JPS5847265Y2 - 内燃機関用ダイアフラム付メカニカル式燃料ポンプ - Google Patents

内燃機関用ダイアフラム付メカニカル式燃料ポンプ

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JPS5847265Y2
JPS5847265Y2 JP1978073502U JP7350278U JPS5847265Y2 JP S5847265 Y2 JPS5847265 Y2 JP S5847265Y2 JP 1978073502 U JP1978073502 U JP 1978073502U JP 7350278 U JP7350278 U JP 7350278U JP S5847265 Y2 JPS5847265 Y2 JP S5847265Y2
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JP
Japan
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oil seal
pull rod
diaphragm
oil
fuel
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JP1978073502U
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English (en)
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JPS54175602U (ja
Inventor
光孝 木下
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、内燃機関用ダイアフラム付メカニカル式燃
料ポンプのオイルシールの油密性を極めて良好に保持せ
んとするものである。
先づ、昭和53年2月1日株式会社山海堂発行の内燃機
関Vo1.17A206の第48頁や米国特許第2,5
67,055号に記載された従来の此種燃料ポンプにつ
いて説明する。
第1図において、燃料ポンプの本体を形成する筐体1は
、上下が閉塞された円筒状の胴体より成り、同筐体内に
張装されたダイアフラム2によって上室3とT室4に分
割されている。
下端がダイアフラム2の中央部に固着されたプルロッド
5の上端部は、筐体1の上部直壁に穿設された透孔6を
通り外部に突出している。
右端がエンジンのクランクケース内で回転する偏カム7
に当接し、左端がリテーナ8を介してプルロッド5の上
端に緩着されたロンカアーム9は、偏心カム7の回転に
伴いピン10を中心として揺動する。
プルロッド5と透孔6の間はオイルシール11によって
油密的に封塞されている。
同オイルシールは、外部の潤滑油が上室3に流入するこ
とを防止するためのものである。
オイルシール11の外周縁部を透孔6に装着しているオ
イルシールリテーナ12は、ダイアフラムスプリング1
3の上端を支承する受金を兼用している。
ダイアフラムスプリング13の下端は、プルロッド5の
下端とともにダイアフラム2に固着された受金14に支
承され−Cいる。
15はプルロッド5およびロンカアーム9の衝撃吸収用
スプリング、16は吸入弁、17は吐出弁、18は燃料
入口、19は燃料出口である。
上記において、偏心カム70回転によりロンカアーム9
の左端が上方に揺動すると、プルロッド5は、オイルシ
ール11の内周縁部20の内側面に接して滑動し乍ら、
ダイアフラムスプリング13の力に抗してリテーナ8を
介し持ち上げられ、ダイアフラム2の中央部は上方に押
され、このため燃料が入口18および吸入弁16を経て
下室4に吸込まれる。
また、偏心カム7の回転によりロンカアーム9の左端が
下方に揺動すると、プルロッド5は、前記と同様に内周
縁部20の内側面に接して滑動し乍ら、ダイアフラムス
プリング13によって下方に押し動かされ、ダイアフラ
ム2の中央部も下方に押され、このために下室4内の燃
料は吐出弁11および出口19を経て外部に吐出され給
送される。
このようにする従来の燃料ポンプによるとき、プルロッ
ド5の上下動に伴うダイアフラム2の上記のような作動
により、燃料は下室4に吸込まれ、また同室より吐出さ
れるが、その際、オイルシール11の油密性を良好に保
持し、外部の潤滑油が上室3に流入しないようにするた
めには、プルロッド5の周面に接しているオイルシール
11の内周縁部20を充分大きな圧接力で同周面に圧接
する必要がある。
しかし乍ら、オイルシール11の内周縁部20を余り大
きな圧接力でプル07150局面に圧接すると、大きな
圧接力によって、上下に移動するプルロッド5の周面に
圧接された内周縁部20が同周面に圧着し、プルロッド
5と連動して甚しく変形し、このために、内周縁部20
の内側面に接し滑動し乍ら上下動するプルロッド5の作
動が妨げられ、その作動が不円滑となるだけでなく、場
合によってはオイルシール11が破損することがある。
なお、オイルシール11のこのような破損を避けるため
には、同オイルシール11の外形を、内周縁部20が上
記のように変形して容易に破損しないような柔軟性を保
持するように、充分大きくすることが好ましいが、これ
には限度があって採用できないことが多い。
上記に鑑み本考案は提案されたもので、その要旨とする
ところは、筐体内を2室に区画するように同筐体内に張
装されたダイアフラム、上記2室のうち一方の室に形成
された燃料入口と燃料出口、一端が上記ダイアフラムに
