JPS5841910Y2 - 回転式電動かみそりの外刃 - Google Patents

回転式電動かみそりの外刃

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Publication number
JPS5841910Y2
JPS5841910Y2 JP1976119564U JP11956476U JPS5841910Y2 JP S5841910 Y2 JPS5841910 Y2 JP S5841910Y2 JP 1976119564 U JP1976119564 U JP 1976119564U JP 11956476 U JP11956476 U JP 11956476U JP S5841910 Y2 JPS5841910 Y2 JP S5841910Y2
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JP
Japan
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bone
concentric
center
cutter
radial
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Expired
Application number
JP1976119564U
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JPS5336995U (ja
Inventor
興二 松平
Original Assignee
サンリツ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転式電動かみそりの外刃に関するものであ
り、これに使用される網刃の構造、特に髭導入用細孔を
形成する骨部の配列に関する。
本考案は、外刃との協働における内刃の摺動抵抗の低減
、つまり、内刃の片摩耗を防止すると同時に外刃自体の
強度向上を図ることを目的とする。
従来、外刃の孔形状としては、丸孔、方形孔、六角形孔
、長孔及びこれらの変形が用いられ、配列としてはスパ
イラル状、同心円状、単一孔形状の連続、2種以上の孔
の組合わせ等が用いられてきたが、髭剃り効果を考えて
みた場合、細孔を同心円状に配列する同心円状パターン
が最も有利であり、以下のような利点がある。
まず第1に、回転式電動かみそりの外刃は一般的に球面
の一部即ち、ドーム状となっている為、細孔を同心円状
に配列するならば骨の太さを均一に分布でき細孔を効率
よく配置でき、単位面積当りの細孔の開いている面積、
即ち、開口率を高めることができる。
開口率が高いので髭の捕えが良く、長い髭、くせ毛など
従来捕えにくかった髭をも切断することができる。
次に同心円状パターンで゛あることにより内刃回転中心
と、外刃パターン中心とが、はぼ一致し、内刃と細孔と
の関係或いは細孔自体の構成要素が外刃中心よりの距離
の関数として表現できる。
例えばドーム刃の周辺部で荒剃りをし、中央部で仕上剃
りをする為に、周辺部に長孔、中央部に細孔を配置した
り、同様の目的で孔刃と内刃とで髭を、はさみ切る髭の
はさみ角度を外刃中心から外周部に向うに従い、大きく
とることができ、カミソリの用途目的に応じて、外刃孔
の構成要素を種々選択することが可能で容易である。
同心円状パターンは上記のような種々の利点を有してい
るが、下記に示すような欠点をも同時に持っている。
この点につき図により説明する。従来の同心円状パター
ンの外刃を第1図に示すが、外刃の連続する円周方向骨
部3Cが内刃4(第2図参照)の回転中心O(一般的に
は外刃中心と一致する)に対して、はぼ同一距離にある
ならば、この骨に対応して内刃4には第2図に示される
ような内刃段差4bができる。
これは、シンク加工をしたプレス成形品、電鋳法による
外刃は一般的に骨部3の背面には切刃となるエツジを有
する凸部3bを有する為に同時にトンネル状の空洞部3
aを備えているからである。
骨部3が略円状に連続しているとこの空洞部3aもその
まま対応し、内刃4が回転運動をすると、上記外刃背面
空洞部3aに対応して内刃段差4bかで゛きる。
内刃と外刃の間で接触する個所と接触しない個所ができ
るがらである。
これにより内刃4の摺動時に局部的に切断抵抗が増大し
、内刃寿命を短くしたりカミソリ使用中に髭を引っ張っ
たりする。
又、外刃、又は内刃の中心が移動すると、内刃段差4b
が外刃凸部3bにのり上げ、エツジ部では内刃と隙間を
生じ髭を引っ張ってしまう。
この内刃段差を解消する為には内刃4の回転中心Oに対
して外刃内の連続した骨が上記内刃回転中心Oを中心と
