JPS584593B2 - ブロンズフシヨクダイキヤストジヨウモヨウノ ケイセイホウホウ - Google Patents

ブロンズフシヨクダイキヤストジヨウモヨウノ ケイセイホウホウ

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Publication number
JPS584593B2
JPS584593B2 JP14034174A JP14034174A JPS584593B2 JP S584593 B2 JPS584593 B2 JP S584593B2 JP 14034174 A JP14034174 A JP 14034174A JP 14034174 A JP14034174 A JP 14034174A JP S584593 B2 JPS584593 B2 JP S584593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bronze
paint
weight
parts
copper
Prior art date
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Expired
Application number
JP14034174A
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English (en)
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JPS5165143A (ja
Inventor
岸本勝
津田博幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuboko Paint Co Ltd
Original Assignee
Kuboko Paint Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuboko Paint Co Ltd filed Critical Kuboko Paint Co Ltd
Priority to JP14034174A priority Critical patent/JPS584593B2/ja
Publication of JPS5165143A publication Critical patent/JPS5165143A/ja
Publication of JPS584593B2 publication Critical patent/JPS584593B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はブロンズ腐蝕ダイキャスト状模様の形成方法に
関する。
銅または銅合金はその優れた耐蝕性、展延性、加工性も
さることながら、その独特の風合所謂ブロンズ様外観の
ために建材、装飾品、仏像等の原材料として広く使用さ
れている。
特に銅や青銅が経時的に黒味を帯びた色調に変色したも
のは独特の優雅な外観・風合を有し、これに対する人々
の愛着心は極めて大きい。
それにも拘らずこの種銅や青銅製品が広く一般に普及し
ない最大の原因はこれ等銅や青銅が高価であるという点
にある。
このために従来からブロンズ様乃至更にこれが黒味を帯
びた色調を安価に見与し得や装飾仕上げ法が研究されて
来た。
現在知られている塗料に依る装飾仕上げ法としては二つ
の方法がある。
その一つの方法は合成樹脂バインダーを含むビヒクルに
銅または青銅粉末を混練した塗料を素材に塗布し、次い
で腐蝕様外観をあたえるためにその表面を酸でエッチン
グする方法である。
この方法に依るとエッチングの際に硝酸、硫酸、塩酸の
如き強酸を高濃度で使用する必要があるため操作上種々
の危険を併い且つ塗膜自体の物性も低下する難点がある
また他の一つの方法としては素材に銅粉と緑青とを含む
溶剤系塗料を塗布し、得られた塗膜を研磨して銅粉を頭
出せしめ、その上に緑青と亜酸化銅とを含む塗料を塗布
する方法である。
この方法に依る場合は腐蝕様外観をあたえるために使用
する亜酸化銅が化学的安定性に欠けるため得られる塗膜
が変色し易くこれに基ずくむらが生じる難点がある。
本発明者は従来から上記難点を解消する塗料に依る装飾
仕上げ法を開発するために研究を続けて来たが、この研
究に於いて素材に凹凸状模様を形成し、この全面に青色
乃至緑色塗料を塗布し、次いで銅粉末や青銅粉末の如き
銅様金属色を有する金属粉末顔料を含む透明塗料を塗布
することにより、所期の目的が達成されることを見出し
鼓に本発明を完成するに至ったものである。
本発明法実施に際しては先ず素材に凹凸状模様を形成す
る。
凹凸状模様を形成する代表的な方法は、無機質または有
機質バインダー系の塗料を必要に応じ水または適当な溶
剤と共に素材の上に凹凸状に塗布する方法である。
この際使用される無機質バインダーとしては、セメント
、石膏、水ガラス等がまた有機質バインダーとしてはエ
ポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂等の合成
樹脂バインダーが使用される。
このバインダーには必要に応じ、炭酸カルシウム、クレ
ー、タルクの如き体質顔料、二酸化チタン、弁柄、カー
ボンブラック、フタロシアニンブルーの如き着色顔料、
