JPS5844621B2 - 耐アルカリ性ガラス組成物 - Google Patents

耐アルカリ性ガラス組成物

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JPS5844621B2
JPS5844621B2 JP51146458A JP14645876A JPS5844621B2 JP S5844621 B2 JPS5844621 B2 JP S5844621B2 JP 51146458 A JP51146458 A JP 51146458A JP 14645876 A JP14645876 A JP 14645876A JP S5844621 B2 JPS5844621 B2 JP S5844621B2
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    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/20Compositions for glass with special properties for chemical resistant glass

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐アルカリ性ガラス組成物及びそれから形成
された耐アルカリ性ガラス繊維に関する。
本発明は更に上記耐アルカリ性ガラス繊維で補強された
セメント製品に関する。
ガラス繊維は、他の有機質、無機質繊維に比して、優れ
た引張り強度を有し又極めて高い弾性率を有する為にF
RP (fiber reinforcedplas
tics)の如き繊維強化複合材に好適な補強材として
現在広く利用されている。
中でも近年ビルの高層化に伴いセメント製品の軽量化、
高強力化が強ぐ要望されガラス繊維強化セメントの研究
が各方面で検討されて来ている。
ガラス繊維をセメント強化用繊維として使用する場合の
最も重要な問題の−っ(東セメント構成成分であるCa
Oに基づくCa(OH)2が飽和溶解した状態にあり、
その為セメントマトリックスはpHが12〜13という
強塩基性を示すことである。
従ってガラス繊維は、例えばセメント製品の補強材とし
て使用される時は勿論、長年月の使用に際してアルカリ
雰囲気下にさらされる為、通常の所謂Eガラス繊維等を
使用した場合、繊維目体の強度低下が激しく補強材とし
ての特性を生かしきれない。
この為例えばセメント強化用ガラス繊維は、なるべく犬
なる耐アルカリ性を有することが必須条件といえる。
従来、ガラス繊維の耐アルカリ性を増大するために、高
ジルコニア(Zr02)含量のガラス組成物をその基体
として用いることが提案された(例えば米国特許第38
61926号、英国特許第1243972号等)。
しかしながら、之等の提案に従って、ガラス組成物中の
ジルコニア含量を高めると、得られるガラス繊維の耐ア
ルカリ性は増大するが、その紡糸性は急激に悪化する欠
点があった。
その主たる理由は、ジルコニア含量の増大によって、紡
糸温度(TF)(溶融粘度が1000ポイズを示す時の
ガラス組成物の温度〕はそれ程増太しないのに拘らず、
液相温度(TL)〔溶融状態のガラス組成物を徐々に冷
却した時に結晶が析出する温度〕は急激に上昇し、従っ
てジルコニア含量の増大に伴ってTF−TLが余りにも
小さくなるからである。
また、ジルコニア含量を増大すると、かかるガラス組成
物の溶融性が悪化し、溶融粘度が増大するから、一定の
溶融粘度を得るためにはより高温度で溶融する必要があ
り、この結果溶融炉の炉材の消耗が激しく、このために
も高ジルコニア含量のガラス繊維を実際に工業的規模で
製造することは決して容易でなかった。
本発明者等の一部の者は、高ジルコニア含有組成物の有
する上記の如き欠点を、該組成物中に一定量のP2O5
を含有せしめること(特願昭5o−29100号)、上
記P20.の代りに一定量のB2O3を含有せしめるこ
と(特願昭5085275号)、更に一定量のに2o及
びアルカリ土類金属酸化物を含有せしめること(特願昭
59−88793号)等によって解決し得ることを発見
し、既に特許出願を為している。
しかし本発明者等のその後の研究によれば、P2O5の
導入は溶融炉の炉材を侵蝕する傾向があり、またB2O
3の導入は高ジルコニア含量によっテ折角増大した耐ア
ルカリ性を減少せしめる傾向を有すると共に、B2O3
