JPS584772Y2 - スペアタイヤ脱落防止装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の車体の下面にスペアタイヤハンガーの
一端を枢着し、他端に係脱自在の保持装置を設けたスペ
アタイヤハンガーに釦ケるスペアタイヤ脱落防止装置の
改良に関するものである。

従来は第１図に示すように、自動車の床下のフレーム２
にヒンジ機構を具備したスペアタイヤハンガー１を取り
付けて、固定ボルト４を固定金具２の溝３に挿入してね
じ封筒体５に締め付けて取り付けている。

自動車の走行振動等で固定ボルト４がゆるみ、スペアタ
イヤハンガー１が固定ボルト４より外れてスペアタイヤ
が脱落する危険性があった。

そこで本考案はスペアタイヤ脱落の危険性をなくするた
め、固定ボルトの先端をかしめてねじ封筒体より抜けな
くするとともに、固定金具の溝の開口部を開閉するよう
に操作レバーを該固定金具に回動自在に取りつげ、畝溝
から該固定ボルトが抜は出ない閉方向に該操作レバーを
付勢し、該操作レバーの回動が閉位置で停土するように
ストッパを設けてスペアタイヤの脱落防止を二重機構と
した脱落防止装置である。

以下、本考案の実施例を図面により説明する。

ねじ封筒体１３に固定ポル）７を螺合してねじ先端をか
しめてふくらましたかしめ部８を形成して固定ポル）７
が抜は落ちないようにして、筒体１４に溶接等で接合す
る。

固定金具２の溝３から固定ポル）７が抜は出ないように
、即ち溝３の開口部を開閉するように、操作レバー９を
回動自在に軸１０にて固定金具２に取っ付ける。

この操作レバー９は溝３から固定ボルトＴが抜は出ない
閉方向（第２図の反Ａ方向）に戻しスプリング１２で付
勢されている。

この閉位置で操作レバー９０回動が伴出するように、操
作レバー９を折り曲げてストッパ１１を形成し、固定金
具２に当接して伴出する。

今、走行中の振動等で固定ボルトγがゆるんだとき、か
しめ部８があるため固定ボルト７は筒体１３から脱落せ
ず、又、ストッパ１１付操作レバー９があるため固定ボ
ルト７は固定金具２の溝３から抜は出ず、スペアタイヤ
ハンガー１は固定ボルト７′から外れないのでスペアタ
イヤは脱落しない。

スペアタイヤを着脱するときは、操作レバー９を開方向
（Ａ方向）に、軸１０を中心に９′の状態筐で回動する
ことにより、即ち固定ボルト７の離脱時は手動で、挿着
時は自動的に回動して、固定ボルト７は溝３を通過でき
るようになり、着脱操作が容易である。

以上のように本考案は固定ボルトがゆるんだ場合でも、
スペアタイヤが脱落せず、着脱操作も容易な有効なスペ
アタイヤ脱落防東装置である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のスペアタイヤ懸架装置を示す斜視図、第
２図は本考案の実施例を示す要部平面図、第３図は第２
図のＩ−Ｉ線断面図である。 １・・・スペアタイヤハンガー、２・・・固定金具、３
・・・溝、Ｔ・・・固定ボルト、８・・・かしめ部、９
・・・操作レバー、１０・・・軸、１１・・・ストッパ
１２・・・戻しスプリング、１３・・・ねじ竹筒体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体の下面にスペアタイヤハンガーの一端を枢着し、他
   端に設けた固定金具の溝に、車体に枢着したねじ封筒体
   に螺合された固定ボルトを挿入し締付けて保持するスペ
   アタイヤの懸架装置において、該固定ボルトの先端をか
   しめて該ねじ封筒体より抜けなくするとともに、該固定
   金具の溝の開口部を開閉するように操作レバーを該固定
   金具に回動自在に取り付け、畝溝から該固定ボルトが抜
   は出ない閉方向に該操作レバーを付勢し、該操作レバー
   の回動が閉位置で停止するようにストッパを設けたこと
   を特徴とするスペアタイヤの脱落防止装置。