JPS584386Y2 - 前面板取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機等に用いられる前面板取付
装置に関するものであり、前面板を被取付体の前面より
手で簡単に取外すことができる前面板取付装置を提供し
ようとするものである。

従来、テレビジョン受像機の陰極線管の前方に設けられ
る前面板は被取付体であるキャビネットの内側から取付
けられる場合が多く、この場合に、前面板を取外して陰
極線管の表面のほこり等を除去することが容易に行なえ
ない。

また、キャビネットの前面から取外し可能なものは前面
板を樹脂で作り、この前面板に爪を突設し、これをキャ
ビネットに係合するようにして前面板をキャビネットに
前方より着脱自在にしたものである。

しかし樹脂製の前面板は傷が付きやすい上に平面度が得
にくく、前面板としては好ましくない。

前面板としては硬度の高いガラス等で作るのがよいが、
この場合には樹脂のように爪を一体成形することが困難
である。

そこで、本考案はガラス製の前面板の場合でも被取付体
の前方より取外しの可能な前面板取付装置を提供しよう
とするものであり、以下本考案の一実施例について図面
を用いて説明する。

第１図、第２図、第３図に示すように被取付体であるキ
ャビネット１の前方に前面板２によって覆われる開口部
３を形成する。

この開口部３の上端縁より少し上の部分にこの上端縁と
平行に前面板２の上端を保持する桟４をビス５によって
固定する。

上記開口部３の下端縁より少し下の部分に上記前面板２
の下端を載置する載置部６を被取付体１と一体構成する
。

この載置部６の先端には上方を向いた突片７を設けてお
くと前面板２がすべり落ちなくてよい。

前面板２の下端前面部に当接する突片８を有する桟９を
形成し、この桟９と被取付体１との間で前面板２を挾持
する。

挾持する手段として桟９の前面部に透孔１０を形成し、
被取付体１にも透孔丁１を形成し、被取付体１にナツト
１２ ａをビス１３ ａ 、１３ ｂによって固定し、
つまみ１４ ａが先端に取付けられたねじ１５ａを透孔
１０゜１１を通してナツト１２ａに螺合することによっ
て行なう。

１２ ｂ 、１４ ｂ 、１５ ｂはもう一方のナツト
とつまみおよびねじである。

ナラＨ２ａ、１２ｂはビスで取付けなくても溶接等他の
手段で取付けてもよい。

以上のように構成するとつまみ付ねじを除去するだけで
前面板を簡単に取外すことができ、テレビジョン受像機
の前面板取付装置として用いて有用なものである。

しか゛も前面板はどのような材質のものでもよく、ガラ
スを用いることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における前面板取付装置の正
面図、第２図は第１図のＡ−Ａ’断面図、第３図は第１
図のＢ−Ｂ′断面図である。 １・・・・・・被取付体、２・・・・・・前面板、３・
・・・・・開口部、４゜９・・・・・・桟、５・・・・
・・ビス、６・・・・・・載置部、１４ ａ 、１４
ｂ・・・・・・つまみ、１５ ａ 、１５ ｂ・・・・
・・ねじ、１２ ａ 、１２ ｂ・・・・・・ナツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面板によって覆われる開口部を有する被取付体を設け
   、上記開口部の上端縁の少し上の部分に上記上端縁と平
   行に上記前面板の上端を保持する桟を固定し、上記開口
   部の下端縁より少し下の部分に上記前面板の下端を載置
   する載置部を形成し、上記前面板の下端前面部に当接し
   、上記被取付体との間で上記前面板を挾持する桟を設け
   、この桟を上記被取付体に上記前面板の前面部から取付
   けるつまみ付のねじを設けた前面板取付装置。