JP3090328U - 注出機構付壷 - Google Patents

注出機構付壷

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JP3090328U
JP3090328U JP2002003183U JP2002003183U JP3090328U JP 3090328 U JP3090328 U JP 3090328U JP 2002003183 U JP2002003183 U JP 2002003183U JP 2002003183 U JP2002003183 U JP 2002003183U JP 3090328 U JP3090328 U JP 3090328U
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Japan
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pouring
pot
urn
pouring mechanism
screwing
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JP2002003183U
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Inventor
修一 加藤
Original Assignee
有限会社 カネサン工芸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に充填した内容液の注出作業を極めて容
易に行うことができ、占有面積も小さく低廉であると共
に、風情や興趣に富む注出機構付壷を提供する。 【解決手段】 本考案の注出機構付壷1は、壷本体2の
下部付近に内容液を注出可能とする開閉可能な注出部3
を有している。このため、内部に充填した内容液の注出
作業が極めて容易であり、占有面積も小さく低廉に提供
できると共に、風情や興趣に富み店内調度品あるいは室
内調度品としても機能する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば居酒屋等における酒類の貯蔵容器などに使用して好適な注出 機構付壷に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、居酒屋などで焼酎や日本酒をグラスや徳利などに注ぐ場合、一升瓶 や酒パックなどを持ち上げて直接注いだり、一升瓶を逆さ状態に保持し注出口を 備えた大型な装置を用いたりして行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前者の場合は、その重さで手が滑ったり、厨房内で働く者同士が接触 したりして注出作業に失敗したり、梃摺ることがある。後者の場合は、注出作業 はスムーズとなるが、装置の占有面積が大きく、極めて高価であると共に、風情 や興趣に欠ける。
【0004】 そこで、本考案の課題は、内部に充填した内容液の注出作業を極めて容易に行 うことができ、占有面積も小さく低廉であると共に、風情や興趣に富む注出機構 付壷を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するものは、壷本体の下部付近に内容液を注出可能とする開閉 可能な注出部を有していることを特徴とする注出機構付壷である。
【0006】 前記注出部は回動レバーを有し、該回動レバーの回動により開閉可能に構成さ れていることが好ましい。前記壷本体は陶磁器材料にて形成されていることが好 ましい。前記注出部は、金属材料、樹脂材料、強化セラミッス材料、または、こ れらの組み合わせからなるものにて形成されていることが好ましい。前記壷本体 は第1螺合部を有し、前記注出部は該第1螺合部と螺合する第2螺合部を有し、 前記注出部は、前記第1螺合部と前記第2螺合部との螺合により、前記壷本体に 取り付けられていることが好ましい。前記第1螺合部は、陶磁器製の前記壷本体 に一体成形されていることが好ましい。
【0007】
【作用】
本発明の注出機構付壷は、壷本体の下部付近に内容液を注出可能とする開閉可 能な注出部を有しているため、内部に充填した内容液の注出作業が極めて容易で ある。また、壷形態であるため、占有面積も小さく低廉に提供できると共に、風 情や興趣に富み店内調度品または室内調度品としても機能する。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の注出機構付壷を図面に示した一実施例を用いて説明する。図1 は本考案の注出機構付壷の一実施例の斜視図であり、図2は図1に示した注出機 構付壷の注出部付近の一部側面図であり、図3は図2の拡大縦断図であり、図4 は図1に示した注出機構付壷の注出部取り付け部位付近の一部拡大正面図である 。
【0009】 この実施例の注出機構付壷1は、図1に示すように、壷本体2の下部付近に内 容液を注出可能とする開閉可能な注出部3を有している。以下、各構成について 順次詳述する。
【0010】 壷本体2は、底部4と、胴部を構成する側壁部5と、側壁部5の上端に設けら れた開口部6とから構成されている。
【0011】 開口部6は、内容液、例えば焼酎などの酒類を壷本体2内部に注入する際の注 入口として機能する部位であり、この実施例の開口部6には、コルク材からなる 蓋体7が被嵌されている。
【0012】 この実施例の壷本体2は、底部4、側壁部5および開口部6が陶磁器材料によ り一体成形されており、乾燥工程、施釉工程、焼成工程を経て作製されている。 このように、壷本体を成形自在性に富む陶磁器材料にて形成することにより、様 々な形態の壷本体が作製できる。すなわち、壷本体の形態は、この実施例の形態 に限定されるものではなく、底部と側壁部と開口部を有するものであればどのよ うな形態であってもよい。また、形態に加え、施釉および焼成により変化に富む 様々な壷本体が作製でき、より風情や興趣に富んだものとなる。
【0013】 注出部3は、焼酎などの内容液を小容器等に注出するための部位であり、適宜 注出可能とするために開閉可能に構成されている。
【0014】 具体的には、この実施例の注出部3は、図2および図3に示すように、側壁部 5の下部付近に取り付けられている。この注出部3は、先端に注出口8を有し、 基端側外面に第2螺合部9を有する管状体10と、管状体10の中央上部付近に 取り付けられ、回動により管状体10の管内流路19を閉塞または開放するため の回動レバー11とを有している。
