JP2011036849A - 模様面の形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物等において、大理石等の天然石材に類似した模様が形成できる簡便な塗装方法を提供する。
【解決手段】基材に対し、(1)着色塗料を筋状に塗付して、筋状模様面を形成する工程、(2)当該筋状模様面に対し、少なくとも1種以上の透明着色粒状物が分散媒中に分散した上塗材を塗付する工程、を行う。前記透明着色粒状物としては、透明着色塗料が粒状化されたものが好ましい。筋状模様面を形成する工程では、紐状の吸液部材を備えた回転具、及び/または紐状の吸液部材を備えた押圧具を用いることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な模様面の形成方法に関するものである。本発明は、主に建築物や土木構造物等に対して適用することができる。
従来、建築物の内外装等における壁材の一つとして、大理石等の天然石材が使用されている。このような天然石材は、多彩な色柄模様を有しており、美観性に優れたものである。但し、天然石材を加工して得られる壁材は、一般に重く、厚いため、基材への負荷が大きくなりやすい。また、このような壁材は、価格が高いという短所もある。
そこで、大理石等の天然石材に類似した模様を形成させる方法が、種々提案されている。
例えば、特開平10−183030号公報(特許文献1)には、複数の顔料成分を含む塗料組成物を塗装した後、溶剤を含む混合液体を吹き付けることによって、大理石調の模様を形成することが記載されている。
特開平10−216626号公報(特許文献2)には、下層塗料を塗装後、下層塗料が乾燥する前に、上層塗料を水滴状に散布する方法が記載されている。
また、特開平4−277056号公報(特許文献3)には、真綿を引き伸ばして作製したマスキング材を用いて、塗装を行う方法が記載されている。
しかしながら、このような方法は、いずれも、ぼかし模様を形成するために行われるものであり、大理石等に特有の筋状模様を表現することについては、考慮されていない。
天然石材の筋状模様を再現する方法として、特開平1−127148号公報(特許文献4)には、塗料を用いて模様を描いた後、その模様が乾燥する前に、異色の塗料を塗り重ねる方法が記載されている。
また、特開2001−26058号公報(特許文献5)には、着色アクリルシロップを吹き付けて、所望の模様を形成することが記載されている。
しかしながら、このような特許文献の方法では、塗料の粘度、吐出圧、吐出量、あるいは被塗面までの距離等について、厳密な調整が不可欠であるため、塗装作業が非常に繁雑となる。
この他、天然石材の筋状模様を再現する方法としては、特開2003−127148号公報(特許文献6)、特開2001−114546号公報(特許文献7)等に記載の方法も挙げられる。しかし、これらは、いずれも金型を用いて成型体を製造する場合に限定される技術であり、実際の建築物等に対して適用できるものではない。
特開平10−183030号公報 特開平10−216626号公報 特開平4−277056号公報 特開平1−127148号公報 特開2001−26058号公報 特開2003−127148号公報 特開2001−114546号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであり、建築物等において、大理石等の天然石材に類似した模様が形成できる、簡便な塗装方法を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、着色塗料を筋状に塗付した後、特定の上塗材を塗付する方法に想到し、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.基材に対し、
(1)着色塗料を筋状に塗付して、筋状模様面を形成する工程、
(2)当該筋状模様面に対し、
少なくとも1種以上の透明着色粒状物が分散媒中に分散した上塗材
を塗付する工程、
を行うことを特徴とする模様面の形成方法。
2.前記透明着色粒状物は、
透明着色塗料が粒状化されたものである1.記載の模様面の形成方法。
3.前記上塗材は、
少なくとも2種以上の透明着色粒状物を含むものであり、
当該透明着色粒状物として、
着色顔料濃度が異なる2種以上の同色の透明着色粒状物
を含む1.または2.記載の模様面の形成方法。
4.筋状模様面を形成する工程において、
紐状の吸液部材を備えた回転具、及び/または紐状の吸液部材を備えた押圧具、
を用いて着色塗料を筋状に塗付する1.〜3.のいずれか記載の模様面の形成方法。
5.基材に対し、
