JPS5843441B2 - 転炉における造滓制御方法 - Google Patents

転炉における造滓制御方法

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JPS5843441B2
JPS5843441B2 JP3303379A JP3303379A JPS5843441B2 JP S5843441 B2 JPS5843441 B2 JP S5843441B2 JP 3303379 A JP3303379 A JP 3303379A JP 3303379 A JP3303379 A JP 3303379A JP S5843441 B2 JPS5843441 B2 JP S5843441B2
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lance
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flow rate
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寛治 江本
博右 山田
正勝 小川
康男 増田
秀志 大図
正之 大西
勝久 平山
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • C21C5/30Regulating or controlling the blowing
    • C21C5/32Blowing from above

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、転炉に釦ける造滓制御法に関し、スロッピ
ングを防止して溶製鋼種に応じて最適な滓化状態を得る
ことを目的とするものである。
この発明では、炉内反応により生成するスラグのフォー
ミング運動のみに基いて、転炉の内部に装入した加速度
検出体に働く水平方向の加速度を検出し、最適な造滓制
御に活用することを新たに提案し、ここに加速度検出体
は、転炉の吹錬操作のために炉中へ装入されるメインラ
ンスはもちろん、サブランスや、これらとは独立した測
振ランスの如きを用いることができる。
吹錬中の造滓状況を検知する方法として、従来から排ガ
ス分析や、排ガス温度あるいは炉体の振動や音響などの
利用が提案されているが、いずれの場合も中間媒体を通
しての炉況の間接把握にとどまり、転炉炉況の物理的な
変化例えば排ガス量の変動、炉口地金の付着状況、レン
ガ内容積の変化ないしは炉周辺部の雑音などによる影響
を受けやすく、実操業に適用するには種々の問題がある
これに反しメインランスあるいはサブランスの如く、炉
内に装入されてスラグのスプラッシュの衝突を直接受け
たり、フォーミングしたスラグ中における浸漬によって
その運動に従動する加速度検出体により、スラブの運動
エネルギーを中間媒体を介さずに直接検出することはよ
り有効である。
とくにこの場合スプラッシュのランスに対する衝突は全
く不規則であり、またフォーミングスラグに浸漬された
状態の場合は拘束された状態で不規則なエネルギーを受
けるわけであるからランスの揺れ動く変位量を測定する
より加速度で検出する方が有利である。
この際検出される加速度の変化には、ランスとこれに接
続されたホースの固有振動に炉内溶融物の影響が加算さ
れるので、かような固有振動を分離除去すれば、フォー
ミングしつつあるスラグの運動の中間媒体を介さない直
接的な検出、つtす造滓状況の的確な把握ができる。
それというのは、スラグフォーミングが活発になるにつ
れて加速度検出体に働く水平方向の加速度も太きくなる
ので、この加速度の変化を常時に監視し、その特有なパ
ターンとそれに依存した造滓段階との関係により、造滓
制御を行えるのであり、これについて発明者らは、さき
に特願昭53−150262号公報の発明を提案した。
この場合、たとえば第1図のように、転炉1内に装入さ
れる酸素吹込み用のう/ス2の上部に水晶発振加速度計
3を取付け、このランス2の水平方向加速度を検出し、
復調器4、波形変換器5、記録計6、プロセスコンピュ
ータ7、そしてランス位置ならびに酸素流量設定器8か
らなるようなシステムにより造滓制御を行うのである。
