JPS5845403Y2 - 建築用パネル - Google Patents
建築用パネルInfo
- Publication number
- JPS5845403Y2 JPS5845403Y2 JP13972480U JP13972480U JPS5845403Y2 JP S5845403 Y2 JPS5845403 Y2 JP S5845403Y2 JP 13972480 U JP13972480 U JP 13972480U JP 13972480 U JP13972480 U JP 13972480U JP S5845403 Y2 JPS5845403 Y2 JP S5845403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- insulating material
- sheet
- panel
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Finishing Walls (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は金属薄板、合成樹脂板の凹状成形体とシート状
物間に断熱材を充填した建築用パネルに関する。
物間に断熱材を充填した建築用パネルに関する。
さらに詳しくはシート状物が湿度によって伸縮しても上
記パネルの外観を損なわない構成とした建築用パネル(
以下、単にパネルという)に係る。
記パネルの外観を損なわない構成とした建築用パネル(
以下、単にパネルという)に係る。
最近、住宅等の壁体は工期の短縮などの関係で第1図に
示すようなパネルA1を複数枚相互に係合することによ
って第2図に示すように構成されている。
示すようなパネルA1を複数枚相互に係合することによ
って第2図に示すように構成されている。
すなわち、パネルA1は0.2〜1.6 mm厚の金属
製薄板からなる方形または長方形状の板材を第1図に示
すように成形した凹状断面の主体1と、主体1の凹状断
面の空隙部(凹状部)に充填した断熱材2と、断熱材2
の背面を被覆し、がっ断熱材2の主体1からの脱落を防
止すると共に、サンドイッチ構造とするクラフト紙等か
らなるシート状物3とから構成されている。
製薄板からなる方形または長方形状の板材を第1図に示
すように成形した凹状断面の主体1と、主体1の凹状断
面の空隙部(凹状部)に充填した断熱材2と、断熱材2
の背面を被覆し、がっ断熱材2の主体1からの脱落を防
止すると共に、サンドイッチ構造とするクラフト紙等か
らなるシート状物3とから構成されている。
しかも、主体1の凹状部の両側縁にはパネルA1を相互
に嵌挿構造で連結するための雄型連結部4および雌型連
結部5が形成されたものである。
に嵌挿構造で連結するための雄型連結部4および雌型連
結部5が形成されたものである。
なお、主体1と断熱材2とシート状物3の接着は接着剤
(図示せず)を用いるか、断熱材2自体の自己接着性を
利用するがのいずれかによって行なわれている。
(図示せず)を用いるか、断熱材2自体の自己接着性を
利用するがのいずれかによって行なわれている。
そして、上記パネルA1を用いて第2図に示すような壁
体を構成するには、雌型連結部5の延長部5aを釘7等
を介して胴縁6に打設し、次にパネルA1の雌型連結部
5にパネルA2の雄型連結部4を嵌挿するような作業を
順次くり返せばよい。
体を構成するには、雌型連結部5の延長部5aを釘7等
を介して胴縁6に打設し、次にパネルA1の雌型連結部
5にパネルA2の雄型連結部4を嵌挿するような作業を
順次くり返せばよい。
しかしながら、前記したようなパネルA1.A2を用い
て壁体を構成した際には、下記するような諸点において
不都合があった。
て壁体を構成した際には、下記するような諸点において
不都合があった。
すなわち、パネルA1は機械強度(曲げ等)を得るため
、雄、雌型連結部4,5の凹状部近傍の端部4a、5a
にシート状物3を固着する構造になっている。
、雄、雌型連結部4,5の凹状部近傍の端部4a、5a
にシート状物3を固着する構造になっている。
このため、例えばシート状物3が吸水性、吸湿性を有す