の揮発性によってブッシングのチップ面を汚したり、溶
融炉の内圧を高める欠点があること、更に高ジルコニア
含量のガラス組成物中にCaQ の如きアルカリ土類金
属酸化物を導入すると、後述するとおり液相温度(TL
)の上昇をもたらし、TF−TLの温度巾がそれだけ縮
少し、紡糸性を低下せしめるから、アルカリ土類金属酸
化物の導入は極力避けるべきこと等が解明されるに至っ
た。
また最近特開昭51−55309号公開公報により、重
量百分率で5in253−63%、Zr0221−23
%、Na2010−21%を主成分とする耐アルカリ性
ガラス繊維組成物が提案されており、このガラス組成物
はジルコニア(Zr02)含量が極めて高い点で注目さ
れる。
しかし、本発明者等の追試によれば、同公開公報中に実
際に開示されている高ジルコニア含有ガラス組成物は紡
糸温度(TF)が余りにも高いか、或はTF−TLの温
度巾が余りにも狭いために、工業的規模におけるガラス
繊維の紡糸には適当でないことが確かめられた。
本発明者等の経験によれば、紡糸温度(TF)及び液相
温度(TL)は用いられるガラスの組成によって固有の
値をとり、それ故糸切れを起こすことなく良質のガラス
繊維を工業的規模で紡糸するためには、紡糸温度(TF
)と液相温度(TL)との間には、下記の関係 の関係が成立することが好適である。
また、紡糸温度(TF)については、 (5a)、 下記式 が成立することが肝要である。
そこで、本発明の目的は、ジルコニア含量が19−23
.5重量%という高含量の耐アルカリ性ガラス組成物で
、しかも前記式(4a) 、好ましくは(4b)、(4
c)及び(5a)、好ましくは(5b)をも満足するこ
とにより紡糸性の優れた耐アルカリ性ガラス組成物を提
供することである。
本発明の他の目的は、本発明者等〇一部がさきに提案し
たP2O5、B2O3及びアルカリ土類金属酸化物の如
き本来の作用から見れば添加することの好ましからざる
成分の含有量が0.5重量%以下、好ましくは0.3重
量%以下であるにも拘らず、紡糸性が良好でしかも高含
量でジルコニアを含有する耐アルカリ性の極めて優れた
ガラス組成物を提供することにある。
本発明のその他の目的及び利点は以下の説明から明らか
となるであろう。
本発明によれば、上記の目的及び利点は、下記の酸化物
を下記の組成、 SiO25 ZrO21 12O Na20 1 に20 O 1203 xQy 2 7−64 % 9 −23.5% 0、5−2.5% 1−18 % 0.5−6 % 0 − 0.5% 0 − 0.5% 0.5%以下 0 − 0.3% 但し、Rはアルカリ土類金属を表わし、Mは上記以外の
他の金属を表わし、(Mの原子価)XX−2yであり、
%は重量%を表わす、 で含有し、且つ下記式(1)、(2返び(3)を満足す
るガラス組成物によって達成されることが分った。
以下本発明について詳細に説明する。
例えばCaOの如きアルカリ土類金属酸化物は、従来、
ガラスの融剤として用いられることが知られており、ジ
ルコニア高含量の耐アルカリ性ガラス繊維の製造を目的
とする場合、例えば0.6〜7.5モル%の如きCaO
の添加はTF−TLの温度巾を40℃以上とするために
必要であり、またCaOの存在は該ガラス繊維の耐アル
カリ性を向上するためにも有用であると認識されていた
(米国特許第3861926号5欄20−25行、8欄
26−32行参照)。
しかしながら、本発明者等は高ジルコニア含量の耐アル
カリ性ガラス繊維の製造につき研究を重ねた結果、意外
にも、CaOの如きアルカリ土類金属酸化物の添加量を
増すに従って、高ジルコニア含有ガラス組成物の紡糸温
度(TF)は漸次減少するが、それと同時に液相温度(
TL)は逆に添加量に比例して上昇し、この結果TF−
’rLの温度巾はその添加量に比例して縮少すること、
方晶ジルコニア含有ガラス組成物の紡糸温度(TF)は
例えばジルコニア含量が19%の場合にはTFは約14
00’Cに達するから、かがる高紡糸温度を有する高ジ
ルコニア含有ガラス組成物のTFをアルカリ土類金属酸
化物の添加によって低下せしめようとすると、TF−T
Lの温度巾は極端に小さくなるか、時には却てTL>T
Fとなり、紡糸性が極めて悪化することが分った(後記
比較例2参照)。
そこで本発明者等は、ジルコニア(ZrO2)ヲ19−
23.5%という高含量で含有するガラス組成物が有す
