JP2565956B2 - 網制御装置 - Google Patents

網制御装置

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JP2565956B2
JP2565956B2 JP62314229A JP31422987A JP2565956B2 JP 2565956 B2 JP2565956 B2 JP 2565956B2 JP 62314229 A JP62314229 A JP 62314229A JP 31422987 A JP31422987 A JP 31422987A JP 2565956 B2 JP2565956 B2 JP 2565956B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば電気メータやガスメータの遠隔検針
を行うテレメータシステム等の端末装置側に用いて好適
な端末インターフェース回路に関する。
(従来の技術) 従来、例えばガス局側に設けられたセンタ装置と、家
庭側に設けられた端末装置とを、通常は通話に用いられ
る電話回線を介して接続することにより、該端末装置に
接続されたガスメータの遠隔検針及びガス漏れ警報等の
セキュリティ情報の収集等を可能とする遠隔検針システ
ムが提案されている。
この遠隔検針システムは、センタ装置と端末装置とが
上記電話回線を介して接続されているため、上記ガスメ
ータの遠隔検針及びガス漏れ警報等のセキュリティ情報
の収集は、電話機による通話の行われていない間に行う
必要がある。このため、データの収集よりも通話を優先
する通話優先機能、及び、データの収集の際は電話機の
ベルを鳴らすことなく端末装置との電話回線の接続を図
るノーリンギング呼び出し機能等を備えている。
具体的には、上記遠隔検針システムは、第3図に示す
ようにガス局内のセキュリティセンタ側に設けられ、端
末装置39からの発呼要求により送信されるデータである
セキュリティデータを収集する端末発信方式センタ装置
31と、上記セキュリティデータを送信した端末装置39と
上記端末発信方式センタ装置31との間の電話回線を確立
する自動着信機能付きの自動着信機能付網制御装置32
と、上記ガス局内の検針センタ側に設けられ、当該ガス
局側からなされるノーリンギング呼び出しにより端末装
置39から送信されるデータである検針データを収集する
ノーリンギング呼び出し方式センタ装置33と、上記ノー
リンギング呼び出し方式センタ装置33の命令により、ノ
ーリンギング用交換機回線の接続等を行うセンタ用網制
御装置(C−NCU)34とを有している。
また、上記遠隔検針システムは、交換機35と、上記セ
ンタ用網制御装置34に指定された電話番号に対応する端
末装置39との電話回線の接続を図り、ノーリンギング呼
び出しを行うためのノーリンギング呼び出し信号を出力
するノーリンギングトランク36とを有している。
また、上記遠隔検針システムは、ガスを使用する家庭
側に設けられ、上記ノーリンギングトランク36からのノ
ーリンギング呼び出し信号を検出し、対応する端末装置
39との電話回線の接続を図ると共に、該端末装置39に対
し起動をかけるノーリンギング呼び出し機能、及び、端
末装置39からの発呼要求により、上記ガス局側に設けら
れている自動着信機能付網制御装置32との電話回線の接
続を図る端末発信機能を有する端末用網制御装置37(AN
R−NCU)と、その家庭のガス使用量を検出すると共に、
ガス漏れを検出するセンサ40と、上記端末用網制御装置
37からノーリンギング呼び出し信号が供給された場合
は、上記センサ40により検出されたガス使用量を示す検
針データを送信し、上記センサ40によりガス漏れが検出
された場合は、発呼要求により、上記端末発信方式セン
タ装置31に対して該ガス漏れの発生を示すセキュリティ
データを送信する端末装置39とを有している。上記端末
用網制御装置37には、その家庭で使用される電話機38が
接続されている。
また、上記端末用網制御装置37と端末装置39とは、該
端末用網制御装置37がノーリンギング呼び出し信号に応
じて形成した端末装置起動信号を端末装置39に送信する
と共に、端末装置39からの検針データ及びセキュリティ
データを端末用網制御装置37に供給するためのデータ信
号線と、上記端末装置37がセキュリティデータを送信す
る際に形成する発呼要求信号を端末用網制御装置37側に
送信するための発呼要求信号線と、この端末装置37から
の発呼要求が受け付けられた際に上記端末発信方式セン
タ装置31から送信される発呼受け付け信号を端末装置37
に送信するための発呼受付信号線と、各装置37,39を介
して接地される共通帰線との、計4本の信号線で接続さ
れている。
次に、このような構成を有する従来の遠隔検針システ
ムのデータ収集動作を説明する。
まず、ノーリンギング呼び出し方式センタ装置33によ
り、端末装置39で検出されたその家庭のガス使用量を検
針する場合、該ノーリンギング呼び出し方式センタ装置
33は、その家庭の電話番号を示す電話番号データと共
に、ノーリンギング呼び出しを行うためのノーリンギン
グ命令信号を形成し、これらをセンタ用網制御装置34に
供給する。センタ用網制御装置34は、上記各信号が供給
されると、該電話番号データに対応する家庭側の端末用
網制御装置37との間におけるノーリンギング用交換機回
線の接続を図り、上記各信号を送信する。これにより、
上記各信号が、上記交換機35を介してノーリンギングト
ランク36に供給される。
ノーリンギングトランク36は、上記各信号が供給され
ると、該電話番号データに基づいて、ガス使用量の検針
を行う家庭に設けられている端末用網制御装置37との間
の電話回線の接続を図ると共に、電話機38のベルを鳴ら
すためのベル呼び出し信号とは異なる呼出信号である、
ノーリンギング呼び出し信号を形成し、これを端末用網
