JPS5846099Y2 - セラミツクと金属の接合体 - Google Patents

セラミツクと金属の接合体

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JPS5846099Y2
JPS5846099Y2 JP16853676U JP16853676U JPS5846099Y2 JP S5846099 Y2 JPS5846099 Y2 JP S5846099Y2 JP 16853676 U JP16853676 U JP 16853676U JP 16853676 U JP16853676 U JP 16853676U JP S5846099 Y2 JPS5846099 Y2 JP S5846099Y2
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JP
Japan
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ceramic
metal plate
metal
stress
bonded
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JP16853676U
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JPS5384629U (ja
Inventor
明 高橋
泰昭 小島
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は導波管内に気密用あるいはりアクタンス素子と
してセラミック部材をとりつけたセラミックと金属の接
合体、更に詳しくは、メタライズ加工されたセラミック
と金属板をろう付等により一旦温度を上げて接合する場
合の金属板の接合面における構造に関するものである。
セラミックと金属をろう付する場合、ろう付時の温度は
1000℃にも達するため、この状態で接合されると温
度を常温に戻すときにはセラミックと金属の膨張率が違
うために、接合面に大きな応力が発生する。
例えば、金属板1とセラミック2の接合体を示す第1図
において、接合メタライズ面のハガレとか、セラミック
の割れを生じ易い。
このため一般には、金属板1を十分薄くして接合面に発
生する応力を金属の型土変形によって分散する方法等が
とられているが、この場合、金属板が薄いため機械的に
弱い構造になる等問題があった。
本考案は、厚い金属板をセラミックと接合するに際し、
接合面のはがれとか、セラミックの割れなどの起らない
、しかも強固に接合され、十分な機械的強度を有するセ
ラミックと金属の接合体を提供することを目的とする。
第2図は本考案の実施例を示すもので、第2図において
、セラミック2の金属板4と接合する面はメタライズ面
3が形成されている。
金属板4の接合部分は多数の隙き間5により多数の小面
積接合部6に分割され、ろう付により接合されている。
本考案の原理を第3図によって説明する。
第3図aおよびbにおいて、1は厚い金属板であり、2
はセラミックである。
ろう付の場合一般に1000℃程度の温度でろう材を融
かすが、この状態から温度を下げることでろう材が固ま
り接合が完了しさらに常温付近にまで温度が下るに従っ
て金属板1とセラミック2の接合面には応力が発生する
この応力は、図の接合面の中央部A点では膨張率の差が
歪となって逃げることが難しいために発生するものであ
り、接合面の周辺B点では応力は小さい。
従って、第3図すの場合は、小部分1a、2aに分割さ
れて接合面が十分小さいため発生する応力は小さい。
どの程度まで接合面を小さくすれば良いかは、接合する
金属の材質、厚さ、メタライズの強度等によるため、−
概には決まらない。
本考案は、上記考え方により実際に接合する部分を小さ
くすることにより応力をできるだけ小さくシ、かつ十分
な機械的強度をもたせたものである。
第4図は本考案により真空気密に接合された例を示すも
ので、セラミック2と本考案による金属板4の間に、真
空気密に耐えしかも、熱膨張差により発生する応力によ
り塑性変形してしまうぐらい薄い補助の金属板7をはさ
んで、セラミック2との間および金属板4との間をろう
付すれば良い。
補助金属板7により隙間5の部分は塞がれて気密保持が
できるとともに、応力に対しても充分な逃げがなされて
いる。
第5図はブロックセラミック2を使用した真空気密導波
管窓である。
8は本考案による金属板であり、7は真空シールのため
の薄い補助の金属板である。
金属板8は実際は導波管の壁板であり、セラミック2を
封じる部分には、管軸方向に長い多数の隙き間5が開け
られており、この隙き間は薄い金属板7により塞がれて
気密封じされる。
金属板8のセラミック2と対向する接合部は多数の小面
積の部分6に分割されて、熱応力を逃げている。
第6図は、導波管窓を多数に重ねたものであり、多段導
波管窓を構成する。
中間の仕切り板9にも本考案による金属板構造を使用す
ることにより、セラミックにかかる残留応力は減少し、
ヒートサイクル等にも十分耐えるようになる。
また、仕切り板の接合部の隙き間5の大きさを選ぶこと
により、上下導波管の間の電気的結合は無い。
第7図の場合は、第6図と同じ多段導波管窓の一部をと
りだしたものである。
2a、2bのセラミックは互いのメタライズ面で直接ろ
う付されており、応力はほとんど発生しない。
10は本考案による金属板構造であり、先端の隙き間が
開放されたくし状構造の先端のみでツタライズ面とろう
付されている。
従ってこの例の場合も応力は非常は小さくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のセラミックと金属の接合体を示す斜視図
、第2図は本考案の実施例を示す斜視図、第3図は本考
案の原理を説明するための斜視図、第4図は薄い補助の
金属板を使用し気密に接合する実施例の断面図、第5図
aは導波管内に気密にセラミックブロックを固定する実
施例の斜視図、同す図はa図のA−A矢視断面図、第6
図は2段重ね導波管内にセラミックブロックを接合固定
する実施例の断面図、第7図は第6図の実施例の変形例
を示す部分斜視図である。 図において、1・・・・・・厚い金属板、2・・・・・
・セラミック、3・・・・・・メタライズ面、4・・・
・・・隙き間を設けた金属板、5・・・・・・隙き間部
分、6・・・・・・小面積部分、7・・・・・・気密用
の薄い補助金属板、8・・・・・・導波管の壁板、9・
・・・・・積重ね導波管の仕切板、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミックのメタライズ面に金属板を接合してなるセラ
    ミックと金属の接合体において、前記金属板の接合部分
    は筒状の多数の隙間により多数の小面積部分に分割され
    ており、この隙間部分を前記セラミックと金属板との間
    に薄い金属板を介在させて塞いだ状態で接合したことを
    特徴とするセラミックと金属の接合体。
JP16853676U 1976-12-15 1976-12-15 セラミツクと金属の接合体 Expired JPS5846099Y2 (ja)

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JP16853676U JPS5846099Y2 (ja) 1976-12-15 1976-12-15 セラミツクと金属の接合体

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JP16853676U JPS5846099Y2 (ja) 1976-12-15 1976-12-15 セラミツクと金属の接合体

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Publication Number Publication Date
JPS5384629U JPS5384629U (ja) 1978-07-12
JPS5846099Y2 true JPS5846099Y2 (ja) 1983-10-20

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ID=28776162

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JP16853676U Expired JPS5846099Y2 (ja) 1976-12-15 1976-12-15 セラミツクと金属の接合体

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JPS5384629U (ja) 1978-07-12

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