る高紡糸温度(TF)をアルカリ土類金属酸化物によら
ずして低下せしめることのできる成分について鋭意研究
を行った結果、アルカリ金属酸化物の中でもリシア(L
120 )のみが特異な作用をすること、そしてリシ
アを該ガラス組成物中に0.5〜2.5重量%、好まし
くは1〜2重量%含有せしめることによって、かかるガ
ラス組成物の紡糸温度(TF)を極めて効果的に低下せ
しめることができ、しかもこの場合には液相温度(TL
)は極めて僅かしか上昇しないこと、更にリシアの添加
は該ガラス組成物の溶融性をも陶土することが分った(
後記実施例1、第3表参照)また従来、ガラスの成分と
してNa2Oは必須成分として用いられており、高ジル
コニア含有ガラス組成物においてNa2oの含量を増大
することによってそのTFを低下せしめることができる
ことが知られていたが、本発明者等の研究によればガラ
ス組成物中にアルカリ金属酸化物としてN a 2 Q
のみを含有せしめた場合について説明すると、Na2O
含量は液相温度(TL)と密接な関係を有し、Na2O
含量がほぼ15−16.5%の限られた範囲にTLの極
小点が存在し、この限られた範囲よりもNa2O含量が
小さくなっても、又は大きくなっても該ガラス組成物の
TLは可成り急激に上昇することが分った。
また更に、従来上記Na2oの一部をに2oで置換する
ことができることは知られていたが、本発明によれば、
上記のNa2oをに2oの適当量、好ましくはNa2O
の1〜5%をに20で置換するとアルカリ金属酸化物と
してNa 20のみを用いた場合に比べて該ガラス組成
物のTLを更に低下せしめることができることが分った
本発明者等は、上記の如き研究結果を総合し、検討した
結果、ジルコニア含量が19−23.5%というような
高ジルコニア含量により耐アルカリ性が優れ、しかも紡
糸性も良好なガラス繊維を得るためには、次の諸因子が
極めて重要であることを知った。
(A) 高ジルコニア(ZrO2)含量によるガラス
組成物のTFの上昇を適当量のリシア(Li2O)によ
って低下せしめることが有効である。
そして上記ジルコニア含量の範囲においてもジルコニア
含量が犬となる程すシアの含有量を成る程度まで増大し
、またに20の含有量が増大してもTFGま上昇する傾
向を有するので、添加するリシアの量はに20によるT
Fの上昇をもコンペンセートする量とすることが重要で
ある(後記式(2廖照)。
(B) 更に、上記ガラス組成物のTF−TLの温度
中を少くとも40℃以上とし、特に50’C以上、就中
60℃以上とするためには、アルカリ金属酸化物である
Na2O+Li2O+に20の総合有量を適当な範囲と
するだけでなく、Na2O、Li2O及びに20の各含
有量をも適当な範囲に制御する必要がある(後記式(1
)参照)。
(C)一方Na2OはTFを低下せしめる作用を有する
ことは既に述べた通りであるから、添加するNa2O含
量が犬なる場合はそれに伴ってリシア含有量を減少せし
めることができ、従ってジルコニア含量の大小によって
、Li2O及びNa2Oの含量をも制御することが有利
である(後記式(3)参照)。
かくして本発明によれば、下記の酸化物を下記の組成、 但し、Rはアルカリ土類金属を表わし、Mは上記以外の
他の金属を表わし、(Mの原子価)XX2yであり、%
は重量%を表わす、 で含有し、且つ下記式(1)、(2)および(3)、を
満足するガラス組成物及びかかるガラス組成物から成る
ガラス繊維は、耐アルカリ性が極めて犬で、しかもTF
が1310℃よりも低く、且つTF−TLが40℃以上
となり、紡糸性も優れていることが分った。
本発明によるかかるガラス組成物は、上言試(1)及び
(2)のみならず、下記式(3)、 とすることが好適であって、かくすることにより概して
、TFを低くし、且つTF−TLの温度中をより大きく
保持することが可能となる(第5表参照)。
それ数本発明においては、前記式(1′)、(2)及び
(3)のすべての関係が満足される場合が殊に好適であ
る。
また、上記の範囲げおいても、各成分の含量を、それぞ
れ、 とすることが好適である。
本発明においては、ガラス組成物中の上記酸化物の含有
量を以上述べた範囲に制御することにより、従来融剤と
して繁用されたCaOの如きアルカリ土類金属酸化物を
添加する必要はなく、その方が好ましいが、かかる成分
が仮りに本ガラス組成物の各原料の不純物として混入さ
れるような場合はその含有量をガラス組成物全体の0.