制御装置37に供給する。端末用網制御装置37は、上記ノ
ーリンギングトランク36からのノーリンギング呼出し信
号を検出し、端末装置39との間の電話回線を確立すると
共に端末装置起動信号を形成し、これを上記データ信号
線を介して端末装置39に供給する。
上記端末装置39は、上記端末装置起動信号が供給され
ると、センサ40により検出された、その家庭のガス使用
量を示す検針データを、上記データ信号線を介して端末
用網制御装置37に供給する。上記端末用網制御装置37
は、上記検針データが供給されると、これを上記電話回
線及びノーリンギング用交換機回線を介して上記ノーリ
ンギング呼び出し方式センタ装置33に送信する。
これにより、上記ノーリンギング呼び出し方式センタ
装置33側において、所望の家庭のガス使用量を遠隔検針
することができる。
次に、上記センサ40によりガス漏れが検出された場
合、上記端末装置39は、発呼要求を行い、該ガス漏れの
発生を示すセキュリティデータを端末発信方式センタ装
置31側に送信するようになっている。
すなわち、この場合、上記端末装置39は、上記センサ
40によりガス漏れの発生が検出されると、上記発呼要求
信号線を介して上記ガス漏れの発生を示すセキュリティ
データの送信を要求するための発呼要求信号を上記端末
用網制御装置37に供給する。上記端末用網制御装置37
は、上記発呼要求信号が供給されると、当該端末用網制
御装置37とガス局内のセキュリティセンタ側に設けられ
ているデータ端末発信方式センタ装置31との間の電話回
線の接続を図り、上記発呼要求信号を端末発信方式セン
タ装置31に送信する。
上記端末発信方式センタ装置31は、上記発呼要求信号
が供給されると、該発呼要求の是非を検討し、発呼要求
の受け付けを行う場合は、該発呼要求の受け付けを行う
ことを特徴とする着信応答信号を上記端末用網制御装置
37に送信する。
上記端末用網制御装置37は、上記着信応答信号が供給
されると、上記発呼受付信号線を介して発呼受付信号を
端末装置39に送信する。端末装置39は、上記発呼受付信
号により起動状態となり、ガス漏れの発生を示すセキュ
リティデータを上記データ信号線を介して端末用網制御
装置37に送信する。端末用網制御装置37は、上記セキュ
リティデータが供給されると、これを上記端末発信方式
センタ装置31に送信する。
これにより、セキュリティセンタ(端末発信方式セン
タ装置31)側において上記セキュリティデータを受信す
ることができ、ガス局側から即座に検査に出向く等の安
全のための措置をとることができ、ガス事故の発生を未
然に防止することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような遠隔検針システムは、今後、益々
普及することが予想されるのであるが、各家庭側に設け
られる端末用網制御装置37と端末装置39との間が発呼要
求信号線,発呼受付信号線,データ信号線及び共通帰線
の、計4本の信号線により各インターフェースを介して
接続されるようになっていたため、該各装置37,39を家
庭に設置する際の工事が大変面倒となるうえ、点検,修
理等も大変面倒となり、工事性及び保守性の面での問題
があった。
また、上記4線接続であるため、各装置37,39にそれ
ぞれ設けられているインターフェース部が大型化し、こ
れにより該各装置37,39が大型化する問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、
端末用網制御装置及び端末装置を接続する接続線の本数
を削減することができ、これを通じて工事性及び保守性
の向上を図ると共に、該端末用網制御装置及び端末装置
の小型化を図ることができるような端末インターフェー
ス回路の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る端末インターフェース回路は、少なくと
も第1,第2の2種類のデータを電話回線を介してセンタ
装置へ送信する端末装置に網制御装置が接続され、前記
センタ装置からのノーリンギング呼び出しにより前記端
末装置の第1のデータをセンタ装置で収集し、前記端末
装置からの端末発信により前記端末装置の第2のデータ
をセンタ装置で収集するデータ収集システムの網制御装
置と端末装置との端末インターフェース回路であり、上
述の課題を解決するために以下の特徴的な各手段を有し
ている。
すなわち、当該端末インターフェース回路は、前記網
制御装置と端末装置との間に接続され、データの送受を
行うデータ信号線及び前記網制御装置と端末装置におい
て接地される共通帰線からなる接続線と、前記網制御装
置側に設けられ、前記端末起動時に前記データ信号線を
所定電圧の電源に接続する第1のスイッチ手段及び送信
データに応じて前記データ信号線と共通帰線間をオンオ
フ駆動する第2のスイッチ手段とを有する第1のインタ
ーフェース部とを有する。
また、前記端末装置側に設けられ、前記端末発信時の
前記網制御装置への発呼要求時に前記データ信号線を所
定電圧の電源に接続する第3のスイッチ手段及び送信デ
ータに応じて前記データ信号線と共通帰線間をオンオフ
駆動する第4のスイッチ手段とを有する第2のインター
フェース部と、前記網制御装置側に設けられ、前記ノー
リンギング呼出し時、或いは前記端末発信時に、前記セ
ンタ装置と前記網制御装置との電話回線が確立された
時、前記第1のインターフェース部の第1のスイッチ手
段をオン制御して前記データ信号線に所定電圧を発生さ
せて端末装置起動を行う第1の制御手段とを有する。
また、前記端末装置側に設けられ、前記端末発信時に
前記第2のインターフェース部の第3のスイッチ手段を
オン制御して前記データ信号線に所定電圧を発生させて
網制御装置の起動を行い、前記第4のスイッチ手段によ
り前記センタ装置を接続するための情報を前記網制御装