取付けられ、他端が上記筐体の他方の室側の直壁に設け
られた透孔を通り外部に突出するプルロッド、および上
記プルロッドと上記透孔との間を油密的に封塞するオイ
ルシールを具備し、上記プルロッドとともに上記ダイア
フラムが往復動を行なうことにより上記一方の室に吸込
まれた燃料が吐出されると共に、上記オイルシールによ
り外部の潤滑油が上記筐体内に流入しないように構成さ
れたものにおいて、上記オイルシールの外周を上記筐体
に固定するとともに上記オイルシールの内周縁部を上記
プルロッドに弾性圧接せしめて上記オイルシールが上記
プルロッドと一体的に変位するように構成し、さらに、
一側が上記筐体に取り付けられ、且つ他側が上記オイル
シールに対し当接可能た位置に配設され、上記プルロッ
ドと一体的に変位する上記オイルシールの移動を制限せ
しめるストアバを設け、上記オイルシールの上記プルロ
ッドとの一体的変位に際し、上記オイルシールが上記ス
トッパに当接することにより、上記オイルシールと上記
プルロッドとの間に相対滑動を履行せしめ、上記オイル
シールが当接位置で保持されるように構成された点にあ
る。
このようにして、この考案によれば、オ(/l/シール
の油密性を良好に保持するためにオイルシールの内周縁
部を大きな圧接力でプルロッドの周面に圧接しても、同
内周縁部が、上下に移動するプルロッドの周面に圧着し
甚しく変形することがないから、同プルロンドの作動が
不円滑となることは勿論、オイルシールが破損すること
がな(・。
従って、本考案によれば、オイルシールの内周縁部を充
分大きな圧接力でプルロッドの周面に圧接することによ
って、オイルシールの油密性を極めて良好に保持し得る
ものである。
次に、第1図と同一部材に同一符号を附し第2図ないし
第4図にそれぞれ示されている異なる実施例について説
明する。
これら実施例に示されている燃料ポンプ自体は何れも、
第1図に示されている従来のものと同一構成を有し、プ
ルロッド5の上下動に伴うダイアフラム2の作動により
燃料を吸込み、また吐出するようにしたものであるから
、これらの構成、作用については説明を省略する。
第2図において、オイルシールリテーナ21は、第1図
に示されているオイルシールリテーナ12を変形しその
上下に蓋部22と底部23を一体的に形成したものであ
って、蓋部22の下側には板状ノアンバストソパ24が
、また底部23の上側にはロワストッパ25がそれぞれ
取付けられている。
プルロッド5は、蓋部22、アンバストソバ24、ロワ
ストッパ25および底部23の中央部にそれぞれ穿設さ
れている孔に上下移動可能に挿通されている。
上記構成において、下室4内への燃料吸込時にプルロッ
ド5が図示位置より少し上方に持ち上げられると、プル
ロッド5の周面に大きな圧接力で圧接され同周面に圧着
しているオイルシール11の内周縁部20は、同周面に
圧着したままプルロッド5とともに上方に少し移動して
変形し、アンバストソバ24に当接すを。
プルロッド5が更に上方に持ち上げられ、プルロッド5
の局面に上記のように圧着している内周縁部20がプル
ロッド5とともに上方に移動し変形せんとしても、内周
縁部20はアンバストソバ24に当接しているからそれ
以上変形せず、従って、その後プルロッド5は内周縁部
20の内側面に接し滑動し乍ら上方に移動し、これによ
ってダイアフラム2の中央部は押し上げられ、燃料が下
室4内に吸込まれる。
次に、下室4内の燃料吐出時にプルロッド5が上記と逆
に少し押し下げられると、プル07150周面に圧着し
ているオイルシール11の内周縁部20は、同周面に圧
着したまま少し移動して変形し、ロワストッパ25に当
接する。
プルロッド5が更に押し下げられ、プル07150周面
に圧着している内周縁部20がプルロッド5とともに下
方に移動し変形せんとしても、内周縁部20はロワスト
ッパ25に当接しているからそれ以上変形せず、従って
、その後プルロッド5は内周縁部20の内側面に接し滑
動し乍ら押し下げられ、ダイアフラム2の中央部も押し
下げられ、下室4内の燃料は吐出される。
このようにして、本実施例は、アンバストソバ24およ
びロワストッパ25を取付げることによって、燃料の吸
込時および吐出時に上下に移動するプルロッド5の周面
に大きな圧接力で圧接されていをオイルシール11の周
縁部20が、同周面に圧着されて甚だしく変形すること
がないようにし、また、これによってプルロッド5の作
動の不円滑、オイルシール11の破損を防止し、同オイ
ルシールの油密性を極めて良好に保持できたものである
次に第3図において、オイルシールリテーナ21′は、
第1図に示されているオイルシールリテーナ12を変形
し下側に底部23を一体的に形成したものであって、同
底部の上側にロワストッパ25が取付けられている。
本実施例は第2図に示されているアンバストソバ24を
具えず、同図に示されているものと同一のロワストッパ
25のみを具えている。
すなわち、本実施例は、オイルシール11の形状および
同オイルシール11の内周縁部20をプル07150周
面に圧接している圧接力の関係から、燃料の吸込時また
はプルロッドの上方への移動時に内周縁部20をプルロ
ッド5の局面に充分な大きさの圧接力により圧接しても
、同内周縁部は前記実施例の場合のように甚しく変形せ
ず、従って前記実施例のようにアンバストソバ24を必
要としない場合である。
そこで、本実施例は、ロワストッパ25のみを取付ける
ことによって、燃料の吐出時に下方に移動するプル07
