JPS58465B2 - ウレタンジユウゴウブツノ ブンカイホウホウ - Google Patents

ウレタンジユウゴウブツノ ブンカイホウホウ

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JPS58465B2
JPS58465B2 JP49135580A JP13558074A JPS58465B2 JP S58465 B2 JPS58465 B2 JP S58465B2 JP 49135580 A JP49135580 A JP 49135580A JP 13558074 A JP13558074 A JP 13558074A JP S58465 B2 JPS58465 B2 JP S58465B2
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JP
Japan
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decomposition
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group
urethane
urethane polymer
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JP49135580A
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JPS5161576A (en
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村知達也
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5161576A publication Critical patent/JPS5161576A/ja
Publication of JPS58465B2 publication Critical patent/JPS58465B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はウレタン重合物の分解に関するものである。
更に詳しく言えば本発明はポリエーテルとポリイソシア
ネートより製造されたウレタン重合物を第■族、第■族
、第■族または第■族に属する金属の水酸化物を触媒と
し、ポリオール中で分解することを特徴とするウレタン
重合物の分解方法に関する。
近年、ポリウレタン製品の生産に際し、副生する不定形
のウレタン重合物層の有効利用は当該技術分野において
、解決すべき課題の一つとされていた。
そのようなポリウレタンの屑物質の有効利用法としては
、従来、例えば、屑物質をそのまま接着剤をバインダー
として固め、クッション材等に使用したり、あるいは屑
物質を分解液化して接着剤として用いたり、あるいは分
解後行られる物質を、ウレタン重合物製造原料として再
使用するなどの手段が知られていた。
このような場合のウレタン重合物ノ分解方法としては、
例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属などの水酸
化物を触媒として用いる方法が知られているが、このよ
うな方法では強塩基を触媒として使用しているため分解
液が強塩基性を示し、その分解液をそのまま発泡用ポリ
オールとして使用すると、得られるウレタン発泡物が硬
くもろいものとなり、満足のゆく弾性が得られず、また
、この分解液を蒸留して、アルカリ金属やアルカリ土類
を除いた場合には、回収されるポリオールがウレタン重
合物の通常の原料ポリオールよりも、かえって、コスト
アップされるため、有効利用とならないという欠点が存
在した。
従って、このようなウレタン重合物層の有効利用を図る
だめの分解方法は未だその出現をみていない。
従来のウレタン分解方法においては、特にその分解液が
強塩基性を示すため、分解液をそのままウレタン発泡用
ポリオールとして使用することは不可能であり、このよ
うな場合の分解液の性質の改良は、この技術分野におけ
る一つの課題であった。
本発明者は、上記の如き課題につき研究を重ねた結果、
ウレタン重合物の分解にあたって使用する触媒の選択お
よびその分解における反応雰囲気の改良によって上記の
如き従来技術の問題点を解決すると共に、その作業性に
おいても極めて優れた本発明に係るウレタン重合物の分
解方法を提供するに至ったものである。
すなわち、本発明は、ポリエーテルとポリイソシアネー
トより製造されたウレタン重合物を第■族、第■族、第
■族または第■族に属する金属の水酸化物およびポリオ
ールとともに、不活性ガス雰囲気例えばチッ素雰囲気中
で加熱することにより、ウレタン重合物を分解させる方
法を提供するものである。
本発明の詳細な説明すると、本発明において使用される
ウレタン重合物はポリエーテルを基体としたウレタン重
合物であり、その種類は硬質、軟質あるいは発泡、無発
泡等のいずれであってもよい。
本発明において使用する金属水酸化物の金属は第■族、
第■族、第■族または第■族に属するものであるが、次
の如きものを例示し得る。
第■族ニアルミニウム、ガリウム、インジウム第■族:
スズ、ジルコニウム 第■族ニクロム 第■族:鉄、ニッケル これらの族に属する金属は、ここに例示されていないも
のであっても、もちろん、その水酸化物は本発明方法に
適用し得る。
これらの金属の水酸化物は、単独で、もしくは2種以上
の混合物として使用することができる。
本発明の方法において加熱時に使用するポリオールは分
解反応における分散剤の役割を果すものであり、反応に
は直接関与しないので特定化されない。
従っていかなるポリオールでも用いることができる。
本発明に使用し得るポリオールの例としては、ポリオキ
シプロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリエチレンアジペート、1・4−ブタンジオール
、1・5−ベンタンジオール、1・6−ヘキサンジオー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレンクリコール、ネオペンチルグリコール等があげ
