JPS5845924A - 繊維強化プラスチツク製板状体の成形法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 形法、特に、肉厚が薄い繊維強化プラスチック餐の化粧
板を製造するのに好適な成形法に関するものである。

エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂をガラス繊維等の繊維状
物に含浸してなる繊維強化ブラステック（以下、ＦＲＰ
という）は、強度も優れ、耐薬品性、耐水性、その他の
特性を有する。このＦＲＰにより化粧板等の板状体を形
成する方法として、一般に、ハンドレイアップ法と加熱
圧縮法どがある。−前者は、ガラス繊維等の繊維状物を
型上書装置き、ローラーやへヶ等によりエポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂を繊維状物に含浸させ、これを繰り返　
　　。

し行うことにより化粧板を成形する方法である。

この方法によると、型に接する側の板面は平滑になるが
、他面、即ち、積層面側は粗面（二なるので、両面が平
滑な化粧板を成形することができない。

また、積層後、脱型するまで自然硬化させるので、該自
然硬化の時間が長く、成形に長時間を要する他、湿度や
温度等の自然条件によって硬化に要する時間、品質が左
右するという欠点があった。

一方、加熱圧縮法は、下型と上型のいずれか一方または
両方を予め加熱しておき、熱硬化性樹脂を繊維状物に含
浸−させ、これを下型と上型とで圧縮するものである。

この方法であると、硬化時間を短縮できるので、前者に
比べて成形に時間を要しないが、厚みの薄い薄物の成形
が内錐な上、コスト的Ｃ二多品種少量生産には不適であ
る。特に薄物に関しては厚みが２−以下の化粧板を成形
することができないという欠点があった。

本発明は、上記ハンドレイア、ツブ法や加熱圧縮法によ
らず、真空成形法を可能になし、真空成形法を使用する
ことによって、表裏両面が平滑な、かつ、厚みの薄いＦ
ＲＰ板状体を成形でき、しかも、そのようなＦＲＰ板状
体を短時間で成形できるようにしたもので、その要旨と
するところは、熱硬化性樹脂の未硬化液を繊維状物に含
浸してなる未硬化の繊維強化プラスチツクシートの両面
を、伸縮性を有するフィルムで被覆して原シートとし、
該原シートな域空成形用型上に載置し、真空成形用型と
原シート間の空気を抜いて原シートを真空成形用型に密
着させ、上記熱硬化性樹脂の硬化後、原シートを真空成
形用型から脱型すると共に、摩シートからフィルムを剥
離することを特徴とするＦＲＰ板状体の成形法にある。

次に本発明の一実施例を添附の図面において詳述する。

第１図は、台座上にフィルム及びＦＲＰシート−載置し
た状態の説明図である。台座（１）は上面が平滑−面で
、該台座（１）上に伸縮性を有するフィルム（２）を載
せる。フィルム（２）は伸縮性を有すれば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、その他のいずれの材質のものでよ
い。このフィルム（２）上にｉｔ’　ＲＰＶ−）（３）
を載せ、更に、ＦＲＰシート（３）上にも伸縮性を有す
るフィルム（２）を載せる。）ｉ’ＲＰシート（３）に
用いる強化繊維としては、ガラス繊維、ポリプロピレン
繊維、炭素繊維、グラフアイ゛ト繊維等があるが、安価
でかつ補強効果も比較的すぐれているガラス繊維を使用
することが好ましい。また、ＦＲＰシート（３）に使用
する熱硬化性樹脂としては、チリエステル樹脂やエポキ
シ樹脂等がある。これらの樹脂に硬化剤や顔料等をも配
合したものを使用すればよい。このようにして、ＦＲＰ
シート（３）をフィルム（２）で挾んだ状態にする。

第２図は、フィルム（２）により挾んだ１？ＲＰシート
（３）をローラ（４）に通す状態の説明図である。フィ
ルム（２）によりＦ’ＲＰシート（３）を挾んだ状態で
ローラ（４）に通すことにより、強化繊維に熱硬化性樹
脂の未硬化液を完全に含浸させると共に、ＦＲＰシー）
（３）の両面をフィルム（２）で剥離可能゛に被覆した
原シー）（Ａ）を得る。この時フィルム（２）として長
巻体を使用して第１図及び−２゛図に示す工程を連続的
に行なった後原シート（イ）に載置してもよい。

