JPS5845802B2 - 直流リアクトル装置 - Google Patents

直流リアクトル装置

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JPS5845802B2
JPS5845802B2 JP16021876A JP16021876A JPS5845802B2 JP S5845802 B2 JPS5845802 B2 JP S5845802B2 JP 16021876 A JP16021876 A JP 16021876A JP 16021876 A JP16021876 A JP 16021876A JP S5845802 B2 JPS5845802 B2 JP S5845802B2
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JP
Japan
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weight
coil
core
reactor
iron core
Prior art date
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JP16021876A
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English (en)
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JPS5383068A (en
Inventor
清哉 島
敬信 畠山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直流リアクトル装置に係り、特に位相制御時に
生じる電流の脈動を除去するためのフィルタとして使用
する場合等に好適な直流リアクトル装置に関する。
直流リアクトル装置には、大別して、打抜き鉄板を積層
した、いわゆる積鉄心を用いたものと、巻鉄心を切断し
た、いわゆるカットコアを用いたものがあるが、いずれ
の直流リアクトル装置においても、従来は、漏れ磁束を
少なくして発生磁束を有効に利用できるようにするため
に、鉄心のギャップ長さをできるだけ小さくしているの
が普通である。
しかし、このように鉄心のギャップ長さを小さくすると
、所要いインダクタンスと定格電流を得るためには、鉄
心い断面積が大きくなり、コイルの巻回数は余り多くで
きない。
そのため、従来口直流リアクトル装置では、鉄心の重量
とコイルの重量の比がほぼ2:1で、直流リアクトル装
置全体としての重量が犬となり、価格も高くなっていた
一方、最近交流エレベータをサイリスクの位相制御によ
る整流波形で制動する場合に生じる騒音を低減するため
に、直流制動回路に直流リアクトルを挿入して、前記整
流波形中に含まれる脈動分を除去することが行なわれて
いるが、こいようにある電流値で所要のインダクタンス
が得られればよい用途に使用される直流リアクトルにお
いては、漏れ磁束が多少増大しても余り問題は生じない
本発明はこれらの点に鑑みなされたもので、その目的は
、軽量、安価な直流リアクトル装置を提供するにある。
こい目的を達成するため、本発明は、従来の考え方とは
反対に、むしろ鉄心のギャップを大きくして、鉄心の重
量とコイルの重量をほぼ等しくしたことを特徴とする。
なお、ここで、鉄心の重量とコイルの重量をほぼ等しく
するということは、定格電流で許容温度上昇以内であり
、かつ最大電流で所要のインダクタンスが得られるよう
に、直流リアクトル装置を最適設計した場合において、
鉄心とコイルの重量をほぼ等しくするという意味である
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図はカットコアを使用した直流リアクトルの基本構
成図で、鉄心は2個のコ字状鉄心1,2をギャップを介
して互につき合わせることによって構成され、その脚部
にはそれぞれコイル4が巻回されている。
また、この図において、aは鉄心の巻厚(m、bは窓幅
(771)、dは巻幅(771)、kはコ字状鉄心の折
曲げ脚部の長さく771)、δはギャップの長さく77
1)、■はコイルの通電電流である。
このように構成された直流リアクトルにおいて、コイル
40巻回数をN、鉄心の最大磁束密度をも(T)、コイ
ル導体の断面積をS (77L5、鉄心の窓面積に対す
るコイル正味い占める割合(占積率)をαとすると、自
己インダクタンスL(I−])、定格電流■3(4)お
よび窓面積SW(m)は次式であられされる。
また、鉄心の密度をρtkg/m’)、コイル導体の密
度をρ2 (ky/ m )とすると、鉄心の重量Wl
輔、コイル力重量W2−および直流リアクトルの全重量
W−は次式となる。
なる関係が成立し、鉄心の断面積Aはコイルい巻回数N
に反比例する。
いま、リアクトルの仕様に従って自己インダクタンスL
、定格電流Iaを与え、さらにコイルの巻回数Nを与え
ると、鉄心力筒面積Aが求まるが、このときコイルの重
量が最小となるa、dはaa = J7;、 (7’)
ときであるので、ギャップの長さδは2によりも非常に
小さいものと仮定し、b=2にとすると、コイル巻回数
Nと鉄心の重量W1、コイル力重量W2、リアクトルの
重量W(−W1+W2)、ギャップδの関係は第2図に
示すようになる。
すなわち、コイル巻回数Nを多くすると、鉄心重量W1
は減少し、コイル重量W2は増加し、ギャップδは2次
曲線的に増加する。
したがって、リアクトルの重量Wは、鉄心の重量W1と
コイルの重量W2とがほぼ等しくなるコイル巻回数Nw
のとき最小となる。
として、k/bとWl、W2.δの関係を求めると、第
3図に示すようになる。
第3図の各重量比は鉄心の重量W1、コイルの重量W2
およびリアクトル0重量Wと、第2図で求めたりアクド
