JPS5848168Y2 - トラックに使用されるル−フ・トレイ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、カーテンで運転室を前後方向に区画し、区
画された後方部分を仮眠室に使用するところのトラック
のカーテンのためのルーフ・トレイに関する。

従来、トラック、殊に、長距離輸送のためのトラックは
運転室をカーテンで区画し、その一部を仮眠室として使
用できるようにしている。

その間仕切りカーテンは使用されない場合、運転室内の
センタ・ピラーに束ねてまとめられていた。

その結果、側方視界が妨げられ、また、ドアの開閉が邪
魔され、好１しくなかった。

この考案は室内空間を狭めることを僅かにして、側方視
界を妨げず、また、ドア開閉の妨げにならず、さらに取
り付けを容易にするところの乗り物に使用するルーフ・
トレイの提供にある。

それらを課題として、この考案のトラックに使用される
ルーフ・トレイは、カーテンで運転室を前後方向に区画
し、区画された後方部分を仮眠室に使用するものにして
、ルーフ・トレイ本体が一端をその運転室のルーフに、
他端をカーテン・レールにそれぞれ固定して、その運転
室の前後方向に配置され、かつ、両側に側方開口をそれ
ぞれ備え、また、リップがその側方開口を狭めるように
、そのルーフ側に伸長して、そのルーフ・トレイ本体の
両側縁にそれぞれ形成される構成にしている。

以下、この考案に係る乗り物に使用するルーフ・トレイ
の望ましい具体例について、図面を参照して説明する。

第１および２図はトラック３０に適用されたこの考案の
乗り物に使用するルーフ・トレイの具体例１０を示して
いる。

このトラック３０はその運転室３１を間仕切りカーテン
３６で区画し、一部を仮眠室に使用できるように構成さ
れるもので、そのカーテン３６のためにルーフ・トレイ
１０をルーフ・パネル３２に取り付けている。

そのルーフ・トレイ１０は、運転室内の後方にトいて、
その運転室の前後方向に配置されて、ルーフ・パネル３
２に配置されているもので、合成樹脂から成形されてい
る。

ルーフ・トレイ１０は、両側にそれぞれ側方開口１４，
１５を有するルーフ・トレイ本体１１と、それら側方開
口１４．１５の開口面積を狭めるように、そのルーフ・
トレイ本体１１に一体的に形成された一対の横断面円弧
状リップ１７とより構成されている。

ルーフ・トレイ本体１１は、底壁１２と、その底壁１２
の前方端に一体的に形成された前方壁１３と、その前方
壁１３の上端に一体的に形成された取付はフランジ１８
と、その底壁１２の後方端に一体的に形成された取付は
フランジ１９とよりなり、その後方の取付はフランジ１
９に物損はフック２０を一体的に形成している。

一対の円弧状リップ１７は、底壁１２の両側縁１６に一
体的に形成され、収納されたカーテン３６がルーフ・ト
レイ１０からはみでることを防止している。

そのように構成されるルーフ・トレイ１０は、カーテン
・レール３５と共に取付はフランジ１８をルーフ・パネ
ル３２にねじＩＥめし、また、取付はフランジ１９を後
方のルーフ・レール３４にねじ止めして、ルーフ・パネ
ル３２に取り付けられる。

従って、カーテン３６はルーフの中央に１とめられて、
ルーフ・トレイ１０に収納される。

第３および４図は、トラック３０に適用されたこの考案
の乗り物に使用するルーフ・トレイの変形された具体例
４０を示している。

そのルーフ・トレイ４０は運転室内の前方におイテ、ル
ーフ・パネル３２に配置されているもので、合成樹脂か
ら成形されている。

ルーフ・トレイ４０は両側にそれぞれ側方開口４４．４
５を有するルーフ・トレイ本体４１と、それら側方開口
４４．４５の開口面積を狭めるように、そのルーフ・ト
レイ本体４１に一体的に形成された一対の横断面円弧状
リップ４９とより構成されている。

ルーフ・トレイ本体４１は底壁４２と、その底壁４２の
後方端に一体的に形成された後方壁４３とよりなり、そ
の後方壁４３の上端に取付フランジ４６を一体的に形成
し、底壁４２の前方端に取付はフランジ４７を一体的に
伸長している。

一対の円弧状リップ４９は底壁４２の両側縁４８に一体
的に形成され、収納されたカーテン３６がルーフ・トレ
イ４０からはみでることを防止している。

そのように構成されたルーフ・トレイ４０は、カーテン
・レール３５と共に取付はフランジ４６をルーフ・パネ
ル３２にねじ止めし、他方、取付け７ランジ４７を前方
のルーフ・レール３３にねじ止めして、ルーフ・パネル
３２に取り付けられる。

従って、ルーフ・トレイ１０の場合と同様に、カーテン
３６はルーフの中央に１とめられてルーフ・トレイ４０
に収納される。

渣た、ルーフ・トレイ４０はティルト・キャブ型自動車
に使用することが望！しく、キャブがティルトされた場
合においても、カーテンは収納状態を変えない。

さらに、これらのルーフ・トレイ１０，４０は物入れに
も利用できること勿論である。

如上のこの考案によれば、ルーフ・トレイ本体が一端を
運転室のルーフに、他端をカーテン・レールにそれぞれ
固定して、その運転室の前後方向に配置され、かつ、両
側に側方開口をそれぞれ備え、筐た、リップがその側方
開口を狭めるように、そのルーフ側に伸長して、そのル
ーフ・トレイ本体の両側縁にそれぞれ形成されているの
で、室内空間が僅かに狭められるのみで、不使用時、カ
ーテンをルーフ側に確実に収納することが可能になり、
カーテンを乗員に邪魔させず、カーテンが側方視界を妨
げるとと釦よびドアの開閉を妨げることを防止し、使用
時、カーテンの引き出しを容易にし、運転室を前後方向
に区画し、区画された運転室の後方部分を仮眠室に容易
に使用可能にし、さらに、ルーフ・パネルの取付けが容
易になり、渣た、室内の美観が損われない。

【図面の簡単な説明】

第１図はトラックの運転室内の後方において、ルーフ・
パネルに取り付けられたこの考案のルーフ・トレイの斜
視図、第２図は第１図に示すルーフ・トレイの縦断面図
、第３図はトラックの運転室内の前方に釦いて、ルーフ
・パネルに取り付けられたこの考案の変形されたルーフ
・トレイの斜視図、第４図は第３図に示すルーフ・トレ
イの縦断面図である。 １０．４０・・・・・・ルーフ・トレイ、１１．４１・
・・・・・ルーフ・トレイ本体、１２．４２・・・・・
・底壁、１３・・・・・・前方壁、１４，１５，４４．
４５・・・・・・側方開口、１７．４９・・・・・・横
断面円弧状リップ、４３・・・・・・後方壁。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 カーテンで運転室を前後方向に区画し、区画された後方
   部分を仮眠室に使用するものにおいて、ルーフ・トレイ
   本体が一端をその運転室のルーフに、他端をカーテン・
   レールにそれぞれ固定して、その運転室の前後方向に配
   置され、かつ、両側に側方開口をそれぞれ備え、また、 リップがその側方開口を狭めるように、そのルーフ側に
   伸長して、そのルーフ・トレイ本体の両側縁にそれぞれ
   形成されている ことを特徴とするトラックに使用されるルーフトレイ。