る素材からなる場合には、シー1へ状物3の伸縮、特に
収縮したときに直接に主体1の化粧面1aを第2図にお
いて二点鎖線で示すように変形する。
る素材からなる場合には、シー1へ状物3の伸縮、特に
収縮したときに直接に主体1の化粧面1aを第2図にお
いて二点鎖線で示すように変形する。
この変形は、特に接着性のすぐれたポリウレタンフォー
ムを断熱材2とした外装材の場合であっても、化粧面1
aの背面と断熱材2間に剥離を生じせしめる欠点があっ
た。
ムを断熱材2とした外装材の場合であっても、化粧面1
aの背面と断熱材2間に剥離を生じせしめる欠点があっ
た。
また、化粧面は山状に突出するため、外観が損なわれる
不利があった。
不利があった。
さらに、この変形がひどくなると、パネルの嵌合部にお
いて雄型連結部が離脱するような不都合があった。
いて雄型連結部が離脱するような不都合があった。
本考案はこのような欠点を除去するため、シート状物の
伸縮を主体に直接的に影響しないようにシー1〜状物自
体を弛緩構造に形成して断熱材と主体の剥離、化粧面の
山状化を阻止して外観を損なわずに、しかも壁体を形成
した際に連結部において離脱することのないパネルを提
案する。
伸縮を主体に直接的に影響しないようにシー1〜状物自
体を弛緩構造に形成して断熱材と主体の剥離、化粧面の
山状化を阻止して外観を損なわずに、しかも壁体を形成
した際に連結部において離脱することのないパネルを提
案する。
以下に第3,4図を用いて本考案に係るパネルの一実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
なお、第1図と同一物については簡単に説明すると共に
同一番号を付す。
同一番号を付す。
すなわち、第3図は上記パネルAを示す斜視図であり、
1は主体、1aは化粧面、2は断熱材で主に合成樹脂発
泡体からなる。
1は主体、1aは化粧面、2は断熱材で主に合成樹脂発
泡体からなる。
特に合成樹脂発泡体は液状原料から発泡成形、固着を一
挙に行なうものである。
挙に行なうものである。
3′はシート状物、4は雄型連結部で化粧面1aと平行
に外側方へ突出した差込縁4bを有する。
に外側方へ突出した差込縁4bを有する。
5は雌型連結部で主体1の凹状部の側縁1bの端縁を内
側方へ化粧面1aと平行に延ばすと共に、再度仲側方へ
延ばして形成したコ字状の差込溝5bを有し、かつ差込
溝5bの下縁5Cを外側方へ突出した延長部5dから構
成される。
側方へ化粧面1aと平行に延ばすと共に、再度仲側方へ
延ばして形成したコ字状の差込溝5bを有し、かつ差込
溝5bの下縁5Cを外側方へ突出した延長部5dから構
成される。
ここで、本考案の要部であるシー1〜状物3′について
さらに詳説すると、シート状物3′はシート状物が吸水
、吸湿により、その長さが伸縮、特に乾燥して収縮する
際に差込縁4bおよび下縁5Cをパネルの中心に向って
引き寄せ、これが主体1と断熱材2に対する前記したよ
うな悪影響を防止するための弛緩構造に形成したもので
ある。
さらに詳説すると、シート状物3′はシート状物が吸水
、吸湿により、その長さが伸縮、特に乾燥して収縮する
際に差込縁4bおよび下縁5Cをパネルの中心に向って
引き寄せ、これが主体1と断熱材2に対する前記したよ
うな悪影響を防止するための弛緩構造に形成したもので
ある。
すなわち、シート状物3′は第4図に第3図のイ部を抽
出し、かつ拡大して示すように、片面段ボール構造に形
成したものである。
出し、かつ拡大して示すように、片面段ボール構造に形
成したものである。
特にライナー紙3aは断熱材2形成の際にその一部が破
壊されるような薄い和紙または西洋紙から構成する。
壊されるような薄い和紙または西洋紙から構成する。
これはライナー紙3aが断熱材2形戒時に大部分が中芯
原紙3bと断熱材2間の隔離材として機能させる。
原紙3bと断熱材2間の隔離材として機能させる。
なお、ライナー紙3aは中芯原紙3bに弛緩作用を行な
わしめるために、その一部を断熱材2形成時にその発泡
圧、原料の含浸によるライナー紙の強度低下などによっ
て破壊されるようなものである。
わしめるために、その一部を断熱材2形成時にその発泡
