JPS5845348A - アルミニウム合金製摺動部材の製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金製摺動部材の製造方法

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JPS5845348A
JPS5845348A JP14169681A JP14169681A JPS5845348A JP S5845348 A JPS5845348 A JP S5845348A JP 14169681 A JP14169681 A JP 14169681A JP 14169681 A JP14169681 A JP 14169681A JP S5845348 A JPS5845348 A JP S5845348A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明社シリンダライナ・パルプガイド等の内燃機関部
品、ロータリフンプレ・ンサのベーン、アキシャルフン
プレツサのシューデスク等のように苛酷な摺動条件下で
使用するに適するアルlニウム合金摺動部材及びその製
造方法に関する。
アルミニウム合金は軽量で熱伝導性が高いという長所を
有しているが、摺動部材として使用すると焼付を起し易
いという欠点を有している。
アル1ニウム合金の中では過共晶組成の高珪素アルミニ
ウム合金は耐摩耗性に優れているが油の濡れ性が悪いの
で摺動面の油膜が逮切れ易く、苛酷な摺動条件で始動す
ると焼付を起すという難点を有している。
上記のような難点を解消する方法として、高珪素アルミ
ニウム合金の摺動面にラツヒ゛ングや特殊な電解研摩を
施してHMv7.20θ〜/ 4t00の高硬度を有す
る初晶シリコン粒子を周囲の基地から浮上らせて初晶シ
リコン粒子間に凹部を防止する方法や、マグネシウムを
多量含有させて基地中KMg、Ellを晶出させこれを
化学的或は電気化学的に溶解除去して凹部を形成させて
油溜やとする方法が提案されている。
これらの方法によって得られた摺動面は不可避的な初期
馴染みによる摩耗やその後の定常摩耗によって油溜りと
なっている四部が消失すると焼付を起し易くなり、本質
的な解決手段とはならない。また、高珪素アルミニウム
合金は本来鋳造用合金であり、鋳造法では高硬度の初晶
シリコンが粗大であって微細化処理を施してもなお限界
があるので機械的性質が脆弱であると共に被削性が劣る
その上、固液共存範囲が広いので健全な鋳造品を得るた
めに社大・きな押湯を必要とし、重量歩留りが低いとい
う問題点は未解決のま−である。
窒素等の不活性ガス或は空気を噴霧気体をして溶融金属
を噴霧して水中で凝固させて微粉末とするアトマイズ法
によると、溶融金属をIO2〜104°0/aaoの急
速な冷却速度で凝固させることができることから、アト
マイズ法で過共晶高珪素アルミニウム合金粉末を製造す
ることによって初晶シリコンを数μ〜20μ程度の粒径
にすることが可能である。近年このようにして製造され
た過共晶高珪素アルミニウム合金粉末全熱間押出し法に
よってビレ゛ントとする方法が提案されているO この方法によれば、高珪素アルミニウム合金の機械的性
質や被削性に関する問題点は解決されるが、油の濡れ性
が悪ψことに起因する耐焼付性に関する問題点は解決さ
れない。この問題点を解決するためには黒鉛・鉛・錨・
二硫イしモリブデン等の固体潤滑剤粉末を原料粉に混合
する方法が考えられるが、ダイスと被加工材との間の摩
擦によって生ずる引張力のために、得られるビレットの
表面に亀裂力く生じ易い。また鉛や錫のような高比重の
金属粉末をアル4ニウム合金粉末に配合すると、混合時
や混合粉の取扱い中に比重差による偏析を起し易い。更
にこれら低融点金属粉は熱間押出し時に溶融して、アル
1ニウム合金粒子の間隙を通って下方に偏析したや、ま
た優先的に押出され、即ち搾や出されるようにしてこれ
ら低融点金属は押出し材の先端に多く、後方では少なく
なるようになる。
このような現象は、被加工材が混合粉のままである場合
のみならず、混合粉を圧縮成形して圧粉体としたもので
ある場合にも、圧粉体中の気孔社互に連絡してお9、ま
たその気孔率は通常lQ〜30容積襲であるので、同様
に起る。
本発明は上記のような問題点を解消し、充分な機械的強
度と優れた耐焼付性とを有するアルlニウム合金製摺動
