JPH04115762U - 気密端子 - Google Patents

気密端子

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JPH04115762U
JPH04115762U JP3234491U JP3234491U JPH04115762U JP H04115762 U JPH04115762 U JP H04115762U JP 3234491 U JP3234491 U JP 3234491U JP 3234491 U JP3234491 U JP 3234491U JP H04115762 U JPH04115762 U JP H04115762U
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JP
Japan
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airtight
shaped
terminal
insulating material
side wall
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Pending
Application number
JP3234491U
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English (en)
Inventor
健一 安藤
Original Assignee
株式会社フジ電科
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装面積が小さく、かつ薄型の気密端子を提
供する。 【構成】 絶縁材を箱状として気密空間2を形成すると
共に、前記箱状の気密空間の上端面に金属枠4を全周に
わたって形成し、前記絶縁材の側壁にインナー部、立ち
上がり部、アウター部とを有するクランク状のリード端
子を前記気密空間と外部とに貫通するように設けた気密
端子において、前記箱状の絶縁材は平板状の基板11と
前記平板状基板11の上面から側面にかけて係合するよ
うに鉤状部を有する側壁12の前記鉤状部前記基板に係
合することにより立設された側璧とよりなり、前記クラ
ンク状リード端子3のインナー部は前記基板の上面に露
出し、一方アウター部は気密端子外部に露出しており、
前記インナー部とアウター部を接続する立ち上がり部
は、前記アウター部より斜立してインナー部に接続して
おり、前記立ち上がり部は基板および側壁で構成される
絶縁材で封着されている。 【効果】 実装面積が小さく、かつ薄型の気密端子を提
供できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は気密端子、さらに詳細にはクランク状のリード端子を封着した気密端 子において、リード端子のアウター側の突出が小さく、占有面積の小さな気密端 子に関する。 $
【従来技術】
気密端子は、図5および図6に示すように箱状の絶縁材1によって形成された 気密空間2にクランク状の金属リード端子3を、前記気密空間2と外部に貫通す るように封着すると共に、前記気密空間2の上端面に金属枠4を設けた構造にな っている。
【0002】 このような気密端子は、前記気密空間2に回路部品などを装着すると共に、前 記リード端子3に電気的に接続せしめ、その後金属製の蓋(図示せず)を被せて 、金属枠4と蓋を接着させ、前記回路部品などを気密に封入するようになってい る。
【0003】 上述のようなインナー部31、アウター部32およびこのインナー部31とア ウター部32を接続する立ち上がり部33よりなるクランク状のリード端子3を 封着した気密端子を製造する場合、図2の右側に示すように、直線状のリード端 子3を封着し、後に図2左側に示すようにクランク状に折曲する製造方法が一般 的である。
【0004】
【考案が解決する問題点】
上述の気密端子において、リード端子2を封着する絶縁材としては、ガラスが 使用されている。これは、ガラスが金属との封着が容易であり、金属リード端子 3および金属枠を封着ないし接着させ易いからであるが、上記製造方法において 、直線状のリード端子3を封着し、後でリード端子3を折曲するタイプにおいて は、封着部に引っ張り応力あるいは圧縮応力などの応力によるガラスクラックが 生じる恐れがある。このため、絶縁材1と外側に下垂するリード端子3部分との 距離lを大きく取って、封着部になるべく応力がかからないように加工しなけれ ばならなかった。しかしながら、このように距離lを大きく取ると回路基板に装 着する場合実装面積が大きくなるという欠点がある。
【0005】 一方、前記絶縁材1の強度を大きくするため、絶縁材1の上面を金属枠4の幅 よりも大きくした気密端子も知られている(図6の右側参照)。この場合、封着 部における引っ張り応力あるいは圧縮応力などの応力に対する強度が大きくなる ため、前記lを小さくできる可能性がある。しかしながら、内容積に対する外径 比率が大きくなり、実装面積が大きくならざる得ないという欠点がある。 本考案は上述の点に鑑みなされたものであり、従来のクランク状リード端子を 封着した気密端子において、実装面積が小さくなり、かつ従来に比較して薄型の 気密端を提供できる。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案による気密端子は、絶縁材を箱状として気密 空間を形成すると共に、前記箱状の気密空間の上端面に金属枠を全周にわたって 形成し、前記箱状の絶縁材にインナー部、立ち上がり部、アウター部とを有する クランク状のリード端子を前記気密空間と外部とに貫通するように設けた気密端 子において、前記箱状の絶縁材は平板状の基板と前記平板状基板の上面から側面 にかけて係合するような鉤状部を有する側壁の前記鉤状部を前記基板に係合する ことにより立設された側璧とよりなり、前記クランク状リード端子は前記インナ ー部は前記基板の上面に露出し、一方アウター部は気密端子外部に露出しており 、前記インナー部とアウター部を接続する立ち上がり部は、前記アウター部より 斜立してインナー部に接続しており、前記立ち上がり部は基板および側壁で構成 される絶縁材で封着されていることを特徴とする。
【0007】
【実施例】 図1は本考案の第一の実施例であるが、この実施例より明らかなように、本考 案による気密端子は、箱状に構成された絶縁材1とこの箱状の絶縁材1に封着さ れたリード端子3とよりなり、前記リード端子3は絶縁材1で構成される気密空 間2と外部とに貫通して封着されている。