少なくとも1種以上の着色粒状物が分散媒中に分散した下塗材を塗付して、下塗面を形成した後、
前記工程(1)及び工程(2)を行う1.〜4.のいずれか記載の模様面の形成方法。
本発明によれば、天然石材に類似した模様、特に筋状模様を有する大理石等に類似した模様を、簡便に形成することができる。本発明は、建築物、土木構造物の壁面等に対し、美観性を付与する塗装方法として、好ましく適用することができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明は、基材に対し、
(1)着色塗料を筋状に塗付して、筋状模様面を形成する工程(以下「工程(1)」ともいう)、
(2)当該筋状模様面に対し、少なくとも1種以上の透明着色粒状物が分散媒中に分散した上塗材を塗付する工程(以下「工程(2)」ともいう)、
を行うものである。
本発明では、このような方法を用いることにより、単調な筋状模様ではなく、各々の筋において、その太さ、濃さ等が変化した模様を得ることができる。すなわち、筋状模様に視覚的な強弱を付与することができ、人工的ではなく、自然感の高い仕上りを得ることが可能となる。
このような効果は、上塗材における着色粒状物が透明性を有するため、その散在状態、重なり状態等によって、下層の筋の見え方に変化が生じることに起因するものである。
さらに、本発明では、上塗材における透明着色粒状物の作用等により、全体的な仕上り外観においても、自然な色柄模様を得ることができる。
なお、本発明における「透明」とは、可視光透過性を有し、下層が視認できる性質のことである。
本発明は、主に、建築物、土木構造物等に適用することができる。このような部位を構成する基材としては、例えば、コンクリート、モルタル、サイディングボード、押出成形板、石膏ボード、パーライト板、合板、プラスチック板、金属板、木工板、ガラス、煉瓦、陶磁器タイル等の各種基材が挙げられる。
これら基材は、何らかの表面処理(フィラー処理、サーフェーサー処理、シーラー処理等)が施されたものや、予め着色塗料等で着色されたものでもよく、既に塗膜が形成されたものや、壁紙が貼り付けられたものであってもよい。
本発明の工程(1)では、上記基材に対し、着色塗料を筋状に塗付して、筋状模様面を形成する。
工程(1)で用いる着色塗料としては、結合材、及び顔料を含むものが使用できる。着色塗料の色調は、所望の筋状模様に応じて、適宜設定すればよい。
着色塗料における結合材としては、各種の樹脂成分が使用できる。樹脂成分としては、例えば、溶剤可溶型樹脂、非水分散型樹脂、無溶剤型樹脂、水分散型樹脂、水溶性樹脂等が挙げられる。樹脂の種類としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体等、あるいはこれらの複合物等が挙げられる。このような樹脂成分は、塗膜形成後に架橋反応を生じる性質を有するものであってもよい。
顔料としては、着色顔料が使用できる。具体的に、着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、カーボンブラック、酸化第二鉄(弁柄)、黄色酸化鉄、酸化鉄、群青、コバルトグリーン等の無機着色顔料、アゾ系、ナフトール系、ピラゾロン系、アントラキノン系、ペリレン系、キナクリドン系、ジスアゾ系、イソインドリノン系、ベンゾイミダゾール系、フタロシアニン系、キノフタロン系等の有機着色顔料、パール顔料、アルミニウム顔料、蛍光顔料等が挙げられる。このような着色顔料の1種または2種以上を組み合わせることにより、着色塗料を所望の色調に調製することができる。着色塗料中の着色顔料の濃度は、通常40重量%以下に設定すればよい。
着色塗料においては、このような着色顔料に加え、体質顔料を使用することもできる。体質顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、カオリン、陶土、タルク、珪石粉、珪藻土等が挙げられる。
工程(1)における着色塗料としては、特に、透明性を有するもの(すなわち透明着色塗料)が好適である。工程(1)で透明着色塗料を使用すれば、より一層変化に富んだ筋状模様が得られ、自然感を高めることができる。
着色塗料の透明性は、着色顔料の濃度を低く設定することにより付与することができる。透明着色塗料における着色顔料の濃度は、通常5重量%以下(好ましくは0.001重量%以上3重量%以下、より好ましくは0.01重量%以上2重量%以下)に設定すればよい。
工程(1)の塗装においては、筋状模様が形成される限り、種々の塗装方法を採用することができる。この際、用いる器具としては、例えば、ローラー、スタンプ、刷毛、筆等が挙げられる。