部材及びその製造方法を提供することを目的としてお9
、その第7の発明は30重量%(以下、%は特に説明な
い場合は重量%を表わす。)以下のシリコン、並びに銅
、マグネシウム、亜鉛、ニッケル及びマンガンの2種以
上を合計で7〜70%含有し、残部が実質的にアル1ニ
ウムからなる過共晶組成を有し、初晶シリコンが微細か
つ均一に分布した組織を有する基地中に、7〜70%の
鉛を分散させた耐焼付性に優れる強力なアルミニウム合
金製摺動部材に係り、その第2の発明は30%以下のシ
リコン、並びに銅、マグネシウム、亜鉛、ニッケル及び
マンガンの2種以上を合計で7〜70%含有し、残部が
実質的にアルミニウムからなる過共晶組成を有し、初晶
シリコンが微細かつ均一に分布している組織を有する粒
径0.3m!11以下のアルミニウム合金粉末に酸化鉛
粉末を鉛量として7〜/θ%になるように配合し、混合
した混合粉をコンテナ中に充填し、330〜μs o 
”aで熱間押出しを行って押出し材とし、次にこの押出
し材を押出し温度以上、液相生成開始温度以下の湿度に
加熱して酸化鉛を鉛に還元してから急冷し、次いで時効
処理を施すことを特徴とする前記第1の発明に係るアル
ミニウム合金製摺動部材の製造方法に係る。
ts/の発明は耐摩耗性に優れる過共晶高珪素アルミニ
ウム合金の組成に更に機械的強度を改善する目的で銅・
マグネシウム・亜鉛・ニッケルtニウAに固溶せず、固
体潤滑剤としての作用を有し、或いIf1摺動中に摩耗
して油溜りとなる凹部を形成する鉛を含有させることに
よって優れた耐焼付性を付与した強力な摺動部材に係抄
1原料合金粉末からの押出し加工及びその後の熱処理に
よって製造される。
その組織中に存在する初晶シリコンは前述のように硬度
高く八−ドスポットを形成して耐摩耗性に寄与するが、
機械的強度と被削性を改善するために初晶シリコンが微
細にかつ均一に分布している組織とする。
基地中のシリコン含有量については、初晶シリコンを晶
出させるためには、過共晶組成でなければならな−こと
は言う迄もなく、共晶組成のシリスン量はアルミニウム
及びシリコン以外の成分元素の種類及び含有量によって
変動する。
シリコン含有量が30%を越えると初晶シリ′コンが粗
大化し、強靭性と被削性を害すると共に、押出し加工に
際して変形抵抗の増加とダイスの摩耗をきたすので、シ
リコン含有量は共晶シリコン量を越え、30%以下の範
囲とする。
基地中の銅・マグネシウム・亜鉛・ニッケル及びマンガ
ンはアルミニウム合金に時効性を付与する作用を有して
おり、本発明はこれらの内2種以上を含有させることに
よる相乗作用によって効果的に時効性を付与し、時効硬
化による機械的強度の改善を図ったものである。上記成
分元素の基地中の量が合計で7%未満では機械的強度改
善の効果が顕著ではなく、これが10%を越えると押出
し加工が困難になるので、その合計量を7〜10%の範
囲とする。
鉛は前述のようにアルミニウムに固溶せず、基地中に分
散し、而も固体潤滑剤としての作用を有し、耐焼付性を
付与し、また軟かいので摺動中に選択摩耗して摺動面に
四部を形成させ、これが油溜りとなって耐焼付性を付与
するが、その量が7%未満では上記の効果が顕著ではな
く、また70%を越えると機械的強度の低下をきたすと
共に、押出し加工性が損なわれて横割れが発生するよう
になるので、その含有量は7〜70%の範囲とするO 第2の発明は前記第1の発明に係る摺動部材の製造方法
に係る。
先ず原料混合粉末をコンテナ中に充填して押出し加工に
よってビレットとする。或いは原料合金粉末を圧縮成形
して圧粉体とし、この圧粉体をコンテナ中に装入して押
出し加工によってビレットとする0押出し加工は330
−≠so”aの熱間で行うが1後者の方法によればコン
テナ中に装入する被加工材を加熱するのが容易であるの
τ有利である。
本発明の方法では鉛の供給源として酸化鉛粉末を原料粉
に配合す為。酸化鉛は加工温度で溶けることはなく、押
出し加工時にアルミニウム合金粒子の塑性流動によって
アルミニウム合金粒子表面の拳化皮膜が破断してアル1
ニウム合金が直接酸化鉛粉末と摺り合わされ、而も前記
温度に加熱されているので酸化鉛の一部は還元されて備
か乍ら金属鉛が生成される。従って押出し加工は塑性流
動がダイス近傍でのみ起る間接押出し法によるのが良い
。直接押出し法ではコンテナ中の被加工材の広い範囲で
塑性流前を起すので、前述したような鉛粉末を配合した