られる。
本発明の方法における加熱分解反応は不活性ガス雰囲気
中で行なわれるが、これは例えば酸素を含む雰囲気(空
気)中では1、酸素との反応により炭化が起るなど好ま
しい結果を与えないからである。
そのような場合には、液化は不可能となる。通常はチッ
素雰囲気中で行なわれる。
反応温度は150〜220℃であり、150℃より低い
温度では液化が不可能であり、220℃を超えると、ポ
リオールの分解が起るので望ましくない。
分解反応の時間は通常は1〜6時間であるが、これは分
解反応の温度や用いる金属水酸化物の種類により変える
ことができる。
通常は1時間より少ない時間では分解が完全に行なわれ
ず、6時間を超えると分解反応は概ね完了するので、そ
れ以上加熱を続けても大きな変化は来さない。
本発明方法により得られる分解生成物(分解液)のpH
は8.0〜10.0の範囲にあり、このものはウレタン
発泡物の製造に適し、極めて良好な発泡体を提供する。
このことは、従来技術が、ウレタン重合物の分解に際し
て、アルカリ金属やアルカリ土類金属を使用しているた
め、分解液が強塩基性となり、その分解液を用いて発泡
を行なった場合、ウレタン発泡物が硬くてもろいものと
なり、満足な発泡物を得ることができない結果を生じて
いることに対比すると、本発明の格別の効果として示し
得る。
すなわち、アルカリ金属であるカセイソーダやカセイカ
リを使用してウレタン重合物を分解する従来法において
は、分解液のpHは11〜12となり、またアルカリ土
類金属である水酸化バリウムを用いてウレタン重合物を
分解した場合においては、その分解液のpHは11とな
り、いずれもその分解液は強塩基性を示すのであり、こ
れらの分解液を用いては、前述の如く、満足な発泡体を
得ることは不可能であった。
また、アルカリ金属やアルカリ土類金属を分解液より分
離する目的で、それら分解液を蒸留して、ポリオールを
回収する場合には、相当なコストアップとなり、かえっ
て、通常のポリオールの使用に比し、不利益を招く。
本発明の方法はこのような従来法の欠点を解消し、ウレ
タン重合物層の有効利用に、極めて優れた効果をもたら
すものである。
以下に実施例を掲げ本発明の態様を具体的に説明するが
、本発明はこれら実施例により限定されるものではない
実施例 1 水酸化アルミニウム100部、ポリプロピレンオキシド
グリコール(分子量約3000)300部およびウレタ
ン重合物200部を190〜210℃でチッ素雰囲気中
で攪拌しながら3時間加熱し、分解反応を行なった。
回収率は、分解液を100メツシユの金網を通過させ、
残査を秤量して算出した。
その結果、分解液は196部回収され、回収率98%、
粘度3000 cps、 pH8,5であった。
実施例 2 水酸化アルミニウム100部、ポリプロピレンオキシド
グリコール(分子量約1000)200部およびウレタ
ン重合物200部を160〜180℃でチッ素雰囲気中
で攪拌しながら4時間加熱し、分解反応を行なった。
分解液の回収率(実施例1と同様な方法で算出)は96
%であり。
粘度は3300cps、pHは9.0であった。
実施例 3 水酸化鉄100部、ポリプロピレンオキシドグリコール
(分子量約100(L)400部およびウレタン重合物
250部を190〜210℃でチッ素雰囲気中で4時間
攪拌加熱し、分解反応を行なった。
分解液の回収率(実施例1と同様な方法で算出)は85
%であり、粘度ハ5000 cps 、pHは9.0で
あった。
実施例 4 水酸化アルミニウム50部、水酸化鉄50部、ポリプロ
ピレンオキシドグリコール(分子量約1000)300
部およびウレタン重合物200部を、160〜180℃
で、チッ素雰囲気中で4時間攪拌加熱し、分解反応を行
なった。
分解液の回収率(実施例1と同様な方法で算出)は80
%であり、粘度は4000 cps、pHは9.0であ
った。
実施例 5 水酸化ニッケル150部、ポリプロピレンオキシドグリ
コール(分子量約2000)400部およびウレタン重
合物300部を160〜180℃でチッ素雰囲気中で3
時間攪拌、加熱し、分解反応を行なった。
分解液の回収率(実施例1と同様の方法で算出)は90
%であり、粘度は3500cps、pHは9.0であっ
た。
実施例 6 水酸化鉄50部、水酸化スズ50部、ポリプロピレンオ
キシドグリコール(分子量約2000 )200部およ
びウレタン重合物200部を180〜200℃でチッ素
雰囲気中で4時間攪拌、加熱し、分解反応を行なった。
分解液の回収率(実施例1と同様にして算出)は90%
であり、粘度は5000cps、pHは8.5であった

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリエーテルとポリイソシアネートより製造された
    ウレタン重合物を、第■族、第■族、第■族または第■
    族に属する金属の水酸化物より選ばれた金属水酸化物お
    よびポリオールと共に不活性ガス雰囲気中で加熱するこ
    とを特徴とするウレタン重合物の分解方法。
JP49135580A 1974-11-27 1974-11-27 ウレタンジユウゴウブツノ ブンカイホウホウ Expired JPS58465B2 (ja)

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JPS5161576A JPS5161576A (en) 1976-05-28
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DE3232461A1 (de) * 1982-09-01 1984-03-01 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zum kontinuierlichen glykolytischen hochtemperatur-abbau von polyurethankunstoffabfaellen in schneckenmaschinen

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