工程(1)では、筋状模様の穴を開けた型紙を用いて、塗装を行うこともできる。この場合は、基材に型紙を貼着し、その上から着色塗料をスプレー等を用いて塗付した後、型紙を除去すればよい。
工程(1)において好適な器具としては、紐状の吸液部材を備えた回転具(ローラー)、及び/または紐状の吸液部材を備えた押圧具(スタンプ)が挙げられる。このような器具を用いることにより、塗装作業性が高まり、効率的に筋状模様を形成することができる。
上記回転具としては、例えば、プラスチック、金属等からなる円筒体の表面に、紐状の吸液部材が複数取り付けられたもの等が使用できる。一方、上記押圧具としては、例えば、プラスチック、木材、金属等からなる部材の平坦面に、紐状の吸液部材が複数取り付けられたもの等が使用できる。
紐状の吸液部材としては、繊維質材またはスポンジ質材からなるものが好適である。
工程(1)では、上記着色塗料により、筋状模様面を形成する。筋状模様は、1本または2本以上の筋の組み合わせにより形成することができる。筋の幅、長さ等は、所望の模様形状に応じて、適宜設定することができる。通常、筋の幅は0.5〜50mm(好ましくは1〜20mm)程度である。
本発明では、通常、工程(1)における着色塗料の乾燥後に、次工程を行えばよい。着色塗料の乾燥は、通常、常温(0〜40℃程度)で行えばよい。
本発明の工程(2)では、上記筋状模様面に対し、少なくとも1種以上の透明着色粒状物が分散媒中に分散した上塗材を塗付する。本発明では、このような上塗材を用いることにより、筋状模様、ないし全体的な仕上り外観に視覚的変化を生じさせ、自然な色柄模様を得ることができる。
透明着色粒状物の粒径は、通常0.1〜10mm(好ましくは0.5〜5mm)程度である。本発明では、粒子径が異なる粒状物を種々組み合せることによって、意匠性の幅を広げることもできる。
上塗材における透明着色粒状物としては、透明着色塗料が粒状化されたものが好適である。透明着色粒状物が透明着色塗料に由来するものであれば、色の調製が容易となり、所望の色調が得られやすくなる。また、平坦な面が形成されやすくなる。さらに、上塗材を吹き付けた場合、透明着色粒状物の跳ね返りが抑制され、塗着効率が向上するという利点もある。
このような着色粒状物は、液状の透明着色塗料が内包された形態、透明着色塗料がゲル化した状態、のいずれであってもよい。
このような上塗材は、分散媒中に、透明着色塗料の粒状物が分散したものである。分散媒は、透明着色粒状物の色調を著しく阻害しないものであればよい。
このような上塗材は、一般に多彩模様塗料として知られている塗料の技術に基づき、製造することができる。多彩模様塗料は、JIS K5667(2002)「多彩模様塗料」に規定されており、塗料を構成する分散媒と着色粒子の組み合わせによって、水中油型(O/W型)、油中水型(W/O型)、油中油型(O/O型)及び水中水型(W/W型)の4種類に分類される。本発明における上塗材としては、特に、水中油型(O/W型)または水中水型(W/W型)の塗料が好適である。
上塗材における透明着色塗料としては、結合材、及び顔料を含むものが使用できる。透明着色塗料の色調は、所望の仕上げ外観に応じて、適宜設定すればよい。
透明着色塗料における結合材、顔料としては、工程(1)で説明したものと同様のものが使用できる。
透明着色塗料における着色顔料の濃度は、透明着色粒状物が透明性を示す範囲内で適宜設定すればよいが、通常は5重量%以下(好ましくは0.001重量%以上3重量%以下、より好ましくは0.01重量%以上2重量%以下)である。透明着色塗料の色調は、最終的に形成される模様に応じて適宜設定すればよい。
上塗材における透明着色粒状物は、1種であってもよい。すなわち、本発明では、透明着色粒子が1種(1色)のみである上塗材が使用できる。本発明における上塗材は、透明着色粒子の散在状態、重なり状態等の差異によって、視覚的効果を奏するものである。そのため、多種多色の着色粒子が含まれる一般的な多彩模様塗料とは異なり、1種(1色)の着色粒子のみでも構成できるのである。
本発明の上塗材は、2種以上の透明着色粒子が含まれるものであってもよい。この場合、上塗材としては、着色顔料濃度が異なる2種以上の同色の透明着色粒状物を含むものが好適である。このように、同色であるが、着色顔料濃度が異なる2種以上の透明着色粒子が含まれることにより、筋状模様、ないし全体的な仕上り外観における視覚的変化が豊かとなり、美観性を高めることができる。
