JPS5840209B2 - 漢字入力装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はディスプレイ画面上の与えられた位置に漢字群
を表示し、その中から所望の漢字を選択して入力する漢
字入力装置に関する。

従来、この種の漢字入力装置は、ディスプレイ画面上に
表示選択を行なう文字群の表示選択エリアとユーザーの
アプリケーションプログラムを表示するユーザーズエリ
アとが画面切替、または画面分割によって得られるよう
になっていた。

そのために、画面切替では画面を頻繁に切り替えねばな
らず、入力文字のずれは勿論のこと、入力する箇所、入
力順序、あるいは入力文字を誤る恐れがあり、また、画
面の切替に時間がかかることから、入力速度、あるいは
入力効率の低下が生ずる。

方、画面分割ではユーザーズエリアの広さを十分にとる
ことができないし、一度ユーザーズエリアが設定される
と、その画面に対して表示選択エリアを適用することが
できないことから、アプリケーションプログラムを変更
しなければならないという欠点があった。

本発明の目的は、ディスプレイ画面の全体にユーザーの
アプリケーションプログラムを表示する通常画面モード
と、表示選択モードとを選択的に切替え、両モード時に
おけるユーザーズエリアの表示行数を同じにすることに
よって、従来の欠点を除去し、表示選択モード時におけ
る所望の漢字を効率的、かつ操作性よく入力するととも
に、通常画面モードへの切替えにより表示選択モード時
にユーザ゛−ズエリアへ入力されたアプリケーションプ
ログラムを見やすく表示することのできる漢字入力装置
を提供するにある。

本発明によれば、漢字の読みをカナキーボードにより入
力し、その読みに該当する漢字群をテーブルから引き出
し、ディスプレイ画面上の指定位置に表示したうえ、所
望の漢字を選択して入力する表示選択漢字入力装置にお
いて、前記ディスプレイ画面の全体を表示領域とする通
常画面モードと、該通常画面モード時に表示される書式
と同一の書式で表示するユーザーズエリア及び表示選択
するための漢字群を表示する表示選択エリアを前記通常
画面モード時の場合と本質的に同じ広さの画面にそれぞ
れ独立的に区別して表示する表示選択モードとを選択的
に切替える手段を備え、かつ前記通常画面モードおよび
表示選択モードのユーザーズエリアにおけるそれぞれの
全表示行数をモード切替えによるも同じに選定したこと
を特徴とする漢字入力装置が得られる。

次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は、本発明を適用する漢字入力装置のディスプレ
イ部およびキーボード部の外観を示す斜視図である。

この図において、表示選択による入力の必要がない場合
には、ユーザーズエリアと表示選択エリアとの区別無く
、ディスプレイ画面全体をユーザーズエリアの通常画面
モードとする。

また、ディスプレイ画面内に表示選択用の文字群を表示
する必要がある場合には、キーボード３の操作によって
ディスプレイの表示画面を表示選択モードに切替える。

このとき、ディスプレイ画面は、ユーザーアプリケーシ
ョンプログラムを表示するユーザーズエリア１と、その
ユーザーズエリア１へ所望の漢字を入力するための文字
群を表示する表示選択エリア２とに区別されて、それぞ
れ同時に表示される。

第２図は行間圧縮を行なわない場合の表示選択モード時
のディスプレイ画面を概略的に示したものである。

この場合、１〜１５行はユーザーズエリア１となり、１
６行目が表示選択エリア２として１行分必要となるから
、通常画面モード時においては画面全体の表示に対して
上記１６行目を役立てることができない。

第３図は、第２図を基準にして行間圧縮を行なった場合
の表示選択モード時におけるディスプレイ画面を概略的
に示したものである。

この場合、１〜１６行はユーザーズエリア１となり、１
７行目が表示選択エリア２として１行分必要となるが、
行間圧縮の効果により、通常画面モードに切替えた場合
に、ユーザーズエリアの表示行数１６行全部が確保され
る。

なお、上記第２図と第３図の例においては、いずれも表
示選択エリアとして１行分を設定したが、これに限定さ
れることなく、必要によりそれ以上の行数を設けること
ができることは、いうまでもない。

第４図は本発明による通常画面モード時と行間圧縮を行
った場合の表示選択モード時とにおける行間比較の例を
示したものである。

なお、ディスプレイ画面に表示される１つの文字の大き
さは、縦×横が２４個×２４個のドツトで表わされてい
るが、これ以外の大きさでも可能である。

本図において、行間圧縮を行なわない場合、すなわち通
常画面モード時の行間は８ドツト、表示行数は１６行と
し、行間圧縮を行なった場合、すなわち、表示選択モー
ド時の行間は６ドツト、表示行数は１７行となっている
。