150周面に大きな圧接力で圧接されているオイルシー
ル11の内周縁部20が同周面に圧着されて甚だしく変
形し、プルロッド5の作動が不円滑となり、更にはオイ
ルシール11が破損スることがないようにしたものであ
る。
次に第4図において、オイルシールリテーナ21″は、
第1図に示されているオイルシールリテーナ12を変形
し下側に底部23′を一体的に形成したものであって、
同底部に、プルロッド5が貫通する透孔の内周縁を上方
(または内側)に突出させて形成した突縁部26を具え
ている。
同突縁部26は第3図に示されているロワストッパ25
の役割をするものである。
すなわち、本実施例は、突縁部26を設げることによっ
て、前記実施例と同様に燃料の吐出時にダイアフラム2
の内周縁部20が甚しく変形することを防止し、また、
これによって前記実施例と同様な効果を得ることができ
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内・燃機関用ダイアフラム付メカニカル
式燃料ポンプを示す縦断面図、第2図ないし第4図は本
考案の異なる実施例をそれぞれ示す縦断面図である。 1・・・・・・筐体、2・・・・・・ダイアフラム、3
・・・・・・上室、4・・・・・・下室、5・・・・・
・プルロンド、6・・・・・・透孔、11・・・・・・
オイルシール、18・・・・・・燃料入口、19・・・
・・・燃料出口、20・・・・・・内周縁部、21.2
1’。 21”・・・・・・オイルシールリテーナ、24・・・
・・・アソパストンパ、25・・・・・・ロアストッパ
、26・・・・・・突縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筐体内を2室に区画するように同筐体内に張装されたダ
    イヤフラム、上記2室のうち一方の室に形成された燃料
    入口と燃料出口、一端が上記ダイアフラムに取付げられ
    、他端が上記筐体の他方の室側の直壁に設げられた透孔
    を通り外部に突出するプルロッド、および上記プルロッ
    ドと上記透孔との間を油密的に封塞するオイルシールを
    具備し、上記プルロッドとともに上記ダイアフラムが往
    復動を行なうことにより上記一方の室に吸込まれた燃料
    が吐出されると共に、上記オイルシールにより外部の潤
    滑油が上記筐体内に流入しないように構成されたものに
    おいて、上記オイルシールの外周を上記筐体に固定する
    とともに上記オイルシールの内周縁部により上記プルロ
    ッドの局面を囲繞し、上記オイルシールの内周縁部を上
    記プルロッドに弾性圧接せしめて上記オイルシールが上
    記プルロッドと一体的に変位するように構成し、さらに
    、−但llが上記筐体に取り付けられ、且つ他側が上記
    オイルシールに対し当接可能な位置に配設され、上記プ
    ルロッドと一体的に変位する上記オイルシールの移動を
    制限せしめるストッパを設け、上記オイルシールが上記
    ストッパに当接するまで上記オイルシールは上記プルロ
    ッドの移動に対して一体的変位をなし、上記オイルシー
    ルが上記ストッパに当接すると上記オイルシールは上記
    当接位置で保持されて、上記オイルシールと上記プルロ
    ッドの間で相対滑動が行なわれるようにしたことを特徴
    とする内燃機関用ダイアフラム付メカニカル式燃料ポン
    プ。
JP1978073502U 1978-06-01 1978-06-01 内燃機関用ダイアフラム付メカニカル式燃料ポンプ Expired JPS5847265Y2 (ja)

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JP1978073502U JPS5847265Y2 (ja) 1978-06-01 1978-06-01 内燃機関用ダイアフラム付メカニカル式燃料ポンプ

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JPS54175602U JPS54175602U (ja) 1979-12-12
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JP1978073502U Expired JPS5847265Y2 (ja) 1978-06-01 1978-06-01 内燃機関用ダイアフラム付メカニカル式燃料ポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127981U (ja) * 1984-07-24 1986-02-19 京三電機株式会社 機械式燃料ポンプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3359915A (en) * 1965-11-26 1967-12-26 Gen Motors Corp Diaphragm pump with closed spring chamber

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3359915A (en) * 1965-11-26 1967-12-26 Gen Motors Corp Diaphragm pump with closed spring chamber

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