図中9は溶鋼、10はフォーミングしたスラグである。
との造滓制御下における転炉吹錬の実際操業の過程で、
ランスの上記加速度の検出値がほぼ同様な滓化状況の下
で、送酸流量、ランス高さによって変動することが見出
され、滓化の検知精度を一層向上させるためには、送酸
流量とランス高さの設定値に応じた修正を加えることの
必要が認識されるに至ったのである。
そこで発明者らは、公称250トン転炉における、上記
した吹錬操業中に、スラグのフォーミング頂面との接触
により、動作を行う検出回路をもった電極式プローブを
サブランスに装着し、これを吊下ろすことによるフォー
ミンク高さの実測を、酸素吹込み用のランス2に働く上
記加速度の検出にあわせ行い、そのときの送酸流量pよ
びランス2の位置の現在値に関して整理し、その−例を
まとめて第2図に示したデータの集積結果から次式%式
%(1) ここにG:ランスに働く水平加速度の平均値(G)F0
2:送酸流量(Nm3/m1n) SHニスラグフォーミング高さ (m) LH二うンス高さ (m) の関係が得られた。
式中aは、スラグの粘性、比重などによる定数であり、
理論上多少の変動は避は得ないものの、実炉では一定と
して取扱うことができ、上記の操業実験では、a =
2.5 x 10−’G−min/Nm3・mの値が適
合した。
またbについては、炉の種別や、ランス型式その他の設
備的な因子、たとえばう/スの二本吊りワイヤに働く吊
下げ張力の差などに基くランスの振動特性で変動する補
正項であり、大体−0,05G〜+0.04Gの範囲、
通常は0で適合した。
ちなみにスラグフォーミング高さSH勅よびう/ス高さ
LI(は、何れも静止鋼浴面からの高さをとるものとし
、従って上式中(S□−L□)は、ランス2のフォーミ
ノゲスラグへの浸漬深さを意味する。
(1)式から明らかに、次式 −b ξ= −+ LH・・・・・・・・・・・・ (2)a
′FO2 に従い、スラグフォーミング高さが推定でき、この推定
値は、直ちに造滓状況の判定に利用できる。
このスラグフォーミング高さSHの変動は、造滓状況の
変化、とくにスロッピングへの発展の予知にも適用でき
るわけであり、この観点で第3図のように炉口11から
、スラグのフォーミング頂面12までの距離を、1.8
m未満、1.8〜3.5 m。
3.5〜5.5mおよび5.5m以上の四段階に分け、
それぞれスロッピング危険域、座化過多域、滓化良好域
、滓化不良域に区分した。
ちなみにこの公称250ト/(実質275トン)転炉に
おける静止鋼浴面ば、炉底から1.467m、との浴面
から炉口渣では7.7mである。
このようにしてスラグのフォーミング頂面12が、炉口
11から1.8 m以内を占めたことが(2)式に従い
推定されるランス2の水平加速度の検出結果で、スロッ
ピングの危険が容易に予知されるわけである。
一方、転炉の一炉代つtりれんがの取替周期にわたる寿
命の間にその炉底ば、れんがの損耗、また逆にスラグに
よる被覆を生じて、はぼ0.8 mの変動があり、この
変動は、第4図のように、基準とすべき静止鋼浴のレベ
ル差JHをもたらし、これはそのitスラグのフォーミ
ング頂面12の炉口11に対する距離の差を生じ、スロ
ッピングの確実な予知に関して無視され得ないのは明ら
かである。
従ってこれに対しく2)式に炉底変動の修正項を加味し
た次式 %式%(3) により、第3図に示した滓化区分に従い、最適な造滓制
御を実現すべく送酸流量、ランス高さのより適切な調整
アクションをとることができる。
ここ4C(3)式中のbば、ランスの変更など、設備面
での変動に応じて適宜に修正すればよく、またそれは、
操業実績により一旦把握すれば、その経験により、適切
な選択が容易に行える。
さて第5図にこの発明による造滓制御法の実施態様の一
例を具体的に示し、横軸は吹錬の経過を示す時間軸、た
て軸にランス高さ、送酸流量ち・よヒ滓化状況つ筐り炉
口11に至るスラグのフォーミング頂面12の距離をと
っである。
吹錬の初期と、その末期には、滓化制御を事実上必要と
しないので、吹錬開始8分経過の時点から吹止め予定酸
素量の85係を吹込んだ時点1での間にわたって制御範
囲とした。
吹錬条件の修正アクションは5秒毎に求めたSH推定値
の30秒間にわたる平均値により行った。
第5図に示したランス高さくハ)1.送酸流量(Nrn
