JPS5841404Y2 - コントロ−ルケ−ブルの振動防止構造 - Google Patents
コントロ−ルケ−ブルの振動防止構造Info
- Publication number
- JPS5841404Y2 JPS5841404Y2 JP9393479U JP9393479U JPS5841404Y2 JP S5841404 Y2 JPS5841404 Y2 JP S5841404Y2 JP 9393479 U JP9393479 U JP 9393479U JP 9393479 U JP9393479 U JP 9393479U JP S5841404 Y2 JPS5841404 Y2 JP S5841404Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner wire
- rubber damper
- control cable
- vibration prevention
- prevention structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車等において動力遠隔伝達にコントロール
ケーブルを用いるに際し、コントロールケーブルを媒介
して伝達されるエンジン等の振動を遮断する新規構造に
関するものである。
ケーブルを用いるに際し、コントロールケーブルを媒介
して伝達されるエンジン等の振動を遮断する新規構造に
関するものである。
コントロールケーブルは操作動力を伝達するインナーワ
イヤと、インナーワイヤな貫挿案内し湾直自在に配索す
るアウターケーシングによって構成され、自動車のパー
キングブレーキ操作、クラッチ着脱、アクセル操作等の
遠隔操作に多用されるが、特にアクセル操作に用いたと
きインナーワイヤを介して運転席へエンジンの振動を伝
達しアクセルペダルの振動を生じ人体に忌避すべき不快
感を生ずることは公知の現象である。
イヤと、インナーワイヤな貫挿案内し湾直自在に配索す
るアウターケーシングによって構成され、自動車のパー
キングブレーキ操作、クラッチ着脱、アクセル操作等の
遠隔操作に多用されるが、特にアクセル操作に用いたと
きインナーワイヤを介して運転席へエンジンの振動を伝
達しアクセルペダルの振動を生じ人体に忌避すべき不快
感を生ずることは公知の現象である。
以上の不快感除去の公知対策は、第１図示のようにアク
セル操作用コントロールケーブルの端末金具７の近傍ア
クセルペダル側（操作側）インナーワイヤ８に、中心部
にインナーワイヤ貫挿孔２を穿設し、且インナーワイヤ
貫挿孔軸に直交貫通する窓孔３を具備するゴム製短小円
柱体であって、図示左方即ちアクセルペダル側に半球状
凸部を一体に連設する緩衝体１を嵌装し、更に緩衝体１
に隣接して緩衝体１の上記半球状凸部に嵌合する球面凹
部を有し他端に突起脚６を具備するブツシュ５を嵌装し
、端末金具７緩衝体１ブツシュ５を一体となるよう図示
矢印方向に相互に当接組合せ突起脚６にアクセルペダル
端部（図示しない）を係合連結する構造を広く用いてい
る。
セル操作用コントロールケーブルの端末金具７の近傍ア
クセルペダル側（操作側）インナーワイヤ８に、中心部
にインナーワイヤ貫挿孔２を穿設し、且インナーワイヤ
貫挿孔軸に直交貫通する窓孔３を具備するゴム製短小円
柱体であって、図示左方即ちアクセルペダル側に半球状
凸部を一体に連設する緩衝体１を嵌装し、更に緩衝体１
に隣接して緩衝体１の上記半球状凸部に嵌合する球面凹
部を有し他端に突起脚６を具備するブツシュ５を嵌装し
、端末金具７緩衝体１ブツシュ５を一体となるよう図示
矢印方向に相互に当接組合せ突起脚６にアクセルペダル
端部（図示しない）を係合連結する構造を広く用いてい
る。
以上の従来構成において、インナーワイヤ８を伝達する
エンジン振動は緩衝体１の介在によってその弾性特性が
作用し上記振動伝達は制振されるものの、窓孔３を具備
