JPS5843000B2 - 多周波符号信号受信方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電話交換機に於ける加入者選択多周波符号信
号の受信方式に関する。

従来、通常の電話交換機に訃ける、選択信号受信局と送
信局との多周波符号選択信号の授受方式では、「接」符
号送出開始、停止の制御を、受信局での入レジスタとト
ランク間、及び受信局トランクと、送信局とのいずれの
間も直流信号で実施していた。

従って直流の制御信号が使用できる場合に限定される欠
点があった。

このような例として、受信局にて一担応答信号（転極信
号）送出後は、一般にその信号を相手局にて受信すると
、相手局では以後直流の極性識別による制御は行なうこ
とができない。

ところが遠隔自動検針システムなどの場合、−担応答し
た後さらに多周波符号信号を受信する必要があるため上
述の如き交換機には遠隔自動検針システムの接続ができ
なかった。

本発明は遠隔自動検針接続を行なった後、既設の入レジ
スタリンク耘よび入レジスタを用い、遠隔自動検針トラ
ンク（以下ＮＲＴという）での多周波符号選択信号受信
を行なうことができる多周波符号信号受信方式を提供す
ることにある。

本発明の多周波符号受信方式は、電話交換機に於ける力
Ｉ入省選択多周波符号信号の授受方式に於て、受信局の
構成を多周波符号信号を受信する入レジスタ、相手局と
信号授受制御信号の送受を行なうトランク、及びトラン
クと入レジスタ間を接続する入レジスタリンクにて行な
い、相手局より起動された際に、受信局より相手局へ送
出する準備完了信号は、入レジスタとトランク間は直流
信号にて行ない、トランクでは、その直流信号を交流信
号に交換して送出し、選択信号送出端末では、その交流
信号を受信すると「接」符号を送出開始し、受信局では
、その「接」符号を入レジスタで受信し、入レジスタは
「接」符号受信した旨トランクへ直流信号にて、信号送
出し、トランクではその直流信号を受信すると交流信号
を停止し、選択信号送出端末へ「接」符号停止を指示す
る〇このように加入者選択多周波符号信号の「接」符号
授受の制御を入レジスタとトランク間は直流信号、トラ
ンクと信号送出端末間の制御は交流信号で行なうことを
特徴とする。

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明が適用される遠隔自動検針システムの中
継方式図である。

遠隔自動検針システムとは、電話回線に遠隔読取可能な
メータ（ＭＥＴ）２を接続し、これをセンタ装置１から
電話番号を発信することにより、ＭＥＴ２とセンタ装置
１間を接続し、ＭＥＴ２の遠隔読み取りを行なうもので
ある。

ここで本発明にお・いて重要なことは、センタ装置１と
着信局３間の接続は、謂る公衆通信路をそのまま使用し
て行ない、着信局３内を第２図に示すような接続構成と
すること、即ち、ＮＲＴのみ新設することとし、他の装
置は公衆通信既設装置を併用することでより経済的に実
現できることである。

第３図はＮＲＴの本発明に関する部分についてのみ示し
た回路図である。

次に第２図により動作を説明する。

入トランク（ＩＣＴ）４に着信があると、該ｌＣＴ４は
入レジスタリンク（ＩＲＬ）５を経由して入レジスタ（
ＩＲ）６と接続され、以下公知の方法に従って選択符号
によりｌＣＴ４と選択符号に対応したＮＲＴ７とが接続
される。

（■の接続）次にＮＲＴ７とＭＥＴ２間の接続（■の接
続）を行なうが、この装置８の選択番号を、ｌＣＴ４に
て使用したと同種ＩＲ６にて受信することとすれば、非
常に優れた方式となるが、多周波符号の送出制御を直流
の極性識別により行なっているが、ｌＣＴ４を経由して
ＮＲＴ７の選択符号を受信する際に一度使用したため、
ＮＲＴ？経由にて置８の選択符号を受信する際に同じよ
うに極性識別によって多周波符号の送出制御を行なうこ
とができない。

そこでＮＲＴ７を第３図のように構成することで、ＩＲ
６からＮＲＴ７へ送出してくる直流の制御信号を交流の
信号に変換し、実施できる。

まず「接」符号送出開始指示はＩＲよりＮＲＴへ直流の
制御信号で到来するとＤ Ｉ７レーが動作する。

Ｄ ＩＪクレー動作によって交流信号送出結合線輪ＳＤ
Ｔの送出回路が閉成し、ハイブリッドコイル（ＨＹＢ）
を経由して回路に送出される。

この信号は第１図に示すセンタ装置に検出されセンタ装
置より「接」符号を送出し、その信号をＩＲにて受信す
る。

ＩＲにて「接」符号を受信すると、ＮＲＴ７のＤリレー
を復旧させ、ＳＤＴの送出を停止即ちセンタ装置に「接
」符号送出停止の指示をする。

センタ装置では、ＳＤＴ停止を検出すると「接」符号送
出の停止を行なう。

以下公知の方法に従ってセンタよりの多周波符号をＩＲ
６で受信し、受信完了後マーカ（ＣＭ）９を起動して、
ＮＲＴ７とＭＥＴ２間接続を行なう。

以上の説明のようにＮＲＴに「接」符号送出開始、停止
の制御信号を、直流信号より交流信号へ変換する機能を
設けることで被遠隔自動検針局の中継方式が実現でき、
その効果は、経済性、システム簡素化の面に於て非常に
大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の適用される遠隔自動検針方式の中継方
式図、第２図は本発明の一実施例による被遠隔自動検針
局の中継方式図、第３図は遠隔自動検針トランクの「接
」符号送出、開始、停止の制御信号を直流から交流に変
換する本発明の一実施例を示す回路図である。 １・・・・・・センタ装置、２・・・・・・メータ、３
・・・・・・着信局、４・・・・・・入トランク（ＩＣ
Ｔ）、５・・・・・・入レジスタリンク（ＩＲＬ）、６
・・・・・・入レジスタ（ＩＲ）、７・・・・・・遠隔
自動検針トランク（ＮＲＴ）、８・・・・・・電話機（
置）、９・・・・・・マーカ（ＣＭ）、Ｄ・・・・・・
ＩＲよりの「接」符号制御信号受信リレー、ＳＤＴ・・
・・・・交流信号送出結合線輪、ＨＹＢｏ、１・・・・
・・ハイブリッドコイル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 多周波符号信号を受信する入レジスタと、相手局と
   信号授受制御信号の送受を行なうトランクと、該トラン
   クと入レジスタ間を接続する入レジスタリンクにより受
   信局の多周波符号信号受信手段を構成し、加入者選択多
   周波符号信号の「接」符号授受制御を、トランクと入レ
   ジスタ間は直流の信号で、またトランクと多周波信号送
   出端末間は交流の信号で行なうことを特徴とする多周波
   符号信号受信方式。