5%以下にとどめるのが望ましい。
また、本発明者等がさきに提案したP2O5やB2O3
の如き酸化物はそれぞれ0.5%程度までは許容し得る
が、之等の酸化物を積極的に添加する必要はない。
更に、その他の例えば■、Cr、Mn、Fe、Co1C
u、Zn、As、Y、Mo1Cd1Sn、Sb、Hf及
びCe等の金属酸化物は、それらの合計量として、本発
明のガラス組成物全体の0.5%以下に制御することが
有利である。
但し、A 1203は本発明のガラス組成物全体の0.
5%程度迄混入することを許容することができ、一方T
iO2は0.3%程度以下に寧ろ制御することが有利で
ある(但し、上記%はいずれも重量%を示す。
以下も同じ)。また、本発明においては、CaF2はC
aO及びF2として取扱い、CaOの含有量は0.5%
以下とすべきことは既に述べた通りであり、またF2の
含有量は03%、特に0.1%以下に制御するのが好ま
しい。
本発明においては、CaF2の添加は全く必要な(、寧
ろ添加しない方が好ましい。
なお本明細書においてはF2の含量は除外して前記酸化
物の全量を100 wt%として前記各酸化物の含量を
重量%を表示するものである。
本発明の組成物を紡糸して得られるガラス繊維は、上述
した通り耐アルカリ性が犬であり特にセメントマトリッ
クス中での耐久性に優れ且つ優れた強度及びヤング率を
長期間保持するのでセメント補強材として有用である。
本発明のガラス繊維をセメントに含有させてガラス繊維
強化セメント製品(構造物)を得るには、その繊維径及
び含有量は、該セメント製品の用途、成型方法等により
多少異るが、繊維径は概して5〜50μであり、又含有
量はセメントに対して、0、3〜25重量%の範囲とす
ることが好適である。
繊維径が5μよりも細いと強化効果が小さく、又長・短
繊維状混入に際して分散性が不良となって好ましくなく
、一方50μよりも太くてもやはり耐衝撃強度、曲げ強
度等の強化効果が低下し、又折損が増すなど取扱いが困
難となってしまう。
かかる意味で好ましい繊維径は7〜30μの範囲である
又混入量については、0.3重量%未満ではセメントに
対して十分な強化を行い得す、又逆に25重量%を超え
ると混入状態が不均一となり却って弱化を生じたり、繊
維間のからみ合いによる空隙が生じ製品密度及び強度が
低下する等、ガラス繊維の補強効率が低下するし又経済
的にみても不利である。
通常のモルタル、コンクリートに混入する場合は、0.