圧、原料の含浸によるライナー紙の強度低下などによっ
て破壊されるようなものである。
また、中芯原紙3bの波状の方向はパネルの長手方向と
ほは゛平行である。
ほは゛平行である。
ここで、本考案に係るパネル、特にシート状物3′の働
きを具体的に説明すると、例えば第3図に示すパネルA
において、主体1は0.27mm板厚のカラー鋼板で幅
W=360mm、厚さt=15mm、長さL3030
mmに成形した部材、断熱材2は主体1にボッウレタン
フオーム原料を吐出し、反応−発泡硬化および接着を行
なって形成したもの、シート状物3′はクラ7I・紙で
厚さQ、3mmの中芯原紙3bと0.1mmの西洋紙か
らなるライナー紙3bを片面段ボール構造としたものを
用いた。
きを具体的に説明すると、例えば第3図に示すパネルA
において、主体1は0.27mm板厚のカラー鋼板で幅
W=360mm、厚さt=15mm、長さL3030
mmに成形した部材、断熱材2は主体1にボッウレタン
フオーム原料を吐出し、反応−発泡硬化および接着を行
なって形成したもの、シート状物3′はクラ7I・紙で
厚さQ、3mmの中芯原紙3bと0.1mmの西洋紙か
らなるライナー紙3bを片面段ボール構造としたものを
用いた。
そして第2図に示すようにパネルを装着し、壁体を構成
した。
した。
ところが、この壁体の連結部が熱橋として作用し、パネ
ル背面に結露が発生したと仮定する。
ル背面に結露が発生したと仮定する。
すると、シート状物3′は結露水を容易に吸水するため
伸張する。
伸張する。
なお、この伸張は断熱材2(ポリウレタンフォーム)を
変形するような力が作用せず、単に弛緩するだけであり
、外観の変形等を招くものでない。
変形するような力が作用せず、単に弛緩するだけであり
、外観の変形等を招くものでない。
逆にシー1−状物3′に浸透した結露水が蒸発し、次第
にシート状物3′が乾燥し、第3図における左右方向か
ら中心に向って引張られ、全体として約5mm位収縮し
た。
にシート状物3′が乾燥し、第3図における左右方向か
ら中心に向って引張られ、全体として約5mm位収縮し
た。
しかし、パネル外観には何等の変化も認められなかった
。
。
すなわち、シート状物3′とポリウレタンフォームが一
体に貼着されている部分、所謂雄、雌型連結部4,5間
では、上記フオームのシート状物3′との接着部分の層
の弾性によって前記収縮分を吸収するのでポリウレタン
フォームの全厚みにまで到達しない。
体に貼着されている部分、所謂雄、雌型連結部4,5間
では、上記フオームのシート状物3′との接着部分の層
の弾性によって前記収縮分を吸収するのでポリウレタン
フォームの全厚みにまで到達しない。
一方、シート状物3′の左右方向における両端部は雄、
雌型連結部の凹状部近傍の端部4a、5aと、一体に固
着されている°ため、この部分がパネルの中心に向って
ポリウレタンフォームを圧縮しながら引き寄せられる。
雌型連結部の凹状部近傍の端部4a、5aと、一体に固
着されている°ため、この部分がパネルの中心に向って
ポリウレタンフォームを圧縮しながら引き寄せられる。
ところが、この引張はシート状物3′の中芯原紙3bの
弛緩部8の作用によって吸収される。
弛緩部8の作用によって吸収される。
従って、シート状物3′の収縮は上記端4a、5aまで
到達しない。
到達しない。
その結果、パネル外観は施工時と同じで向等の変化も現
われなかった。
われなかった。
また、主体1が熱により弾性変形せしめられた際にはシ
ート状物3′の弛緩部8の作用によってパネルのサンド
イッチ構造を破壊するような上記シート状物3′の切断
を招来するようなこともなかった。
ート状物3′の弛緩部8の作用によってパネルのサンド
イッチ構造を破壊するような上記シート状物3′の切断
を招来するようなこともなかった。
以上、説明したのは本考案に係るパネルの一実施例にす
ぎず、断熱材2が合成樹脂発泡体からなるときは、この
発泡体中に活性炭、パーライト粒、炭酸カルシウム、硼
砂等を含有したパネルとすることも可能である。
ぎず、断熱材2が合成樹脂発泡体からなるときは、この
発泡体中に活性炭、パーライト粒、炭酸カルシウム、硼
