JPS583989Y2 - パイプ貫通部のシ−ル装置 - Google Patents

パイプ貫通部のシ−ル装置

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Publication number
JPS583989Y2
JPS583989Y2 JP548377U JP548377U JPS583989Y2 JP S583989 Y2 JPS583989 Y2 JP S583989Y2 JP 548377 U JP548377 U JP 548377U JP 548377 U JP548377 U JP 548377U JP S583989 Y2 JPS583989 Y2 JP S583989Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
wall
rubber bushing
groove
notch
Prior art date
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Expired
Application number
JP548377U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53100125U (ja
Inventor
夜部多男
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP548377U priority Critical patent/JPS583989Y2/ja
Publication of JPS53100125U publication Critical patent/JPS53100125U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 従来パイプが壁を貫通する部分(以下パイプ貫通部とよ
ぶ)をシールするためには、例えば第1図の如く、壁1
にゴムブツシュ2を取付け、ゴムブツシュ2のパイプ挿
通孔3にパイプ4を通し、液体が飛散している壁1の内
部Aと液体のない外部Bをゴムブツシュ2により区画し
ている。
ところがその場合はゴムブツシュ2の内筒面5が概ね平
らであるため、パイプ4の傾斜、急激な曲りや心ずれ等
に充分追従出来ず、パイプ挿通孔3を通して洩れが起る
恐れがあった。
従来又パイフ貫通部に於てパイプを切断し、ジヨイント
やフランジ等の継手で接続したものもあるが、ジヨイン
トやフランジ等の継手の挿入が空間的な匍釣から不可能
な場合が多い。
継手を使用する場合、空間的な余裕が十分にない場所で
は確実なシールが出来にくく、シール性が不完全である
とパイプ内の液体が流出する。
Oリングやパツキン等も使用されているが、充分なシー
ル性は期待できない。
本考案は上記各不具合点の改良を目的としており、壁の
孔又は切欠に、縁に外向きU形断面の溝を有せるゴムブ
ツシュを上記溝の部分で弾性的に嵌め、上記ゴムブツシ
ュのパイプ挿通孔の内筒面に環状の内向き突起を一体に
設けて上記突起の内周縁をパイプ外面に圧接し、上記ゴ
ムブツシュにパイプ挿通孔に沿う割シを設け、壁の内側
面と接するゴムブツシュ側の溝の底部に上記壁の孔又は
切欠に沿うえぐシ部と上記えぐシ部の下端から下方に向
う逃し溝を設けたことを特徴としている。
次に第2図、第3図に1実施例を示す。
第2図中7は壁1に設けた切欠で、壁の内部A側から見
て上開きU形をしてかり、そこに本考案によるゴムブツ
シュ8が弾性的に嵌合している。
ゴムブツシュ8は縁に外向きU形断面の溝9を備え、こ
の溝90部分で壁1の切欠7に弾性的に嵌合し、溝9の
内壁10と外壁11が壁1の内側面12と外側面13に
弾性的に圧着している。
14,15はパイプ挿通孔内筒面5から内向きに一体に
張出した環状の突起で、孔3の中心に向うにつれて厚さ
が減少し、内周縁部分は滑らかな円弧状断面を備え、自
由状態(2点鎖線)に於ける内径はパイプ4の外径より
締め代に相当するだけわずかに小さい。
従って両突起14.15内にパイプ4を通すことにより
、突起14,15の内周縁部はパイプ4の外面に沿う如
く変形してパイプ4の外面に圧接する。
17は切欠7に沿うえぐり部で、壁内側面12に接する
内壁10の底部(溝9の底部近傍)に設けてあり、内部
A側からみると第3図の如く上開きのU形をしている。
18はえぐり部17の下端から下方に向う逃し溝で、下
端は内部Aに開口している。
えぐシ部17の断面積は毛細管現象を断ち切ることがで