’/m in)の経過を示す破線は、すでに確立してい
る吹錬プログラムに従って予め定する設定値を示し、こ
れに対し実線で、この発明に従い、スラブのフォーミン
グに基いてランスに働く水平加速度の検出結果から、修
正アクションを講じて造滓制御を行った操業値を示す。
筐ず、吹錬プログラムに従いランス高さLH(静止溶湯
浴面からの高さ)を2.4m、送酸流量FO2を750
Nrrl/m inの設定で吹錬を開始し、制御範囲
に入る前の時点aで、上記プログラムに従い、ランス高
さLHを2.0mに、送酸流量FO2を650 Nrr
F/m in に下げ、さらに制御範囲に入った時点(
8分)では、ランス高さLHを1.6 mにして、プロ
グラムどおりの吹錬を行った。
この時点以降、この発明に従い造滓制御を行うのであり
、図のようにたとえば時点すで(3)式により推定され
るスラグ高さSHが、滓化過多の−3,5mをこえたと
き、ランス高さLHを1.4mに修正したところ、時点
Cで滓化良好域にまでスラグ高さsHの復帰があり、そ
こでランス高さ顯をプログラムどおり1.6 mに戻し
た。
引続き吹錬を続けるうち時点dに達して再びスラグ高さ
SHが滓化過多域に入ったのでランス高さLHを1.4
mに修正したがそれにも拘らずスラグ高さは依然として
増加し、スロッピング危険域にオで上昇したので、その
時点611Cて送酸流量を65ONrn/minから4
50 N rn’/m inに修正したところ、スラグ
高さSHは第5図に示した経過をたどって低下し、わず
かにスロッピングの傾向を生じただけで大過なくその抑
制に成功した。
その後はスラグ高さが滓化良好域に向けて順調に低下す
る傾向が見られた時点fにおいて送酸流量Fo2を45
0 Nrn/n1inから55 ON rn/rnin
%またランス高さLHも1.4 mから1.6mに戻
した。
そのあとスラグ高さSHは時点gにおいて完全に滓化良
好域に戻ったので送酸流量Fo2を55ONm’/m
inから650Nrn/rrlinにもどし、引続いて
プログラムどおり時点りでランス高さLHを1−8 r
n %送酸流量Fo2を700 Nrrl/m inに
高めて、予定送酸量85条の時点を滓化良好域の11通
過する初期通りの操業が継時できた。
このあと、出鋼目標に対する的中率を高める吹錬の軌道
修正を行うわけである。
以上のべたようにこの発明は、排ガス分析や排ガス温度
あるいは炉体の振動や音響などの間接的な造滓検知方法
に比較して、ランスのスラグ運動による水平加速度を、
スラグの運動エネルギーを直接受ける形で検出するので
精度的にはるかに優れ、とくにこのランスの運動加速度
がランスのスラグへの浸漬深さと送酸流量との積に比例
することを利用してスラグフォーミング高さを推定する
ものであるから送酸速度、ランス高さの変化を修正しつ
つしかも正しくスラグフォーミング高さが把握でき最適
な滓化制御を、スロッピングの懸念なく実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は造滓制御システムの説明図、第2図はランスに
働く水平加速度に及ぼす送酸速度とスラグ中うンス浸漬
深さとの積の関係グラフ、第3図は滓化判定の説明図、
第4図a、bは炉底変動の影響を示す説明図、第5図は
この発明による造滓制御を加えた吹錬制御の説明図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 転炉による溶鋼の吹錬に際し、転炉の内部に装入し
    た加速度検出体に、炉内反応で生成したスラグの運動に
    のみ基いて働く、水平方向の加速度を検出し、この加速
    度と、スラグ中&’l−ける該検出体の浸漬深さならび
    に送酸流量との間の関数関係を用いて、上記検出値、送
    酸流量釦よび該検出体装入位置の現在値から、スラグの
    フォーミング高さを推定して造滓制御因子とすることか
    ら成る転炉における造滓制御方法。
JP3303379A 1978-12-05 1979-03-20 転炉における造滓制御方法 Expired JPS5843441B2 (ja)

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