珪砂、寒水石、パーライト等の骨材を添加することが出
来る。
塗布する手段としてはモルタルガンやリシンガン等を用
いて吹きつけ塗装を行うのが好ましい。
この工程により素材の上に凹凸状模様たとえば連山大模
様、連山小模様、月面状、ゆず肌状等の重厚なグイキャ
スト状模様が形成される。
次いで本発明に於いてはこの上に青色乃至緑色塗料を塗
布するが、これに先立って形成された凸状模様の表面を
平滑にすることが望ましい。
この平滑化工程は必ずしも必要ではないが、この平滑化
工程を行うことによりダイキャスト状模様が更に一段と
優れたものとなる。
この際の平滑化手段としてはローラー、鰻押え或いは研
磨等の手段が採用される。
ローラー及び饅押えは上記形成された凹凸状模様が完全
に硬化しない間に行うのが好ましく、また研磨は硬化後
に行うのが好ましい。
かくて平滑化されたまたはされない凹凸状模様の上に青
色乃至緑色塗料が塗布される。
こめ際の塗料としては青色乃至緑色の色素たとえばジア
ニンブルー、シアニングリーン等またはこれ等に他の色
素を混合した塗料が使用される。
塗布手段自体も各種の手段がそのまま有効に適用され名
この青色乃至緑色塗料はその上に塗布される銅様金属色
を有する金属粉末顔料を含む透明塗料と相まって銅また
はブロンズ腐蝕色を現出させるものである。
青色乃至緑色塗料を塗布したものは次いで銅様金属色を
有する金属粉末顔料を含な透明塗料を塗布する。
この際使用される銅様金属粉末顔料としては、銅粉末、
各種銅合金たとえば青銅、黄銅等をはじめこれ等と他の
金属例えばアルミニウム、ステンレス等と併用しても良
い。
またアルミニウムや他の金属を銅またはこれに近似した
色調になる様に処理したもめも使用することが出来る。
これ等金属粉末の粒径としては2〜100μ程度のもの
が望ましい。
更に本発明に於いては適当な処理剤たとえばステアリン
酸の如き脂肪酸、有機溶剤、鉱物油等で処理されたリー
フィング性金属顔料でも、該顔料か銅様金属色を有する
ものであるかぎり使用することが出来る。
これ等金属粉末顔料を分散せしめるべきビヒクルとして
は本発明に於いては透明ビピクルを使用することが必要
である。
これ等透明ビヒクルとしてはアクリル樹脂やポリウレタ
ン樹脂を主体とした透明ビヒクルが使用される。
このビヒグルに対する上記顔料の使用割合は透明ビヒク
ル中に該顔料が1〜7重量%程度好ましくは2〜5重量
%程度である。
容積濃度としては顔料容積濃度で0.4〜50%程度で
ある。
この際該金属顔料の含有量が1重量%に達しない場合は
、得られる塗膜に鋼乃至ブロンズ様外観が顕出し難く、
また該金属顔料が7重量%よりも多くなると銅乃至ブロ
ンズ腐蝕様外観が顕出し難い。
この金属顔料を含む透明塗利を塗布するに際しては、前
の工程で塗布した青色乃至緑色の塗膜が完全に乾燥しな
い間に塗布するのが好ましい。
この際の塗布手段としては各種の塗布手段がいずれも有
効に適用出来るが、形成された凹凸状部分に均一に該透
明塗料を塗布する関係上特にエヤースプレーやエヤレス
スプレーの如きスプレー塗装が望ましい。
本発明の形成方法は各種の素材に広く適用出来、たとえ
ば建材、装飾品、仏像等の素材に、ブロンズ腐蝕様外観
を賦与する場合ばかりで無く、建築物の壁面の施工や補
修等にも適用出来る。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例 1 タイル状塗料(「ニツシンポニータイル」:久保孝ペイ
ント■製)の基剤90重量部と硬化剤10重量部とを混
合し、これに水20重量%を加えて粘度5000cps
に調整し、これを口径4φmmのリジンガンにより空気
圧5kg/cm2でコンクリート製板状素材上(500
×500×50mm3)に一様に吹きつけた。
次いで乾燥後更に上記と同じ塗料を高粘度で口径10φ
mmのモルタルがンにより空気圧5kg/cm2で吹き
付け連山大模様を形成した。
1時間放置後形成した凸状部分をプラスチックローラー
により平坦とした。
次いでこの上に下記配合の青色塗料を、ノズルロ径1.
5φmmのスプレーガンにより空気圧4 kg/cm2
で一様に吹き付けた。
青色塗料の組成 2成分系アクリル変性ポリウレタン樹脂 黒色エナメルA液 (ポニータイル上塗扁100エナメ ルA液;久保孝ペイント■製) 4重量部白色エ
ナメルA液 (ポニータイル上塗A100エナメ ルA液;久保孝ペイント■製) 32重量部2成分
系アクリル変性ポリウレタン樹脂 エナメルB液 (ポニータイル上塗A100エナメ ルB液;久保孝ペイント■製) 20重量部うすめ
液 (ポニータイル上塗シンナー、 久保孝ペイント■製) 20重量部酢酸
セロソルブ 20重量部計 140重
量部 次いで、下記配合の金属顔料含有透明塗料をノズルロ径
1.5φmmのスプレーガンにより空気圧4kg/cm
2凹凸状部分に吹き付けた。
金属顔料含有透明塗料 ブロンズ粉末 スタンダードブロンズパウダー「LAC KTLI:NING」旭エツカルト社製 3.0重量
部2成分系アクリル変性ポリウレタン樹脂クリヤーA液 ポニータイル上塗No100、クリヤーA液、固形分3
3.7%;久保孝−ペイント■製 54.8重量部B
液 ポニータイル上塗No100B液、固形分54.0%;
久保孝ペイント■製 13.8重量部うすめ液 ポニータイル上塗シンナー; 久保孝ペイント■製 28.5重量部計