5〜20重量%で十分な強化がなされ、特に1〜15重
量%使用することが望ましい。
石綿スレートの分野に於いて、石綿の代替として該ガラ
ス繊維を使用する場合は、0.3〜10重量%の使用が
好ましく、特に0.5〜5重量%が好適である。
この場合特に石綿と該ガラス繊維を併用するのが補強効
率の面で好ましい結果が得られる。
又セメントマトリックスに混入する際のガラス繊維の形
態+−4長繊維、短繊維のいずれも使用でき、又各々の
組織物も好適に利用できる。
例えばロービング、チョツプドストランド、ヤーン、テ
ープ、マット、綿状物、編織物等として適用でき用途、
成型方法等により任意の形態を選定することができる。
短繊維として使用する場合は、繊維長は1〜100mm
が適当である。
1 mvt未満では強化効果が極度に劣り好ましくない
10Qmmを越えるとセメントモルタルに該ガラス繊維
を単に機械的に混合する方法では均一な分散状態を保ち
得す不適当である。
100mmLu上の繊維を使用する場合には、長繊維或
いは、その構造体、例えば編織物、不織布等としてセメ
ントモルタル中に配列する方法が適用できる。
以上の如き特性を有するガラス繊維をセメントと混合乃
至積層して強化セメント構造物とするには、セメントと
ガラス繊維を乾式法で混合して水を加える方法、セメン
トスラリー中にガラス繊維を混合あるいは積層する方法
の何れでもよく、更には注型と同時に混合することもで
きる。
次いでこれを成型するには、目的、用途に応じ種々の方
法を適宜選択でき、例えば形枠注型法、スプレー法、ス
プレーサクション法、押出成型法、抄造法等があり、又
養生、後処理についても常温放置養生の他、遠心注型養
生、加圧養生、湿熱養生等常法に従って行えばよい。
本発明に於いていうセメントとは、ポルトランドセメン
トで代表されるところの一般水硬性セメントで、セメン
トスラリーとした場合にそれらの成分から塩基性成分を
発生するところのセメントを意味し、例えばポルトラン
ドセメント、ケイ酸カルシウムの如きものである。
又必要に応じて、砂、砂利、パーライト等の骨材とか、
フライアッシュ、活性シリカ等のポゾラナ類を添加する
ことができる。
又本発明によって製造できる各稗セメント製品とは、プ
レス、オートクレーブ、樹脂含浸、軽量、発泡、石綿セ
メントの石綿代替、石綿ケイ酸カルシウム系の石綿代替
の如きあらゆるセメント製品に亘るものである。
かくして得られる本発明に係るガラス繊維強化セメント
製品吻は、アルカリ成分に抵抗性があり且つセメント中
の結晶性の水酸化カルシウムによってガラス繊維が侵蝕
を受けることなく、長期間にわたってその優れた曲げ、
衝撃強度を保持することができる。
従って例えば各種構造物の内外壁パネル、天井材、床材
、瓦等の建材類、側溝、管、縁石、礎石、コンクリート
ブロック等の土木、造園用その他各種用途に有用であり
その工業的利用価値は極めて高い。
以下本発明を、実験結果(実施例及び比較例)を示しな
がら、更に具体的に説明する。
しかしながら下記の実験結果は本発明の理解をより明瞭
にするために示すものであって本発明を何等制限するも
のではない。
なお比較例及び実施例を述べる前に、之等の実験で採用
された各種のテストの測定条件及びその結果の判定につ
いて説明する。
〔ガラスの組成〕
ガラスの組成は、特別断らない限り各成分を重量%(w
t%)で示す。
〔紡糸温度(TF℃)) 約2502の試料ガラス塊をアルミナ質ルツボ中で15
00℃にて2時間溶融し完全に脱泡した後、10mmφ
のPt−Rh (80/20%)球を溶融ガラス中に
落下させ、所定温度で1時間保持し試料溶融ガラス温度
を均一にした後、試料球を引上げる。
この時の上昇速度を粘度天秤で測定する。
上記操作を3回行いその平均値を測定した。又数点の測
定温度について同様の操作により温度粘度曲線をグラフ
化し、1000ポイズに相当する温度を読み取った。
〔液相温度(TL℃)〕
内容積30ccの白金ルツボを用い、1500℃で3時
間を要して、約501のガラスカレントを作成した。
該ガラスカレントをアルミナ乳鉢中で粉砕し、その粒度
を48 mesh on、 32m、eshpass
となる様に調製し、次いで蒸留水、エタノール、ア
セトンの順で洗浄した。
Pt95、Au5%質の白金合金ボートにガラス粒子を
充填し、温度勾配を有する電気炉中に17〜20時間保
持した後、空気中て自、冷した。
熱処理後のガラスを白金合金ボートから取り出し、ボー
トの底面側の該ガラス面を偏光顕微鏡で観察し、結晶と
ガラスとの界面位置を判定した。
予め測定した温度勾配炉中の温度と位置との関係図より
、結晶−ガラス界面位置の温度を読み取り、その温度を
液相温度とした。
〔溶融性の測定について〕
内容積10CCの白金ルツボを用いて、ガラス原料を1
500℃で所定時間溶融し51のガラスを作成した。
該ガラスを光学顕微鏡下50倍の倍率でガラス中の結晶
