JPS5846226B2 - ポリウレタン樹脂組成物 - Google Patents

ポリウレタン樹脂組成物

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JPS5846226B2
JPS5846226B2 JP54111237A JP11123779A JPS5846226B2 JP S5846226 B2 JPS5846226 B2 JP S5846226B2 JP 54111237 A JP54111237 A JP 54111237A JP 11123779 A JP11123779 A JP 11123779A JP S5846226 B2 JPS5846226 B2 JP S5846226B2
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JP
Japan
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weight
curing
resin composition
urethane prepolymer
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JP54111237A
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静夫 浅沼
武美 渡辺
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 ウレタンプレポリマーを含む硬化性樹脂組成物の硬化速
度の調節には、第三級アミン、有機錫化合物塩、ナフテ
ン酸塩又はオクテン酸塩などの硬化触媒が用いられてい
るが、貯蔵時間の経過とともに硬化触媒が失効し硬化時
間が長くなるという欠点がある。
そのため、短期間内で使用しなければならず長期にわた
る防水剤の施工工事などではウレタンプレポリマーを含
む硬化性樹脂組成物の硬化不良という問題が起きている
のが実状である。
そのため本発明者らは硬化触媒の失効防止について種々
検討した結果、第四級アンモニウム塩及び無機銅塩又は
有機銅塩を硬化触媒と併用することによって触媒の失効
が防止されることを見出した。
本発明は、ウレタンプレポリマーおよび硬化触媒を含有
し、ウレタンプレポリマー100重量部に対して、第四
級アンモニウム塩を0.07〜0.8重量部および無機
銅塩又は有機銅塩を0.003〜0.4重量部含有して
なる硬化性樹脂組成物に関する。
本発明においては、ウレタンプレポリマー100重量部
に対して第四級アンモニウム塩は好ましくは0.125
〜0,5重量部、無機銅塩又は有機銅塩は好ましくは0
.00625〜0.025重量部配合される。
ウレタンプレポリマーとは、インシアネート基を2個以
上有するポリイソシアネート化合物と、活性水素を含有
する基を2個以上有する化合物とを反応させて得られる
分子中にウレタン基及び末端にインシアネート基を複数
個有する化合物である。
第四級アンモニウム塩は硬化触媒の失効防止に顕著な効
果があるが、一方ウレタンプレポリマーの硬化を遅くす
る性質がある。
そのため失効防止の効果が得られ硬化性にさほど影響を
与えない範囲としてウレタンプレポリマー100重量部
に対して0.07〜0.8重量部とされる。
その添加量が0.07重量部未満では失効防止の効果は
なく硬化性に対しても影響はない。
また添加量が0.8重量部を越えると硬化性に対する影
響が大きく、失効防止の効果についてもほとんどかわら
ない。
無機銅塩又は有機銅塩は、第四級アンモニウム塩を添加
することによって硬化時間が長くなるのを抑制する。
その添加量がウレタンプレポリマー100重量部に対し
て0.003重量部未満ではその効果は表われず、また
0、4重量部を越えると硬化性、電気的性質及び防水性
能が低下するので0.003〜0.4重量部の範囲とさ
れる。
本発明でいう第四級アンモニウム塩とは一般式R1 (R2−N−R4)X 3 で表わされる有機第四級アンモニウム化合物であり、こ
こにR1,R2,R3,R4は飽和の炭化水素基であっ
て、これらは同一でも相違してもよい。
また、上記の炭化水素基はハロゲンまたはヒドロオキシ
基で置換されていてもよく、例えばビリデニウム塩等の
ようにR1,R2,R3,R4が互いに結合して環状構
造をなしていてもよくエチレンビストリメチルアンモニ
ウム塩等のように第四級アンモニウム塩が炭化水素によ
り二つつながっているものでよい。
ここにXは塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、酢酸、クエ
ン酸、マロン酸、塩素化酢酸、酪酸等の有機酸の酸基ま
たは水酸基である。
ジメチルベンジルラウリルアンモニウムクロライドが好
ましい。
本発明でいう無機銅塩又は有機銅塩とはウレタンプレポ
リマーに可溶性の無機又は有機の塩類であり、例えば塩
化銅、ナフテン酸銅等があり、ナフテン酸銅が好ましい
本発明になる硬化性樹脂組成物を硬化する際には、硬化
剤として水、アミン化合物、ポリヒドロキシ化合物等が
用いられる。
硬化剤として水を用いる場合には発泡防止剤としてアル
カリ土類金属の酸化物又は水酸化物を必要とする。
本発明においては、硬化触媒として、ジエチレンジアミ
ン、トリエチレンジアミン、ジエチレントリアミン等の
第三級アミン、ジブチル錫ジラウレート、オクチル酸第
−錫等の有機錫化合物塩、ナフテン酸又はオクテン酸の