なお、本発明における「同色」とは、視覚的に略同じ色として認識できることを意味する。具体的には、相互の色差が、通常5以下(好ましくは4以下、より好ましくは3以下)であればよい。この色差(△E)は、白紙を背景として用い、対象物の色データ(L、a、b)を測定することにより、算出することができる。色差は、色差計を用いて測定することができる。測定時の対象物の膜厚は、50μm程度とすればよい。
本発明において、上塗材に含まれる透明着色粒状物は、工程(1)の着色塗料とは異色であることが望ましい。具体的に、透明着色粒状物と着色塗料との色差は、通常5を超える(好ましくは6以上、より好ましくは8以上)であることが望ましい。上塗材に2種以上の透明着色粒状物が含まれる場合、少なくとも1種がこの条件を満たせばよいが、2種以上が上記条件を満たすことがより望ましい。
上塗材における透明着色粒状物の比率は、通常20〜80重量%、好ましくは30〜70重量%である。
上塗材の塗装方法については、本発明の効果が奏される限り、種々の方法を採用することができるが、本発明では吹き付け塗装が好適である。
上塗材の塗付け量は、最終的な模様の種類によって異なるが、通常0.1〜1kg/m程度である。上塗材の乾燥は、通常、常温で行えばよい。
本発明では、前述の基材に対し、少なくとも1種以上の着色粒状物が分散媒中に分散した下塗材を塗付して、下塗層を形成した後、工程(1)及び工程(2)を行うことができる。
この場合、下塗材としては、2種以上の異色の着色粒状物が含まれるもの、すなわち2色以上(より好ましくは3〜8色)の着色粒状物が含まれるものが好適である。着色粒状物の色調は、最終的に形成される模様に応じて適宜設定すればよい。
下塗材における着色粒状物の粒径は、通常0.1〜10mm(好ましくは0.5〜5mm)程度である。
また、下塗材における着色粒状物としては、上塗材における透明着色粒状物よりも、相対的に透明性が低いものが好適である。
本発明では、このような下塗層を設けることにより、美観性を高めることができる。特に、工程(1)における着色塗料として、透明着色塗料を使用した場合は、これらの相乗作用により、美観性を一層高めることができる。
下塗材としては、分散媒中に、着色塗料の粒状物が分散したものが好適であり、一般的な多彩模様塗料が使用できる。
この粒状物を生成する着色塗料としては、結合材、及び顔料を含むものが使用できる。着色塗料における結合材、顔料としては、工程(1)で説明したものと同様のものが使用できる。この着色塗料における着色顔料の濃度は、上塗材の透明着色塗料よりも相対的に高く設定することが望ましく、通常は3重量%を超える(好ましくは5重量%を超え40重量%以下、より好ましくは6重量%以上30重量%以下)程度である。
下塗材の塗装においては、種々の塗装方法を採用することができるが、特に吹き付け塗装が好適である。
下塗材の塗付け量は、通常0.1〜1kg/m程度である。また、下塗材の乾燥は、通常、常温で行えばよい。
このような下塗材を使用する場合は、下塗材が乾燥した後に、工程(1)を行えばよい。
本発明では、上塗材の塗膜が乾燥した後、必要に応じクリヤー塗料を塗付することもできる。特に耐候性が要求される構造物外部の部位に施工する際には、保護の目的でクリヤー塗料を塗付するのが好ましい。
また、本発明では、目地棒や目地型枠等の目地材の使用によって、格子状、幾何学模様状等の目地部を形成することもできる。この場合は、目地色となる色調で塗装を施した基材に、目地材を貼り付けた後、必要に応じ中塗材等を塗付した後、上記工程を行い、その後に目地材を除去すればよい。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にする。
(着色塗料)
着色塗料としては、以下に示すものを用意した。
・着色塗料1
アクリル樹脂エマルション(固形分50重量%)350重量部、黄色顔料液(黄色酸化鉄50重量%分散液)0.6重量部、赤色顔料液(弁柄50重量%分散液)0.6重量部、黒色顔料液(カーボンブラック20重量%分散液)0.5重量部、水130重量部、造膜助剤16重量部、消泡剤2重量部を均一に混合することにより、着色塗料1を得た。この着色塗料1は、着色顔料濃度0.14重量%であり、透明性を有するものである。
・着色塗料2
アクリル樹脂エマルション(固形分50重量%)350重量部、黄色顔料液(黄色酸化鉄50重量%分散液)2.4重量部、赤色顔料液(弁柄50重量%分散液)2.4重量部、黒色顔料液(カーボンブラック20重量%分散液)2.0重量部、水125重量部、造膜助剤16重量部、消泡剤2重量部を均一に混合することにより、着色塗料2を得た。この着色塗料2は、着色顔料濃度0.56重量%であり、透明性を有するものである。
・着色塗料3