粒の有無を観察し、完全に溶解するまでの時間(溶融時
間(mo)を求めた。
比較例 1 一般に知られている高zrO2系ガラス組成について、
そのガラス化時の溶融性、紡糸操業性、並びに耐アルカ
リ性を理解する為に、下記第1表記載のガラス組成を内
容積300ccの白金合金製ルツボを用いて温度150
0℃で5時間溶融することによりガラス化を行ない、ガ
ラスを作成した。
次に得られたガラスの液相温度(TL℃)、並びに紡糸
温度(TF ’C) (1000ポイズ粘度の時の温度
)を測定した。
なおここで第1表記載のガラス組成はVolf、Tec
hnical Glass 、 p 120に記載の筋
/29に相当するものである。
次に得られたガラスカレットを内容積300ccで36
個のチップを有する白金−ロジウム製(80/20)ブ
ッシングを用いて1000m/mvLの巻取速度でボビ
ン上に巻取り、繊維化を行った。
得られた繊維径13±0,1μの繊維の耐アルカリ性を
測定し第1表の結果をえた。
なお、紡糸性の評価は、繊維径13±0.1μの上記繊
維を作成するに際し、紡糸時の糸切れ状態を観察した。
即ち1時間Q連続紡糸で全く糸切れを起さなかった場合
を◎、1時間の操作中に数回糸切れを起した場合を○、
糸切れを多発するが繊維化可能の場合を△、繊維化が全
く不可能の場合を×として評価した。
又、耐アルカリ性の評価は、得られた繊維1rを10%
−NaOH水溶液の100cc中に80℃で浸漬し、1
時間処理後の重量減(wt、%)として測定した。
第1表より繊維化がかなり困難であると共に、紡糸温度
が高く、工業生産時のブッシングの寿命が短いと云える
又、溶融性が極めて悪い為、該ガラスのタンク炉による
工業生産に際し、未溶解結晶粒の発生を引起し好ましく
ない。
又、溶解温度を非常に高くする必要があり、タンク炉の
炉材耐火物の侵蝕が激しく好ましくないと云える。
比較例 2 高ZrO2系ガラスの紡糸性を改善することを目的とし
CaOをガラスの1成分として添加することが提案され
ているので、ここでは5io2ZrO□−Na20系の
ガラスにCaOを添加含有せしめてガラスを作成し、得
られたガラスの特性を評価した。
即ち第2表記載の各組成ガラスを1500℃で5時間を
要して白金合金製ルツボを用いて作成し液相温度(TL
℃)、紡糸温度(TF’C)を測定した。
結果を下記第2表に記す。第2表よりCaOをガラスの
1成分として添加することにより紡糸温度(T1上)を
低下することができるが反面液相温度(TL’C)が上
昇しその結果TF −TL (℃)の差が小さくなり好
ましくないと云える。
特にrun、 A 2−4の如く紡糸温度が1300℃
近辺になるとTF−TL(℃)≧50℃が満足されてい
ない。
又CaOの添加は、ガラスの溶融を大巾に改善していな
いと云える。
実施例 1 本実施例は、ガラスの繊維化時の紡糸温度(TF’C)
を低下させ更に溶融性を改善すること**を目的としL
i2Oをガラスのl成分として添加含有せしめて実験を
行った。
即ち第3表記載の組成を有するガラスの溶融性(溶融時
間(min>)を測定した。
又各組成のガラスを1450℃で5時間を要して白金合
金製ルツボを用いて作成し液相温度(T1上)、紡糸温
度(TF ’C)を測定した。
次に比較例1に準じて繊維化し直径13±0.1μのガ
ラス繊維を作成し耐アルカリ性を測定した。
測定は10%NaOH水溶液で温度80℃で50時間処
理する以外は、比較例1に準じた。
結果を下記第3表に記す。
第3表よりLi2Oの添加により紡糸温度(71℃)を
大巾に低下することができることが判る。
又耐アルカリ性、溶融性も改善され好ましいが、反面T
F TL(’C)’>差力切・さくなり漸次紡糸性が
悪化する。
従ってLi2Oの添加量は0.5〜2.5重量%、好ま
しくは1〜2重量%である。
実施例 2 本実施例は、ガラス製造時の紡糸性を改善する為に、液
相温度を低下させ且っTF−TL(’C;)**の差を
大きくすることを目的としに20をガラスの1成分とし
て添加含有せしめる実験に関するものである。
即ち第4表記載の組成を有するガラスを1500℃で4
時間を要して白金合金製ルツボを用いて作成し液相温度
(TL℃)、紡糸温度(71℃)を測定した。
次に実施例1に準じて繊維化し更に耐アルカリ性を測定
し重量減少率(wt%)を測定した。
結果を下記第4表に示す。第4表よりに20の添加によ
り液相温度(TL℃)が低下し逆に紡糸温度(71℃)
が若干上昇することが判る。
従ってTF−TL(℃)の差が増大し紡糸性が改善され
ると云える。
ただに20の含量が3wt%を越えると再び液相温度(
TL’C)は上昇し、6wt%を越えるとTFTL≧5
0℃を満足できなくなり、紡糸性は悪化する。
又に20の添加は、耐アルカリ性が若干低下し好ましく
ないと云える。
従ってに2oの添加量は0〜6重量%、好ましくは0.