置へ送信する第2の制御手段と、前記端末装置側に設け
られ、前記第1の制御手段により起動すると、前記第2
のインターフェース部の第4のスイッチ手段を制御して
前記第1のデータの送信し、該第1のデータ送信後に、
前記センタ装置からの第2のデータ送信要求信号に応じ
て前記第2のデータを送信する通信制御手段とを有す
る。
(作用) 本発明に係る端末インターフェース回路は、網制御装
置と端末装置とを、データの送受を行うためのデータ信
号線及び該網制御装置及び端末装置において接地される
共通帰線の、計2本の接続線で接続しており、この構成
のもとで、センタ装置側からのノーリンギング呼び出し
命令により端末装置側からの第1のデータを送信し、端
末装置側からの発呼要求により上記第1のデータとは性
格の異なる第2のデータを送信するようにしている。そ
して、この第1,第2のデータを上記センタ装置において
収集するようになっている。
具体的には、上記センタ装置側から、同一電話回線上
に接続された電話機の呼出ベルを鳴らすことなくデータ
収集を行うノーリンギング呼び出し命令がなされた場
合、前記網制御装置側に設けられている第1の制御手段
は、センタ装置と網制御装置との間の電話回線が確立さ
れたことを検出して第1のインターフェース部の第1の
スイッチ手段をオン制御する。これにより、前記第1の
スイッチ手段を介して電源から所定電圧の電源信号がデ
ータ信号線に発生する。前記端末装置は、この電源信号
を受信することで起動状態となる。
次に前記端末装置が起動状態となると、該端末装置側
に設けられている通信制御手段は、前記第1のデータに
応じて前記第2のインターフェース部の第4のスイッチ
手段をオンオフ制御する。これにより、前記第1のデー
タに対応した電源信号がデータ信号線に現れ、網制御装
置側に送信される。
前記網制御装置は、この電源信号を前記第1のデータ
として受信し、前記確立されている電話回線を介してセ
ンタ装置側に送信する。これにより、該センタ装置側に
おいてノーリンギング呼び出し命令による第1のデータ
を収集することができる。
次に、端末装置側から発呼要求を行い、前記第1のデ
ータとは異なる第2のデータをセンタ装置側に送信する
場合、前記端末装置側に設けられている第2の制御手段
は、前記第2のインターフェース部の第3のスイッチ手
段をオン制御する。これにより、前記第3のスイッチ手
段を介して電源からの所定電圧の電源信号がデータ信号
線に発生する。網制御装置は、この電源信号を受信する
ことで起動状態となる。
次に、前記第2の制御手段は、前記第2のインターフ
ェース部の第3のスイッチ手段をオン制御したまま、セ
ンタ装置との接続を図るための情報に応じて前記第4の
スイッチ手段をオンオフ制御する。これにより、前記セ
ンタ装置との接続を図るための情報に対応した電源信号
がデータ信号線に発生し、網制御装置側に送信される。
次に、前記網制御装置は、前記端末装置側から送信さ
れた、前記センタ装置との接続を図るための情報を受信
すると、センタ装置と当該網制御装置との間の電話回線
の確立を図る。そして、この電話回線が確立されると、
網制御装置側に設けられている第1の制御手段が、第1
のインターフェース部の第1のスイッチ手段をオン制御
する。これにより、前記第1のスイッチ手段を介して電
源からの所定電圧の電源信号がデータ信号線に発生す
る。そして、上述のように前記端末装置が起動状態とな
る。
次に、前記端末装置が起動状態となると、該端末装置
側に設けられている通信制御手段は、まず、上述のノー
リンギング呼び出し命令に対応するデータである第1の
データに応じて前記第2のインターフェース部の第4の
スイッチ手段をオンオフ制御して該第1のデータの送信
を行う。そして、この第1のデータの送信後に、センタ
装置から第2のデータの送信要求を許可する第2のデー
タ送信要求信号を受信した場合に、当該発呼要求時に送
信すべきデータである第2のデータに応じて前記第4の
スイッチ手段をオンオフ制御して該第2のデータの送信
を行う。これにより、該センタ装置側において、端末装
置からの発呼要求による第2のデータを収集することが
できる。
このように、当該端末インターフェース回路において
は、網制御装置と端末装置との間の接続線をデータ信号
線と共通帰線との2本に削減したうえで、センタ装置と
端末装置との間の相互の通信を実現することができる。
このため、上記接続線の本数を2本に削減することがで
きることから、当該端末インターフェースの設置の際の
工事を大幅に簡素化することができるうえ、修理,点検
等も大幅に簡素化することができ、工事性及び保守性の
面で大幅な向上を図ることができる。
また、上記接続線の本数を2本に削減することができ
ることから、上記網制御装置側及び端末装置側にそれぞ
れ設けられている第1,第2のインターフェース部を小型
化することができ、これを通じてデータ収集システムの
小型化を図ることができる。
(実施例) 以下、本発明に係る端末インターフェース回路の好ま
しい実施例について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
本発明の実施例に係る端末インターフェース回路は、
第1図に示すように端末用網制御装置A(ANR−NCU)と
端末装置Bとを、データ信号線DT及び共通帰線SGの計2
本の接続線で接続することにより構成されている。
上記端末用網制御装置Aは、上記端末装置Bからの発
呼要求に応じて、センタ装置と端末装置との間の電話回
線の確立等を行う自動発信網制御部1(AA−NCU)と、
センタ装置からのノーリンギング呼び出し命令に応じ
て、センタ装置と端末装置との間のノーリンギング呼び
出し用の電話回線の確立等を行うノーリンギング着信網
制御部2(NR−NCU)と、センタ装置からの受信データR
Dの復調、上記端末装置Bからシリアルデータとして供
給される送信データSDの変調等を行うモデム部4とを有