アクリル樹脂エマルション(固形分50重量%)350重量部、黄色顔料液(黄色酸化鉄50重量%分散液)22重量部、赤色顔料液(弁柄50重量%分散液)22重量部、黒色顔料液(カーボンブラック20重量%分散液)18重量部、水70重量部、造膜助剤16重量部、消泡剤2重量部を均一に混合することにより、着色塗料3を得た。この着色塗料3は、着色顔料濃度5.1重量%である。
・着色塗料4
アクリル樹脂エマルション(固形分50重量%)350重量部、白色顔料液(酸化チタン60重量%分散液)6重量部、黄色顔料液(黄色酸化鉄50重量%分散液)3重量部、黒色顔料液(カーボンブラック30重量%分散液)1重量部、水122重量部、造膜助剤16重量部、消泡剤2重量部を均一に混合することにより、着色塗料4を得た。この着色塗料4は、着色顔料濃度1.1重量%であり、透明性を有するものである。
(上塗材)
上塗材としては、以下に示すものを用意した。
・上塗材1
容器内に水500重量部を仕込み、攪拌を行いながらポリビニルアルコール10重量部と、消泡剤1重量部とを均一に混合することにより、分散媒Aを製造した。
次に、別の容器内にアクリル樹脂液(固形分50重量%)200重量部を仕込み、攪拌を行いながら白色顔料液(酸化チタン60重量%分散液)5重量部と、体質顔料130重量部と、粘性調整剤4重量部と、溶剤156重量部と、消泡剤5重量部とを均一に混合することにより透明着色塗料A(着色顔料濃度0.6重量%)を製造した。
上述の分散媒Aに対し、チタン系架橋剤を3重量部加えて均一に混合した後、さらに攪拌を継続しながら透明着色塗料Aを徐々に添加・分散することにより、約1mmの透明白色粒子が分散した分散液Aを得た。
上塗材1としては、この分散液Aをそのまま使用した。
・上塗材2
透明着色塗料Aに代えて、下記透明着色塗料Bを使用した以外は、分散液Aと同様の製造方法で分散液Bを得た。この分散液Bは、約2mmの透明白色粒子が分散したものであった。
透明着色塗料B:アクリル樹脂液200重量部、白色顔料液(酸化チタン60重量%分散液)10重量部、体質顔料130重量部、粘性調整剤5重量部、溶剤150重量部、消泡剤5重量部からなる塗料(着色顔料濃度1.2重量%)。
以上の方法で得られた分散液Aと分散液Bを、60:40の重量比率で混合することにより、上塗材2を製造した。
・上塗材3
透明着色塗料Aに代えて、下記透明着色塗料Cを使用した以外は、分散液Aと同様の製造方法で分散液Cを得た。この分散液Cは、約1mmの透明白色粒子が分散したものであった。
透明着色塗料C:アクリル樹脂液200重量部、白色顔料液(酸化チタン60重量%分散液)2重量部、体質顔料130重量部、粘性調整剤4重量部、溶剤159重量部、消泡剤5重量部からなる塗料(着色顔料濃度0.24重量%)。
上塗材3としては、この分散液Cをそのまま使用した。
・上塗材4
透明着色塗料Aに代えて、下記透明着色塗料Dを使用した以外は、分散液Aと同様の製造方法で分散液Dを得た。この分散液Dは、約1mmの透明黒色粒子が分散したものであった。
透明着色塗料D:アクリル樹脂液200重量部、黒色顔料液(黒色酸化鉄10重量%分散液)1重量部、体質顔料130重量部、粘性調整剤4重量部、溶剤160重量部、消泡剤5重量部からなる塗料(着色顔料濃度0.02重量%)。
上塗材4としては、この分散液Dをそのまま使用した。
(下塗材)
下塗材としては、以下に示すものを用意した。
・下塗材1
白色粒子(アクリル樹脂、二酸化チタン、脂肪族炭化水素系溶剤を主成分とする着色塗料の粒状物、着色顔料濃度14重量%、粒子径約2mm)と、淡黄色粒子(アクリル樹脂、黄色酸化鉄、二酸化チタン、脂肪族炭化水素系溶剤を主成分とする着色塗料の粒状物、着色顔料濃度13重量%、粒子径約2mm)と、淡灰色粒子(アクリル樹脂、二酸化チタン、黒色酸化鉄、脂肪族炭化水素系溶剤を主成分とする着色塗料の粒状物、着色顔料濃度14重量%、粒子径約1mm)が水性媒体中に分散した水中油型の多彩模様塗料。白色粒子:淡黄色粒子:淡灰色粒子=40:30:30(重量比率)。
・下塗材2
黒色粒子(アクリル樹脂、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、弁柄、酸化チタン、脂肪族炭化水素系溶剤を主成分とする着色塗料の粒状物、着色顔料濃度16重量%、粒子径約2mm)と、灰色粒子(アクリル樹脂、黒色酸化鉄、二酸化チタン、脂肪族炭化水素系溶剤を主成分とする着色塗料の粒状物、着色顔料濃度13重量%、粒子径約1mm)と、灰紫色粒子(アクリル樹脂、弁柄、フタロシアニンブルー、二酸化チタン、脂肪族炭化水素系溶剤を主成分とする着色塗料の粒状物、着色顔料濃度17重量%、粒子径約2mm)が水性媒体中に分散した水中油型の多彩模様塗料。黒粒子:灰色粒子:灰紫色粒子=30:35:35(重量比率)。
