JPS5840664Y2 - タイマ回路 - Google Patents

タイマ回路

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JPS5840664Y2
JPS5840664Y2 JP15257478U JP15257478U JPS5840664Y2 JP S5840664 Y2 JPS5840664 Y2 JP S5840664Y2 JP 15257478 U JP15257478 U JP 15257478U JP 15257478 U JP15257478 U JP 15257478U JP S5840664 Y2 JPS5840664 Y2 JP S5840664Y2
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輝清 光藤
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オムロン株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案はタイマ回路に係り、特に時限設定用コンデン
サに蓄わえられた電荷を、タイマIC内に形成されたス
イッチング回路を介して放電するようにしたタイマ回路
に関する。
コンデンサの充電又は放電時間を時間基準とするこの種
タイマ回路は、通常、時限設定用コンデンサ、これを介
して時限設定用コンデンサに蓄ゎえられた電荷を放電す
るための放電用スイッチ、基準電圧を発生するための基
準電圧発生回路、上記コンテ゛ンサの充電電圧と上記基
準電圧とを比較するコンパレータ、このコンパレータの
出力を受けて反転するフリップフロップ、このフリップ
フロップの出力を受けてリレーを駆動するバッファなど
から構成されている。
そして、昨今上記構成要素の中で複数の機種間において
互いに共用できる部分をワンチップIC化した汎用製品
(以下これをタイマICと言う。
)が開発され実用に供されている。このタイマICを用
いれば、タイマ製作に要する部品点数を大幅に減少させ
組立の容易化を図ることができるとともに、組立工数の
低減等と相俟って、タイマ製品のコストダウンが可能と
なる。
第1図は、タイマIC1の基本構成を示す概略ブロック
図である。
図において、2は端子3,4間の電位差が所定の値に達
すると動作するコンパレータ、5は上記コンパレータ2
の出力を受けてセットされるフリップフロップ、6は上
記フリップフロップ5の出力を受けて端子7に接続され
る負荷を駆動するためのバッファ、8は上記フリップフ
ロップのセット出力を受けたとき、あるいは端子9の電
位が所定の値以下に低下したときに動作して、端子4,
10間を通過せしめる放電用スイッチである。
そして、以下説明した各回路要素は大部分同一半導体基
板上に集積形成され、全体としていわゆるモノリシック
、ICを構成しており、従って各回路要素がICとして
正常に機能するためには端子9゜10を介して常時基板
に所定の値以上の電圧を印加し、各要素間のアイソレー
ション化、ICの機能に必要な半導体作用を充分に保持
させておく必要がある。
一方、このタイマICIを使用してタイマ回路を構成す
るためには、端子7と電源間に出力リレー11を接続す
るとともに、端子3,10間には基準電圧(図において
は電源+Vを可変抵抗器12を介して降圧して得た電圧
)を、また端子4,10間には時限設定用コンテ゛ンサ
13の極板間電圧(充電電圧)をそれぞれ印加し、更に
端子9,10間にはこのタイマICが正常に機能するた
めに必要な電源電圧十■を印加し、同時にこの電源電圧
十■によって時限設定用コンデンサ13に対する充電作
用がなされるように構成する。
以上の構成において電源+■を印加すれば、可変抵抗器
14を介して時限設定用コンデンサ13への充電が開始
され、その充電電圧が端子3の電圧にまで上昇するとコ
ンパレータ2が作動してフリップフロップ5がセットさ
れ、バッファ6を介してリレー11が駆動される。
一方、フリップフロップ5のセット出力を受けて放電用
スイッチ8は動作し、これにより端子4,10間が導通
して時限設定用コンテ゛ンサ13に蓄えられた電荷は放
電され、コンパレータ2の出力は復帰し、以後リレー1
1はフリップフロップ5によって保持されることになる
次いで、電源+■をOFFしてやればフリップフロップ
5は復帰するとともに、端子4,10間も非導通状態に
復帰し、次の動作に備えることになる。
以上はタイマの設定時間以上に亙って継続的に電源十■
が印加された場合であるが、この電源印加時間が設定時
間に満たない場合には、電源+■が絶たれた瞬間にそれ
までコンデンサ13に蓄わえられていた電荷をただちに