している。
また、上記端末用網制御装置Aは、上記送信データS
D,受信データRD等の切り換えを行う信号切り換え部5
と、上記信号切り換え部5からのシリアルデータをパラ
レルデータに変換して中央演算回路3(CPU)に供給
し、該CPU3からのパラレルデータをシリアルデータに変
換して上記信号切り換え部5に供給するシリアルデータ
入出力部(SIO部)6とを有している。
また、上記端末用網制御装置Aは、上記端末装置Bと
の間において、上記データ信号線DTを介して上記送信デ
ータSD及び受信データRDの送受信を行う第1のインター
フェース回路7と、上記信号切り換え部5に切り換え制
御の他、当該端末用網制御装置A全体の制御を行うCPU3
とを有している。
次に、上記端末装置Bは、上記センタ装置からノーリ
ンギング呼び出し命令があった場合は第1のデータを送
信し、当該端末装置Bから発呼要求を行ってデータ送信
を行う場合は、上記第1のデータとは性格の異なる第2
のデータを送信するようになっており、上記データ信号
線DT及び共通帰線SGの接続面には、上記端末用網制御装
置Aに設けられている第1のインターフェース回路7と
同様の構成を有する第2のインターフェース回路が設け
られている。
具体的には、上記各インターフェース回路は、それぞ
れ第2図に示すような構成を有している。
すなわち、上記第1のインターフェース回路7は、所
定電圧の電源VDDと接地との間に、第1の切り換えスイ
ッチSW1と電流制限用抵抗R1と第1のトランジスタTr1と
を直列的に設けると共に、該電流制限用抵抗R1及び第1
のトランジスタTr1の接続点に、一端が接地されたプル
ダウン抵抗R2の他端を介して上記データ信号線DTを接続
し、上記接続点に起呼検出用バッファ8−1及び受信デ
ータバッファ8−2を接続して構成されている。さらに
詳しくは、上記第1のトランジスタTr1は、エミッタ接
地となっており、コレクタが上記電流制限用抵抗R1に、
また、ベースが上記第1図に示した信号切り換え部5に
接続されている。そして、上記第1の切り換えスイッチ
SW1をオン制御したうえで、端末装置B側に送信する送
信データSDを上記第1のトランジスタTr1のベースに供
給することにより、該送信データSDに応じて第1のトラ
ンジスタTr1をオンオフ制御し、上記電源VDDからの電源
電圧により該送信データSDと等価のデータを形成し、こ
れを上記データ信号線DTを介して端末装置Bに送信する
ようになっている。
一方、上記端末装置B側に設けられた第2のインター
フェース回路は、上記第1のインターフェース回路7と
同様の構成を有しており、所定電圧の電源VDDと接地と
の間に、第2の切り換えスイッチSW2と電流制限用抵抗R
4と第2のトランジスタTr2とを直列的に設けると共に、
該電流制限用抵抗R4及び第2のトランジスタTr2の接続
点に、一端が接地されたプルダウン抵抗R3の他端を介し
て上記データ信号線DTを接続し、上記接続点に起呼検出
用バッファ8−3及び受信データバッファ8−4を接続
して構成されている。さらに詳しくは、上記第2のトラ
ンジスタTr2は、エミッタ接地となっており、コレクタ
が上記電流制限用抵抗R4に、また、ベースが当該端末装
置のCPUに接続されている。そして、上記第2の切り換
えスイッチSW2をオン制御したうえで、端末用網制御装
置装置A側に送信する送信データSDを上記第2のトラン
ジスタTr2のベースに供給することにより、該送信デー
タSDに応じて第2のトランジスタTr2をオンオフ制御
し、上記電源VDDからの電源電圧により該送信データSD
と等価のデータを形成し、これを上記データ信号線DTを
介して端末用網制御装置Aに送信するようになってい
る。
なお、上記共通帰線SGは、上記端末用網制御装置A及
び端末装置Bを介して接地されている。
次に、このような構成を有する端末インターフェース
回路は、第3図に示すようなガスメータの遠隔検針シス
テムに適用することができる。
この遠隔検針システムは、ガス局側に設けられたセン
タ装置と、家庭側に設けられた端末装置とを、通常は通
話に用いられる電話回線を介して接続することで構成さ
れており、上記端末装置側からの検針データ及びガス漏
れ警報等のセキュリティデータをセンタ装置側において
別々に収集するようになっている。そして、このような
データ収集は、電話機による通話の行われていない間に
行う必要があるため、データの収集よりも通話を優先す
る通話優先機能、及び、データの収集の際は電話機の呼
出ベルを鳴らすことなく端末装置との電話回線の接続を
図るノーリンギング呼び出し機能等が設けられている。
具体的には、上記遠隔検針システムは、上記センタ装
置の一つとしてガス局内のセキュリティセンタ側に設け
られ、端末装置39からの発呼要求により送信されるデー
タであるセキュリティデータを収集する端末発信方式セ
ンタ装置31と、上記セキュリティデータを送信した端末
装置39と上記端末発信方式センタ装置31との間の電話回
線を確立する自動着信機能付きの自動着信機能付網制御
装置32とを有している。
また、上記遠隔検針システムは、上記センタ装置の一
つとしてガス局内の検針センタ側に設けられ、当該ガス
局側からなされるノーリンギング呼び出しにより端末装
置39から送信されるデータである検針データを収集する
ノーリンギング呼び出し方式センタ装置33と、上記ノー
リンギング呼び出し方式センタ装置33の命令により、ノ
ーリンギング用交換機回線の接続等を行うセンタ用網制
御装置(C−NCU)34とを有している。
また、上記遠隔検針システムは、交換機35と、上記セ
ンタ用網制御装置34に指定された電話番号に対応する端
末装置39との電話回線の接続を図り、ノーリンギング呼
び出しを行うためのノーリンギング呼び出し信号を出力
するノーリンギングトランク36とを有している。