ルい重量の最小値Wrrlinとの比率で、こいとき、
ギャップの長さδはゆるやかに増加する。
したがって、k/bを変化したとき、リアクトルの重量
が最小になるに/bは1付近である。
これら第2図および第3図の結果より、コイルの巻回線
Nwおよびコ字状鉄心の脚部の長さkは求まったが、第
2図および第3図においては、コイルの重量W2を最小
にするため、a=d=Z天と仮定したいで、この場合鉄
心の重量Wも最小になるとは限らない。
そこで、鉄心の重量W1およびコイル重量W2をさらに
小さくするため、第2図で求めたコイルの巻回数Nwお
よび第3図で求めたコ字状鉄心の脚部の長さkを一定と
して、d/aと鉄心、コイルおよびリアクトルい重量、
ギャップの長さδ、k/bの関係を求めると第4図のよ
うになる。
第4図の各重量比はWl、W2およびWと、第2図で求
めたりアクドルの重量の最小値WITlinとの比率で
ある。
この第4図より、d/a=2.9、k/b=1.07の
ときりアクドルの重量は最小となり、こいとき鉄心とコ
イルの重量の比は1.07であることが判る。
このように、直流リアクトルの鉄心の寸法をd/ a
= 2.9、k/b−1,07とし、かつ鉄心の重量と
コイルの重量とがほぼ等しくなるように、コイルの巻回
数およびギャップの長さを選定することにより、リアク
トルの重量を最小にすることができ、このとき最も経済
的なりアクドルを得ることができる。
なお、前記d/a、に/bの有効範囲としては、d /
a = 2〜3.5、k/b=1.05〜1.15程
度である。
このような方法でリアクトルを設計すると、リアクトル
の自己インダクタンスおよび定格電流の値によって、ギ
ャップの長さは従来のものよりも大きくなる。
このため、カット面の電磁吸収力による電磁振動によっ
て騒音が発生するが、これはコ字状鉄心のつき合わせ面
とギャップ保持板を接着剤で接着固定することにより実
用上問題にならないレベルまで低減することができる。
なお、カットコアは積鉄心に比べてつき合せ面が平滑で
、ギャップ保持板との接着性が良好であるため、本発明
の直流リアクトル装置の鉄心としては、カットコアを用
いるのが好ましい。
また、コイル4A、4Bを第5図に示すように、その巻
軸方向の中心C1がギャップ3の中心C2と不一致の状
態で装着した場合、これに外部から磁性体が接近すると
、漏れ磁束で外部の磁性体も磁化されるため、リアクト
ルの自己インダクタンスが変化するという問題が生じる
そこで、第6図に示すように、コイルの4A。
4Bの巻線方向の中心C1とギャップ3の中心C2とが
一致した状態でコイルを装着すると、漏れ磁束がほとん
どコイルを通ることになるため、外部の磁性体が接近し
てもその影響を殆んど受けなくなる。
以上求べたように、本発明によれば、直流リアクトル装
置の重量を最小にすることができ、最も経済的な直流リ
アクトル装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカットコアを用いた直流リアクトルの基本構成
図、第2図ないし第4図は第1図に示した直流リアクト
ル装置の各特性図、第5図および第6図は鉄心に対する
コイルの装着状態の各側を示す正面図である。 符号の説明、1,2・・・・・・コ字状鉄心、3・・・
・・・ギャップ、4,4A、4B・・・・・・コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 12個のコ字状鉄心をギャップを介して互につき合わせ
    て鉄心を構成し、この鉄心にコイルを巻回した直流リア
    クトル装置において、前記鉄心の重量と前記コイルの重
    量をほぼ等しくしたことを特徴とする直流リアクトル装
    置。 2、特許請求の範囲第1項において、前記コ字状鉄心い
    折曲げ脚部の長さをk、前記鉄心の窓幅をb、前記鉄心
    の幅および厚さをd、a、としたとき、k/b=1.0
    5〜1.15、d / a = 2〜3.5に設定した
    ことを特徴とする直流リアクトル装置。 3 特許請求の範囲第1項において、前記2個のコ字状
    鉄心のつき合わせ向い間にギャップ保持板を介在させ、
    このギャップ保持板を前記つき合せ面に接着剤で固着し
    たことを特徴とする直流リアクトル装置。 4 特許請求の範囲第1項において、前記鉄心における
    ギャップの中心位置と前記コイルの巻軸方向の中心位置
    とをほぼ一致させたことを特徴とする直流リアクトル装
    置。
JP16021876A 1976-12-28 1976-12-28 直流リアクトル装置 Expired JPS5845802B2 (ja)

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JPS5383068A JPS5383068A (en) 1978-07-22
JPS5845802B2 true JPS5845802B2 (ja) 1983-10-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59192514U (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 日東紡績株式会社 野縁保持金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5916122U (ja) * 1982-07-21 1984-01-31 株式会社タムラ製作所 インダクタ−
JP2008053579A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 車載用リアクトル

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