JPS5843227Y2 - 放熱器 - Google Patents

放熱器

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Publication number
JPS5843227Y2
JPS5843227Y2 JP19233781U JP19233781U JPS5843227Y2 JP S5843227 Y2 JPS5843227 Y2 JP S5843227Y2 JP 19233781 U JP19233781 U JP 19233781U JP 19233781 U JP19233781 U JP 19233781U JP S5843227 Y2 JPS5843227 Y2 JP S5843227Y2
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JP
Japan
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radiator
heat
heating element
fins
groove
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Expired
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JP19233781U
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English (en)
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JPS5895645U (ja
Inventor
紀夫 石村
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5895645U publication Critical patent/JPS5895645U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、放熱器に関する。
一般に、パワー・アンプのような増幅器あるいは変換器
等の機器に使用されるトランジスタ、サイリスタ等の半
導体素子はその作動時に発熱を伴い、発熱による温度上
昇によって破壊あるいは動作不安定等が生じる。
このような点を解梢するために、従来、たとえば゛第4
図と第5図に示すように、半導体素子等の発熱体13を
、多数のフィン12を具備したアルミニウム押出型材製
の放熱器に取り付け、発熱体13から生じた熱を一旦放
熱器本体11に吸収したのち、多数のフィン12より放
出していた。
このような従来の放熱器は放熱効率の良いものであるが
、これは発熱体13の取付は部分が放熱器本体11の面
積に対して比較的大きい場合に限られる。
ところが、最近のように増幅器や変換器等の機器に1.
C等が使用された場合には、発熱体13の占有面積が非
常に小さく、シたがって点熱源に近いような状態となり
このような点熱源より生じた熱は放熱器本体11に均一
に伝導されず、熱源に近い距離にあるフィン12へ集中
して伝導され、このためフィン上縁部の温度分布は発熱
体13の近傍で鋭いピースを有することになる。
すなわち、熱源から遠く離れたフィン12はど放熱には
寄与しないことになる。
実際には、このような場合であっても放熱器全体として
所要の放熱能力を有していれば、とくに問題はないので
あるが、近年、音響機器のパワー・アンプ等は技術の向
上と相俟って小形化する傾向にあり、このようなアンプ
に放熱器を組み込むと、放熱器のフィン12とアンプの
ケースの天板との間にほとんど空隙が無くなり、このた
め天板表面の温度分布は放熱器のフィン上縁部の温度分
布に近似した状態となる。
しかるにケースの天板の温度上昇は法規等によりその上
限が規制されているので、上述のように発熱体13の近
傍で温度上昇の鋭いピークを有するような放熱器を使用
すると、天板の温度上昇がその部分において法の制限範
囲をこえることになり、このような放熱器は使用できな
いという問題がある。
ところで、放熱器本体11の全体の厚みを増大すること
により、発熱体13から生じた熱をできるだけ均一に分
散させることも考えられるが、これでは放熱器の使用材
料が多くなって、非常にコスト高になるという問題があ
る。
この考案は、上記の問題を解決するためになされたもの
で、半導体素子等の発熱体から生じた熱を分散した状態
に放出することができて、たとえば音響機器等のケース
の天板の温度分布を均一化することができ、しかも使用
材料が少なくてすみ、製造コストが安くつく放熱器を提
供しようとするにある。
この考案を、以下図面に示す実施例に基づいて説明する
第1図〜第3図において、1はアルミニウム押出型材よ
りなる垂直板状の放熱器本体で、これの片面に多数の並
列状フィン2が垂直方向に切起こし状に設けられている
3は放熱器本体1の他面にねじ6によって取り付けられ
たトランジスタ、サイリスタなどの半導体素子よりなる
2個の発熱体、4はこれらの発熱体3の取付部分より上
側に位置するように放熱器本体1に設けられた溝で、こ
れは放熱器本体1の長さ方向にかつ全長にわたって配置
されている。
5は放熱器本体の下縁両端部に一体に設けられた取付突
部である。
上記において、半導体素子よりなる発熱体3より生じた
熱は、まず放熱器本体1に吸収せられ、つぎにフィン2
から放出せられるが、発熱体3の取付部分の上側には溝
4が存在しており、放熱器本体1の肉厚がこの部分にお
いて薄くなっている。
このため発熱体3より放熱器本体1内を伝わる熱量はこ
の溝4のある薄肉部分において抑制され、発熱体3から
近傍のフィン2へ直接的に伝導される熱量が減少し、必
然的に発熱体3より比較的遠く離れたところのフィン2
へ伝導される熱量が増大する。
その結果、発熱体3の近傍におけるフィン2の温度上昇
の鋭いピークが緩和され、音響機器等のケースの天板に
おける温度分布が均一化されるものである。
なお、上記実施例においては、発熱体3の取付部分より
上側に設けられた溝4は放熱器本体1と同じ長さを有し
ているが、これは発熱体3の取付部分の上側において部
分的に設けられていてもよく、むしろその方が好ましい
というのは、溝4が発熱体3取付部分の上側に部分的に
存在すると、発熱体3より離れた溝4ない厚肉部への伝
熱量が増大することになり、熱の分散効果がより向上す
るからである。
なお、溝4の形状、深さ、幅、長さおよび本数等は、ケ
ースの太根上の温度分布を均一化するために種々に変化
させることができるものである。
また上記実施例では、放熱器本体1がアルミニウム押出
型材製であるが、これはアルミニウム板材製であっても
よい。
またフィン2は、放熱器本体1にカッターにより切起こ
し状に設けられているが、これに限らず、フィン2は押
出成形により放熱器本体1と一緒に形成されていてもよ
いし、放熱器本体1とは別部材よりなるフィン2がたと
えばろう付等の方法により本体1に取り付けられていて
もよい。
この考案にかかる放熱器は、上述のように、多数のフィ
ン2を備えた垂直状の放熱器本体1に発熱体3が取り付
けられ、放熱器本体1の発熱体3取付部分より上側に溝
4が設けられているもので、半導体素子等の発熱体3か
ら生じた熱を発熱体3の近傍のフィン2へ集中して放出
することなく、これを分散した状態に放出することがで
きて、たとえば音響機器等のケースの天板の温度分布を
均一化することができる。
また放熱器本体1に溝4が設けられているから、それだ
け使用材料が少なくてすみ、したがって放熱器の製造コ
ストが安くつくという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示すもので、第1
図は正面図、第2図は部分切欠き平面図、第3図は側面
図である。 第4図は従来例゛の正面図、第5図は同平面図である。 1・・・・・・放熱器本体、2・・・・・・フィン、3
・・・・・・発熱体、4・・・・・・溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数のフィン2を備えた垂直状の放熱器本体1に発熱体
    3が取り付けられ、放熱器本体1の発熱体3取付部分よ
    り上側に溝4が設けられている放熱器。
JP19233781U 1981-12-22 1981-12-22 放熱器 Expired JPS5843227Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19233781U JPS5843227Y2 (ja) 1981-12-22 1981-12-22 放熱器

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JP19233781U JPS5843227Y2 (ja) 1981-12-22 1981-12-22 放熱器

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Publication Number Publication Date
JPS5895645U JPS5895645U (ja) 1983-06-29
JPS5843227Y2 true JPS5843227Y2 (ja) 1983-09-30

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ID=30105754

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JP19233781U Expired JPS5843227Y2 (ja) 1981-12-22 1981-12-22 放熱器

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JPS5895645U (ja) 1983-06-29

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