【0015】 回動レバー11は、図3に示すように、管状体10の管内流路19を、垂直方 向に貫通するピン12の上端に固着されており、このピン12には、管内流路1 9と連通する貫通口18が設けられている。そして、回動レバー10を図1に示 すように管状体10と直交する方向に回動させた状態では、管内流路19はピン 12によって閉塞された状態にあり、内容液の外部への流出が阻止される。他方 、回動レバー10を図2に示すように管状体10と同一方向に向けて回動させた 状態では、管内流路19はピン12の貫通口18と連通して開放された状態にあ り、内容液が外部に流出するように構成されている。この実施例の注出機構付壷 1は、回動レバー11を90°回動させるだけで、内容液を注出可能に構成され ており、注出作業が極めて容易である。ただし、本発明の注出機構付壷の注出部 の形態は、この実施例の形態に限定されるものではなく、内容液を注出可能とす る開閉可能な注出部であればどのような形態または態様のものも広く本発明の範 疇に包含される。
【0016】 また、この実施例の注出部3は、管状体10とピン12が金属材料にて形成さ れており、回動レバー11が樹脂材料にて形成されている。このように、注出部 は、金属材料、樹脂材料、或いは強化セラミックス材料、または、これらの組み 合わせからなるものにて形成されていることが好ましい。これにより、注出部を より強度性および機能性に優れたものに作製できる。
【0017】 さらに、この実施例の注出部3は、壷本体2が第1螺合部13を有し、注出部 3が該第1螺合部13と螺合する第2螺合部9を有し、第1螺合部13と第2螺 合部9との螺合により、壷本体2に取り付けられている。これにより、壷本体2 と注出部3との連結がより良好で、かつより液密性に優れたものとなる。
【0018】 具体的には、第1螺合部13は、図3および図4に示すように、陶磁器製の前 記壷本体2に一体成形された環状突出部16の内面に形成されており、注出部3 は、この環状突出部16に設けられた連通口17付近に隣接して、まずパッキン 14が収められ、第1螺合部13と第2螺合部9との螺合と共に、第1螺合部1 3と第2螺合部9との間隙に漏出防止材15が充填されることにより、壷本体2 に液密に取り付けられている。このように、この実施例の注出機構付壷1は、陶 磁器製の壷本体2に、一般的には形成困難な螺合部(第1螺合部13)が形成さ れ、注出部3が螺合により取り付け可能に構成されているため、陶磁器製の壷本 体に対する注出部の強固な連結が可能となる。
【0019】 つぎに、本発明の注出機構付壷の使用方法について、注出機構付壷1を例に説 明する。 注出機構付壷1を使用するに際しては、まず蓋体7を開口部6から取り外して 内容液(焼酎など酒類の外、ミネラルウォターやお茶などの飲料、または用途に 応じて液体であればどのようなものでもよい。)を壷本体2内に流入する。この 時、注出部3の注出口から内容液が流出しないように、回動レバー11を図1に 示す状態として管内流路19を閉塞しておく必要がある。
【0020】 そして、内容液の注出が必要な場合は、小容器等を注出口8の下方に配置した 上で、回動レバー11を回動させて、図2および図3の状態とする。これにより 、管内流路19は開放状態となり、壷本体2内の内容液が連通口17、管内流路 19、貫通口18、さらに管内流路19を経由して注出口8より流出して小容器 内に注出される。
【0021】 所要量、注出させたら、回動レバー11を回動させて図1の状態に戻して注出 を停止させる。このように、注出機構付壷1では、適宜、回動レバー11の回動 操作のみで壷本体2内部に充填した内容液の注出作業を極めて容易に行うことが できる。
【0022】
【考案の効果】
請求項1に記載した考案によれば、内部に充填した内容液の注出作業を極めて 容易に行うことができ、占有面積も小さく低廉であると共に、風情や興趣に富み 店内調度品あるいは室内調度品としても機能する。 請求項2に記載した考案によれば、上記請求項1の効果に加え、注出作業がよ り容易となる。 請求項3に記載した考案によれば、上記請求項1または2の効果に加え、壷本 体がより風情や興趣に富んだものとなる。 請求項4に記載した考案によれば、上記請求項1ないし3の効果に加え、注出 部がより強度性および機能性に優れたものとなる。 請求項5に記載した考案によれば、上記請求項1ないし4の効果に加え、壷本 体と注出部との連結がより良好で、かつより液密性に優れたものとなる。 請求項6に記載した考案によれば、上記請求項1ないし5の効果に加え、陶磁 器製の壷本体に対する注出部の強固な連結が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の注出機構付壷の一実施例の斜視図であ
る。
【図2】図1に示した注出機構付壷の注出部付近の一部
側面図である。
【図3】図2の拡大縦断図である。
【図4】図1に示した注出機構付壷の注出部取り付け部
位付近の一部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 注出機構付壷 2 壷本体 3 注出部 4 底部 5 側壁部 6 開口部 7 蓋体 8 注出口 9 第2螺合部 10 管状体 11 回動レバー 12 ピン 13 第1螺合部 14 パッキン 15 漏出防止材 16 環状突出部 17 連通口 18 貫通口 19 管内流路

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壷本体の下部付近に内容液を注出可能と
    する開閉可能な注出部を有していることを特徴とする注
    出機構付壷。
  2. 【請求項2】 前記注出部は回動レバーを有し、該回動
    レバーの回動により開閉可能に構成されている請求項1
    に記載の注出機構付壷。
  3. 【請求項3】 前記壷本体は陶磁器材料にて形成されて
    いる請求項1または2に記載の注出機構付壷。
  4. 【請求項4】 前記注出部は、金属材料、樹脂材料、強
    化セラミッス材料、または、これらの組み合わせからな
    るものにて形成されている請求項1ないし3のいずれか
    に記載の注出機構付壷。
  5. 【請求項5】 前記壷本体は第1螺合部を有し、前記注
    出部は該第1螺合部と螺合する第2螺合部を有し、前記
    注出部は、前記第1螺合部と前記第2螺合部との螺合に
    より、前記壷本体に取り付けられている請求項1ないし
    4のいずれかに記載の注出機構付壷。
  6. 【請求項6】 前記第1螺合部は、陶磁器製の前記壷本
    体に一体成形されている請求項5に記載の注出機構付
    壷。
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