【0008】 この箱状の絶縁材1は平板状の基板11とこの平板状基板11を取り囲むよう に構成された側璧12とよりなっている。そして、前記側壁12の上端には金属 枠4が封着された構造になっている。
【0009】 前記側壁12は図3に示すように下端部が鈎状に切り欠かれた鉤状部121が 形成されており、前記鉤状部121は基板11の上面111と側面112とに係 合するようになっている。さらに、前記側壁12の前記鉤状部121には、図3 および図4に示すようにリード端子3を嵌合するための嵌合溝122が形成され ている。この嵌合溝122に係合するリード端子3は、あらかじめクランク状と なっており、気密端子の気密空間2に露出するインナー部31と、気密端子外側 に露出するアウター部32とよりなり、前記インナー部31とアウター部32は 立ち上がり部33で接続された構造になっている。さらにこの立ち上がり部33 は従来のように垂直に立ち上がるのと異なり、アウター部32より斜方向に立設 されている。
【0010】 このため、前記嵌合溝122は前記リード端子3のインナー部が嵌合するイン ナー嵌合部122i、立ち上がり部33が嵌合する立ち上がり嵌合部122tと 、アウター部32が嵌合するアウター嵌合部122oを有しており、前記リード 端子3が良好に嵌合できるようになっている。
【0011】 上述のように、リード端子3を側壁12の嵌合溝122に嵌着すると共に、基 板11に鉤状部121において係合させ、加熱して溶着することにより気密端子 とすることができる。
【0012】 上述の図1の実施例においてはアウター部32は気密端子の外側に突出してい るが、図2に示す実施例においては、前記アウター部32は金属枠4の内側に、 すなわち側壁12の内側になっており、気密端子の外径より突出しない構造にな っている。この場合、従来はもちろん、図1の実施例に比較してもさらに実装面 積を小さくすることができる。
【0013】 上述のような金属リード端子、金属枠としては、一般にコバール、鉄(鉄合金 )などが使用される。このため金属封着用ガラスとしては、コバール封着用ガラ ス、鉄封着用ガラスなどが使用されるが、ガラス−セラミック複合ガラスも使用 することができる。
【0014】 このようなガラス−セラミック複合ガラスとして、たとえばコバール封着用ガ ラスあるいは鉄封着用ソーダガラスに、アルミナを5〜65重量%混合し、焼成 した高融点、高強度のガラスであることができる。アルミナの添加量が5%未満 であると、耐熱性、機械強度の補強効果が望めず、一方65%を越えると、前記 金属封着用ガラスとの接着性が悪くなると共に、熱膨張率の相違が大きくなりす ぎ、クラックなどを生じるる恐れがあるからである。
【0015】 上述のようにガラス−セラミック複合ガラス製の基板11、ないし側壁12を 使用することにより強度が良好となる。このため側壁の高さを、さらに小さくす ることが可能になり、気密端子をさらに薄型にすることができる。
【0016】
【作用】
上述のように、平板状基板11の上面から側面にかけて係合するような鉤状部 121を有する側壁12を前記基板に係合することにより立設するとともに、前 記クランク状リード端子を前記インナー部は前記基板の上面に露出し、一方アウ ター部は気密端子外部に露出しており、前記インナー部とアウター部を接続する 立ち上がり部は、前記アウター部より斜立してインナー部に接続しており、前記 立ち上がり部は基板および側壁で構成される絶縁材で封着されている構造とする ことにより、従来の気密端子の厚さと同様の気密端子を製造すると、側壁の高さ が高くなり、強度が従来に比較し良好になる。このため、同様な強度とすれば、 側壁の高さを小さくすることができ、気密端子を薄型にすることが可能になる。 また、リード端子の立ち上がり部は側壁内に封着されているため、従来に比較し て実装面積が小さくなり、特に図2に示す実施例においては、前記リード端子の アウター部も側壁内で外部に突出していないため、実装面積の矮小化は特に顕著 である。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、リード端子の立ち上がり部を斜立させると共に、側壁を基板 の側面に設けたため、側壁の強度を良好にでき、従って気密端子の薄型化が可能 になると共に、前記リード線の立ち上がり部を側壁内に埋設封着したため、幅方 向の寸法も小さくできるという利点がある。特に図2の実施例においてはアウタ ー部まで側壁内に収まっているため、気密端子の幅は金属枠の幅に等しくなり、 著しい小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の断面図。
【図2】 本考案の他の実施例の断面図。
【図3】 本考案の一実施例の分解断面図。
【図4】 前記実施例の側壁の底面図。
【図5】 従来の気密端子の斜視図。
【図6】 従来の気密端子の断面図。
【符号の説明】
11 基板 12 側壁 121 鉤状部 122 嵌合溝 3 リード端子 31 インナー部 32 アウター部 33 立ち上がり部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材を箱状として気密空間を形成する
    と共に、前記箱状の気密空間の上端面に金属枠を全周に
    わたって形成し、前記絶縁材の側壁にインナー部、立ち
    上がり部、アウター部とを有するクランク状のリード端
    子を前記気密空間と外部とに貫通するように設けた気密
    端子において、前記箱状の絶縁材は平板状の基板と前記
    平板状基板の上面から側面にかけて係合するように鉤状
    部を有する側壁の前記鉤状部前記基板に係合することに
    より立設された側璧とよりなり、前記クランク状リード
    端子のインナー部は前記基板の上面に露出し、一方アウ
    ター部は気密端子外部に露出しており、前記インナー部
    とアウター部を接続する立ち上がり部は、前記アウター
    部より斜立してインナー部に接続しており、前記立ち上
    がり部は基板および側壁で構成される絶縁材で封着され
    ていることを特徴とする気密端子。
  2. 【請求項2】 前記アウター部は気密端子の外径より突
    出していないことを特徴とする請求項1記載の気密端
    子。
JP3234491U 1991-03-22 1991-03-22 気密端子 Pending JPH04115762U (ja)

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