する緩衝体１はアクセルペダル荷重が２ｋｙを超過する
とインナーワイヤ軸方向の変形が最大となって窓孔３が
圧縮密着して弾性機能を失い制振効果は著しく低減し上
記ペダル振動が急増振する現象が発生する。
エンジン振動は緩衝体１の介在によってその弾性特性が
作用し上記振動伝達は制振されるものの、窓孔３を具備
する緩衝体１はアクセルペダル荷重が２ｋｙを超過する
とインナーワイヤ軸方向の変形が最大となって窓孔３が
圧縮密着して弾性機能を失い制振効果は著しく低減し上
記ペダル振動が急増振する現象が発生する。
即ち乗用車において走行中エンジン回転が３５００Ｒ／
Ｍを超過するとペダル振動が急激に増加し極めて不快感
を４感する欠陥がある。
Ｍを超過するとペダル振動が急激に増加し極めて不快感
を４感する欠陥がある。
本考案はインナーワイヤを同心円状に包囲猿回する空洞
部と環状偏平面を具備する立体状ゴムダンパーをインナ
・−ワイヤに嵌装係着し、ゴム並びに空気の弾性特性に
基づいて従来技術における振動欠陥を除去する新規構造
の提供を目的とするものである。
部と環状偏平面を具備する立体状ゴムダンパーをインナ
・−ワイヤに嵌装係着し、ゴム並びに空気の弾性特性に
基づいて従来技術における振動欠陥を除去する新規構造
の提供を目的とするものである。
以下図面に基づいて詳細に説明する。
第２図Ａは本考案実施例の正面図、同Ｂはその断面図で
あって、ゴムダンパー９は直径に沿ってインナーワイヤ
８を嵌挿するインナーワイヤ８より僅かに中径の１個の
嵌挿孔１１とインナーワイヤ８の外周を同心円状に包囲
猿回する空洞部１０を具備する中空球体であって、更に
嵌挿孔１１と１８０対向する球面にインナーワイヤ軸心
に直交する平面と平行であって且インナーワイヤ８と同
心円状でインナーワイヤ外周と適宜な空間を保持する開
１」部１２を具備すると共に、開口部１２の外周にイン
ナーワイヤ８の軸心直交平面と平行な環状偏平面１３を
付与した構造である。
あって、ゴムダンパー９は直径に沿ってインナーワイヤ
８を嵌挿するインナーワイヤ８より僅かに中径の１個の
嵌挿孔１１とインナーワイヤ８の外周を同心円状に包囲
猿回する空洞部１０を具備する中空球体であって、更に
嵌挿孔１１と１８０対向する球面にインナーワイヤ軸心
に直交する平面と平行であって且インナーワイヤ８と同
心円状でインナーワイヤ外周と適宜な空間を保持する開
１」部１２を具備すると共に、開口部１２の外周にイン
ナーワイヤ８の軸心直交平面と平行な環状偏平面１３を
付与した構造である。
以上のゴムダンパー９をアクセル用コントロールケーブ
ルのアクセルペダル側インナーワイヤ端末部位にインナ
ーワイヤ８と嵌挿孔１１が弾性的に摺動嵌合するよう係
着し、その一端を従来構成と同一のゴムダンパー９の外
形に対応した凹球面を具備するブツシュ５に、更に他端
を偏平面７′を具備する端末金具７に、それぞれ当接す
るように（図示矢印方向に）一体に組合せ係合する。
ルのアクセルペダル側インナーワイヤ端末部位にインナ
ーワイヤ８と嵌挿孔１１が弾性的に摺動嵌合するよう係
着し、その一端を従来構成と同一のゴムダンパー９の外
形に対応した凹球面を具備するブツシュ５に、更に他端
を偏平面７′を具備する端末金具７に、それぞれ当接す
るように（図示矢印方向に）一体に組合せ係合する。
以上の新規構成において、アクセルペダルの操作によっ
てインナーワイヤ軸心方向に負荷したとき、ゴムダンパ
ー１０の弾性特性によってインナーワイヤ８並びに端末
金具７の振動は吸振され、更にゴムダンパー９の圧縮変
形によって偏平面１３は接触面圧を増加して空洞部は外
気と遮断され、空気固有の吸振特性が上記ゴム弾性によ
る吸振と併せて作用し極めて顕著な振動防止機能が作用
する。
てインナーワイヤ軸心方向に負荷したとき、ゴムダンパ
ー１０の弾性特性によってインナーワイヤ８並びに端末
金具７の振動は吸振され、更にゴムダンパー９の圧縮変
形によって偏平面１３は接触面圧を増加して空洞部は外
