JPS5844213Y2 - Ｈ型鋼を用いた作業ステ−ジのコ−ナ−デッキ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナーデツキ
に関するものである。

従来の作業ステージのコーナ一部の構造を第１図及び第
２図に基き説明し、その問題を示す。

作業ステージＳは支柱１，１・・・・・・に支持された
大引２，２・・・・・・と、該大引２，２・・・・・・
上にこれと直角に載置された根太３，３・・・・・・と
、該根太３，３・・・・・・上に載置されるデツキ４，
４・・・・・・とを有する。

第１図に示す様に作業ステージＳには通常コナ一部ａが
あり、該コーナ一部ａには一端が根太３に接合部８で溶
接され他端が該根太３に直角な大引２上に載置された覆
工桁受材５が設けられる。

覆工桁受材５と前記根太３には所定間隔毎に覆工術６，
６・・・・・・が渡され、該覆工術６，６・・・・・・
はその上面に載置されたプレート７を支持する。

ところが以上に説明したコーナ一部ａの覆工桁受材５、
覆工術６，６・・・・・・はすべてコーナー毎に決定さ
れるため工事終了後に再使用することが出来ず、その結
果鋼材の無駄使いとなっていた。

更に以上のコーナ一部ａは現場施工であり作業能率も悪
かった。

本考案は以上の従来の問題を解決するＨ型鋼を用いた作
業ステージのコーナーテ゛ツキの提供を目的とし、以下
本考案を図面に示す実施例に従い説明する。

第３図及び゛第４図は本考案のコーナーデツキを示し、
該コーナーテ゛ツキ１０は斜辺にＨ型鋼の主材１１を有
し、該主材１１に一端が溶接等で固定され同一方向に並
べられて隣接する側面を相互に溶接等で固定された敷材
１２，１２・・・・・・を有する略直角二等辺三角形状
に構成される。

すなわち敷材１２，１２・・・・・・は斜辺以外の１辺
に平行に並べられることになる。

主材１１と敷材１２との結合を強固にするため、敷材１
２のウェブが主材１１の突出するウェブに接触固定され
ている。

コーナーデツキ１０の二等辺の側面には側板１４．１４
が溶接等で固定され、この中で敷材１２゜１２・・・・
・・に直角な辺の側板１４は敷材１２，１２・・・・・
・相互の固定を補助する。

主材１１のフランジ及びコーナーデツキ１０の頂点近く
の敷材１２のフランジには、コーナーデツキ１０の釣下
げに用いる釣下げ穴２０ 、２０・・・・・・が設けら
れる。

又主材１１のフランジの両端近くには該コーナーテ゛ツ
キ１０を根太３に固定するためのボルト穴２１．２１・
・・・・・が設けられる。

本考案のコーナーデツキは以上の構成であるがその使用
方法は次の通り。

コーナーデツキ１０をその釣下げ穴２０．２０・・・・
・・に通されたワイヤーによりクレーン等で釣下げてコ
ーナ一部ａに運ぶ。

コーナ一部ａの一対の根太３，３に、その敷材１２．１
２・・・・・・が該根太３，３に直角になる様にコーナ
ーデツキ１０を渡して載置する。

次にボルト穴２１．２１・・・・・・に通されたボルト
及びナツトにより該コーナーデツキ１０を根太３，３に
固定する。

本考案のコーナーデツキは以上の実施例以外に次の構成
にしても良い。

すなわちコーナーテ゛ツキ１０は直角二等辺三角形状に
構成されていたが、通常の直角三角形状でも良い。

又側板１４，１４は補助的であり、これを除いても良い
。

本考案のコーナーテ゛ツキは以上の構成・使用方法にお
いて次の効果を有する。

（１）本考案のＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナー
デツキは実用新案登録請求の範囲に記載した構成であり
、特にＨ型鋼を用いて直角三角形状に形成されているた
めコーナーテ゛ツキとして繰返し使用出来て鋼材の無駄
使いとならない。

（２）本考案のＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナー
デツキは同上の構成であり、特に直角三角形状に形成さ
れているため現場でボルト、ナツトで取付けるだけで使
用出来現場での作業能率が極めて良い。

（３）本考案のＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナー
デツキは同上の構成であり、特にＨ型鋼の敷材１２，１
２・・・・・・は斜辺以外の１辺に平行に並べられてい
るため敷材１２，１２・・・・・・を根太３に直角に載
置することにより荷重は敷材１２，１２・・・・・・の
各々により分担支持され根太３に伝えられる。

（４）本考案のＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナー
デツキは同上の構成であり、特に斜辺を形成するＨ型鋼
の主材１１に敷材１２，１２・・・・・・の一端が固定
されているため敷材１２，１２・・・・・・の受ける荷
重は主材１１を介して根太３，３に伝えられる。

（５）本考案のＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナー
デツキは同上の構成であり、特に斜辺を形成するＨ型鋼
の主材１１のウェブにＨ型鋼の敷材１２．１２・・・・
・・のウェブが溶接されるため共にＨ型鋼の主材１１及
び敷材１２，１２・・・・・・は十分強固に固定される
。

（６）本考案のＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナー
テ゛ツキは同上の構成であり、特に頂点近くにおいて敷
材１２に釣下げ穴２０が設けられるためクレーン等で釣
下げて所定の場所に容易に設置することが出来る。

（７）本考案のＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナー
、デツキは同上の構成であり、特に主材１１及び敷材１
２．．１２・・・・・・全てにＨ型鋼を用いているため
材料コストを最低に押えられるだけでなく強度上も十分
なものとすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の作業ステージのコーナ一部の構造の平面
図、第２図は第１図２−２断面図、第３図は本考案のコ
ーナーテ゛ツキの平面図、第４図は同上正面図。 １：支柱、２：大引、３；根太、４：テ゛ツキ、５：覆
工桁受材、６：覆工術、７：プレート、８：接合部、１
０：コーナーテ゛ツキ、１１：主材、１２：敷材、１４
：側板、２０：釣下げ穴、２１：ボルト穴、Ｓ：作業ス
テージ、ａ：コーナ一部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 斜辺以外の１辺に平行に並べられた隣接するもの相互を
   溶接で固定されたＨ型鋼の敷材１２゜１２・・・・・・
   と、該敷材１２，１２・・・・・・の突出するウェブが
   接触して溶接されるウェブを有し斜辺を形成するＨ型鋼
   の主材１１と、少くとも頂点近くにおいて敷材１２に設
   けられた釣下げ穴２０とからなる直角三角形状に形成さ
   れたＨ型鋼を用いた作業ステージのコーナーデツキ。