JPH08937U - ラインフィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ノーマルモードとコモンモードの両 方のノイズを除去するラインフィルターに関する ものである。

〔従来の技術〕

ラインフィルターの回路を第３図に示す。このラインフィ ルターは、ライン間を伝播するノイズを除去するためのノー マルモードチョークＡ（図は２個のコイルを使用しているが、 場合によっては図のいずれか一方のみでもよい）とラインお よびアース間を伝播するノイズを除去するための一対のコモ ンモードチョークＢとから構成されている。そして、このノ ーマルモードチョークとコモンモードチョークとは別々の磁 心に巻線を施して構成されていた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

従来のラインフィルターでは、ノーマルモード チョークとコモンモードチョークとが別体であっ たため、部品点数が多く、実装面積も広かった。

本考案は、上記の事を鑑みて、両者を一体とし た、ラインフィルターを提供することが目的であ る。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、貫通孔を有する磁心と、前記貫通孔 の軸方向に磁束を生じさせるコイルと、前記貫通 孔を通る巻線からなる２つのコイルとからなるラ インフィルターである。

〔実施例〕

本考案に係る一実施例の断面図を第１図に斜 視図を第２図に示す。この実施例は、貫通孔１０ １を有するつづみ型状のコア１０２を用い、この コア１０２の外周の凹部１０３にノーマルモード チョーク用のコイル１０４を巻回し、次いで貫通 孔１０１を通るコモンモードチョーク用のコイル １０５、１０６を巻回して、ラインフィルターを 構成したものである。

また、本考案に係る別の実施例のコアを第４図 に示す。この実施例は、円筒状コア４０１、円板 状コア４０２に分割したものである。これはコア を分割した方が凹部１０３を形成しやすく一体の 磁心よりコストダウンが可能である。又、この分 割したコアを、４０１をＮｉ系フェライト、４０ ２をＭｎ系フェライト等異種材料として性能を改 善することも容易である。尚、その他の材質との 組み合せも可能であり、種々の組み合わせで性能 や特性を変えることが可能である。

〔本考案の効果〕

本考案によれば、ノーマルモードチョークとコ モンモードチョークとからなるラインフィルター を一つの磁心に構成でき、ラインフィルターの小 型化、つまり、従来のコモンモードチョークと同 一スペースにてノーマルモードチョーク及びコモ ンモードチョークからなるラインフィルターを構 成できるものである。又、部品点数も少なくなり、 ラインフィルターの原価低減も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案に係る一実施例の断面図であ り、第２図は、本考案に係る一実施例の斜視図で あり、第３図は、従来のラインフィルターの回路 図であり、第４図、第５図は、本考案に係る別の 実施例のコアの分解斜視図である。 １０１……貫通孔、１０２……コア、１０３……凹
部、 １０４……ノーマルモードチョーク用コイル、１０ ５、１０６……コモンモードチョーク用コイル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 貫通孔を有する一体又は複数個に分割し
   た磁心 と、前記貫通孔の軸方向に磁束を生じさせるコイ ルと、前記貫通孔を通る巻線からなるラインフィ ルター。