JPH0144125Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144125Y2 JPH0144125Y2 JP4657186U JP4657186U JPH0144125Y2 JP H0144125 Y2 JPH0144125 Y2 JP H0144125Y2 JP 4657186 U JP4657186 U JP 4657186U JP 4657186 U JP4657186 U JP 4657186U JP H0144125 Y2 JPH0144125 Y2 JP H0144125Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tea
- hot water
- hole
- upper chamber
- strainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 7
- 244000269722 Thea sinensis Species 0.000 description 46
- 235000013616 tea Nutrition 0.000 description 43
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 24
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 12
- 229920001864 tannin Polymers 0.000 description 4
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- 235000018553 tannin Nutrition 0.000 description 4
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Landscapes
- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、茶(緑茶・紅茶)を入れるために用
いられるこし器を備えたテイーポツトの改良に関
する。
いられるこし器を備えたテイーポツトの改良に関
する。
(ロ) 従来の技術
従来のこの種のテイーポツトとしては、注出口
の基部に茶こし網を備えた急須や、給湯口に別体
の茶こし網を装着する様にした急須等がある。
の基部に茶こし網を備えた急須や、給湯口に別体
の茶こし網を装着する様にした急須等がある。
(ハ) 考案が解訣しようとする問題点
しかるに、前者の場合は湯を多く入れすぎて急
須内に湯が残ると、長く茶葉が湯に浸ることによ
つてタンニン化し、このため次回以降に入れた茶
の味が落ちてしまうという問題があり、又、後者
の場合は茶こし網が給湯口に設けられるので上記
の様な問題はおこらないが、茶こし網の湯の通過
性が早すぎると新しい茶葉の場合には茶液の浸出
が不十分でうすくなりすぎてしまい、逆に湯の通
過性が遅い茶こし網を用いた場合は2回目以降に
入れた茶が濃くなりすぎるという問題がある。
須内に湯が残ると、長く茶葉が湯に浸ることによ
つてタンニン化し、このため次回以降に入れた茶
の味が落ちてしまうという問題があり、又、後者
の場合は茶こし網が給湯口に設けられるので上記
の様な問題はおこらないが、茶こし網の湯の通過
性が早すぎると新しい茶葉の場合には茶液の浸出
が不十分でうすくなりすぎてしまい、逆に湯の通
過性が遅い茶こし網を用いた場合は2回目以降に
入れた茶が濃くなりすぎるという問題がある。
そこで本考案ではかかる問題点を全て解消し、
常に適度な濃度のおいしい緑茶や紅茶を入れるこ
とができ、且茶葉等を経済的に使用できるテイー
ポツトの構造を提供せんとするものである。
常に適度な濃度のおいしい緑茶や紅茶を入れるこ
とができ、且茶葉等を経済的に使用できるテイー
ポツトの構造を提供せんとするものである。
(ニ) 問題点を解訣するための手段
本考案では前記目的を達成する手段として、上
面開口状のポツト本体内を隔壁により上下方向に
2分割し、下部室の一側壁に注出口を連設すると
共に、該注出口とは反対側の上部室側壁に、こし
網を備えたこし出し穴を開設し、該こし出し穴と
下部室とを連通させる流路を形成し、かつ前記隔
壁により構成される上部室の内底面を、こし出し
穴方向に行くに従つて次第に低くなる様な傾斜面
に形成した構成となしたものである。
面開口状のポツト本体内を隔壁により上下方向に
2分割し、下部室の一側壁に注出口を連設すると
共に、該注出口とは反対側の上部室側壁に、こし
網を備えたこし出し穴を開設し、該こし出し穴と
下部室とを連通させる流路を形成し、かつ前記隔
