JP2515817Y2 - 気密端子 - Google Patents

気密端子

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JP2515817Y2
JP2515817Y2 JP12671590U JP12671590U JP2515817Y2 JP 2515817 Y2 JP2515817 Y2 JP 2515817Y2 JP 12671590 U JP12671590 U JP 12671590U JP 12671590 U JP12671590 U JP 12671590U JP 2515817 Y2 JP2515817 Y2 JP 2515817Y2
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glass
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terminal
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JP12671590U
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Inventor
健一 安藤
Original Assignee
株式会社フジ電科
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は気密端子、さらに詳細にはクランク状のリー
ド端子を封着した気密端子において、前記リード端子の
封着部にクラックなどを生じることのない気密端子に関
する。
(従来技術) 気密端子は、第3図および第4図に示すように箱状の
絶縁材1によって形成された気密空間2にクランク状の
金属リード端子3を、前記気密空間2と外部に貫通する
ように封着すると共に、前記気密空間2の上端面に金属
枠4を設けた構造になっている。
このような気密端子は、前記気密空間2に回路部品な
どを装着すると共に、前記リード端子3に電気的に接続
せしめ、その後金属製の蓋(図示せず)を被せて、金属
枠4と蓋を接着させ、前記回路部品などを気密に封入す
るようになっている。
上述のようなクランク状のリード端子3を封着した気
密端子を製造する場合、第4図aの右側に示すように、
直線状のリード端子3を封着し、後にクランク状に折曲
して製造する場合と、第4図bに示すようにあらかじめ
クランク状に折曲したリード端子3を封着する製造方法
が知られている。
(考案が解決する問題点) 上述の気密端子において、リード端子2を封着する絶
縁材としては、ガラスが使用されている。これは、ガラ
スが金属との封着が容易であり、金属リード端子3およ
び金属枠を封着ないし接着させ易いからであるが、上記
製造方法において、直線状のリード端子3を封着し、後
でリード端子3を折曲するタイプにおいては、封着部A
に引っ張り応力あるいは圧縮応力などの応力によるガラ
スクラックが生じる恐れがある。このため、絶縁材1と
外側に下垂するリード端子3部分との距離lを大きく取
って、封着部Aになるべく応力がかからないように加工
しなければならなかった。しかしながら、このように距
離lを大きく取ると回路基板に装着する場合実装面積が
大きくなるという欠点がある。
一方、あらかじめクランク譲渡したリード端子3を封
着した気密端子においては、第4図bに示すように、封
着時にリード端子3の外側下垂部分が絶縁材1の側面に
封着されてしまうという欠点があった(第4図bのB参
照)。この場合、金属リード端子3とガラス1の熱膨張
率が異なるため、回路基板に半田で実装する場合、半田
クラック、ガラスクラックが発生する恐れがあった。
本考案は上述の点に鑑みなされたものであり、従来の
クランク状リード端子を封着した気密端子において、距
離lが小さいかあるいは全くなくとも前記絶縁材に封着
されず、熱膨張率差によるクラックが生じない気密端子
を提供することを目的とする。すなわち、実装面積が小
さく、かつ熱によるクラックを生じることのない気密端
子を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案による気密端子は、
絶縁材を箱状として気密空間を形成すると共に、前記箱
状の気密空間の上端面に金属枠を全周にわたって形成
し、前記絶縁材の側壁にクランク状のリード端子を前記
気密空間と外部とに貫通するように設けた気密端子にお
いて、前記箱状の絶縁材は薄い金属封着用ガラス層を積
層したガラス−セラミック複合ガラスよりなる基板と、
この基板上に金属リード端子を封着した金属封着用ガラ
スよりなる側壁とを有し、前記クランク状のリード端子
は金属封着用ガラス層側面と接触せず、かつガラス−セ
ラミック複合ガラスからなる基板側面には接触可能であ
ることを特徴とする。
本考案によれば、箱状の絶縁材の底部(基板)に高強
度、高耐熱性で、かつ金属と接着しないガラス−セラミ
ック複合ガラスを使用し、リード端子など金属が封着す
る部分を金属封着用のガラスを使用したため、耐熱強
度、機械強度が良好で、小型の気密端子を提供すること
ができる。
(実施例) 第1図は本考案の第一の実施例であるが、この実施例
より明らかなように、本考案による気密端子は、ガラス
−セラミック複合ガラス製の基板11上に金属封着用ガラ
ス層12を積層しており、あらかじめクランク状に形成し
たリード端子13をそのガラス層12の上に側壁14によって
封着した構造になっている。そして前記側壁14の上端面
には金属枠15が設けられている。この側壁14は前記基板
11上に積層された金属封着用ガラス層12とと同じ金属封
着用ガラス製造されている。
上述のような金属リード端子、金属枠としては、一般
にコバール、鉄(鉄合金)などが使用される。このため
金属封着用ガラスとしては、コバール封着用ガラス、鉄
封着用ガラスなどが使用される。したがって、基板11を
構成するガラス−セラミック複合ガラスは前記金属封着
用ガラスと良好に溶着するものである必要がある。
このようなガラス−セラミック複合ガラスとして、た
とえばコバール封着用ガラスあるいは鉄封着用ソーダガ
ラスに、アルミナを5〜65重量%混合し、焼成した高融
点、高強度のガラスであることができる。アルミナの添
加量が5%未満であると、耐熱性、機械強度の補強効果
が望めず、一方65%を越えると、前記金属封着用ガラス
との接着性が悪くなると共に、熱膨張率の相違が大きく
なりすぎ、クラックなどを生じるる恐れがあるからであ
る。
上述のようにガラス−セラミック複合ガラス製の基板
11を使用すると、前記基板11は高融点ないし高軟化点で
あるため、前記クランク状のリード端子13を封着する温
度において、溶融ないし軟化しない。このため、前記リ
ード端子13の下垂部分16と絶縁材が溶着しない。したが
って絶縁材とリード端子の下垂部分16との距離lを従来
に比較して小さくすることができる。さらにこのlを0
とすることも可能である。前記ガラス−セラミック複合
ガラスと金属リード端子13は溶着しないからである。
(考案の効果) 本考案によれば、箱状の絶縁材の底部(基板)に高強
度、高耐熱性で、かつ金属と接着しないガラス−セラミ
ック複合ガラスを使用し、リード端子など金属が封着す
る部分を金属封着用のガラスを使用したため、耐熱強
度、機械強度が良好で、小型の気密端子を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による一実施例の断面図、第2図は本考
案による実施例の要部拡大断面図、第3図は従来の気密
端子の斜視図、第4図は前記従来の気密端子の断面図で
ある。 11……基板、12……金属封着用ガラス層、13……リード
端子、14……側壁、15……金属枠、16……リード端子下
垂部分。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁材を箱状として気密空間を形成すると
    共に、前記箱状の気密空間の上端面に金属枠を全周にわ
    たって形成し、前記絶縁材の側壁にクランク状のリード
    端子を前記気密空間と外部とに貫通するように設けた気
    密端子において、前記箱状の絶縁材は薄い金属封着用ガ
    ラス層を積層したガラス−セラミック複合ガラスよりな
    る基板と、この基板上に金属リード端子を封着した金属
    封着用ガラスよりなる側壁とを有し、前記クランク状の
    リード端子は金属封着用ガラス層側面と接触せず、かつ
    ガラス−セラミック複合ガラスからなる基板側面には接
    触可能であることを特徴とする気密端子。
JP12671590U 1990-11-30 1990-11-30 気密端子 Expired - Lifetime JP2515817Y2 (ja)

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JPH0485665U JPH0485665U (ja) 1992-07-24
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