これによれば、両モード時において、文字の大きさは一
定である。

第５図は本発明による実施例の構成を示すプロ、ツク図
である。

この実施例において、通常画面モードから表示選択モー
ドに切り替えた場合の動作を以下に説明する。

まず、キーボード３のモード切替キーを押下すると、通
常画面モードから表示選択モードへのモード設定が入力
バッファ４を介してモードセット５へ設定される。

次に、行カウンタ６によって表示選択モード時の表示行
１７行をカウントし、カラムカウンタ７によって各行毎
に定めたフォーマットに従ったカラム数をカウントし、
それぞれディスプレイ制御部１０へ送られる。

これによって、ディスプレイ制御部１０では、ディスプ
レイ１２の画面走査線数を通常画面モード時の走査線数
である表示行数×（文字ドツト数十行間ドツト数）、す
なわち１６行×（２４ドツト＋８ドツト）−５１２本か
ら行間圧縮した表示選択モード時の走査線数である表示
行数×（文字ドツト数十行間ド゛ント数）、すなわち１
７行×（２４ドツト＋６ドツト）＝５１０本へ変更する
。

ディスプレイ１２に表示されるべき表示文字コードは、
リフレッシュコードメモリ８の任意の記憶領域内に１画
面分展開しておき、その中から１行毎の表示文字コード
をＤＭＡ転送により１バイトずつディスプレイ制御部１
０内の行バッファに取り込む。

行バッファの表示文字コードは順次読み出され、文字発
生回路１１内のコードと一致するようコード変換テーブ
ル９を牽引する。

コード変換テーブル９でコード変換された後、文字パタ
ーンの格納番地のロウアドレスが付加され、文字発生回
路１１へ送られる。

文字発生回路１１内では、対応するコード及びロウアド
レスに従って、ＲＡＭで記憶されている文字パターンの
中から、該当する文字パターンを読み出し、再びディス
プレイ制御部１０へＤＭＡ転送により送出する。

ディスプレイ制御部１０では、この読み出した文字パタ
ーンの並列データを直列データに変換した後、ディスプ
レイ１２へ送り、かくして該当文字が表示される。

以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、
通常画面モードと、表示選択モードとを選択的に切替え
る手段を備え、かつ表示選択モード時における行間圧縮
により両モード時におけるユーザーズエリアの表示行数
を同じに設定することによって、表示選択モードにおい
ては漢字入力操作を容易、かつ効率的に行ない、通常画
面モードにおいては表示選択モード時にユーザーズエリ
アへ入力されたアプリケーションプログラムを同じ形態
において見やすく表示することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用する漢字入力装置の外観を示す斜
視図、第２図は行間圧縮を行なわない場合の表示選択モ
ード時のディスプレイ画面を示す概略図、第３図は行間
圧縮を行なった場合の表示選択モード時のディスプレイ
画面を示す概略図、第４図は本発明による通常画面モー
ド時と行間圧縮を行なった場合の表示選択モード時とに
おける行間比較の例を示す図、第５図は本発明による実
施例の構成を示すブロック図である。 図において、１はユーザーズエリア、２は表示選択エリ
ア、３はキーボード、４は入力バッファ、５はモードセ
ット、６は行カウンタ、７はカラムカウンタ、８はリフ
レッシュコードメモリ、９はコード変換テーブル、１０
はディスプレイ制御部、１１は文字発生回路、１２はデ
ィスプレイである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 漢字の読みをカナキーボードにより入力し、その読
   みに該当する漢字群をテーブルから引き出し、ディスプ
   レイ画面上の指定位置に表示したうえ、所望の漢字を選
   択して入力する表示選択漢字入力装置において、前記デ
   ィスプレイ画面の全体を表示領域とする通常画面モード
   と、該通常画面モード時に表示される書式と同一の書式
   で表示するユーザーズエリア及び表示選択するための漢
   字群を表示する表示選択エリアを前記通常画面モード時
   の場合と本質的に同じ広さの画面にそれぞれ独立的に区
   別して表示する表示選択モードとを選択的に切替える手
   段を備え、かつ前記通常画面モードおよび表示選択モー
   ドのユーザーズエリアにおけるそれぞれの全表示行数を
   モード切替えによるも同じに選定したことを特徴とする
   漢字入力装置。