壁により構成される上部室の内底面を、こし出し
穴方向に行くに従つて次第に低くなる様な傾斜面
に形成した構成となしたものである。
(ホ) 作用
本考案では上記構成より成るため、上部室内に
茶葉を入れた後、該上部室内に湯を注ぎ込むと、
こし出し穴は上部室の側壁部の一部に開設されて
いるだけであるため、該こし出し穴より排出され
る湯の量が少なく、このため茶葉が湯に浸る時間
が長くなつて新しい茶葉でも適度な茶液の浸出が
行なわれると共に、上部室内の湯は同上部室内底
面の傾斜面に案内されて全てこし出し穴より排出
されるので茶葉の湯切りが完全に行なわれてタン
ニン化が防止される。また、こし出し穴より排出
された茶液は流路を通つて下部室に流れ込み、注
出口より湯のみ等へ注ぎ出されるものである。
茶葉を入れた後、該上部室内に湯を注ぎ込むと、
こし出し穴は上部室の側壁部の一部に開設されて
いるだけであるため、該こし出し穴より排出され
る湯の量が少なく、このため茶葉が湯に浸る時間
が長くなつて新しい茶葉でも適度な茶液の浸出が
行なわれると共に、上部室内の湯は同上部室内底
面の傾斜面に案内されて全てこし出し穴より排出
されるので茶葉の湯切りが完全に行なわれてタン
ニン化が防止される。また、こし出し穴より排出
された茶液は流路を通つて下部室に流れ込み、注
出口より湯のみ等へ注ぎ出されるものである。
次に、第2回目以降の茶だしの際は、こし出し
穴が下になる様にポツト本体自体を傾斜させるこ
とによつて湯の排出効率が向上し早く上部室から
湯が排出されるため、茶液が濃く出すぎることも
ない。
穴が下になる様にポツト本体自体を傾斜させるこ
とによつて湯の排出効率が向上し早く上部室から
湯が排出されるため、茶液が濃く出すぎることも
ない。
(ヘ) 実施例
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
であり、図においてAはポツト本体、1は注出
口、2は取手を示す。
であり、図においてAはポツト本体、1は注出
口、2は取手を示す。
ポツト本体A内は隔壁3によつて上下に2分割
され、下部室a′の一側壁に注出口1を連設すると
共に、該注出口1とは反対側の上部室a側壁面
に、こし網4を備えたこし出し穴5が開設されて
いる。
され、下部室a′の一側壁に注出口1を連設すると
共に、該注出口1とは反対側の上部室a側壁面
に、こし網4を備えたこし出し穴5が開設されて
いる。
このこし出し穴5は幅狭で上部室aの深さ方向
全長に渡る広い範囲に設けることにより湯の排出
速度の調整範囲が広くなる。又、前記こし出し穴
5と下部室a′との間が流路6で連通されると共
に、前記隔壁3により構成される上部室aの内底
面3′が、こし出し穴5方向に行くに従つて次第
に低くなる様な傾斜面に形成されている。
全長に渡る広い範囲に設けることにより湯の排出
速度の調整範囲が広くなる。又、前記こし出し穴
5と下部室a′との間が流路6で連通されると共
に、前記隔壁3により構成される上部室aの内底
面3′が、こし出し穴5方向に行くに従つて次第
に低くなる様な傾斜面に形成されている。
この実施例では上記構成より成るため、まず上
部室a内に新しい茶葉Bを入れて第1回目の茶出
しをするときは、単に上部室a内に湯を注ぎ込む
だけで適度な濃度の茶液bが浸出され、こし網4
で茶葉がこされた茶液bがこし出し穴5及び流路
6を通つて下部室a′内に流れ込む、即ち本考案に
おけるこし出し穴5は上部室aの側壁部の一部に
のみ開設したものであるため、湯面cとの関係も
あつてこし出し穴5の有効排出面積が極めて狭く
なり、このため湯の排出速度が遅く、茶葉が湯に
浸る時間がその分長くなつて新しい茶葉でも適度
な濃度の茶液bが得られる。なおこの場合におい
て上部室a内の湯はその内底面3′に形成された
傾斜面に案内されて全てこし出し穴5より排出さ
れてしまうため、茶葉の湯切りが完全に行なわれ
てタンニン化が防止でき、従つて2回目以降もお
いしい茶を入れることができる。
部室a内に新しい茶葉Bを入れて第1回目の茶出
しをするときは、単に上部室a内に湯を注ぎ込む
だけで適度な濃度の茶液bが浸出され、こし網4
で茶葉がこされた茶液bがこし出し穴5及び流路
6を通つて下部室a′内に流れ込む、即ち本考案に
おけるこし出し穴5は上部室aの側壁部の一部に
のみ開設したものであるため、湯面cとの関係も
あつてこし出し穴5の有効排出面積が極めて狭く
なり、このため湯の排出速度が遅く、茶葉が湯に
浸る時間がその分長くなつて新しい茶葉でも適度
な濃度の茶液bが得られる。なおこの場合におい
て上部室a内の湯はその内底面3′に形成された
傾斜面に案内されて全てこし出し穴5より排出さ
れてしまうため、茶葉の湯切りが完全に行なわれ
てタンニン化が防止でき、従つて2回目以降もお