気と遮断され、空気固有の吸振特性が上記ゴム弾性によ
る吸振と併せて作用し極めて顕著な振動防止機能が作用
する。
更に偏平面１３において偏平面の粗度、並びに内圧に応
じて僅かな空気リークは不可欠なので、過激なアクセル
操作に際しても空洞部１０は過圧化する現象は少く、従
って空気弾性特性を減殺することなくアクセルペダルの
操作条件に応じて安定的な振動防止効果を奏することが
できる。
じて僅かな空気リークは不可欠なので、過激なアクセル
操作に際しても空洞部１０は過圧化する現象は少く、従
って空気弾性特性を減殺することなくアクセルペダルの
操作条件に応じて安定的な振動防止効果を奏することが
できる。
以上の実施例と第１図示の従来構成品を実車同一条件に
配索し、インナーワイヤのエンジン保合部位に発振器を
設定して発振し、他方のインナーワイヤ端部即ち図示突
起脚６のアクセルペダル端部係合部位に振動検出器を定
設して振動防止効果を対比した結果は第５，６図示の通
りであって、上記アクセルペダル荷重が２ｋｇのときエ
ンジン回転４０００ Ｂ、７Ｍ、において音圧約４０ｄ
Ｂ降下の極めて顕著な効果を示し、更に該荷重３１＜ｇ
（キャブレター全開時）のときはエンジン回転数の広
範な領域において顕著な効果を示し、過激なアクセルペ
ダルの操作条件においても本考案品は安定且永続的な優
れた効果を奏することが明白である。
配索し、インナーワイヤのエンジン保合部位に発振器を
設定して発振し、他方のインナーワイヤ端部即ち図示突
起脚６のアクセルペダル端部係合部位に振動検出器を定
設して振動防止効果を対比した結果は第５，６図示の通
りであって、上記アクセルペダル荷重が２ｋｇのときエ
ンジン回転４０００ Ｂ、７Ｍ、において音圧約４０ｄ
Ｂ降下の極めて顕著な効果を示し、更に該荷重３１＜ｇ
（キャブレター全開時）のときはエンジン回転数の広
範な領域において顕著な効果を示し、過激なアクセルペ
ダルの操作条件においても本考案品は安定且永続的な優
れた効果を奏することが明白である。
本実施例におけるゴムダンパー９の諸元は直径：２０粍
、肉厚：２粍、嵌挿孔直径＝１．８粍（インナーワイヤ
２．０粍）であり、一方端末金具７は空気リークを防止
するためダイカスト鋳造金具を適用した。
、肉厚：２粍、嵌挿孔直径＝１．８粍（インナーワイヤ
２．０粍）であり、一方端末金具７は空気リークを防止
するためダイカスト鋳造金具を適用した。
尚本実施例は上記実施例のみでなく、第３図示のように
２個のゴムダンパー９を相対方向に係着し相互に環状偏
平面１３を当接する実施態様又は第４図示のように楕円
球体状のゴムダンパー９も必要に応じ適用することがで
きるものである。
２個のゴムダンパー９を相対方向に係着し相互に環状偏
平面１３を当接する実施態様又は第４図示のように楕円
球体状のゴムダンパー９も必要に応じ適用することがで
きるものである。
なお、以上の本考案の構成において、ブツシュ５は端末
金具７に係合するインナーワイヤ８の操作部材端を意味
するもので、ブツシュ５はそれを具体的に例示したもの
である。
金具７に係合するインナーワイヤ８の操作部材端を意味
するもので、ブツシュ５はそれを具体的に例示したもの
である。
以上のように本考案はシンプルな構造で安価にゴムダン
パーを提供し、顕著な振動防止効果を奏して自動車運転
感覚の向上を図る有用性を有するものである。
パーを提供し、顕著な振動防止効果を奏して自動車運転
感覚の向上を図る有用性を有するものである。
第１図二従来構成の正面図Ａ１同じくそのＡＡ’断面断
面図第１第２ じくそのＢＢ’断面図Ｂ１第３，４図：他の実施例のゴ
ムダンパー断面図、第５，６図二本考案実施例の振動防
止効果測定グラフ、である。 符号の説明、１・・・・・・緩衝体、２・・・・・・貫
挿孔、３・・・・・・窓孔、５・・・・・・ブツシュ、
６・・・・・・突起脚、７・・・・・・端末金具、７′
