JP2531310Y2 - 気密端子 - Google Patents

気密端子

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JP2531310Y2
JP2531310Y2 JP4437291U JP4437291U JP2531310Y2 JP 2531310 Y2 JP2531310 Y2 JP 2531310Y2 JP 4437291 U JP4437291 U JP 4437291U JP 4437291 U JP4437291 U JP 4437291U JP 2531310 Y2 JP2531310 Y2 JP 2531310Y2
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JP
Japan
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insulating material
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lead terminal
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JP4437291U
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Inventor
健一 安藤
Original Assignee
株式会社フジ電科
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】本考案は気密端子、さらに詳細には
箱状のガラスあるいはガラス−セラミック複合ガラスに
よってリード端子を封着した気密端子において、プリン
ト基板などの回路基板に半田によって装着するときに前
記基板とガラスなどとの熱膨張率の差によって前記基板
あるいはガラスなどに負荷される熱衝撃を防止した高信
頼性の気密端子に関する。
【0002】
【従来技術および問題点】従来気密端子は、図6および
図7に示すように箱状の絶縁材1によって形成された気
密空間2に断面コの字状の金属リード端子3を、前記気
密空間2の底面とと箱状の絶縁材1外側の側面11と底
面12の両方に露出するように封着すると共に、前記気
密空間2の上端面に金属枠4を設けた構造になっている
(図7参照)。
【0003】このような気密端子は、前記気密空間2に
回路部品などを装着すると共に、前記リード端子3に電
気的に接続せしめ、その後金属製の蓋(図示せず)を被
せて、金属枠4と蓋を接着させ、前記回路部品などを気
密に封入するようになっている。そしてプリント基板な
どの回路基板に半田によって装着される。
【0004】この半田による装着の際、前述のような図
6および図7の構造の気密端子においては、リード端子
3の外側側面31と外側底面32の境部分に半田を盛り
上げて装着する。この時、前記絶縁材1、リード端子3
および基板はそれぞれ相互に接触しているため、熱膨張
率の差により、熱衝撃を受ける恐れがある。特に、ガラ
ス−セラミック複合ガラスを絶縁材として使用するとき
には、リード端子3およびプリント基板材料と大きな熱
膨張率差があるため、半田あるいは絶縁材にクラックを
生じたり、プリント基板にたわみを生じたりする欠点が
あった。
【0005】上述のような欠点を除去するために、例え
ば図8に示すような気密端子も知られている。即ち、箱
状の絶縁材1に気密空間2と外部とを貫通するクランク
状のリード端子3を貫通封着した構造の気密端子であ
る。上述のようなインナー部33、アウター部34およ
びこのインナー部33とアウター部34を接続する立ち
上がり部35よりなるクランク状のリード端子3を封着
した気密端子を基板に装着する場合、半田は外側に突出
したアウター部34で行なわれるため、プリント基板と
絶縁材1は直接接触しておらずそれらの熱膨張率差は問
題にならない。
【0006】しかしながら、前記立ち上がり部35と絶
縁材側面との間に距離lを生じると共に、アウター部3
4が形成されているため、実装面積が大きくなるという
欠点がある。
【0007】本考案は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、実装面積が小さく、しかも基板、リード端子、
絶縁材の熱膨張率差が問題にならない気密端子を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案による気密端子は、絶縁材を箱状として気密
空間を形成すると共に、前記箱状の気密空間の上端面に
金属枠を全周にわたって形成し、前記箱状の絶縁材にリ
ード端子を前記気密空間と外部とに貫通するように封着
した気密端子において、前記箱状の絶縁材は側面から底
面にかかる切欠部を有し、前記リード端子は、リード端
子の突出部がフリーになるように、かつ前記切欠部より
側面方向外側に突出しないように封着されていることを
特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は本考案の第一の実施例の斜視図、図2
は前記実施例の断面図であるが、この実施例より明らか
なように、本考案による気密端子は、箱状に構成された
絶縁材1とこの箱状の絶縁材1に封着されたリード端子
3とよりなり、前記リード端子3は絶縁材1で構成され
る気密空間2と外部とに貫通して封着されている。
【0010】この箱状の絶縁材1の前記リード端子3の
封着部13には切欠部14が形成されている。この切欠
部14は箱状の絶縁材1の側面11から底面12にかけ
