JPS5841129Y2 - 包装容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はベルト、香水、時計等を収納する容器で、開い
た状態において展示可能な包装容器に関するものである
。

商品のイメージアップを図りその高貴性を発現するため
には、ある程度重厚感に溢れた体裁のよい包装容器が必
要となる。

そして、殊にディスプレイカートンタイプの包装容器に
あっては、上記効果を追及する余り複雑化し、あるいは
大型化してしまい、簡易包装化の要請に反するだけでな
く、その製造効率が低下し、コスト高となる欠点があっ
た。

そこで、本考案はこれらの欠点を除去し、商品に対して
適当な大きさであり、単に立てて開くだけで体裁よく展
示でき、しがも製造容易な包装容器を提供することを目
的とするものである。

本考案に係る包装容器は、通常同一形状の箱１゜２を合
わせ、開閉可能にその箱側壁３，４を結合した容器本体
５と、容器本体５内に内接する折曲板６と、折曲板６に
保持された容体７とから構成され、折曲板６における箱
側壁８９ｇ当接部のうち端縁側半分１０のみを箱側壁８
，９に貼着し、他半部１１をフリーの状態にして折曲板
６を容器本体５に定着し、更に新曲板６の箱底面当接部
の略中間に折目１２を縦設してなるものである。

箱１，２は厚紙、プラスチックその他適宜資材製であり
、収納商品に合わせて大きさ、深さを設定する。

折曲板６は通常厚紙製とし、その背壁１３から折目１２
に至る部分（第２図における斜線部）において、挾むよ
うにして容体７を保持する。

折曲板６には必要に応じ商標、図形、文字等を表現する
。

容体７は商品を載置、収納するもので、商品に対応した
形状とする。

第１図に示すものはベルト用で゛ある。本考案に係る包
装容器は、通常容体７上に商品を載置して箱１，２を閉
じ合わせておくが、展示するに際し容器を起立させ、箱
１，２を適宜角度に開く。

箱１，２を閉じ合わせた状態においては、折曲板６の折
目１２部は延びており、それに伴なって箱側壁８９ｇ当
接部における他半部１１が押されて箱側壁８，９に当接
し、折曲板６全体が箱１，２内面に当接している。

従って、容体７の幅が箱１，２の深さの和に近い値とな
るから、箱１，２の深さを最少に設定でき、無駄が省け
ることになる。

次に、展示するに際し、箱１，２を開いた状態において
は、折曲板６が箱１，２が開披されるに伴なって両側が
ら引張られ、折目１２が折曲して容体７が若干前方に出
てくる。

また、それと同時に他半部１１が弧を描いて箱側壁８，
９から離れ、箱１，２を十分開くことができる。

本考案は上述した通りであるから、商品に対して大きさ
、深さ等に無駄がなく、単に立てて開くだけで体裁よく
展示することができ、折曲板の箱側壁当接部の半分を箱
側壁に貼着することなく回動自在にしであるために箱の
開閉をスムーズに行なうことができ、更に製造容易でコ
ストも低廉なる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る包装容器の最も好ましい実施例を示
しており、第１図は開いた状態の斜視図、第２図は折曲
板の展開図、第３図は閉じた状態の斜視図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 通常同一形状の箱１，２を合わせ、開閉可能にその箱側
   壁３，４を結合した容器本体５と、容器本体５内に内接
   する折曲板６と、折曲板６に保持された容体７とから構
   成され、折曲板６における箱側壁８９ｇ当接部のうち端
   縁側半分１０のみを箱側壁８．９に貼着し、他半部１１
   をフリーの状態にして折曲板６を容器本体５に定着し、
   更に折曲板６の箱底面当接部の略中間に折目１２を縦設
   してなる包装容器。