場合に於ける不都合を生ずることになる。
次に押出し加工温度以上、原料の高珪素アルミニウム合
金粉末の液相生成開始温度以下の温度に加熱して酸化鉛
を金属鉛に還元する。この還元はアルミニウムの存在下
で次式の反応によるものと考えられる。
jPbo+、2a7−−鴫3 Pb−)−Aj+o3か
くして基地中に鉛相が分散した組織を有するビレットが
得られる。この加熱に次いで急冷することによって、こ
の還元熱処理は溶体化処理をも併せて行ったことになる
次に時効処理を施して機械的強度を改善する。
1、・− 原料粉の高珪素アル4ニウム合金粉末の組成は前記の第
1発明の基地のそれと当然同様でなければならない。ま
た、その組織中に含まれる初晶シリコンの粒径は、23
μを越えると得られる摺動部材の初晶シリコンが大吉〈
なり過ぎて機械的強度と被剛性を害するようKなるのと
、押出し加工に際して変形抵抗が大きくなってダイスの
摩耗が増大するので1.2J−μ以下とするのが良い。
このような微細組織を有する合金粉末はアトマイズ法に
よって得られる。
またその原料粉の粒径hO,3rnrnを越えると鉛相
の分布が不均一となるので、0.3mm以下とするのが
望ましい。鉛相の分布を均一にするためには原料粉の粒
度は細かい程良いが、細か過ぎると燈io危験t−生じ
、取扱いが面倒になるので/θ0メツシュ(/ま0μ)
以上のものを使用するのがより望ましい。
市販の拳化船は粒径数μの微細な粉末であるので1一般
に数十μの粒径を有する鉛粉末に比べて均一に原料粉中
に混合でき、tな前記還元反応が”。
効果的に遂行される。その配合量は鉛分として前記第1
の発明の鉛含有量となるようにしなければならないこと
社言う迄もない。
圧粉体の製造に関しては、通例の粉末冶金に於ける成形
と特に異なるところ社ない。
加工温度は3KO’0よりも低温では被加工材の変形抵
抗が大きくなって工具類の破損の虞れがあり、原料粉末
間の拡散が不充分で得られるビレットの機械的強度が不
足し、aSOoOを越える高温では押出し材とダイとの
間に働く引張力によってビレット表面に亀裂を生じ易く
なるので、330〜≠ro”aの範囲とする。ソリッド
ダイを使用する場合はiwtooN≠2!;”Oで、ホ
ローダイを使用する場合IIi≠25−≠!θ″0で加
工するのが特に好ましい。また、間接押出し法ではメタ
ルフローの小さい領域で加工されるので、押出し比は1
0以上であることが望ましい0 酸化鉛還元の熱処理の温度は高い程還元反応が連〈進行
し、また溶体化処理としての効果も増大するので高い程
良く、少なくとも押出し加工温度以上とする必要がある
。他方、高珪素アルz Wラム合金の液相生成開始温度
を越えて高くすると、初晶シリコンを粗大化させるので
、該液相生成開始温度以下とすることが望ましい。アル
ミニウム硼素系合金の共晶温度は577°Cであるが、
この共晶温度は銅、マグネシウム、亜鉛、ニッケル及び
マンガンによって低温側−\移動するので、これらの種
類及び含有量に応じた濃度とする必要がある@加熱時間
は30分〜j時間程度で良ψ。
時効処理は大約/30−200”o 、3〜70時間が
適当である。
次に実施例について説明する。
実施例/ 窒素アトマイズ法によって製造され、初晶シリコンノ粒
径がr△未溝の微細組織を有し、シリコン20%、銅3
%、マグネシウム1%、残部が実質的にアルミニウムか
らなる組成を有する−100メツシユの合金粉末に、平
均粒径3μの一酸化鉛(pb O) 粉末t/、!、 
jlkヒ/ 0% (鉛量として夫々/、!、l夕及び
り3%)になるように配合シ、混合して3種類の混合粉
とし、これらの混合粉を金型中で圧縮成形して直径4’
9.jmJ長さ120mm、気孔率20容積%の圧粉体
とし、との圧粉体を≠zo”aに加熱して内径、t O
m mのコンテナ中に装入し、その温度で間接押出しに
よって直径/jI!Imの丸棒とし、これら丸棒を弘り
Q”0に3時間加熱してから水冷し、次いで/7j″O
に10時間加熱の時効処理を施し、3種類の供試材を得
た。
これらの供試材について、−酸化鉛粉末10%配合のも
のを例に挙げてその組織を第1図及び第2図に示す。第
1図は押出し加工のtまの状態に於ける組織を示す倍率
≠OO倍の顕微鏡写真、第2図は熱処理を施した供試材
Q組織を示す倍率μOO倍の顕微鏡写真である。矢印は
押出し方向を示す。
第1図及び第2図中の黒色に見える相は、xta回折試