また、上記遠隔検針システムは、ガスを使用する家庭
側に設けられ、上記ノーリンギングトランク36からのノ
ーリンギング呼び出し信号を検出し、対応する端末装置
39との電話回線の接続を図ると共に、該端末装置39に対
し起動をかけるノーリンギング呼び出し機能、及び、端
末装置39からの発呼要求により、上記ガス局側に設けら
れている自動着信機能付網制御装置32との電話回線の接
続を図る端末発信機能を有する端末用網制御装置37(AN
R−NCU)と、その家庭のガス使用量を検出すると共に、
ガス漏れを検出するセンサ40と、上記端末用網制御装置
37からノーリンギング呼び出し信号が供給された場合
は、上記センサ40により検出されたガス使用量を示す検
針データを送信し、上記センサ40によりガス漏れが検出
された場合は、発呼要求により、上記端末発信方式セン
タ装置31に対して該ガス漏れの発生を示すセキュリティ
データを送信する端末装置39とを有している。
このような遠隔検針システムにおいて、上記第1図及
び第2図に示した端末用網制御装置Aは、上記第3図に
示す端末用網制御装置37として設けられており、上記端
末装置Bは、上記端末装置39及びセンサ40として設けら
れている。
なお、上記端末用網制御装置37には、その家庭で使用
される電話機38が接続されており、上記各センタ装置3
1,33は、上述のようにこの電話機38による通話が行われ
ていない間に上記検針データ或いはセキュリティデータ
を収集するようになっている。
次に、このような構成を有する遠隔検針システムのデ
ータ収集動作と共に、当該端末インターフェース回路の
動作説明をする。
まず、第4図(b)を用いてノーリンギング呼び出し
方式センタ装置33により、端末装置39で検出されたその
家庭のガス使用量を検針する場合の説明をする。この場
合、上記ノーリンギング呼び出し方式センタ装置33は、
センタ用網制御装置34に対してノーリンギング呼び出し
命令を行う。これにより、センタ用網制御装置34は、第
4図(b)に示すように交換機35(発信局)との間のル
ープを閉結し、該センタ用網制御装置34に対して該ルー
プ閉結を示す発信信号を送信する。
次に、上記センタ用網制御装置34は、上記ノーリンギ
ングトランク36が設けられている交換局(着信局)に対
してダイヤリング(第1ダイヤル)を行う。これによ
り、上記発信局は、上記着信局との間の電話回線の接続
を図る。
次に、上記センタ用網制御装置34は、上記着信局との
間の電話回線が接続されると、ノーリンギング呼び出し
信号(NRTS信号)を形成し、これを上記着信局(ノーリ
ンギングトランク36)に送信する。上記ノーリンギング
トランク36は、上記NRTS信号を受信すると、該NRTS信号
を受信したことを示す応答信号(SDR信号)を形成し、
これをセンタ用網制御装置34に送信する。センタ用網制
御装置34は、上記SDR信号を受信すると、上記NRTS信号
の送信を停止する。また、上記ノーリンギングトランク
36は、上記NRTS信号の送信が停止されると、上記SDR信
号の送信を停止する。
次に、上記センタ用網制御装置34は、上記ノーリンギ
ングトランク36からのSDR信号の送信が停止されるとこ
れを検出し、ガス使用量を検針する家庭に対してダイヤ
リング(第2ダイヤル)を行う。これによりノーリンギ
ングトランク36は、ガス使用量を検針する家庭側に設け
られている端末用網制御装置37との間の電話回線の接続
を図る。
次に、上記センタ用網制御装置34は、上記ノーリンギ
ングトランク36に対してノーリンギング呼び出し信号
(NRTS信号)を送信する。上記ノーリンギングトランク
36は、上記NRTS信号を再度受信すると、上記端末用網制
御装置37に対して端末用網制御装置呼び出し信号(NCU
呼び出し信号)を送信する。端末用網制御装置37は、上
記NCU呼び出し信号に対して応答する場合は、NCU応答信
号を上記ノーリンギングトランク36に送信する。上記ノ
ーリンギングトランク36は、上記NCU応答信号を受信す
ると、ノーリンギング呼び出し命令に対して応答があっ
たことを示す極性反転信号を形成し、これをセンタ用網
制御装置34に送信する。
次に、センタ用網制御装置34は、端末装置39の起動を
要求する端末起動要求データを形成し、これを上記端末
用網制御装置37に送信する。端末用網制御装置37は、上
記端末起動要求データを受信すると、上記端末装置39か
らその家庭のガス使用量を示すガスメータの検針データ
に送信を要求する端末装置起動信号(端末装置起動信号
ON)を形成し、これを端末装置39に送信する。
次に、上記端末装置39は、上記端末装置起動信号を受
信すると、上記センサ40から取り込んだ検針データを上
記センタ用網制御装置34に送信する。センタ用網制御装
置34は、上記検針データを受信すると、これをノーリン
ギング呼び出し方式センタ装置33に送信する。これによ
り、所望の家庭のガス使用量を示す検針データを、ノー
リンギング呼び出し方式センタ装置33側において収集す
ることができる。
次に、上記ノーリンギング呼び出し方式センタ装置33
は、このように所望の家庭からの検針データを収集する
と、該センタ装置33の電話番号に変更等があった場合は
該電話番号の設定や、ガス漏れ検出によるセキュリティ
データの発生条件の設定等を行うための設定値データを
形成し、これを端末装置39に送信する。これに応答する
と、端末装置39は、上記センタ用網制御装置34に対して
応答データを返信する。
次に、上記センタ用網制御装置34は、上記端末装置39
からの応答データを受信すると、ノーリンギング呼び出
し命令による検針データの収集が正常に終了したことを
示す正常終了応答データを形成し、これを端末装置39に
送信すると共にデータ通信の終了を示すデータ通信終了
信号を形成し、これを端末用網制御装置37に送信する。
端末用網制御装置37は、上記データ通信終了信号を受信