(実施例1)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、ローラーを用いて、着色塗料1による筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、プラスチック製の筒の表面に、紐状のスポンジ(長さ60〜200mm、幅2〜4mm)を複数貼り付けたものを使用した。
次に、上塗材1を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態(気温23℃、相対湿度50%)にて行った。上塗材1の着色粒子を構成する透明着色塗料Aと、着色塗料1との色差は13であった。
以上の方法により得られた模様面は、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。
(実施例2)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、スタンプを用いて、着色塗料1による筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、スタンプとしては、把手付き合板の平坦面に、紐状のスポンジ(長さ40〜250mm、幅4〜6mm)を複数貼り付けたものを使用した。
次に、上塗材1を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。
以上の方法により得られた模様面は、実施例1と同様に、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。
(実施例3)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、着色塗料2を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。
次に、上塗材1を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。上塗材1の着色粒子を構成する透明着色塗料Aと、着色塗料2との色差は14であった。
以上の方法により得られた模様面は、実施例1と同様に、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。
(実施例4)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、着色塗料3を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。
次に、上塗材1を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。上塗材1の着色粒子を構成する透明着色塗料Aと、着色塗料3との色差は18であった。
以上の方法により得られた模様面は、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。但し、全体的な仕上り性は、実施例1のほうが良好であった。
(実施例5)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、着色塗料1を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。
次に、上塗材3を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。上塗材3の着色粒子を構成する透明着色塗料Cと、着色塗料1との色差は13であった。
以上の方法により得られた模様面は、実施例1と同様に、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。
(実施例6)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、着色塗料1を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。
次に、上塗材2を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。上塗材2の着色粒子を構成する透明着色塗料Aと、透明着色塗料Bとの色差は0.8であった。透明着色塗料Bと、着色塗料1との色差は13であった。
以上の方法により得られた模様面は、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。全体的な仕上り性は、実施例1よりも一層良好であった。