験の結果、前者では一酸化船及び鉛、後者では鉛である
ことが確認された。
即ち、押出し加工のままの状態ではpboとPbが検出
され、熱処理後ではTbOは検出されず、Pbが多量に
検出された。このことから、配合された一酸化鉛は押出
し加工温度で一部が還元されて鉛になり、次の弘φQ’
0の加熱で一酸化船は還元しる。
また当然の事乍ら、両者共AJと81が多量に検出され
た。
基地組織は両者共初晶シリコンが極めて微細に、かつ均
一に分布した微細組織となっている。
これら供試材について機械試験を行った結果は以下の通
りである。なお、比較のために、−酸化鉛粉末を配合せ
ず、その他は前記と同様にして製作した比較材及びこれ
と同じ組成を有する鋳造比較材についても同様の試験を
行った。
(1)引張試験及び硬さ試験 各供試材から試験片を採取し、引張試験及び硬さ試験を
行った結果は第1表に示す通りである。
同表には各成分元素の分析値が併記しである。
第  /  表 同表から、本発明に係る摺動部材の機械的性質は、同様
の組成の鋳造材に比べて可成り優れていることが判る。
(2)焼付試験 試験装置は第3図及び第弘図に概要を図解的に示すもの
であって、ステータ(力に取外し可能に取付けられた直
径J’Oramの円板(相手材)■の中央には裏側から
注油孔■を通じて潤滑油が注油される。ステータ(1)
には油圧装置(図示せず)によって右方へ向けて所定圧
力で押圧力Pが作用するようにしである。円板@に相対
向してロータに)があり、駆動装置(v4示せず)によ
って所定速度で回転するようにしである。p−夕例の円
板c2)K対する端面に取付けられた試料保持具(μ&
)にはjmmXjmmX/ Ommの角柱状試験片(イ
)が同心円上に等間隔に弘個取外し可能にかつ正方形端
面が円板Qに対して摺動自在に取付けである。このよう
な装置に於いてステータV)に所定の押圧力Pをかけ、
所定の面圧で円板(相手材)■と試験片(支)とが接触
するようにしておいて、注油孔■から摺動面に所宏給油
速度で給油しながらロータ(ロ)を回転させる。一定時
間毎にステータQ)に作用する圧力を階段的に増加して
行き、ロータ(ロ)の回転によって試験片(2)と相手
の円板■との摩擦によってステータV)に生ずるトルク
(*振力によって生ずるトルク)Tをスピンドル(θを
介してロード七ル(′7)に作用せしめ、その変化を動
歪1鎖で読み、記録計(力に記録させる。トルクTが急
激に上昇するときに焼付が生じたものとして、その時の
接触面圧をもって焼付面圧とし、この大小をもって耐焼
付性の良否を判断する。
試験に供した試験片は前記引張試験に供したと同一供試
材から採取したものを使用し、予め試料保持具(4’ 
&)に取付けておいて摺動面に研磨仕上げを施しておい
である。試験条件は次に示す通りである。速度は♂m/
sea、潤滑油及び給油条件はコンプレッサオイル(ス
ニソ、tG8)にて温度go″0,30Qml/m1n
、接触圧力は20kg/cjで20分間馴らし運転後3
0h/C♂で3分間、その後3分間経過毎に/ Q1q
/ a llI4づつ上昇、相手材は焼入を施した球状
黒鉛鋳鉄。
試験は同一供試材について各々2回づつ行い、その結果
は第2表に示す通りである。
第  2  表 同表から、潤滑油の供給が充分である理想的な摺動条件
下にあっては、鉛相分散の効果は明らかではな―が、本
発明材は鋳造材に比べては耐焼付理性に優れていること
が判る。
実施例コ 前記実施例/に使用した原料粉のうち、−酸化鉛粉末を
j%配合したもの(本発明材)及び−酸化鉛粉末を配合
しな−もの(比較材)を圧縮成形して圧粉体とし、これ
ら圧粉体をμjO’0に加熱し、押出し比//で間接押
出し加工を行って外径37mm、内径IAJmmの円筒
体とし、ettyt径方向に切断して環状試料とした。
第3図及び第弘図に示した鋳鉄製円板■の一方の端面に
円環状の溝を削設し、この溝に上記環状試料を嵌着し、
これをμりo’aKr時間加熱して水冷し、次いで/7
!”Oに70時間加熱の時効処理を施してから試料、の
嵌着された端面を研磨仕上げした。
これら試料について前記実施例/で使用した試験機を使
用して次のような焼付試験を行った。
第3図及び第≠図に示した円板■に上記試料の嵌着され
た円板を使用し、回転するμ個の試験片(イ)には前記
実施例/に於けると同一形状寸法を有する油焼入したク