した円弧にならない様にすれば良く、種々の方法が考え
られる。
要するに内刃、外刃自体の偏心、或いは、組込まれた状
態での偏心を考慮に入れた設計を考えれば良いので、後
で実施例に基づき説明する。
又、同心円パターンの欠点としては、第3図に示される
ように細孔2が円周方向に連続している部分と、円周方
向に骨3Cが連続する部分とが隣接している為、ドーム
状の外刃に外力が作用した場合、半径方向の骨3dに応
力が集中するのでこの部分の骨3dが弱い欠点があった
本考案は上記の2点の欠点を解消し、同心円パターンの
長所をいかすものであり、その要旨は、外刃中心部より
外周部に至る複数本の放射状骨部と、該中心部を中心と
する複数本の同心円状骨部を有する外刃において、隣接
する連続線の前記放射状骨部間に連続線の前記同心円状
骨部の中心を内刃回転中心に対し偏心せしめて1ブロツ
クを構成し、該ブロックを賦数個形成するとともに、そ
れぞれの前記放射状骨部にて前記同心円状骨部に半径方
向の段差を生じさせて前記同心円状骨部を不連続に構成
したものである。
本考案における実施例の外刃を第4図、第5図に示す。
両者とも、外刃°の細孔2の配列は基本的には同心円状
パターンであるが、外刃の中心付近の中心部6より外周
部7に至る連続線の放射状骨部5を複数本設け、隣接す
る放射状骨部5,5間に連続線の同心円状骨部9が多数
形成され、各放射方向の骨部と前記各同心円状骨部9と
により多数の細孔2が設けられ、こうして隣接する放射
状骨部5.5に囲まれた領域が1ブロツクになる。
そして外刃全体に複数個のブロックが形成される。
ここで、上記放射状骨部5にて半径方向に段差8(第6
図)を生じるように不連続になるよう同心円状骨部9の
中心を内刃回転中心に対し偏心させているものである。
この場合、偏心する方向と、放射状骨部5での同心円状
骨部9の不連続量(段差8)が重要になる。
これらの値を設定するに当っては外刃、単体での製造工
程による偏心或いは、カミソリ本体に組込んだ状態での
偏心を見込んでおかなければならない。
本実施例では各偏心した同心円状部9の中心は、外刃中
心に対して必ず同一方向に偏心しており、万が一回転す
る内刃と外刃の中心がずれ一部で同心円状骨部9の中心
と内刃の中心とが一致して、その部分で片摩耗が起き易
くなっても、各ブロックの同心円状骨部9の偏心方向が
同一なので、他の部分で再び同心円状骨部9の中心と内
刃の中心とが一致する事はなく、片摩耗を解消できる。
各ブロックの境界部の放射状骨部での同心円状骨部の不
連続段差量は外刃自体、或いは、その他の要因による偏
心が一斉ないと仮定するならば、骨部背面空洞部3aの
幅だけあれば良く、これは、骨幅のキに相当する。
実際には、外刃の製法上或いは、他の部品に起因したり
、組立上の偏心が考えられ、骨幅以上の不連続をとる必
要がある。
本実施例では細孔幅の4倍不連続量をとっである。
尚、本考案においては、上記実施例の他に第7図に示さ
れるよう、前記同心円状骨部9を前記放射状骨部5にて
半径方向に段差8を生じるように不連続に構成するに当
たり前記放射状骨部9の一部を放射方向の骨部とする細
孔10における円周方向側の骨部11を上記段差量傾か
せ、該細孔10をはさんで円周方向の左右側に存在する
前記同心円−状骨部9どうじがつながるよう構成しても
よいものである。
以上に説明したように、隣接する放射状骨部により区切
られた各ブロックの同心円状骨部の中心が内刃回転中心
に対して偏心しているので゛、内刃が回転する所、骨の
当たる位置が内刃上を連続的に移動する為、内刃の片摩
耗を防止でき、内刃の寿命を長くすることができると同
時に髭剃り中の髭の引つ張りをなくすことかで゛きる。
又、各ブロックの境界部の放射状骨部にて同心円状骨部
が不連続になっているので、外刃に外力が働いた時に円
周方向に加わった応力を放射状骨部にて分散せしめるこ
とができ、円周方向の強度を補充できる。
これは、放射状骨部の本数即ち、ブロック数が多い程目
的を達成できるが、本実施例では第4図で5つ、第5図
(細孔、骨は外刃の一部を書いた)で6つ設けた。
又、第4図と第5図を比較してみれば明白なように、ブ
ロック境界部の放射状骨部での同心円状骨の段差(不連
続量)が第4図では外刃外周部7に行くに従い大きくな
っているのに対し、第5図では、Oに収束している。
これは内刃の摺動範囲と外刃パターン範囲とをできるだ
け一致させ細孔を効率よく配置するためであり、上記段
差がどのように変化しようとも、本考案の目的をとげる
同心円パターンの偏心方向と段差量(不連続量)を満足
している限り、本考案の主旨に一致するものである。
なお、第4図、第5図における細孔2は、菱形形状とし
たもので、骨幅も均一となり、開孔率が高くなるが、こ