すると、上記端末装置39にデータ通信の終了を示す端末
装置オフ信号(端末装置起動信号OFF)を形成し、これ
を端末装置39に送信すると共に、上記ノーリンギングト
ランク36に対して、該ノーリンギングトランク36と端末
用網制御装置37との間に閉結されている電話回線を開放
するためのループ開放信号を形成し、これをノーリンギ
ングトランク36に送信する。ノーリンギングトランク36
は、上記ループ開放信号を受信すると、上記電話回線の
開放を行う。
また、上記センタ用網制御装置34は、上記データ通信
終了信号の送信後に、それまで上記ノーリンギングトラ
ンク36に送信していた上記NRTS信号の送信を停止する
(NRTS断)。上記ノーリンギングトランク36は、上記NR
TS信号の送信が停止されると、それまで上記センタ用網
制御装置34に送信していた上記極性反転信号の送信を停
止する。(極性復旧)。そして、上記センタ用網制御装
置34が、上記極性反転信号の送信が停止されると、上記
交換極35(発信局)との間に閉結された電話回線を開放
し、当該ノーリンギング呼び出し方式による検針データ
の収集を終了する。
次に、このノーリンギング呼び出し方式による検針デ
ータの収集時における上記端末用網制御装置37及び端末
装置39との間の通信動作を説明する。
まず、上記センタ用網制御装置34からの端末起動要求
データは、第1図に示すノーリンギング着信網制御部2
(NR−NCU)により受信され、モデム4及び信号切り換
え部5を介してシリアルデータ入出力部(SIO部)6に
供給される。上記SIO部6は、シリアルデータとして供
給される上記端末起動要求データをパラレルデータに変
換し、これをCPU3に供給する。上記CPU3は、パラレル化
された上記端末起動要求データが供給されると、第2図
に示した第1のインターフェース回路7の第1の切り換
えスイッチSW1をオン制御すると共に、第1のトランジ
スタTr1をオフ制御する。これにより、第4図(a)に
示すように電源VDDからのハイレベルの電源信号(電源
電圧)が端末装置起動信号としてデータ信号線DTを介し
て端末装置39側に送信される。
上記端末装置39側においては、上記端末起動要求デー
タが供給されるまでは第2のインターフェース回路の第
2の切り換えスイッチSW2及び第2のトランジスタTr2が
共にオフ制御されているため、上記端末用網制御装置37
からの端末装置起動信号は、起呼検出用バッファ8−1
によりローレベルに極性反転され、当該端末装置39側の
CPUに供給される。
上記端末装置39側のCPUは、上記端末装置起動信号が
供給されると、それまでハイレベルであった信号レベル
がローレベルとなるため、第4図(a)に示すように該
信号レベルの立ち下がりでこれを検出し、上記センサ40
から検針データの取り込みを行う。そして、上記第2の
切り換えスイッチSW2をオン制御すると共に、第4図
(a)に示すように上記検針データに応じて第2のトラ
ンジスタTr2をオンオフ制御する。
これにより、上記第2のトランジスタTr2に接続され
た上記電源VDDからの電源信号(電源電圧)が接地、或
いはデータ信号線DTを介して端末用網制御装置37側に送
信されることとなる。このため、上記検針データに応じ
て第2のトランジスタTr2をオンオフ制御することによ
り、上記電源信号を検針データと等価なものとして端末
用網制御装置37側に送信することができる。
次に、端末装置39側から端末用網制御装置37側に送信
された第4図(a)に示すような検針データは、該端末
装置39側の受信データバッファ8−2を介して第1図に
示す端末用網制御装置39に供給される。そして、上記端
末用網制御装置39側に設けられている信号切り換え部5
及びモデム部4を介してノーリンギング着信網制御部2
に供給され、該ノーリンギング着信網制御部2により上
記ノーリンギング呼び出し方式センタ装置33に送信され
収集される。
次に、上記検針データがノーリンギング呼び出し方式
センタ装置33で収集されると、上記センタ用網制御装置
34は、上記設定値データを端末用網制御装置37に送信す
る。端末用網制御装置37は、上記設定値データを受信す
ると、CPU3が、第2図に示す第1のインターフェース回
路7の第1の切り換えスイッチSW1をオン制御すると共
に、第1のトランジスタTr1を該受信した設定値データ
に応じてオンオフ制御する。これにより、上述と同様に
して上記設定値データと等価の、第4図(a)に示すよ
うな電源信号が上記データ信号線DTを介して端末装置39
に送信される。この設定値データは、端末装置39側の受
信データバッファ8−4を介してCPUに供給され、上述
のようにノーリンギング呼び出し方式センタ装置33側の
電話番号の変更設定や、ガス漏れ検出によるセキュリテ
ィデータの発生条件の設定等が行われる。
次に、第5図を用いて端末装置39からの発呼要求によ
りデータ通信を行う場合の説明をする。この端末装置39
からの発呼要求は、第3図に示したセンサ40によりガス
漏れ等が検出された場合に行う。
すなわち、上記端末装置39は、上記センサ40によりガ
ス漏れの検出を示す検出データが供給されると、第5図
に示すように端末発呼要求信号を形成し、これと共に、
第3図に示す端末発信方式センタ装置31側の電話番号デ
ータを端末用網制御装置37に送信する。
この端末発呼要求信号の送信は、端末装置39側に設け
られているCPUが、第2図に示す第2のインターフェー
ス回路の第2の切り換えスイッチSW2をオン制御すると
共に、第2のトランジスタTr2をオフ制御することによ
り、上記データ信号線DTに電源VDDからの電圧信号を発
生させて行う。また、上記電話番号データの送信は、上
記CPUが、第2の切り換えスイッチSW2をオン制御すると
共に、第2のトランジスタTr2を該電話番号データに応
じてオンオフ制御することにより行う。