(実施例7)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、下塗材1を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。
この塗膜の上に、着色塗料1を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。
次に、上塗材1を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。
以上の方法により得られた模様面は、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。全体的な仕上り性は、実施例1よりも一層良好であった。
(実施例8)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、下塗材1を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。
この塗膜の上に、着色塗料1を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。
次に、上塗材2を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。
以上の方法により得られた模様面は、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。全体的な仕上り性は、実施例7よりも一層良好であった。
(実施例9)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、下塗材2を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。
この塗膜の上に、着色塗料4を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。
次に、上塗材4を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。上塗材4の着色粒子を構成する透明着色塗料Dと、着色塗料4との色差は22であった。
以上の方法により得られた模様面は、筋状模様に視覚的な強弱が付与された仕上りとなり、大理石調の美観性を有するものであった。
(比較例1)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、着色塗料1を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。
以上の方法により得られた模様面は、変化に乏しい筋状模様であった。
(比較例2)
予めシーラー(白色)が塗装されたスレート板に対し、着色塗料1を用いてローラー塗装を行い、筋状模様を形成させ、4時間乾燥した。ここで、ローラーとしては、実施例1と同様のものを使用した。
次に、下塗材1を塗付け量0.5kg/mにて吹き付け塗装し、24時間乾燥した。なお、塗装及び乾燥は、すべて標準状態にて行った。
以上の方法により得られた模様面において、筋状模様はほとんど見えなかった。

Claims (5)

  1. 基材に対し、
    (1)着色塗料を筋状に塗付して、筋状模様面を形成する工程、
    (2)当該筋状模様面に対し、
    少なくとも1種以上の透明着色粒状物が分散媒中に分散した上塗材
    を塗付する工程、
    を行うことを特徴とする模様面の形成方法。
  2. 前記透明着色粒状物は、
    透明着色塗料が粒状化されたものである請求項1記載の模様面の形成方法。
  3. 前記上塗材は、
    少なくとも2種以上の透明着色粒状物を含むものであり、
    当該透明着色粒状物として、
    着色顔料濃度が異なる2種以上の同色の透明着色粒状物
    を含む請求項1記載の模様面の形成方法。
  4. 筋状模様面を形成する工程において、
    紐状の吸液部材を備えた回転具、及び/または紐状の吸液部材を備えた押圧具、
    を用いて着色塗料を筋状に塗付する請求項1記載の模様面の形成方法。
  5. 基材に対し、
    少なくとも1種以上の着色粒状物が分散媒中に分散した下塗材を塗付して、下塗面を形成した後、
    前記工程(1)及び工程(2)を行う請求項1記載の模様面の形成方法。
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