の他の孔形形状でもさしされりない。
又、第4図、第5図において、半径方向であって、外刃
の中心よりイ程(約70%)までは、細孔の大きさは、
略一定であり(中心部の小さな細孔は除く)、それより
外周に向かうに従い細孔は大きくなる。
その大きくなる成り方も、半径方向と共にブロック内に
おいて円周方向にも変化を与え、第4図では、時計回り
方向に大きく、第5図では、反時計回りに大きくなり最
も外周では、この変化をなくしている。
この為、ブロック内において、同心円状骨部の中心がそ
れぞれ異っている。
従って、上記の中心よつ半径方向で約4内(はだと最も
接する所)では、小さな孔となり、膚触りが良く、皮膚
を傷つけず、又、その外方では、大きい孔となり、髭の
導入を良くする。
又、本考案は、隣設する放射状骨部により囲まれた部分
がブロック構成となっているので、プロッタごとにより
、細孔大きさ、その配列具合、偏心量などを自在に選択
可能で、剃り味と、外刃強度に適した構成とすることも
できる。
更に、放射状骨部が連続線となることから、外刃にかか
った外力が前記放射状骨部によりスムースに外刃外周部
に伝わり、この外周部が前記外力を支えることから、前
記外刃に対する外刃強度の向上がはかれる。
又、前記放射状骨部が連続線となるから、前記ブロック
が明確に形成され、前記ブロック構成による効果も明確
となる。
しかも、1ブロツク内の前記同心円状骨部も連続線とな
ることから、外刃にかかった外力もこの同心円状骨部同
心円方向にすばやく伝わり、前記段差により同心円状骨
部が前記放射状骨部にて不連続となることがら、前記外
力が同心円方向へ伝わらず前記放射状骨部に伝達され、
前述の如く外刃外周部に伝えられることとなり、外刃の
強度向上に寄与することになる。
又、前述の如く、同心円状骨部が連続線となることから
、細孔の配列も整然となり、開孔率も向上する。
以上に説明したような構成を持つ為、本考案による外刃
は、開口率が高く、髭の捕えが良いという同心円状パタ
ーンの長所を持つと同時に、内刃の回転抵抗が少なく、
外力に対して強いものとなり、且、優秀な切れ味を長持
ちさせるという優れた外刃を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の外刃の平面図、第2図は外刃の部分断面
拡大図、第3図は外刃孔、骨部の拡大平面図、第4図、
第5図は本考案による外刃の平面図であり、第6図は、
第4図、第5図の要部拡大図であり、第7図は第6図に
対応する他の実施例である。 1・・・・・・外刃、2・・・・・・細孔、3・・・・
・・骨部、3a・・・・・・骨部背面空洞部、3b・・
・・・・骨部背面凸部、3C・・・・・・円周方向骨、
3d・・・・・・半径方向骨、4・・・・・・内刃、4
a・・・・・・内刃回転軸、4b・・・・・・内刃段差
、5・・・・・・放射状骨部、6・・・・・・中心部、
7・・・・・・外周部、8・・・・・・段差、9・・・
・・・同心円状骨部、10・・・・・・放射状、骨部の
一部を放射方向の骨部とする細孔、11・・・・・・細
孔10における周周方向側の骨部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)外刃中心部より外周部に至る複数本の放射状骨部
    と、該中心部を中心とする複数本の同心円状骨部を有す
    る外刃において、隣接する連続線の前記放射状骨部間に
    連続線の前記同心円状骨部の中心を内刃回転中心に対し
    偏心せしめて1ブロツクを構成し、該ブロックを複数個
    形成するとともに、それぞれの前記放射状骨部にて前記
    同心円状骨部に半径方向の段差を生じさせて前記同心円
    状骨部を不連続に構成したことを特徴とする回転式電動
    かみそりの外刃。
  2. (2)骨部の背面に切刃となるエツジを有する凸部を構
    成した実用新案登録請求の範囲第1項記載の回転式電気
    かみそりの外刃。
JP1976119564U 1976-09-06 1976-09-06 回転式電動かみそりの外刃 Expired JPS5841910Y2 (ja)

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JPS5336995U JPS5336995U (ja) 1978-03-31
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53391Y2 (ja) * 1972-11-09 1978-01-09

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