第３図は、原シート囚の斜視図である。本発明は、Ｅ述
のようにして、まず、ＩＰＲＰシート（３）の両面を、
伸縮性を有するフィルム（２）で剥離可能に被覆した原
シート囚を製作するものである。この原シート（４）を
予め製作しておくと、ＰＲＰ板状体の成形工程において
、加熱装置！備えた成形用型を使用し得て硬化時間を短
縮することができ逮他、加熱された成形用型を使用して
も、局部的に硬第番図は、原シート囚を真空成形する状
態の説明図である。真空成形用型（５）は成形する板吠
体の大きさ、形状になっており、空気を抜くための小孔
（６）が穿設しである。これら各小孔（６）に真空ポン
プ（７）を接続しである。この真空成形用型（５）の大
きさに押え代（９）を加えた分の原シート囚を切断し、
該原シート囚を真空成形用型（５）上シ元載置し、その
、間開の押え代（９）分を治具（８）により圧着する。

次いで、真空ポンプ（７）を作動させて、真空成形用型
（５）と原シート囚間の空気を抜き原シート（Ａｌを真
空成形°用型（５）に密着させると共に、熱硬化性樹脂
を硬化させる。この際、ＦＲＰシート（３）の両面の伸
縮性を有するフィルム（２）は真空成形用型（５）の型
面に沿って伸びるので、皺が層成されることなく、表裏
両面とも平滑なＦＲＰ化粧板が得られ−る。また、真空
成形用型（５）に加熱装置を備えておき、真空成形用型
（５）を加熱するか、真空成形用型ｔ５）のＥ方に備え
た加熱装置ＯＩにより加熱すると、熱硬化性樹脂を短時
間で硬化させることができる。熱硬化性樹脂が硬化した
後は、治具（８）を取外して原シート囚を真空成型用型
（５）から脱型する。　　。

第５図は、フィルム（２）を剥離する状態の説明図であ
る。

上述のようにして脱型を行った後、ＦＲＰシ一ト（３）
の両面からフィルム（２）を剥離する。このフィルム（
２）は熱硬化性樹脂が硬化すると極めて容易に剥離でき
る。しかる後、ＦＲＰシート（３）の１囲の押え代（９
）を切断除去して第６図に示すようなＦＲＰ板状体を成
形するものである。

本発明は以上述べた如き成形方法であるので、以下に述
べる如き利点がある。

すなわち本発明の方法によれば、掻めて迅速かつ簡便に
表裏面共に平滑で、しかも肉厚の薄い繊維強化プラスチ
ック製の板状体を成形することができる。しかも又、こ
れに使用する装置、特Ｃ：真空成形用型は簡単なものな
ので、板状体の形状変化にあわせて、容易に型形状を変
更することができ、化粧板の如く多品種の板状体の成形
（−も極めて効果的に対応できる等、種々の利点を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は台座上にフィ
ルム及びＦＲＰシートを載置した状態の説明図、第２図
はフィルムで挾んだＩＰＲＰｖ＝）をローラに通す状態
の説明図、第３図は原シートの斜視図、第４図は原シー
トを真空成形する状態の説明図、第５図はフィルムを剥
離する状態の説明図、第６図は本発明により成形したＦ
ＲＰ化粧板の斜視図である。 図中（２）はフィルム、（３）はＦＲＰシート、（５）
は真空成形用型、（５）は原シートを示−ｆ０特許出願
人　　三菱樹脂株式会社　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱硬化性樹脂の未硬化液を繊維状物に含浸してなる未硬
   化の繊維強化プラスチツクシートの両面を、伸縮性を有
   するフィルムで被覆して原シニトとし、該原シートを真
   空成形用型上に載置し、真空成形用型と原シート間の空
   気を抜いて原シートを真空成形用型に密着させ、上記熱
   硬化性樹脂の硬化後、原シートを真空成形用型から脱型
   すると共に、原シートからフィルムを剥離することを特
   徴とする繊維強化プラスチツク製板状体の成形法。