ロムモリブデン鋼SOM≠/jを使用し、潤滑油として
温度so”aのコンプレッサオイル(スニソjG8)を
300mJ/rnLrk供給しながら接触圧力/ 0呻
/ Om”、速度を、2m/seaとして70分間上記
試料とSCjMII/j試験片とを摺動させる馴らし運
転を行ってから、引続きそのtt1111滑油の供給を
70秒間停止し、次いで潤滑油を上記と同様に3分間供
給する運転を繰返し、焼付が発生する迄の繰返し回数を
求めたO その結果、比較材は2回の繰返し運転で焼付が発生した
のに対し、本発明材では30回の繰返し運転でなお焼付
が発生しなかった。
この結果から、基地中に鉛が分散した組織を有する本発
明材は、油膜切れが発生するような苛酷な摺動条件下で
も焼付を起し難く、耐焼付性が著しく改善されているこ
とが判る。
本実施例では時効性を付与する合金元素として銅とマグ
ネシウムとを含有させたが、これらのほか亜鉛・ニッケ
ル及びマンガンも同様な効果を欝することは一般の時効
性アルミニウム合金に於けると同様である。
また本発明摺動部材はアルミニウム合金にとって一般に
極めて有害な不純物とされている鉄が、溶製材のように
板状に晶出せず、粒状に晶出するので、その含有量は2
%程度迄許容できる。
また原料粉を窒素ガスアトマイズ法で製作することによ
って、酸素の含有量をO07%程度以下に抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明アル1ニウム合金製摺動部材の製造過程
中、押出し加工を施した状態に於ける組織を示す顕微鏡
写真、第2図は本発明アル1=ウム合金製摺動部材の組
織を示す顕微鏡写真、第3図は焼付試験装置の■−冒線
に沿う断面図、第グ図は同上装置の?/−1’線に沿う
断面図である。 C/)、−m−ステータ Ω−−−0円板(相手材) (ロ)−一一一ロータ (イ)−m−試験片 wA3図 ■ 箪4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 /、30重量%以下のシリコン、並びに銅、ヂグネシウ
    ム、亜鉛、ニッケル及びマンガンの2種以上を合計で7
    〜IO重景%含有し、残部が実質的にアルミニウムから
    なる過共晶組成を有し、初晶シリコンが微細かつ均一に
    分布した組織を有する基地中に、7〜70重量%の船を
    分散させた耐焼付性に優れる強力なアルミニウム合金製
    摺動部材。 2.30重量%以下のシリコン、並びに@、マグネシウ
    ム、亜鉛、ニッケル及びマンガンの2種以上を合計で7
    〜10重量%含有し、残部が実質的にアルミニウムから
    なる過共晶組成を有し、初晶シリコンが微細かつ均一に
    分布している組織を有する粒径Q、3mm以下のアルミ
    ニウム合金粉末に酸化鉛粉末を鉛量として7〜10重量
    %になるように配合し、混合した混合粉をコンテナ中に
    充填し、330−≠zo”oで熱間押出しを行って押出
    し材とし、次にこの押出し材を押出し温度以上、液相生
    成開始温度以下の温度に加熱して酸化鉛を鉛に還元して
    から急冷し、次いで時効処理を施すことを特徴とする3
    0重量%以下のシリコン、並びに銅、マグネシウム、亜
    鉛、ニッケル及びマンガンの2種以上を合計で7〜10
    重量%含有し、残部が実質的にアルミニウムからなる過
    共晶組成を有し、初晶シリコンが微細かつ均一に分布し
    た組織を有する基地中に、7〜IO重量%の船を分散さ
    せた耐焼付性に優れる強力なアル1ニウム合金製摺動部
    材の製造方法。 3、 コンテナ中に充填される被加工材が、混合粉を圧
    縮成形して得られた圧粉体である特許請求の範囲第2項
    記載のアルミニウム合金製摺動部材の製造方法。
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JPH0362782B2 (ja) * 1981-12-26 1991-09-27 Toyota Motor Co Ltd

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JPS6145694B2 (ja) 1986-10-09

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