て形成されている。従ってこの切欠部14に封着された
リード端子3のアウター部34の下部および上部には空
隙15が形成されることになる。即ち、リード端子3は
切欠部14を構成する壁面には接触しないように封着さ
れており、リード端子3の封着部13より突出する部分
はフリーの状態になっている。
【0011】さらに、前記リード端子3のアウター部3
4の先端は前記切欠部14より側面11方向に突出しな
いように封着してある。
【0012】上述のような構成のため、基板5に気密端
子に封入された回路部品を装着するとき、前記リードア
ウター部34の下部に形成された空隙15に半田6を設
け(図2左参照)、リード端子3のアウター部34の下
面と基板5を接続すればよい。このとき、絶縁材1、リ
ード端子3は基板5と半田6部分で直接接触していない
ので、熱膨張率差によって生じるダメージを防止でき
る。また、リード端子3のアウター部34は切欠部14
より側面方向に突出していないので、実装面積が大きく
なることはない。
【0013】図3は、本考案の第二の実施例の断面図で
あるが、この図より明らかなようにリード端子として
は、図3左に示すような突起が形成されているもの、図
3の右に示すようにアウター部34が圧縮された形状の
ものなど、種々使用することができる。
【0014】図4は断面鉤状のリード端子3を封着した
気密端子であり、この場合リード端子のインナー部33
に接続する立ち上がり部35の側面に半田6を設け、基
板5に装着する。この場合も絶縁材1、リード端子3は
半田部分で直接基板5と接触していないので、熱膨張率
差によって生じるダメージを防止できる。また、リード
端子3は切欠部14より側面方向に突出していないの
で、実装面積が大きくなることはない。
【0015】図5は断面クランク状のリード端子3を封
着した場合であるが、この場合、前記外側方向に伸長す
るアウター部34を半田6によって基板5に接続する。
このときも、絶縁材1、リード端子3は直接半田部分で
基板5と接触していないので、熱膨張率差によって生じ
るダメージを防止できる。また、リード端子3は切欠部
14より側面方向に突出していないので、実装面積が大
きくなることはない。
【0016】上述のような金属リード端子としては、一
般にコバール、鉄(鉄合金)などが使用される。このた
め絶縁材としては、コバール封着用ガラス、鉄封着用ガ
ラスなどが使用されるが、ガラス−セラミック複合ガラ
スも使用することができる。
【0017】このようなガラス−セラミック複合ガラス
として、たとえばコバール封着用ガラスあるいは鉄封着
用ソーダガラスに、アルミナを5〜65重量%混合し、
焼成した高融点、高強度のガラスであることができる。
アルミナの添加量が5%未満であると、耐熱性、機械強
度の補強効果が望めず、一方65%を越えると、前記金
属封着用ガラスとの接着性が悪くなると共に、熱膨張率
の相違が大きくなりすぎ、クラックなどを生じる恐れが
あるからである。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、箱状の絶縁材のリード
端子封着部に切欠部を設け、この切欠部にリード端子を
封着すると共に、前記リード端子を気密端子の側面方向
に突出させないようにしたため、基板、リード端子、絶
縁材相互の熱膨張率の差による衝撃を受けないという利
点がある。また上記構成にしたことにより実装面積も大
きくなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の斜視図。
【図2】 本考案の一実施例の断面図。
【図3】 本考案の他の実施例の断面図。
【図4】 本考案の第三の実施例の断面図。
【図5】 本考案による第四の実施例の断面図。
【図6】 従来の気密端子の斜視図。
【図7】 従来の気密端子の断面図。
【図8】 従来の他の気密端子の斜視図。
【符号の説明】
1 絶縁材 11 側面 12 底面 13 封着部 14 切欠部 3 リード端子 33 インナー部 34 アウター部 35 立ち上がり部 5 基板 6 半田

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材を箱状として気密空間を形成する
    と共に、前記箱状の気密空間の上端面に金属枠を全周に
    わたって形成し、前記箱状の絶縁材にリード端子を前記
    気密空間と外部とに貫通するように封着した気密端子に
    おいて、前記箱状の絶縁材は側面から底面にかかる切欠
    部を有し、前記リード端子は、リード端子の突出部がフ
    リーになるように、かつ前記切欠部より側面方向外側に
    突出しないように封着されていることを特徴とする気密
    端子。
JP4437291U 1991-05-17 1991-05-17 気密端子 Expired - Lifetime JP2531310Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4437291U JP2531310Y2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 気密端子

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Publication Number Publication Date
JPH04129473U JPH04129473U (ja) 1992-11-26
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