−４３７８９号公報に記載されている
ように、慣性体の取付部が半径方向に拡がっている円盤
形のものと、この円盤形とは別に慣性体の取付は部が軸
線方向に拡がっている円筒形のものとが知られている。
前者すなわち円盤形のものは半径方向にスペースを必要
とするので、そのようなスペースがない場合は後者すな
わち円筒形のダンパーが用いられている。
とするので、そのようなスペースがない場合は後者すな
わち円筒形のダンパーが用いられている。
このダンパーはいずれの形式にせよ、運動エネルギーが
熱エネルギーに変換するので発熱する。
熱エネルギーに変換するので発熱する。
そのために従来技術によれば、ダンパーに通気穴を穿設
して冷却効率を向上させていた。
して冷却効率を向上させていた。
しかしながら従来技術は慣性体に通気穴を設けたもので
あり、発熱した緩衝体の熱は取付は部又は慣性体を介し
て放熱されるので、緩衝体を充分に冷却することができ
なかった。
あり、発熱した緩衝体の熱は取付は部又は慣性体を介し
て放熱されるので、緩衝体を充分に冷却することができ
なかった。
したがって本考案の目的は緩衝体を好適に冷却できる円
筒形ダンパーを提供するにある。
筒形ダンパーを提供するにある。
本考案によればクランクシャフトの取付部のクランク部
と、そのクランク部と一体の円筒部と、その円筒部の外
周の円筒状の緩衝体と慣性体とを貫通して半径方向に延
びる複数の冷却孔が設けられている。
と、そのクランク部と一体の円筒部と、その円筒部の外
周の円筒状の緩衝体と慣性体とを貫通して半径方向に延
びる複数の冷却孔が設けられている。
したがって円筒形ダンパーの回転に際して、ファン効果
によって空気はその冷却孔をむしろ強制的に流れ、その
結果取付は部、クランク部や円筒部や慣性体は勿論のこ
と緩衝体も直接に冷却することができる。
によって空気はその冷却孔をむしろ強制的に流れ、その
結果取付は部、クランク部や円筒部や慣性体は勿論のこ
と緩衝体も直接に冷却することができる。
したがって緩衝体の熱による劣化を防止でき、ダンパー
の尊命を延ばすことができる。
の尊命を延ばすことができる。
以下本考案の実施例を説明するが、１ず、第１図イ９口
を参照して従来の円筒形ダンパーについて説明する。
を参照して従来の円筒形ダンパーについて説明する。
第１図イ９口は従来のダンパーを示すもので、薄板等を
成形して成る取付は部１と、その取付は部１０半径方向
外方の曲折しているフランジ部に一体となった円筒部２
を有し、この円筒部の外周に円筒状のゴム等でつくった
緩衝体３および慣性体４を嵌合してダンパーを構成し、
クランクシャフトの端部に取付けたクランクプーリ等に
対して取付は部１に設けたボルト孔５を介して取付ける
ようにしである。
成形して成る取付は部１と、その取付は部１０半径方向
外方の曲折しているフランジ部に一体となった円筒部２
を有し、この円筒部の外周に円筒状のゴム等でつくった
緩衝体３および慣性体４を嵌合してダンパーを構成し、
クランクシャフトの端部に取付けたクランクプーリ等に
対して取付は部１に設けたボルト孔５を介して取付ける
ようにしである。
クランクシャフトが回転し、クランクシャフトのトルク
変動に応じた捩れ振動がこのダンパーに伝達された際に
、一定回転を保とうとする慣性体４との間に介在させた
ゴム等の緩衝体３によって、その捩れ振動を吸収して振
動を少なくする効果を得るものである。
変動に応じた捩れ振動がこのダンパーに伝達された際に
、一定回転を保とうとする慣性体４との間に介在させた
ゴム等の緩衝体３によって、その捩れ振動を吸収して振
動を少なくする効果を得るものである。
この振動吸収の際に、緩衝体３には振動による熱が発生
するが、この発熱により緩衝体の固有振動数が変化して
緩衝効率を低下せしめ、ゴム等の材料を劣化せしめると
いう不具合がある。
するが、この発熱により緩衝体の固有振動数が変化して
緩衝効率を低下せしめ、ゴム等の材料を劣化せしめると
いう不具合がある。
そこで本考案においては、緩衝体に冷却孔を設けること
によって緩衝体の温度上昇を防止して上述した不具合を
解消することができる。
によって緩衝体の温度上昇を防止して上述した不具合を
解消することができる。
第２図イ９口に示す本考案のダンパーにおいても従来の
ものと同様に薄板の取付は部１１とこの取付は部１１の
半径方向外方のフランジ部１１ａと一体となった円筒部
１２を有し、この円筒部１２の外周にゴム等から成る緩
衝体１３と慣性体１４を嵌合してダンパーを構成してい
る。
ものと同様に薄板の取付は部１１とこの取付は部１１の
半径方向外方のフランジ部１１ａと一体となった円筒部
１２を有し、この円筒部１２の外周にゴム等から成る緩
衝体１３と慣性体１４を嵌合してダンパーを構成してい
る。
そしてフランジ部１１ａと、円筒部１２と緩衝体１３と
慣性体１４とを貫通する半径方向に延びる複数の冷却孔
１６が穿設されている。
慣性体１４とを貫通する半径方向に延びる複数の冷却孔
１６が穿設されている。
この冷却孔１６の数は緩衝体の温度に応じて自由に選択
できるが、本実施例では円周上に等間隔で６個の冷却孔
１６を設けたものである。
できるが、本実施例では円周上に等間隔で６個の冷却孔
１６を設けたものである。
そこでこのダンパーをボルト孔１５を介してクランクブ
ーり等へ取付けるとクランクシャフトの捩れ振動を緩衝
体１３で吸収するが、この際に緩衝体１３に発生する熱
は、冷却孔１６内を流通する空気流によって直接放熱さ
れ、緩衝体１３の温度上昇と、これによる劣化を防止で
きるものである。
ーり等へ取付けるとクランクシャフトの捩れ振動を緩衝
体１３で吸収するが、この際に緩衝体１３に発生する熱
は、冷却孔１６内を流通する空気流によって直接放熱さ
れ、緩衝体１３の温度上昇と、これによる劣化を防止で