砂等を含有したパネルとすることも可能である。
上述したように、本考案に係るパネルによれば、サンド
イッチ構造の背面のシー1〜状物にパネルの外観、特に
化粧面を山状にする変形を抑制、阻止する弛緩構造を設
けたため吸水、吸湿によって化粧面が変形すること、お
よび主体と断熱材の剥離を防止した特徴がある。
イッチ構造の背面のシー1〜状物にパネルの外観、特に
化粧面を山状にする変形を抑制、阻止する弛緩構造を設
けたため吸水、吸湿によって化粧面が変形すること、お
よび主体と断熱材の剥離を防止した特徴がある。
また、熱変形により、サンドイッチ構造が破壊されるの
を阻止できる特徴がある。
を阻止できる特徴がある。
さらに壁体をパネルで形成した際に、パネルの構成材に
起因する装着部の離脱も殆んどない特徴がある。
起因する装着部の離脱も殆んどない特徴がある。
第1図は従来から使用されている外装材を示す斜視図、
第2図は上記外装材を用いて形成した壁体を示す斜視図
、第3図は本考案に係る建築用パネルの一例を示す斜視
図、第4図は第3図のイ部を抽出、拡大して示す説明図
である。 1・・・・・・主体、2・・・・・・断熱材、3,3′
・・・・・・シート状物。
第2図は上記外装材を用いて形成した壁体を示す斜視図
、第3図は本考案に係る建築用パネルの一例を示す斜視
図、第4図は第3図のイ部を抽出、拡大して示す説明図
である。 1・・・・・・主体、2・・・・・・断熱材、3,3′
・・・・・・シート状物。
Claims (1)
- 金属薄板、合成樹脂板からなる方形または長方形状の板
材を凹状断面に成形すると共に、該凹状断面の両側縁に
嵌挿構造の雄、雌型連結部を設け、かつ上記凹状部に合
成樹脂発泡体の原料を発泡させることにより断熱材を充
填し、該断熱材の背面を覆うと共に、前記両側縁間に張
設した吸水性、吸湿性を有するシート状物とからなる建
築用パネルにおいて、上記パネルの長手方向と平行な波
状の中芯原紙と薄い和紙または西洋紙等からなるライナ
ーを一体にして片面段ボール構造からなるシート状物に
構成し、かつ上記ライナーが前記断熱材と接着している
部分が断熱材形成の際に一部破断せしぬられた形状で貼
着されていることを特徴とする建築用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13972480U JPS5845403Y2 (ja) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | 建築用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13972480U JPS5845403Y2 (ja) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | 建築用パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5671834U JPS5671834U (ja) | 1981-06-13 |
JPS5845403Y2 true JPS5845403Y2 (ja) | 1983-10-15 |
Family
ID=29371069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13972480U Expired JPS5845403Y2 (ja) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | 建築用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845403Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-02 JP JP13972480U patent/JPS5845403Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5671834U (ja) | 1981-06-13 |
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