放電させ、次の電源印加に備えなければならない。
この場合には、電源電圧+■が低下するとともにこれを
検出して放電用スイッチ8が動作し、前記同様端子4,
10間が導通することによって行なわれる。
このように、タイマ■C1を用いたタイマ回路にあって
は、所望するタイミングでタイマICIに印加される電
源+■をON、OFFさせるだけで、所望する時限動作
を行なわせることができる。
すなわち、時間計数動作を開始させたい場合には、電源
十■を印加した状態にすればよく、またその計数動作を
途中で復帰させるためには、電源十■の印加を断てばよ
いのである。
そこで、この電源+VのON、OFFのために従来より
、様々な回路方式が採用されている。
中でも最つとも簡単な方式は、外部より与えられる交流
電源をトランスによって降圧するとともに、これを整流
・平滑回路を介して整流平滑し、更に定電圧回路を介し
て安定化したのち前記電源十■としてタイマICに直接
印加するものである。
この方式によれば、タイマの限時動作及び復帰動作を外
部から与えられる交流電源のON、OFFだけで制御す
ることができるという利点があるが、その反面計時動作
の途中で時限設定用コンテ゛ンサ13に蓄えられている
電荷を強制的に放電させる場合、通常平滑回路には、大
容量コンデンサが組込まれているために、交流電源をO
FFしても平滑回路の2次側電圧が前記放電用スイッチ
8の検知電圧にまでなかなか下がらず、その分だけタイ
マの復帰動作に遅れが生ずるという欠点があり、短時間
に繰り返し動作をさせる用途には使出し得ないなどの問
題がある。
そこで、この問題を解決するために第2図に示す回路方
式が採用されている。
これは、端子15.16間に外部より印加される交流電
源17をトランス18を介して降圧するとともに、整流
・平滑回路19を介して整流・平滑し、更にこれを充放
電制御接点20を介して定電圧回路21に与えるととも
に、上記接点20をリレーX1の接点とし、このリレー
X1をスイッチングトランジスタ22を介して端子23
.24に得られる制御信号によって駆動するようにした
ものである。
この方式によれば、タイマ■C1に印加される電圧十■
を整流・平滑回路19の2次側でON、 OFFするよ
うにしたことにより、端子23.24に与えられる制御
信号に応答してタイマ■C1に印加される電圧+■は瞬
時立上り、又は立下ることになる。
ところが、ここにタイマICIの特性に起因する次のよ
うな問題が生ずる。
すなわち、今かりに定電圧回路21の2次側に電圧+■
が出力され、これにより時限設定用コンデンサ13に電
荷が充電されつつある状態にあるとする。
この状態においてリレーX1を駆動して充放電制御接点
20をOFFすると、定電圧回路21の出力電圧は第3
図のグラフ中曲線aに示すように急激に低下する。
そして、前述の如くこの電圧はタイマICIの端子9,
10間に印加されており、この電圧があらかじめ設定さ
れた電圧低下検出上限値VH以下に低下すると、前記放
電用スイッチ8が動作して端子4,10間が導通状態と
なり、それまでコンデンサ13に蓄わえられていた電荷
は放電され始めることになる。
一方、前述の如くこの定電圧回路21の出力電圧は同時
にタイマICJ自体の主電源でもあるため、タイマ■C
1内における各要素をICとして正常に作動させるため
には、この電圧を第3図に示す如くあらかじめ規定され
たIC動作下限値■1以上に保持しなければならない。
従って、それまで時限設定用コンテ゛ンサ13に蓄えら
れていた電荷を、定電圧回路21の出力電圧低下に応じ
て放電用スイッチ8を動作させて放電しつくすためには
、少なくとも上記電荷が完全に放電されつくすに要する
時間Tm1n以上、上記定電圧回路21の出力電圧を前
記■。
と■1との間に保持していなければならないことが判わ
る。
ところが、前述の曲線aに示すように定電圧回路21の
出力電圧の低下があまりにも急激であると、同グラフ中
点PからQへ至るに要する時間T1(t2−tl)、す
なわち放電用スイッチ8の導通時間が、前記放電に要す
る時間Tm1nに満たなくなり、この結果時限設定用コ
ンテ゛ンサ13には残留電荷が生じ同グラフ中点線a′
に示す如く定電圧回路21の出力電圧が0ボルトまで低
下したのちにあっても、上記コンデンサ13の両端には
所定の電圧が保持され、次の動作時間に影響を与えると
いう欠点がある。
そこで、従来にあっては定電圧回路21の出力電圧が曲
線aに示す如く急激に低下した場合にあっても、タイマ
IC1に印加される電圧については曲線すに示す如くあ
る一定の傾斜をもって低下するように、定電圧回路21
の出力側には平滑用コンデンサ25が挿入されている。
この方式によれば、同グラフ中点P′からQ′へ至るに