きるものである。
冷却孔１６は半径方向に貫通して設けであるので、ダン
パーの回転によりファン効果が生じかつ遠心力が働き、
冷却孔１６中を流れる空気流が促進され、一層の冷却効
果を発揮するものである。
パーの回転によりファン効果が生じかつ遠心力が働き、
冷却孔１６中を流れる空気流が促進され、一層の冷却効
果を発揮するものである。
第１図イ９口は従来の円筒形ダンパーを示す断面図と正
面図、第２図イ９口は本考案の円筒形ダンパーを示す断
面図と正面図である。 １．１１・・・・・・取付は部、２，１２・・・・・・
円筒部、３．１３・・・・・・緩衝体、４，１４・・・
・・・慣性体、５゜１５・・・・・・ボルト孔、１６・
・・・・・冷却孔。
面図、第２図イ９口は本考案の円筒形ダンパーを示す断
面図と正面図である。 １．１１・・・・・・取付は部、２，１２・・・・・・
円筒部、３．１３・・・・・・緩衝体、４，１４・・・
・・・慣性体、５゜１５・・・・・・ボルト孔、１６・
・・・・・冷却孔。
Claims (1)
- クランクシャフトの端部に取付けるための取付は部と、
その取付部のフランジ部と一体となった円筒部とを有し
、その円筒部の外周にゴム等から成る円筒状の緩衝体と
慣性体とを嵌合して構成した円筒形ダンパーにおいて、
その取付部のフランジ部と、円筒部と、緩衝体と、慣性
体とを貫通して半径方向に延びる複数の冷却孔を設けた
ことを特徴とする円筒形ダンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13963978U JPS5827143Y2 (ja) | 1978-10-13 | 1978-10-13 | 円筒形ダンバ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13963978U JPS5827143Y2 (ja) | 1978-10-13 | 1978-10-13 | 円筒形ダンバ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5556943U JPS5556943U (ja) | 1980-04-17 |
| JPS5827143Y2 true JPS5827143Y2 (ja) | 1983-06-13 |
Family
ID=29113881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13963978U Expired JPS5827143Y2 (ja) | 1978-10-13 | 1978-10-13 | 円筒形ダンバ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5827143Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6218762Y2 (ja) * | 1981-03-26 | 1987-05-14 |
-
1978
- 1978-10-13 JP JP13963978U patent/JPS5827143Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5556943U (ja) | 1980-04-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4710152A (en) | Crank damper pulley structure for the internal combustion engine of a car | |
| US3314304A (en) | Series compound torsional vibration damper | |
| KR20080045551A (ko) | 자동차용 크랭크축의 점성 댐퍼 | |
| CA1051689A (en) | Rubber torsional vibration damper with cooling means | |
| US2514139A (en) | Torsional vibration damper | |
| US10113611B2 (en) | Torsional vibration damper and engine assembly including the same | |
| US4307627A (en) | Air cooled damper | |
| HU193683B (en) | Vibration damper for damping rotating masses | |
| JPS5827143Y2 (ja) | 円筒形ダンバ− | |
| JPH0220519Y2 (ja) | ||
| JPS5931949Y2 (ja) | 円筒形ダンパ−の騒音防止装置 | |
| JPH0210845Y2 (ja) | ||
| JPH0210357Y2 (ja) | ||
| JPH0627864Y2 (ja) | トーショナルダンパ | |
| JPS6141460Y2 (ja) | ||
| JPH0547316Y2 (ja) | ||
| JP2588634Y2 (ja) | トーショナルダンパ | |
| JPS5848431Y2 (ja) | ト−シヨナルダンパ− | |
| JPS6336196Y2 (ja) | ||
| JP2501764Y2 (ja) | クランクシャフトの吸音構造 | |
| JPH0531305Y2 (ja) | ||
| JPS6222692Y2 (ja) | ||
| JP2607674Y2 (ja) | トーショナルダンパ | |
| JPS6323623Y2 (ja) | ||
| JPS6217641Y2 (ja) |