次に、上記端末用網制御装置37は、上記端末発呼要求
信号が供給されると、交換機35との間の電話回線の接続
を図る(ループ閉結)。上記交換機35は、上記端末用網
制御装置37との間の電話回線が接続されると、これを示
す発信信号を形成し、これを端末用網制御装置37に送信
する。端末用網制御装置37は、上記発信信号を受信する
と、上記端末発呼要求信号と共に受信した電話番号デー
タに基づいて、端末発信方式センタ装置31に対してダイ
ヤリングを行う。これにより、交換機35は、上記自動着
信機能付網制御装置32(C−NCU)及び端末用網制御装
置37に対して呼び出し信号を送信する。
次に、上記自動着信機能付網制御装置32は、上記呼び
出し信号を受信すると、上記交換機35との間における電
話回線の接続を図る(ループ閉結)。交換機35は、上記
自動着信機能付網制御装置32との間の電話回線が接続さ
れると、極性反転信号を形成し、これを端末用網制御装
置37に送信する。また、上記自動着信機能付網制御装置
32は、上記交換機35との間における電話回線が接続され
ると、上記発呼要求を受け付けたことを示す着信応答信
号を形成し、これを上記端末用網制御装置37に送信す
る。上記端末用網制御装置37は、上記着信応答信号を受
信すると、端末装置起動信号を形成し、これを端末装置
39に送信する。
この端末装置起動信号の送信は、上述のノーリンギン
グ呼び出し時と同様に、上記端末用網制御装置37側に設
けられているCPU3が、第1のインターフェース回路7の
第1の切り換えスイッチSW1をオン制御すると共に、第
1のトランジスタTr1をオフ制御することにより、上記
データ信号線DTに電源VDDからの電圧信号を発生させて
行う。
ここで、端末装置が発呼要求により送信すべきデータ
は、その家庭にガス漏れが発生したことを示すセキュリ
ティデータなのであるが、当該遠隔検針システムにおい
ては、上記端末装置39が端末装置起動信号を受信する
と、自ら発呼要求を行っている場合でも上述のノーリン
ギング呼び出し時と同じく、まず、検針データを自動着
信機能付網制御装置32側に送信する。この自動着信機能
付網制御装置32側に送信された検針データは、上記端末
発信方式センタ装置31に送信されるのであるが、該端末
発信方式センタ装置31は、この最初に送信される検針デ
ータの取り込みは行わず、これをトリガにしてセキュリ
ティ情報要求データを端末装置39に送信する。
次に、端末装置39は、上記セキュリティ情報要求デー
タを受信すると、このタイミングで上記セキュリティデ
ータを自動着信機能付網制御装置32側に送信する。そし
て、上記端末発信方式センタ装置31は、上記自動着信機
能付網制御装置32を介して受信される2番目のデータで
ある(1番目のデータは上記検針データ)上記セキュリ
ティデータを取り込む。
これにより、上記端末装置39からの発呼要求により送
信されたセキュリティデータを、端末発信方式センタ装
置31で収集することができ、ガス局側から即座に検査に
出向く等の安全のための措置をとることができ、ガス事
故の発生を未然に防止することができる。
このように、当該遠隔検針システムにおいては、上記
ノーリンギング呼び出し時及び発呼要求時のいずれの場
合でも、上記端末装置39側からは、検針データを最初に
送信するようにデータ送信シーケンスが統一されてい
る。
次に、上記自動着信機能付網制御装置32は、上記セキ
ュリティデータを受信すると、該セキュリティデータの
送受信が正常に行われたことを示す正常終了応答データ
を端末装置39に送信すると共に、当該データ通信が終了
したことを示すデータ通信終了信号を端末用網制御装置
37に送信する。そして、自動着信機能付網制御装置32
は、上記データ通信終了信号を送信した後に、交換機35
との間に接続されている電話回線の切り離し(ループ開
放)を行う。また、上記端末用網制御装置37も、上記交
換機35との間に接続されている電話回線の切り離し(ル
ープ開放)を行うと共に、端末装置39に対して行ってい
た端末装置起動信号の送信を停止し、当該端末装置39か
らの発呼要求によるデータ通信を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施例に係る遠隔
検針システムは、端末用網制御装置37と端末装置39との
間の接続線をデータ信号線DTと共通帰線SGとの2本に削
減したうえで、各センタ装置31,33と端末装置39との間
の相互の通信を実現することができる。このため、上記
接続線の本数を2本に削減することができることから、
上記端末用網制御装置37及び端末装置39の設置の際の工
事を大幅に簡素化することができるうえ、修理,点検等
も大幅に簡素化することができ、工事性及び保守性の面
で大幅な向上を図ることができる。
また、上記接続線の本数を2本に削減することができ
ることから、上記端末用網制御装置37側及び端末装置39
側にそれぞれ設けられている第1,第2のインターフェー
ス部を小型化することができ、これを通じて当該端末イ
ンターフェース回路の小型化を図ることができる。
ここで、当該遠隔検針システムにおいては、ノーリン
ギング呼び出し時及び発呼要求時のいずれの場合でも上
記端末装置起動信号により端末装置39が起動するように
なっているため、その端末装置起動信号は、ノーリンギ
ング呼び出し命令により送信されたものであるのか、発
呼要求により発信されたものであるのか、該端末装置側
では判断することができない。このため、上記端末装置
39が発呼要求を行った場合において、上記端末装置起動
信号を受信するタイミングでセキュリティデータを送信
するようにしたのでは、ノーリンギング呼び出し方式セ
ンタ装置33からのノーリンギング呼び出し命令と、端末
装置39からの発呼要求が同時になされた場合には、第6
図に示すように端末装置39からのセキュリティデータ