100重量部 かくして得られたものはブロンズが経時変化して生ずる
所謂ブロンズ腐蝕用外観を有していた。
実施例 2 アクリル樹脂水性塗料ブライマー(「カラロックブライ
マー」;信越ユニット■製)を150g/m2の塗布量
で500×500×50mのコンクリート素地に刷毛で
塗布し、2時間乾燥させた後白色ボルトランドセメント
をバインダーとする無機系塗料(カラロツクパウダー:
信越ユニット株式会社製)に水を加えて粘度を8000
cpsに調整し、これをガンノズルロ径6φmmのモル
タルガンにより空気圧5kg/cm2で吹き付け塗装し
更に1時間経過後同様な処理を施こしてコンクリート素
地上に月面の如き模様を形成した。
24時間放置後溶剤型アクリル樹脂塗料(カラロック仕
上剤I:信越ユニット■製)をノズルロ径2φmmのス
プレーガンにより空気圧4kg/cm2で吹き付け塗装
した。
この乾燥塗膜上に溶剤型アクリル樹脂を含む下記配合の
ブロンズ腐蝕近似色塗料をノズルロ径1.5φmm、空
気圧4kg/cm2で吹き付け塗装した。
ブロンズ腐蝕近似色塗料 青色アクリル樹脂エナメル (アクリジェットエナメル; 久保孝ペイント■製) 25重量部黄色アク
リル樹脂エナメル (アクリジェットエナメル, 久保孝ペイント■製) 30重量部黒色ア
クリル樹脂エナメル (アクリジェットエナメル; 久保孝ペイント■製) 5重量部白色アク
リル樹脂エナメル (アクリジェットエナメル; 久保孝ペイント■製) 40重量部うすめ液 (アクリジェットシンナー; 久保孝ペイント■製) 25重量部酢酸セロ
ソルブ 25重量部計 150重量部 10分間放置後下記配合のブロンズ含有透明塗料をノズ
ルロ径2φmmのスプレーガンにより空気圧4kg/c
m2で吹き付けた。
ブロンズ含有透明塗料 ブロンズ粉末 (ブロンズパウダーレジストAT: 旭エツカルト社製) 3重量部アクリル樹
脂クリヤー (アクリジェットクリヤー;久保孝 ペイント■製固形分37.5%) 64重量部う
すめ液 (アクリジェットシンナー; 久保孝ペイント■製) 33重量部計 10
0重量部 かくして得られたものは表面が月面状に蝕刻され青黒く
腐蝕された重厚な外観を与えるものであった。
実施例 3 上記実施例1で使用した金属顔料含有透明塗料に於いて
そのブロンズ粉末の使用量3.0重量部を1.5重量部
とする以外はすべて実施例1と同様に処理した。
得られたものは実施例1のものより更に一段と黒味かま
したブロンズ腐蝕様外観を有していた。
実施例 4 上記実施例3に於いてブロンズ粉末の使用量15重量部
を6.0重量部とし、その他はすべて実施例3と同様に
処理した。
得られたものは実施例1のものよりかなり黒味が少なく
、ブロンズの表面がごくうすく腐蝕された様な外観を有
していた。
実施例 5 上記実施例2で使用したブロンズ含有透明塗料に於いて
ブロンズ粉末に代えて銅粉末( 「CUPPERECK
A CH 51/C:旭エツカルト社製)を使用し、そ
の他はすべて実施例2と同様に処理した。
得られたものは実施例2のものに比し金属部分の赤味色
調がやや強い以外はほとんど大基のないものであった。
実施例 6 上記実施例5において銅粉末3重量部に代えてブロンズ
色に着色された金属粉末(「ファイヤー・フレーク・デ
ィープ・ゴールド」 :米国ウエスタンプロダクツ社製
)1.5重量部を使用し、その他はすべて実施例5と同
様に処理した。
得られたものは実施例2さほとんど大差のないものであ
った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 素材に凹凸状模様を形成し、鼓に形成された凹凸状
    部分に青色乃至緑色塗料を塗布し、次いで、銅乃至青銅
    様金属色を有する金属粉末顔料を含む透明塗料を塗布す
    ることを特徴とするブロンズ腐蝕ダイキャスト状模様の
    形成方法。
JP14034174A 1974-12-04 1974-12-04 ブロンズフシヨクダイキヤストジヨウモヨウノ ケイセイホウホウ Expired JPS584593B2 (ja)

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JP14034174A JPS584593B2 (ja) 1974-12-04 1974-12-04 ブロンズフシヨクダイキヤストジヨウモヨウノ ケイセイホウホウ

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JP14034174A JPS584593B2 (ja) 1974-12-04 1974-12-04 ブロンズフシヨクダイキヤストジヨウモヨウノ ケイセイホウホウ

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JPS5165143A JPS5165143A (ja) 1976-06-05
JPS584593B2 true JPS584593B2 (ja) 1983-01-27

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JPS5165143A (ja) 1976-06-05

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