JPS6335673B2 - - Google Patents

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JPS6335673B2
JPS6335673B2 JP54096716A JP9671679A JPS6335673B2 JP S6335673 B2 JPS6335673 B2 JP S6335673B2 JP 54096716 A JP54096716 A JP 54096716A JP 9671679 A JP9671679 A JP 9671679A JP S6335673 B2 JPS6335673 B2 JP S6335673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepolymer
weight
diphenylmethane diisocyanate
present
polymer
Prior art date
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Expired
Application number
JP54096716A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5622361A (en
Inventor
Sumi Kurokawa
Yoshio Yamada
Shizuo Takahashi
Shoji Takao
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Polyurethane Industry Co Ltd filed Critical Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority to JP9671679A priority Critical patent/JPS5622361A/ja
Publication of JPS5622361A publication Critical patent/JPS5622361A/ja
Publication of JPS6335673B2 publication Critical patent/JPS6335673B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なポリウレタン塗料組成物に関す
る。更に詳しくは改善された厚塗性、硬化性、付
着性、肉持性を有する2液型ポリウレタン塗料組
成物に関する。 従来、ポリウレタン塗料は他の合成樹脂塗料に
比べ、塗膜の光沢、耐摩耗性、耐薬品性、耐汚染
性、各種基材に対する付着性等において優れた特
性を有し、広範囲の用途に互つて実用に供されて
いる。 周知の如く、ポリウレタン塗料の範疇にあるも
のは数多いが、その中では2液型が主流を占めて
おりこの場合のポリイソシアネート成分として
は、トリレンジイソシアネートをベースとしたも
のが多く使われている。トリレンジイソシアネー
トをベースとしたポリイソシアネートは各種ポリ
オールとの相溶性に優れ適用範囲が広いこと、比
較的安価であること等の特徴を有しているが、そ
の反面、以下に記載する種々の欠点も指摘されて
おり、当業者からその改善について強い要望が出
されていた。しかし残念乍ら現在までこれを解決
することができなかつた。 即ち、厚塗りができないため塗重ね工程が多く
なる。塗膜の完全硬化が遅いため製品の積重ねや
移動に支障を来すことがある。肉持性が悪い。各
種基材への付着性がなお不十分である。 従つて、本発明は上記の欠点を改善することを
主目的とするものであり、更に詳しくは従来の2
液型ポリウレタン塗料と同じ塗装法、硬化法が適
用でき、安価で、改善された厚塗性、硬化性、付
着性、肉特性等を有する2液型ポリウレタン塗料
組成物を提供することを目的とするものである。 本発明者等はこれらの目的に沿つて鋭意研究検
討を重ねた結果、これらの目的は、特定の変性ジ
フエニルメタンジイソシアネートをポリイソシア
ネート原料として使用することにより達成できる
ことを見出して本発明を完成するに至つた。更に
本発明によれば、従来の2液型ポリウレタン塗料
に比べ、基材への濡れが優れていることを見出し
た。 即ち、本発明の2液型ポリウレタン塗料組成物
は、ジフエニルメタンジイソシアネートの重合体
を10ないし40重量%含む変性ジフエニルメタンジ
イソシアネートと活性水素含有化合物との反応に
よる、NCO基含有率が25重量%以下のプレポリ
マーとポリオール成分とから成ることを特徴とす
るものである。 ここで、ジフエニルメタンジイソシアネートの
重合体とは、NCO基間の反応、たとえば脱炭酸
反応によるカルボジイミド基の生成、或いはカル
ボジイミド基に更にNCO基が付加したウレトン
イミン等で結合された分子量約500〜約3000の重
合体で、複数の化合物の混合体のことである。こ
れらの重合体を10ないし40重量%(残余分90〜60
重量%は単量体)含む変性ジフエニルメタンジイ
ソシアネートは、ジフエニルメタンジイソシアネ
ートをカルボジイミド化触媒、たとえばトリメチ
ルホスフエートやホスホレン系触媒の存在下に加
熱する公知方法(一般に、ジフエニルメタンジイ
ソシアネートの液状化法として知られている方
法、例えば特公昭45―7545号公報参照)で容易に
製造されうる。 この方法で製造された変性ジフエニルメタンジ
イソシアネートに含まれる重合体の重量比は、ゲ
ルパーミエーシヨンクロマトグラフイーで常法に
従い測定されるが、重合体の含有量が10重量%よ
り少いと、後で記載するプレポリマーの貯蔵安定
性が悪くなる。また40重量%より多くなるとプレ
ポリマーの各種ポリオール等との相溶性が著しく
悪くなり、塗料としての実用性が乏しくなる。従
つて、本発明において使用される変性ジフエニル
メタンジイソシアネート中の重合体の含有量は10
ないし40重量%の範囲にあることが必要である。 本発明において使用されるプレポリマーは、上
記変性ジフエニルメタンジイソシアネートと活性
水素含有化合物とを常法に従い反応させることで
製造されるが、NCO基対活性水素基(ツエレビ
チノフ法により求められる)比は、得られるプレ
ポリマーのNCO基含有率が25重量%以下になる
ように定める。反応は無溶媒でも溶媒中で行つて
もよい。 プレポリマーのNCO基含有率は25重量%より
多くなると貯蔵安定性が悪くなる。なお、NCO
