JPS58413Y2 - 溢流を防止しうる注口付容器 - Google Patents

溢流を防止しうる注口付容器

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JPS58413Y2
JPS58413Y2 JP1978054406U JP5440678U JPS58413Y2 JP S58413 Y2 JPS58413 Y2 JP S58413Y2 JP 1978054406 U JP1978054406 U JP 1978054406U JP 5440678 U JP5440678 U JP 5440678U JP S58413 Y2 JPS58413 Y2 JP S58413Y2
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spout
container
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JPS54157861U (ja
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稔 神谷
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、やかん、湯わかし、急須、ティーポット、水差
し、土びんなど注口付容器を使用の際に、傾けられた器
体上部より内部の液体が溢れるのを防止することを目的
とするものて゛ある。
注口を設けた液体を収納する器は古くから種多様のもの
が用いられてきた。
この種の注口を設けた容器としては、従来よりやかん、
湯わかし、急須、ティーポット、水差し、土びん、きび
しよなと用途、材質などによって各種の呼び名が用いら
れているが、いずれも器体を傾けることにより内部に収
容した液体を注口を通して外部へ供給する点で共通して
いる。
しかしながら、この種容器の使用に際しては、器体より
他の器具類に液体を注ぐ場合に、器体を大きく傾けると
、器体内部に充填された液体が上部の給水蓋周辺より溢
れ、これが落下して外部の床、卓、たたみ、じゅうたん
などを汚染し、多大の損害を与えるという問題があった
とくに紅茶、緑茶用ティーポット、急須、土びんなどの
注口の基部に濾過網を有する容器においては網の目すま
りのために傾けられた器体上部の給水口周辺より液が溢
水することは日常しばしば見うけられるところである。
なお、この種容器は、器体に設けられた注口が器体の下
部でこれに連通させであるために注口の基部より液面が
高いときには、器体が急速に傾けられることによって液
が外部へ溢れ出るほかはなく、これを防止するためには
器体内へ入れる液体は量を減らす以外には方法がなかっ
たのである。
本案は上記問題点を解消するもので、器体上部の給水口
周辺を窪ませ、またはその周辺に上方に突出する堰を設
けて溢水を収容する溝を設け、該溝を器体に設けられた
注口内に連通させ、器体内部に充満せられた液体を供給
する場合に給水口より溢れ出した流体を溢水溝内に受け
とめ、これを注口中に流入させることによって外部への
溢水を防止するようにしたことを特徴とするものである
以下、本案の実施例を図面によって説明する。
第1図A、Bは本案を適用したやかんを示すものである
やかん1は、液体を充填する器体2と、その一部に設け
られた鶴首状の注口3と、器体2に設けられた把手4お
よび器体2の上部の給水口5を閉鎖する蓋6とからなる
ものである。
この器体2の給水口5の口縁に沿って堰7を附設し、給
水口5の周辺に溢水溝8を形成する。
なお、堰7は注口3の正面中央を高く、その両側を給水
口5の口縁に沿って次第に下降させて口縁全周にわたっ
て設ける。
この堰7の正面を貫通して器体2の外部より連通管9の
一端を給水口5側の下部に開口させ、該連通管9の他端
を注口3の中間部分に接続し、溢水溝8と注口3内とを
連通管9で互いに連通させる。
注口3は器体2の水平面に対して一定角度αをなして斜
方向に突出しており、この注口3の方向に対し、前記連
通管9を90°またはそれ以下の鋭角θをなして互いに
連通させる。
実施例において、やかん1内に充満せられた液体をやか
ん1を傾けることによって外部へ供給する場合に、該や
かん1の器体2内に口元まで充分に液体が充満している
ときには、やかん1を傾けることによって給水口5が蓋
6で施蓋されているときでも液体がその蓋6の周縁の隙
間を通して器体2の外部に溢れるが、この溢れた液体は
溢水溝8内に受けとめられて外部への溢水が阻止され、
この液体は更に連通管9内に流入し、これが器体2内よ
り注口3内を通って外部へ噴出される液体の流速によっ
て注口3内に真空吸引され、器体2内より直接注口3内
に流入した液とともに外部へ送水される。
したがって、たとえ器体2の給水口5より器体2の上部
に流体が溢れてもこれがやかん1から外部に洩れること
か゛ない。
なお、第1図A、Bにおいて、この堰7および連通管9
は、やかん1の組立て時に器体2に溶接、ろう付は等に
より取付けられたものである。
第2図A、Bは急須に適用した場合の例を示す。
本実施例は、急須11の器体12の給水口15の周縁に
設けられた環状突縁(堰)17の内側底面に一端を開口
した連通管19を器体12内に配管し、他端を注口13
の基部を通してその内部に注口13の方向と鋭角θをな
して開口させたものである。
なお、16は給水口15を施蓋する蓋であり、溢水18
はこの蓋16と、環状突縁17との間に形成される。
したがって、本実施例によれば、環状突縁17の内側が
溢水溝18となり、この溢水溝18が器体12内の連通
管19を介して注口13と連通し、連通管19が外部に
露出することがない。
第3図A、Bはティーポットに適用した場合の例を示す
