JPS584666A - 搬送コンベヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工場乃至自動倉庫等に敷設したモルレールを利
用し７てワーク乃至物品を成る場所から目的の場所に移
送して所定の作業を行なう型式のコンベヤ搬送方式に関
するものであり、殊に塗装により生ずる引火性乃至着火
性雰囲気等の不良雰囲気内でも安全且つ確実に作業を行
ない得るようにした搬送コンベヤに係るものである。

従来、前記種類の搬送コンベヤとしては９例えば自己牽
引力を有する駆動車及び被駆動車とから成る電動台車が
トロリー線を付設したモルレール上を懸吊装架されて自
走する型式のものがあるが。

このようなコンベヤにおいて、前記電動台車と一体のハ
ンガーにより担持されて移送せしめられるべきワーク乃
至物品の塗装作業を行なう場合、そ−の作業雰囲気が引
火性乃至着火性雰囲気とな′るために、前記電動台車の
走行時におけるトロリー線と集電子間のス六−りによる
爆発が起きる危険性を伴なうという欠点がある。

これに対して９本発明は前記欠点を除去し得る搬送コン
ベヤを提供しようとするものであって。

その要旨、とするところは、ワーク乃至物品を懸吊して
いる電動台車が自走するモルレールから成る搬送ライン
の所定場所に前記電動台車のみが通過する上部室と前記
ワーク乃至物品のみが通過する下部室とをシール手段を
介して重畳配置した点に存するものであり、かくして１
本発明によれば。

搬送ラインの所定場所に設置されるべき電動台車のみが
通過する上部室とワーク乃至物品のみが通過する下部室
は７一ル手段を介して重畳配置されているために、前記
下部室内が塗装作業による引火性乃至着火性雰囲気等の
不良雰囲気に々っでも気密保持され、従って、電動台車
の走行時におけるスパークによる爆発を未然に防止する
ことができて安全且つ確実に所定の作業を行なうことが
できる。

また９本発明の他の有利な実施例によれば、上部室の側
方に−設けた。ファンにて室内に送風することにより上
部室と下部室内の雰囲気をバランスして不良雰囲気が前
記上部室内に入り込まないようにしである。

次に、第１図乃至第３図に示されている一実施例により
本発明を更に詳細に説明する。

第１図において、ｌは自己牽引力を有する自体周知の電
動台車、２は該電動台車が懸吊装架されて走行するモル
レール、３はトロリー線、４は前記電動台車のみが通過
する上部室、５はワーク乃至物品６のみが通過する下部
室をそれぞれ示すものであって、前記電動台車は、主と
して１対の先行フレーム７及び後行フレーム７′の何れ
か一方に装着されているモータ８（図示では先行フレー
ム７）にてモルレール２上を駆動走行する主電動車９及
び従動車ｌＯと前記両フレームを連結するトラバーサ１
１とから成り一９先行フレーム７の上方にはトロリー線
３に接触して前記モータに給電する集電子１２が設けて
あり、前記トラバーサにはハンガーロッド１３を介して
前記ワーク乃至物品を担持する対向配置のノ・ンガ一部
材１４．１４が開閉自在に枢設しである。

また、電動台車ｌが通過し且つ側面にファン１５が取付
けである上部室４は搬送ラインの所定場所例えば塗装作
業を行なう場所のＦ−Ｌ上に設けである下部室５の上面
にシール手段１６を介して重畳配置されるものであって
、この場合、前記シール手段は、第２図及び第３図に示
すように、ゴム等の帯状弾性部材１”、ｌ’ｉ’を電動
台車ｌの進行方向に対峙せしめ、それらの上端部１Ｂ、
Ｌ８は接し且つ裾部１９，１９は間隔が開くようにして
前記下部室上面に設置される。

かくして、前記構成を有する本搬送コンベヤにおいて、
塗装のために約２０ｍ／ｓｅｅ前後の速度で電動台車ｌ
のノ・ンガ一部材１４．１４に担持され且つ矢印Ａ方向
（第１図及び第２図）から移送してきたワーク乃至物品
６は気密保持された下部室５の手前で減速（また該室内
で停止）され、前記電動台車（またはワーク乃至物品６
）が上部室４（または下部室５）を通過している間に、
当該ワーク乃至物品は前記下部室内において塗装される
ものであるが、この場合、ノ・ンガ一部材１４．１４を
枢設しているハンガーロッド１３は、予め両端・に形成
されているラッパ状開口２０を有する帯状弾性部材１７
．１’７の入口側′から該部材を押分けるように進入し
２次いで、これら両部材はロッド形状（例えば紡錘形断
面）に密着して膨出せしめられることにより気密保持さ
れながら塗装作業が行なわれる。この結果、下部室５内
が塗装作業によ抄引火性乃至着火性雰囲気等の不良雰囲
気になっても帯状弾性部材１’７．１７にて完全にシー
ルされるために上部室４へ雰囲気ガスが漏出して侵入す
ることはなく、従って、電動台車ｌの走行時にトロリー
線３と集電７１２間にスパークが発生しても爆発せず安
全且つ確実に作業を行なうことができる。

更に、不良雰囲気ガスが上部室４へ侵入するのを一層確
実に防ぐために室側面に設けであるファン１５を作動し
て室内へ送風するのが好ましく。

次いで、塗装を完了したワーク乃至物品６は下部室５か
ら搬出せしめられ、電動台車１の増速にて旧の搬送ライ
ンを走行して次工程へと移送されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る搬送コンベヤの要部を示す略図的
正面図、第２図は前同様の側面図、第３図は第１図中の
ｌ−Ｎｉ１ｍに沿う断面図である。 なお１図示された主要部と符号との対応関係は下記の通
りである。 ｌ・・・電動台車、２・・・モルレール、３・・・トロ
リー線、４・・・上部室、５・・・下部室、６・・・ワ
ーク乃至物品、１２・・・集電子、１３・・・ハンガー
ロッド、１４・・・ハンガーｍ材、１５・・・ファン、
１６・・・シール手段、１７・・・帯状弾性部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ワーク乃至物品を懸吊している電動台車が自走す
   るモルレールから成る搬送ラインの所定場所に前記電動
   台車のみが通過する上部室と前記ワーク乃至物品のみが
   通過する下部室とをシール手段を介して重畳配置したこ
   とを特徴とする搬送コンベヤ。 （２１％　許請求の範囲（１）記載のコンベヤにおいて
   。 シール手段が対峙した帯状弾性部材から成り、これによ
   って下部室の気密保持をするようにした搬送コンベヤ。 （３）特許請求の範囲（１）記載のコンベヤにおいて。 上部室の側面にファンを取付け、これの送風によって上
   部室及び下部室の雰囲気ガスをノくランスするようにし
   た搬送コンベヤ。