いしい茶を入れることができる。
次に、2回目以降の茶出しの際は、こし出し穴
5が下になる様にポツト本体A自体を傾斜させる
ことによつて、湯の排出方向の変化と湯面cの変
化とによつて湯の排出速度が向上し、かつ、こし
出し穴5の有効排出面積が広くなつて排出効率が
良くなるため、茶葉Bが湯に浸る時間が短くな
り、従つて2回目以降の茶出しでも茶液が濃くな
りすぎることがなくなり、何回でもおしい茶出し
ができることとなる。なおこの場合において、こ
し出し穴5は注出口1とは反対側に開設している
ので、前記の様にポツト本体A自体をこし出し穴
5が下になる方向に傾斜させても、下部室a′内に
残留した茶液bが注出口1から流出するおそれは
ない。
5が下になる様にポツト本体A自体を傾斜させる
ことによつて、湯の排出方向の変化と湯面cの変
化とによつて湯の排出速度が向上し、かつ、こし
出し穴5の有効排出面積が広くなつて排出効率が
良くなるため、茶葉Bが湯に浸る時間が短くな
り、従つて2回目以降の茶出しでも茶液が濃くな
りすぎることがなくなり、何回でもおしい茶出し
ができることとなる。なおこの場合において、こ
し出し穴5は注出口1とは反対側に開設している
ので、前記の様にポツト本体A自体をこし出し穴
5が下になる方向に傾斜させても、下部室a′内に
残留した茶液bが注出口1から流出するおそれは
ない。
また、紅茶を入れた場合において、下部室a′内
で紅茶液がさめた場合にはポツト本体Aごと火に
かけることによつて簡単に温めることができる。
で紅茶液がさめた場合にはポツト本体Aごと火に
かけることによつて簡単に温めることができる。
(ト) 考案の効果
以上詳細に説明した如く本考案によれば、こし
出し穴から排出される湯の排出速度の調整が可能
であり、しかも茶葉等の湯切りがその都度完全に
行なわれるため、何回目でも適度な濃度のおいし
い茶液等を得る事が出来るすばらしい効果があ
る。
出し穴から排出される湯の排出速度の調整が可能
であり、しかも茶葉等の湯切りがその都度完全に
行なわれるため、何回目でも適度な濃度のおいし
い茶液等を得る事が出来るすばらしい効果があ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は第1図−線における断面図、第3図は第
2図−線における断面図を示す。 A:ポツト本体、B:茶葉、a:上部室、a′:
下部室、b:茶液、1:注出口、3:隔壁、
3′:上部室内底面、4:こし網、5:こし出し
穴、6:流路。
図は第1図−線における断面図、第3図は第
2図−線における断面図を示す。 A:ポツト本体、B:茶葉、a:上部室、a′:
下部室、b:茶液、1:注出口、3:隔壁、
3′:上部室内底面、4:こし網、5:こし出し
穴、6:流路。
Claims (1)
- 上面開口状のポツト本体内を隔壁により上下方
向に2分割し、下部室の一側壁に注出口を連設す
ると共に、該注出口とは反対側の上部室側壁に、
こし網を備えたこし出し穴を開設し、該こし出し
穴と下部室とを連通させる流路を形成し、かつ前
記隔壁により構成される上部室の内底面を、こし
出し穴方向に行くに従つて次第に低くなる様な傾
斜面に形成して成ることを特徴とするテイーポツ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4657186U JPH0144125Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4657186U JPH0144125Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62157471U JPS62157471U (ja) | 1987-10-06 |
JPH0144125Y2 true JPH0144125Y2 (ja) | 1989-12-20 |
Family
ID=30866355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4657186U Expired JPH0144125Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0144125Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP4657186U patent/JPH0144125Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62157471U (ja) | 1987-10-06 |
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