要する時間T2(t′2−4′1)、すなわち放電用ス
イッチ8の導通時間を、確実にTmln以上にすること
が可能になり、同図中曲線b′に示す如くコンデンサ1
3に蓄わえわれていた電荷を完全に放電しつくすことが
できる。
ところが、このように平滑用コンデンサ25による放電
曲線を利用して、タイマICIに印加される電圧が■。
からVLにまで低下す所要時間T2をTmln以上に保
持しようとすると、平滑用コンデンサ25の容量をいか
に定めようとも、実際に定電圧回路21の出力電圧が低
下し始める時刻t。
から放電用スイッチ8が導通する時刻t′1に至る余分
な時間TDが生じてしまい、タイマの繰返し動作特性を
低下させるという欠点がある。
すなわち、実際に放電に要する時間はTm1nであるに
も拘らず、前記充放電制御接点20をOFF した時点
から実際にコンテ゛ンサ13の電荷が放電され始めるま
での間に少なくともTDだけ余分な時間がかかるのであ
る。
この考案は上記した従来問題に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは復帰時間を可及的に短縮できるタ
イマ回路を提供することにある。
以下に、この考案の好適一実施例を添付図面に従って説
明する。
第4図は、この考案に係るコンデンサタイマの電気回路
図であり、図中従来回路と同一部分については同一符号
を付すことにより詳細な説明は省略する。
この回路の特徴は、定電圧回路21の出力側に定電圧回
路21の出力電圧を制御信号に応じてステップ状に降圧
して出力する電圧切換回路26を設けたことにある。
次に、この電圧切換回路26の一例を図に基づいて説明
する。
図において21 a 、21 bはそれぞれ定電圧回路
21の正負出力端子を示し、これらの出力端子21 a
、21 b間には後述する電圧制御用トランジスタに
低バイアス電圧をかけるための抵抗27.28が直列に
接続されている。
一方、正側出力端子21 aにはNPN)ランジスタ(
以下、これを電圧制御用トランジスタと言う。
)29のコレクタが接続され、またこのトランジスタ2
9のエミッタはタイマIC1の正側電源端子9、基準電
圧発生用の可変抵抗12及び充電回路30にそれぞれ接
続されている。
電圧制御用トランジスタ29のベースにはダイオード3
1のカソードが接続されるとともに、このダイオード3
1のアノードは前記抵抗27と28との接続点に接続さ
れている。
また、同時に上記トランジスタ29のベースにはダイオ
ード32のカソードが接続され、このダイオード32の
アノードは抵抗33を介して平滑回路19の正側出力端
子へと接続されている。
また、ダイオード32のアノードにはNPN)ランジス
タ(以下これをスイッチングトランジスタの言う。
)34のコレクタが接続たれ、このトランジスタ34の
エミッタは定電圧回路21の負側出力端子21 bへと
接続されるとともに、このトランジスタ34のベースの
上記負側出力端子21 bとの間にはバイアス抵抗35
が接続されている。
そして、このトランジスタ34のベースは抵抗36を介
して正側制御入力端子37へ接続されるとともに、定電
圧回路21の負側出力端子21 bは負側制御入力端子
38へと接続されている。
次に以上の構成よりなるタイマ回路の動作を説明する。
このタイマ回路はいわゆる限時動作・瞬間復帰型タイマ
回路であって、その出力は入力信号がON状態となり、
しかもその状態があらかじめ設定された一定時間以上継
続した場合に限ってONするとともに、入力信号がOF
Fすると瞬時のうちにOFFするものである。
そして、この実施例の場合、入力信号の与え方には2通
りの方法があり、瞬時応答性の要求される用途、すなわ
ち入力がOFFして微小時間ののち再び入力がONする
ような用途に使用する場合には、入力信号は制御入力端
子37.38を介してDC電圧によって与えられ、また
さほど瞬時応答性の要求されない用途に使用する場合に
は、端子15.16を介して直接交流電源自体のON、
OFFにより与えることができる。
そこで、先ず瞬時応答性のさほど要求されない用途に使
用する場合を説明する。
この場合、タイマに計時動作を開始させるには端子15
.16間に所定の交流電圧を印加すればよく、またその
計時動作を途中で復帰させるには端子15.16間に印
加されている電圧を絶てばよい。
すなわち、端子15.16間に交流電源17が印加され
ると、その電圧はトランス18によって所定の電圧に降
圧されたのち、整流・平滑回路19を介して整流及び平
滑化され、更に定電圧回路21によって安定化されて端
子21a、21b間に出力される。
尚、この状態においては、制御入力端子37.38への
信号によりスイッチングトランジスタ34はOFF状態
にある。