・・・・・・偏平面、８・・・・・・インナーワイヤ、
９・・・・・・ゴムダンパー、１０・・・・・・空洞部
、１１・・・・・・嵌挿孔１，１２・・・・・・開口部
、１３・・・・・・環状偏平面、である。
面図第１第２ じくそのＢＢ’断面図Ｂ１第３，４図：他の実施例のゴ
ムダンパー断面図、第５，６図二本考案実施例の振動防
止効果測定グラフ、である。 符号の説明、１・・・・・・緩衝体、２・・・・・・貫
挿孔、３・・・・・・窓孔、５・・・・・・ブツシュ、
６・・・・・・突起脚、７・・・・・・端末金具、７′
・・・・・・偏平面、８・・・・・・インナーワイヤ、
９・・・・・・ゴムダンパー、１０・・・・・・空洞部
、１１・・・・・・嵌挿孔１，１２・・・・・・開口部
、１３・・・・・・環状偏平面、である。
Claims (2)
- （１）インナーワイヤの操作側の端末具と、前記端末具
に係合し前記インナーワイヤを操作する操作部材端と、
前記端末具と前記操作部材端に含着されて圧縮されるゴ
ムダンパーからなり、前記ゴムダンパーは前記インナー
ワイヤ外周を同心円状に包囲する空洞部を有する薄肉の
球体状又は楕円体状を有すると共に、一側には前記イン
ナーワイヤを弾性嵌合する嵌挿孔と、他側には前記イン
ナーワイヤと同心状の開口部を有し、前記開口部の周縁
は、前記インナーワイヤ軸心と直交平面の環状偏平面に
形成されており、前記操作部材端、ゴムダンパー、なら
びに端末具は、隣接部位を相互に嵌合または当接すると
共に、前記環状偏平面は相手側部材の平面と密接させて
一体に組合せられている構造を特徴とするコントロール
ケーブルの振動防止構造。 - （２）２個のゴムダンパーの環状偏平面を相互に当接さ
せた実用新案登録請求の範囲癩１）項記載のコントロー
ルケーブルの振動防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9393479U JPS5841404Y2 (ja) | 1979-07-07 | 1979-07-07 | コントロ−ルケ−ブルの振動防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9393479U JPS5841404Y2 (ja) | 1979-07-07 | 1979-07-07 | コントロ−ルケ−ブルの振動防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5612154U JPS5612154U (ja) | 1981-02-02 |
| JPS5841404Y2 true JPS5841404Y2 (ja) | 1983-09-19 |
Family
ID=29326829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9393479U Expired JPS5841404Y2 (ja) | 1979-07-07 | 1979-07-07 | コントロ−ルケ−ブルの振動防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5841404Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59128922U (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-30 | 中央発條株式会社 | コントロ−ルケ−ブルの過負荷防止装置 |
-
1979
- 1979-07-07 JP JP9393479U patent/JPS5841404Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5612154U (ja) | 1981-02-02 |
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