が、上記ノーリンギング呼び出し命令を行っているノー
リンギング呼び出し方式センタ装置33に収集されてしま
い、該セキュリティデータが消失する不都合を生ずる虞
れがある。
しかし、当該遠隔検針システムにおいては、上述のよ
うにノーリンギング呼び出し方式センタ装置33からのノ
ーリンギング呼び出し命令により検針データを収集する
場合、及び、端末装置39からの発呼要求によりセキュリ
ティデータを収集する場合のいずれの場合でも、上記端
末装置39は、端末装置起動信号が供給されると、最初に
検針データを送信し、次にセキュリティデータの送信要
求がなされた場合にはじめてセキュリティデータを送信
するように、データ送信シーケンスを統一しているた
め、上記ノーリンギング呼び出し命令及び発呼要求が同
時になされた場合でも、各センタ装置31,33側において
収集すべきデータをそれぞれ正確に収集することができ
る。従って、上記ノーリンギング呼び出し命令及び発呼
要求が同時になされた場合に、上記発呼要求により収集
されるべきデータであるセキュリティデータが、検針デ
ータとして誤ってノーリンギング呼び出し方式センタ装
置33で収集され消失するような不都合を防止することが
できる。
(発明の効果) 本発明に係る端末インターフェース回路は、端末用網
制御装置及び端末装置間の接続線の本数を、データ信号
線及び共通帰線の計2本に削減したうえで、センタ装置
側からのノーリンギング呼び出し端末装置側からの発呼
要求による各データの収集を可能とすることができる。
また、上記端末用網制御装置及び端末装置間の接続線
の本数を2本に削減することができるため、当該端末イ
ンターフェース回路の設置工事を簡素化して工事性の向
上を図ることができるうえ、修理,点検を簡素化して保
守性の向上を図ることができる。
また、上記端末用網制御装置及び端末装置間の接続線
の本数を2本に削減することができるため、該各装置に
それぞれ設けられるインターフェース部を小型化するこ
とができ、これを通じて該各装置の小型化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る端末インターフェース回
路のブロック図、第2図は上記端末インターフェース回
路を構成する端末用網制御装置及び端末装置にそれぞれ
設けられている第1,第2のインターフェース回路の回路
図、第3図は上記端末インターフェース回路が適用され
る遠隔検針システムのブロック図、第4図(a)は上記
第1,第2のインターフェース回路の動作を説明するため
のタイムチャート、第4図(b)はノーリンギング呼び
出し方式での検針データの収集動作を説明するためのタ
イムアロー、第5図は端末発信方式でのセキュリティデ
ータの収集動作を説明するためのタイムアロー、第6図
は2線接続とした当該端末インターフェース回路の問題
点を説明するためのタイムアローである。 1……自動発信網制御部、2……ノーリンギング着信網
制御部、3……CPU 4……モデム部、5……信号切り換え部、6……シリア
ルデータ入出力部 7……第1のインターフェース回路、A,37……端末用網
制御装置 B,39……端末装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第1,第2の2種類のデータを電
    話回線を介してセンタ装置へ送信する端末装置に網制御
    装置が接続され、前記センタ装置からのノーリンギング
    呼び出しにより前記端末装置の第1のデータをセンタ装
    置で収集し、前記端末装置からの端末発信により前記端
    末装置の第2のデータをセンタ装置で収集するデータ収
    集システムの網制御装置と端末装置との端末インターフ
    ェース回路において、 前記網制御装置と端末装置との間に接続され、データの
    送受を行うデータ信号線及び前記網制御装置と端末装置
    において接地される共通帰線からなる接続線と、 前記網制御装置側に設けられ、前記端末装置起動時に前
    記データ信号線を所定電圧の電源に接続する第1のスイ
    ッチ手段及び送信データに応じて前記データ信号線と共
    通帰線間をオンオフ駆動する第2のスイッチ手段とを有
    する第1のインターフェース部と、 前記端末装置側に設けられ、前記端末発信時の前記網制
    御装置への発呼要求時に前記データ信号線を所定電圧の
    電源に接続する第3のスイッチ手段及び送信データに応
    じて前記データ信号線と共通帰線間をオンオフ駆動する
    第4のスイッチ手段とを有する第2のインターフェース
    部と、 前記網制御装置側に設けられ、前記ノーリンギング呼出
    し時、或いは前記端末発信時に、前記センタ装置と前記
    網制御装置との電話回線が確立された時、前記第1のイ
    ンターフェース部の第1のスイッチ手段をオン制御して
    前記データ信号線に所定電圧を発生させて端末装置起動
    を行う第1の制御手段と、 前記端末装置側に設けられ、前記端末発信時に前記第2
    のインターフェース部の第3のスイッチ手段をオン制御
    して前記データ信号線に所定電圧を発生させて網制御装
    置の起動を行い、前記第4のスイッチ手段により前記セ
    ンタ装置を接続するための情報を前記網制御装置へ送信
    する第2の制御手段と、 前記端末装置側に設けられ、前記第1の制御手段により
    起動すると、前記第2のインターフェース部の第4のス
    イッチ手段を制御して前記第1のデータの送信し、該第
    1のデータ送信後に、前記センタ装置からの第2のデー
    タ送信要求信号に応じて前記第2のデータを送信する通
    信制御手段と を備えたことを特徴とする端末インターフェース回路。
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