すると、電圧制御用トランジスタ29のコレクタ・エミ
ッタ間には、このトランジスタ29に直列接続される負
荷とで分圧された定電圧回路21の出力電圧が印加され
る。
また、このときダイオード31のアノード側電位■1は
、定電圧回路21の出力電圧を抵抗27と28とで分圧
した値となるとともに、ダイオード32のアノード側電
位V2は整流・平滑回路19の正側出力電位となり、こ
れによりトランジスタ29のベース・エミッタ間には充
分なバイアス電圧が印加されて、トランジスタ29は導
通することになる。
そして、抵抗33の値を充分小さく設定することにより
、以後ダイオード32のアノード側電位■2はダイオー
ド31のアノード側電位v1よりも充分高い値に維持さ
れ、この電位V2がトランジスタ29のベース電位とな
ることからトランジスタ29のコレクタ・エミッタ間の
導通抵抗は充分小さな値となり、この結果タイマIC1
の電源入力端子9.10間には前述の放電用スイッチ8
をOFFするに充分高い電圧十Vが印加されることにな
る。
そして、この電圧十■によって時限設定用コンテ゛ンサ
13への充電が開始されるとともに、設定時間が経過す
ると前述の経過を経て端子7に所定の出力が生じ、同時
に内部に組込まれた放電用スイッチ8が動作してコンデ
ンサ13が放電されるわけであるが、以上の経過につい
ては既に詳説した通りである。
一方、計時動作の途中で交流電源17をOFF した場
合、すなわち設定時間が経過して端子7に所定の出力が
生ずる以前に、タイマとしての計時動作を復帰させ、コ
ンデンサ13の電荷を放電させる場合(iは、次のよう
に行なわれる。
交流電源17がOFFされると平滑回路内に組込まれた
コンデンサによってそれより若干遅れて整流・平滑回道
19の出力は立下り、更にそれ自体が有する定電圧作用
によって、定電圧回路21の出力も若干遅れて立下がる
ことになる。
しかるに、電圧制御用トランジスタ29のベースには抵
抗33及びダイオード32を介して整流・平滑回路19
の出力が直接に印加されているため、整流・平滑回路1
9の出力が立下がると、これを受けてトランジスタ29
のベース電位は抵抗27と28とで定められるダイオー
ド31のアノード電位にまで瞬時低下することになり、
この結果トランジスタ29の導通抵抗の増加によってタ
イマIC1に印加される電圧が瞬時低下することになる
すなわち、定電圧回路21の出力電圧が未だ保持されて
いようとも、整流・平滑回路19の出力が立下りさえす
れば、タイマ■C1に印加される電源を瞬時一定の低電
圧に低下させることができ、更にこの低電圧値がタイマ
IC1の電圧低下検出上限値Vl(とIC動作下限値V
Lとの間となるように設定することにより、放電用スイ
ッチ8の動作を介してコンデンサ13の電荷を完全に放
電させることができるのである。
次に、このタイマ回路を瞬時応答性の特に要求される用
途に使用する場合を説明する。
前記用途の場合には、電圧制御用トランジスタ29を整
流・平滑回路19の出力により制御するように構成した
ため、定電圧回路21が有する定電圧作用に起因する放
電開始時間の遅れについては解決することができたわけ
であるが、このように交流電源17のON、OFFによ
る充放電制御方式では、整流・平滑回路19内に組込ま
れた平滑用コンデンサに起因する遅れについてまでは解
決できない。
そこで、このように平滑用コンデンサに起因する放電開
始時期の遅れまでも問題にするような瞬時応答性の要求
される用途の場合には、交流電源17を印加状態に保持
する一方端子37.38間に印加される直流電圧を変化
させることにより充放電制御を行なう。
すなわち、端子15.16間に交流電源17を印加した
状態において制御端子37.38間に印加される直流電
圧をHからLに転ずれば、それまでスイッチングトラン
ジスタ34を介してOVに固定されていたダイオード3
2のアノード側電位は、トランジスタ34がOFFする
ことにより瞬時立上り整流・平滑回路19の出力電圧に
まで上昇する。
これに伴ないそれまで抵抗27と28との比により決定
される低電位に固定されていたトランジスタ2つのベー
スには、抵抗33及びダイオード32を介して高電位が
印加されてトランジスタ29のエミッタ・コレクタ間の
抵抗が減少し、タイマ■C1の電源電圧は前記電圧低下
検出上限値■。
以上に上昇して十Vとなる。
そして、これにともないタイマICI内にある放電用ス
イッチ8がOFFして端子4,10間が非導通状態とな
り、その瞬間から時限設定用コンテ゛ンサ13に対する
充電が開始され、その後あらかじめ設定された時間が経
過すると前述の経過をへて端子7に出力を生ずることは
既述の通りである。
次に、計時動作の途中でこれを復帰させる場合、すなわ