コバルト、鉛、鉄、マンガン塩などが用いられる。
本発明になる硬化性樹脂組成物に、必要に応じてタルク
、炭酸カルシウム等の充てん剤、タール、ピッチ、石油
樹脂、石油重質分解油等の防食物性向上剤、顔料、染料
等の着色剤、溶媒、滑剤、可塑剤などを加えてもよい。
従来2ケ月位の貯蔵で硬化不良を起こし、防水工事が数
か月の長期にわたる場合には種々の問題を生じていたが
、本発明により2年間貯蔵しても側ら障害がなく良好な
結果が得られたため、経済的にも品質的にも有利な条件
で工事が進められるようになった。
本発明の詳細な説明する。
部とあるのは重量部である。
実施例 1 水10部、消石灰7部、温州タルク38部、カーボッ0
18部5AS−295(日本石油化学社製石油樹脂)6
0部とベトロジン#80(三井石油化学社製石油樹脂)
40部を溶解混合したもの43部、ジブチル錫ジラウレ
ート0.04部とジメチルベンジルラウリルアンモニウ
ムクロライド(ヘキシレングリコールの50%溶液)0
.4部と5%ナフテン酸銅0.2部、トルエン0.4部
とを溶解混合したもの1.04部をニーダ−で混練した
のち三本ロールで混練りして硬化剤組成物を得た。
この硬化剤組成物を40℃の空気循環式乾燥器内で容器
に入れ表1に示す経過日数で放置後、経過日数毎に次の
ようにして硬化時間を測定した。
硬化剤組成物100部とポリオキシプロピレングリコー
ル(活性水素含有量0.002モル/j9゜数平均分子
量約1000)3モル、ポリオキシプロピレントリオー
ル(活性水素含有量0.001モル/g、数平均分子量
約3000)1モルとトリレンジイソシアネート8,5
モルから合成して得られる両末端イソシアネート基のウ
レタンプレポリマー(NCO含有量4.3%)SO部と
を温度23℃、相対湿度65%の雰囲気中で硬化させた
場合の硬化時間を測定した。
その結果を表1に示す。硬化時間は、硬化剤組成物とウ
レタンプレポリマーからなる硬化性樹脂組成物を金属製
シャーレに2間厚さになるように注入し、その上にポリ
エチレンフィルムを貼り付けるように置き、硬化が進み
ポリエチレンフィルムが樹脂組成物を付着しないではく
離できるようになるまでの時間で示す。
なお、比較例として上記組成物からジメチルベンジルラ
ウリルアンモニウムクロライド(ヘキシレングリコール
の50%溶液)0.4部と5%ナフテン酸銅0.2部を
添加しないものを作成し同様な試験を行なった。
比較例の180日を経過したものではかなり長時間にわ
たり粘着が残りなかなかポリエチレンフィルムから剥離
できず硬化時間の判定も困難であった。
表1の結果により本発明になる硬化性樹脂組成物の効果
が顕著であることが示される。
実施例 2 ポリプロピレングリコール(分子量2000、水酸基価
55)96部、温州タルク80部、S−396(吉田製
油所製石油重質分解油)23部、ジブチル錫ジラウレー
ト0.3部、ジメチルベンジルラウリルアンモニウムク
ロライド(ヘキシレングリコールの50%溶液)0.2
8部、5%ナフテン酸銅0.14、トルエン0.28部
を溶解混合したもの1.0部をニーダ−で混練後三本ロ
ールで混練*こして硬化剤組成物を得た。
実施例1と同一のウレタンプレポリマー100部とこの
硬化剤組成物200部を混合し実施例1と同一の条件で
硬化時間を測定した。
その結果を表2に示す。
なお、比較例として上記組成からジメチルベンジルラウ
リルアンモニウムクロライド(ヘキシレングリコールの
50%溶1 ) 0.28部、5%ナフテン酸銅0.1
4部を添加しないものを作成し同様な試験を行なった。
表2の結果により、本発明になる硬化性樹脂組成物の効
果が顕著であることが示される。
以上の結果より第四級アンモニウム塩及び無機銅塩及び
有機銅塩は非常に効果があり、製品の長期貯蔵が可能に
なり硬化不良などの問題も解決される。
本発明は、ウレタンプレポリマーを含む硬化性樹脂組成
物についてその効果を発揮するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ウレタンプレポリマーおよび硬化触媒を含有し、ウ
    レタンプレポリマー100重量部に対して、第四級アン
    モニウム塩を0.07〜0.8重量部および無機銅塩又
    は有機銅塩を0.003〜0,4重量部含有してなる硬
    化性樹脂組成物。
JP54111237A 1979-08-30 1979-08-30 ポリウレタン樹脂組成物 Expired JPS5846226B2 (ja)

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JPS5634753A JPS5634753A (en) 1981-04-07
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JPH0819060B2 (ja) * 1987-05-13 1996-02-28 三菱化学株式会社 四級アンモニウム有機酸塩の製造方法
JPH07116113B2 (ja) * 1987-05-14 1995-12-13 三菱化学株式会社 四級アンモニウム無機酸塩の製造方法
CN110872481B (zh) * 2018-08-30 2022-02-18 万华化学集团股份有限公司 一种无醛胶合板用胶黏剂及其制备方法,胶合板及其制备方法

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