基含有率が低過ぎると粘度が高くなり、塗装時固
型分が低下して厚塗性が悪くなる傾向があるの
で、NCO基含有率は10重量%以上であることが
好ましい。 本発明においてプレポリマーを製造するために
使用される活性水素含有化合物としては、この分
野に既知のものが使用できるが、例をあげるとブ
タンジオール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、トリプ
ロピレングリコール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン等の単分子多価アルコール、水、アル
カノールアミン、ヒマシ油等の油脂及びその変性
体、水酸基を2ケ以上有する分子量200から10000
の範囲にあるポリオール、たとえば酸とアルコー
ルからのポリエステルポリオール、カプロラクト
ンの開環重合により得られるポリ(カプロラクト
ンエステル)ポリオール、エポキシ及びその変性
体、アクリルポリオール、ポリ(プロピレンエー
テル)ポリオール、ポリテトラメチレンエーテル
ポリオール等のポリエーテルポリオール等があ
り、これらの単独または併用である。 本発明に使用されるポリイソシアネート成分と
しては、前に記載したとおりプレポリマーをその
まま用いるのであるが、必要に応じてこの分野で
既知の溶剤やその他の添加剤たとえば塩化ベンゾ
イル等の重合防止剤、DOPやDBP等の可塑剤、
TCEP等の難燃剤、ニトロセルロースのようなセ
ンイ素系添加剤及びリン酸トリクロロエチルを併
用することができる。或いはまた必要に応じて他
のポリイソシアネートたとえばトリレンジイソシ
アネート、ポリフエニルメタンポリイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート或
はこれらの変性体等を併用して塗膜物性や作業性
に変化を与えることができる。 本発明において使用されるポリオール成分とし
ては、この分野に既知のものが全て採用されう
る。 これらのポリオール成分としては、次のものを
例示することができる。たとえば酸とアルコール
とからのポリエステルポリオール、アルキドポリ
オール、カプロラクトンの開環重合により得られ
るポリ(カプロラクトンエステル)ポリオール、
エポキシ及びその変性体、アクリルポリオール、
ポリ(プロピレンエーテル)ポリオール、ポリテ
トラメチレンエーテルポリオール等があり、これ
らを単独または併用で用いることができる。 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。下記に於て%及び部は特に指定しないかぎ
り、重量%及び重量部を表わす。 実施例 1 以下の手順に従いポリイソシアネート成分(プ
レポリマー)を得た。すなわち、10〜40%の重合
体を含む変性MDI(ジフエニルメタンジイソシア
ネート)とジエチレングリコールを窒素雰囲気
中、70〜80℃で4時間反応させプレポリマー(A)を
得た。 プレポリマー(A)750部に酢酸エチル250部を加え
ポリイソシアネート成分とした。この組成及び配
合を第1表に示した。同時に、変性MDI中の重
合体が10%より少い場合及び40%より多い場合に
ついても同様に合成して、対照として第1表に併
記した。 上記の各ポリイソシアネート成分の貯蔵安定性
及び各種ポリオール等との相溶性を測定し、その
結果を第2表に示した。
【表】
【表】 4
【表】 実施例 2 重合体を27.5%含む変性MDIと分子量約400の
ポリオキシプロピレングリコールとを窒素雰囲気
中、70〜80で4時間反応させプレポリマー(B)を得
た。この配合及びNCO基含有率を第3表に示し
た。 プレポリマー(B)750部に酢酸エチル250部を加え
てポリイソシアネート成分とした。同時にNCO
基含有率が27%のプレポリマーを同様にして合成
し、このプレポリマー750部に酢酸エチル250部を
加え対照用ポリイソシアネート成分とした。 上記の各ポリイソシアネート成分の貯蔵安定性
を第4表に示した。
【表】
【表】 実施例 3 実施例2における本発明組成物5のポリイソシ
アネート成分34部にアルキドポリオール(ニツポ
ラン267:日本ポリウレタン社製)100部を加え
(NCO/OH=1.0)、これを更に希釈シンナーで
粘度が18秒/20℃(フオードカツプ#4)となる
よう調整し、塗料液とした。トルエン脱脂したブ
ライト板上に膜厚6g/尺2となるようにこの塗
料溶液をエアスプレーで塗布し、20℃×70%RH
の条件で7日間硬化させたときの、塗膜物性を測
定した。この結果を第5表に示した。同時にポリ
イソシアネート成分としてTDIとトリメチロール
プロパンとからのアダクト体(コロネートL:日
本ポリウレタン社製)を用い、同様に作成した塗
膜の物性を対照として第5表に示した。
【表】
【表】 ◎:良好、○:やや肌荒れ、△:若干発泡
、×:発泡
第5表に示したごとく、本発明に係る2液型ポ
リウレタン塗料は、従来品に比べて塗膜の完全硬
化までの時間が短かく、また厚塗性、肉持性、基
材への付着性に優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジフエニルメタンジイソシアネートの重合体
    を10ないし40重量%含む変性ジフエニルメタンジ
    イソシアネートと活性水素含有化合物との反応に
    よるNCO基含有率が25重量%以下のプレポリマ
    ーと、ポリオール成分とから成ることを特徴とす
    る2液型ポリウレタン塗料組成物。
JP9671679A 1979-07-31 1979-07-31 Two-liquid polyurethane coating composition Granted JPS5622361A (en)

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JP9671679A JPS5622361A (en) 1979-07-31 1979-07-31 Two-liquid polyurethane coating composition

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JPS5622361A JPS5622361A (en) 1981-03-02
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