ち設定時間が経過して端子7に所定の出力が生ずる以前
にコンデンサ13の電荷を放電させる場合の動作を第3
図のグラフに従って説明する。
今、過去のある時刻において制御端子37.38間に印
加される電圧がHからLに転じ、その結果コンデンサ1
3が充電されつつある状態にあるとする。
この状態においては、第3図のグラフ中点線に示す如く
コンデンサ13の充電電圧は指数曲線を描きつつ上昇す
る。
この状態において、制御端子37.38間に印加される
直流電圧を時刻t。
においてLからHに転すると、スイッチングトランジス
タ34がONすることによってダイオード32のアノー
ド電位は瞬時低下しOボルトに固定される。
また、これと同時に抵抗33及びダイオード32を介し
て平滑回路19の出力が印加されることによってそれま
で高電位に維持されていたトランジスタ29のベース電
位は、一挙に抵抗27と28とで決定される低電位に転
することになり、この結果トランジスタ29のバイアス
電圧が低下してコレクタ・エミッタ間の導通抵抗が増加
し、タイマICIの電源端子9,10間電圧は第3図の
グラフ中曲線Cに示す如く瞬時電圧■8にまで低下して
保持されることになる。
ここにおいて、この電圧■8はIC動作下限値■1より
も高く、かつ、放電用スイッチ8の電圧降下検出上限値
■。
よりは低い値に設定されており、従って第3図中点Pに
示す如くタイマ■C1に印加される電圧が電圧低下検出
上限値VHにまで低下した時刻をtlとすると、この時
刻尚t1以後前記放電用スイッチ8の動作は保持され、
この結果タイマICIの端子4,10間は以後永続的に
導通状態となって、コンテ゛ンサ13の電荷は図中曲線
C′に示す如く時刻t3において完全に放電されつくす
ことになる。
ここで、実際に復帰指令を与えた時刻t。
からコンデンサ13が完全に放電されつくす時刻t3に
至る所要時間t3−toを、曲線b′に示される従来例
の所要時間t′2−1oと比較すると、コンデンサ13
が放電され始めてから放電し尽すに要する時間について
は、はとんど変わるものではないが、この実施例の場合
には曲線すとCとの比較からも明らかなように、定常状
態における電源電圧+■から電圧低下検出上限値VHに
まで低下する時間が極めて短かくなりこの結果実際に復
帰指令を与えた時刻からコンテ゛ンサ13が完全に放電
されつくすに要する時間を著しく短縮することができ、
以って繰返し応答性の極めて良好なタイマ回路となるの
である。
以上の説明からも明らかなように、この考案によればタ
イマICとその電源との間に、所定の復帰指令を受けて
上記タイマICに印加される電圧をステップ状に降下せ
しめ、かつ電源電圧下限値よりも高く、電圧低下検出上
限値よりも低い値に保持せしめる電圧切換回路を設けた
ので、復帰時間を可及的に短縮することができ、繰返し
応答性の極めて良好なタイマ回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、タイマICの構成を示すブロック図、第2図
は従来のタイマ回路の電気回路図、第3図は、この考案
に係るタイマ回路図の動作を従来例と比較して示すグラ
フ、第4図は、この考案に係るタイマ回路の電気回路図
である。 1・・・・・・タイマIC12,5,6・・・・・・時
間経過判定回路、8・・・・・・放電用スイッチ、13
・・・・・・時限設定用コンデンサ、26・・・・・・
電圧切換回路、15,16,37.38・・曲復帰指令
用入力端子、VH・・・・・・電圧低下検出上限値、v
L・・・・・・電源電圧下限値。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ICとして正常に機能するための電源電圧下限値を有す
    るとともに、その内部には時限設定用コンデンサの充電
    電圧が所定値に達すると動作して設定時間が経過したこ
    とを出力する時間経過判定回路と、上記電源電圧が所定
    の電圧低下検出上限値以下になると導通して上記時限設
    定用コンデンサを放電させる放電用スイッチとを集積形
    成してなるタイマICを少なくとも備えたタイマ回路に
    おいて、上記タイマICとその電源との間に所定の復帰
    指令を受けて、上記タイマICに印加される電圧をステ
    ップ状に降下せしめ、がっ上記電源電圧下限値よりも高
    く、上記電圧低下検出上限値よりも低い位置に保持せし
    める電圧切換回路を設けたことを特徴とするタイマ回路
JP15257478U 1978-11-06 1978-11-06 タイマ回路 Expired JPS5840664Y2 (ja)

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