JPS5844325B2 - タウエキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、先の植付走行時に線引き具によって水田面に
形成されている目標線に沿って走行し田植作業するよう
な田植機に関する。

上記のような田植機では、水田中を往復しながら田植作
業する事が植付列条のそろった良好な植付けを行なうに
有利である。

しかし、従来の田植機によってこのような作業形態を取
ると、目標線を引くための線引き具が機体の左右両側に
設けであるために、操向時において既植側の線引き具を
植付苗に接当しないように引き上げる作業と、未植側の
線引き具を線引き可能にするため引き降す作業を一挙に
行なわなければならない煩わしさがあった。

本発明は、このような実情に鑑み、極めて簡単な構造改
良により、上記線引き具の操作を半減し、良好な田植作
業が行なえるように田植機を構成することを目的とする
。

本発明による田植機は、偶数本の植付は走行用の目標線
Ａ１．Ａ２を田面に同時形成しえる線引き具１０を昇降
可能に機体横−側にのみ連設しであることを特徴とする
。

すなわち、一方向への機体走行によって、少なくとも次
回並びに次次回に機体の走行目標となるべき目標線Ａ１
．Ａ２を同時に形成できるから、往復反転に際して必ず
線引き具１０の操作を行わねばならない従来の田植機に
比して著るしく操作回数を減らす事ができるばかりでな
く、操作するに際しても１個の線引き具を上げるか下げ
るかのいずれかで良くて操作性においても優れている。

さらに、１個の線引き具１０に偶数個のマーカー１４
、１５を所定位置に設けるだけの簡単な構造の線引き具
１０を１個だけ機体に設けるだけで良くて、構造的にも
組立て面においても非常に有利なものとなった。

次に本発明の実施態様を例示図に基づき詳記する。

第１図は田植機の全体を示し、前部より後部に向って順
次エンジンボンネット１、走行車輪２、植付苗載台３、
植付ミッションケース４、植付爪５ａの駆動機構５、操
縦ハンドル６を設け、機体左右横側にフロート７．８を
設け、前記ボンネット１の中央で機体左右中央に位置し
てマスコット９を立設しである。

そして、前記マスコット９を指標として田面に形成され
ている目標線Ａに機体略中央を沿わせながら走行し、植
付爪５ａにより苗載台５上の苗を掻取り植付けるように
構成しである。

１０は機体走行中に次回及び次次回に沿わせるための目
標線Ａ１．Ａ２を同時に形成する線引き具である。

第２図は前記線引き具１０の構造を示す。

左側フロート８の後端上部に固設したブラケット１１に
長軸１２を上下に揺動自在に枢支すると共に、下方で左
側突出状態になり、かつ、解除可能に固定しえるように
ロック機構１３を設けてある。

そして、前記軸１２の中間部に摺動固定自在にして線引
き用第１マーカー１４を設け、軸１２の先端に同じく摺
動固定自在にして線引き用第２マーカー１５を設けであ
る。

このように構成して、機体中心より第１マーカー１４ま
での距離と第１゜第２マーカー１４．１５間の距離とを
所定走行径路間隔相当長さに設定調節しえるように構成
しである。

以上のように構威しであるから、第３図に示すように、
機体左側を米櫃側として植付作業を行なう進行方向の場
合に線引き具１０を引き降してやれば、第１．第２マー
カー１４．１５にて次回並びに次次回に沿う目標線Ａ１
．Ａ２を形成する。

又、機体左側を既刈側にする場合には線引き具１０を引
き上げてやれば、この線引き具１０にて植付苗を押し倒
すことがない。

なお、マーカーの数は偶数個であれば良く、多数の目標
線Ａ・・・・・・を同時形成するようにしても良い。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る田植機の実施の態様を例示し、第１
図は田植機の全体を示す平面図、第２図は線引き具を示
す背面図、第３図は使用状態を示す簡略平面図。 Ａ１．Ａ２・・・・・・目標線、１０・・・・・・線引
き具。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 偶数本の植付は走行用の目標線Ａ１．Ａ２を田面に
   同時形成しえる線引き具１０を昇降可能に機体横−側に
   のみ連設しであることを特徴とする田植鴨