5〜3重量%、就中0.5〜2.5重量%である。
実施例 3 本実施例では、Na2Oの含量を10〜19重量%まで
変化させた各種組成ガラスを実施例1に準じて作成し液
相温度(TL℃)、紡糸温度(71℃)を測定した。
又実施例1に準じて繊維化し各種特性を測定した。
結果を下記第5表に記す。第5表よりNa2Oの含有に
より紡糸温度(TF℃)が低下し且つ液相温度も低下す
ることが判る。
ただNa2Oの含量が16wt%を越えると液相温度(
TL ’C)が上昇するためTF−TL(℃)の値が小
さくなり紡糸性が悪化する。
又Na2Oの含有量の増大によりガラスの溶融性並びに
耐アルカリ性が向上することが判る。
従ってNa2O含有量は、11〜18重量%、好ましく
は13〜17重量%である。
又Na2O+に20+Li2Oの合計量**は、15.
5〜21 wt%、好ましくは17〜20wt%である
実施例 4 本実施例では、ZrO2含有量を18〜24.5重量%
まで変化させた各種組成ガラスを実施例1に準じて作成
し液相温度(TL℃)、紡糸温度(’I’F ’C)を
測定した。
又実施例1に準じて繊維化し各種特性を測定した。
結果を下記第6表に記す。
第6表よりZrO2含有量の増大により耐アルカリ性が
向上することが判る。
ただZrO2含量の増大により液相温度が上昇しTF−
TL(℃)の差が小さくなり紡糸性が悪化する。
又溶融性もZrO2含有量に比例して大巾に低下する。
従ってZrO2含有量は、19〜23.5重量%、好ま
しくは20〜22.5重量%である。
実施例 5 本実施例は、本発明の重要な構成要件をなす及び なる不等式の意義を明らかにするために下記第7表及び
第8表記載の各種組成ガラスを実施例1に準じて作成し
、紡糸温度(TF ℃)及び液相温度(TL’C)を測
定した。
結果を第7表及び第8表に記す。
第7表より52−22rO2≧4 L 120−に20
≧zrO2−21を満足しない組成ガラスは、紡糸温度
(TF)が高いか又はTF−TL(℃)が小さすぎて紡
糸性が悪く好ましくないと云える。
第8表より(式2) する組成は、特にTF 好適な組成である。
のみならず(式3)を満足 TL(℃)の差が大きく

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の酸化物を下記の組成 iO2 7 64 % rO2 9 3,5% 120 0.5 2.5% a20 8 % に20 0.5− % O 0,5% 1203 0.5% x Oy 0.5% 2 0.3% 但し、Rはアルカリ土類金属を表わし、Mは上記以外の
    他の金属を表わし、(Mの原子価)Xx2yであり、%
    は重量%を表わす、 で含有し、且つ下記式(1)、(2)及び(3)1≧N
    a2O+Li2O+に20≧15.5(1) 2 2 Z r02≧4 L i 20−に20≧ZrO2
    1 (2) 4 3ZrO2≧6Li20+Na2O≧ZrO2−1(3
    ) の関係を満足することを特徴とする耐アルカリ性ガラス
    組成物。 2 上記式(1)の代りに下記式(1つ 20≧Na2O+Li2O+に20≧17 (
    1’)の関係を満足する特許請求の範囲第1項による耐
    アルカリ性ガラス組成物。
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