本実施例は、第1図A、Bと同様に、ポット21の器体
22の上縁に、堰27を設けてその内側に溢水溝28を
形成し、堰27の正面を貫通して一端を溢水溝28に開
口させた連通管29の他端を器体22の下端より斜上方
に向けて延びる注口23の一部に開口させたものである
連通管29は堰27より器体22の外壁面に沿って配設
し、その先端をやや屈曲させて注口23の方向に対し鋭
角θをなして注口23の基部の近傍に開口させることが
望ましい。
これによって、器体22の外部に配管される連通管29
の破損を防止できる。
勿論、連通管29を堰27より直線状に延長して注口2
3の先端近くに開口することも可能であり、また第2図
A、Bと同様に器体22内を通して注口23内に開口す
ることもできる。
通常上びん、ティーボッ1へは陶磁器で一体成形される
ことが多いが、この場合に連通管あるいは堰を器体と一
体に成形するかあるいは溶接などで取付ければよい。
第4図A、Bは金属製水差しに適用した場合の例を示す
すなわち、本実施例に示す水差し31は、器体32の外
壁面を覆ってその一部に注口33が附設されているもの
である。
また、給水口35の周囲には注口33の方向に向けて上
傾する堰37が器体32と一体に設けられ、給水35と
注口33とを隔離している。
この堰37の一部に注口33に向けて連通孔39を開口
すると、連通孔39の方向が注口33の方向に対して鋭
角θをなして給水口35側と注口33とが連通ずる。
なお、実施例では蓋36で施蓋された給水口35の周囲
に、堰37で囲まれた溢水溝38が形成されている既製
の水差しの形態をそのまま利用し、単に堰の一部に連通
孔を開口するのみで溢水防止機能を附与したものである
が、これに限らず、器体と注口との関係位置の設定によ
り連通管を用いることなく給水口の口縁と注ぎ口とを連
通孔で直接連通させることができる。
なお、以上各実施例において、注口の方向に対する連通
管または連通孔の開口方向を注口に対して鋭角をなして
注口に連通させることは器体を傾けて注口内から液体を
外部に送出する場合に注口内に生じた負圧により器体の
給水口より溢れ出した水を真空吸引できる点で望ましい
が、必らずしもこの構成に限られるものではなく、要す
るに給水口より溢れ出した水を溢水溝内に受けとめ、こ
れを注口内に導入できればよいものである。
本案は、以上のように構成したので、器体内に充満させ
た液体が多量でその口元まで充満されている場合におい
ても器体を傾けることによって、たとえ液体が器体の上
部に溢れ出た場合でも器体から下方に溢水したり、ある
いは水滴がたれたりするような事態が一切生ずることが
なく、シたがって従来問題とされた、床、卓、たたみ、
じゅうたんなどの汚染、汚損を未然に防止することがで
きる。
とくに本案によれば、紅茶、緑茶用ポットなどの濾し網
を注口の基部に有する容器を使用する際にも瀘し網に目
すまりが生じて容器を大きく傾けたために生ずる溢水現
象を未然に防止することができる効果は大きい。
なお、本案は以上実施例に示したものに限らず、大幅な
構造上の改変を要することなく一般の注口を要する容器
に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本案のやかんの側面図、Bは同拡大縦断面図
、第2図Aは本案の急須の側面図、Bは同拡大縦断面図
、第3図Aは本案のティーポットの側面図、Bは同拡大
縦断面図、第4図Aは本案の水差しの側面図、Bは同拡
大縦断面図である。 1・・・・・・やかん、11・・・・・・急須、21・
・・・・・ティーポット、31・・・・・・水差し、2
,12,22.32・・・・・・器体、3.13,23
゜33・・・・・・注口、5,15,25.35・・・
・・・給水口、7.17,27゜37・・・・・・堰、
8.18,28.38・・・・・・溢水溝、9,19.
29・・・・・・連通管、39・・・・・・連通孔。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) やかん、湯わかし、急須、ティーポット、水
    差しなどの注口を有する容器において、注口側に位置し
    て器体上部の給水口周辺に溢水溝を設け、該溢水溝を前
    記注口内に連通させてなる溢水を防止しうる注口付容器
  2. (2)前記溢水溝を器体の外部に設けた連通管を介して
    前記注口に連通させてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の溢流を防止しうる注口付容器。
  3. (3)前記溢水溝を器体の内部に設けた連通管を介して
    前記注口に連通させてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の溢水を防止しうる注口付容器。
  4. (4)前記溢水溝を器体の一部に開口した連通孔を介し
    て直接注口に連通させた実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の溢流を防止しうる注口付容器。
  5. (5)前記連通管または連通孔を注口の方向に対して鋭
    角をなして互いに連通させてなる実用新案登録請求の範
    囲第2項、第3項または第4項記載の溢流を防止しうる
    注口付容器。
JP1978054406U 1978-04-24 1978-04-24 溢流を防止しうる注口付容器 Expired JPS58413Y2 (ja)

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JPS54157861U JPS54157861U (ja) 1979-11-02
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