きる程度の大きさを備え、ゴムブツシュ内壁10と壁内
側面12の圧接部分を通して内部入側から浸透してきた
液体を集める水切りの役目を果し、えぐり部17で集め
られた液は逃し溝18をへて再び内部Aに戻される。
第3図の19はゴムブツシュ8に設けた割シで、パイプ
挿通孔3に沿い延びており、ゴムブツシュ8を壁1の切
欠Iに弾性的に嵌めた時、割り19の部分でその両側の
ゴムブツシュ部分8a、8bが圧接する。
第2図のようにパイプ挿通孔3内でパイプ4が、内部入
側が低く、外部B側が高くなるように傾斜している場合
は、突起14,15の内周縁部分は場所によってその撓
み量が変化し、突起14の内周縁は下側が多く撓み、突
起15の内周縁は上側が多く撓み、パイプ4が図示され
ていない保持部材によりパイプ挿通孔3内で半径方向に
偏倚していない場合は、パイプ挿通孔3の中心線とパイ
プ4の中心線が両突起14.15の中央の点Pで交差す
るように、パイプ4は両突起14.15により弾性的に
支持されると共に、両突起14,15の内周縁は程度の
差はあるが全周にわたり撓み、パイプ4の外面に圧接し
て2段シールの機能を発揮する。
ゴムブツシュ8は溝9の部分で壁1の切欠7に弾性的に
嵌合しているため、ボラプッシュ8と壁1との接合部分
を通して内部Aから液が洩れ出る恐れはない。
しかもゴムブツシュ内壁10と壁内側面12の圧接面か
ら浸透してきた液体はえぐり部17で捕獲され、重力の
作用によりえぐり部17の下端に自動的に集lす、そこ
から逃し溝18をへて内部Aに戻される。
ゴムブツシュ8を取付ける場合は、割19を開いてパイ
プ4に側方から嵌め、パイプ4を挿通孔3内に入れた状
態でゴムブツシュ8を壁1の切欠7(又は上下2つ割り
の壁の接合部分の孔等)に嵌5合することができる。
その際ゴムブツシュ8は切欠7に対し絞め代を有するよ
うにあらかじめ設計されているため、溝9と切欠7及び
割り19の部分は圧接し、全体が縮少する際、突起14
.15のパイプ4に及ぼす内向き弾力が追加される。
以上説明したように本考案は壁1の孔又は切欠7に、−
縁に外向きU形断面の溝9を有するゴムフッシュ8を上
記溝9の部分で弾性的に嵌め、上記ゴムブツシュ8のパ
イプ挿通孔3の内筒面5に環状の内向き突起14.15
を一体に設けて上記突起14.15の内周縁をパイプ4
外面に圧接し、上記ゴムフンシュ8にパイプ挿通孔3に
沿う割り19を設け、壁の内側面12と接するゴムブツ
シュ8側の溝9の底部に上記壁1の孔又は切欠7に沿う
えぐシ部17と上記えぐり部17の下端から下方に向う
逃し溝18を設けたことを特徴としており、 (1) ゴムブツシュ8のゴム挿通孔3にば、その内
筒面5から環状の内向き突起14.15を一体に設けた
ので、パイプ4に対する密着性が増し、シール効果を向
上させることができる。
(2)外面シール部分については、溝9の底部にえぐり
部17を設け、えぐり部17を逃し溝18を介して内部
Aと連通させたので、えぐ9部17が毛細管現象を遮断
する機能を発揮し、壁内側面12とゴムブツシュ内壁1
0の接合面から浸透してきた液体を手極良く内部Aに戻
すことができる。
(3)割り19を有する分割形状としたので、どのよう
な場所ででも、パイプ4に対し容易に取付は取外しがで
きる。
即ちジヨイントやフランジ等の継手を取付ける余裕のな
い狭い場所にも、ゴムブツシュ8を容易に取付けること
ができるようになる。
(4)パイプを切断する必要がないので、パイプ内の液
体が流出する恐れがない。
(5)シールすべきパイプに多少の変形や寸法誤差があ
っても確実なシール効果を上げることができる。
尚実施例としては2個の突起14,15を有するゴムブ
ツシュ8を示したが、高いシール性を要求されない場合
は突起の数を1個にすることもできる。
しかし第2図の如く2個の突起14.15を設けると、
両突起の間の空間16が膨張室の役割を果し、シール効
果は一層向上する。
もちろん3個以上の突起を設けることも可能である。
割り19をパイプ挿通孔3の上側に配置することばシー
ル性の向上を図る意味に於て有効である。
本考案に於て「ゴムブツシュ」は天然ゴムの他、合成樹
脂その他のゴム状弾性体で製造されたプッシュの意味に
使用されている。
又本考案はパイプ貫通部の他にパイプ状の部材、例えば
ロンドが壁を貫通する部分にも応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の構造を示す縦断面図、第2図は本考案に
よるシール装置の縦断面図、第3図は第2図中のパイプ
を除去した状態に於ける■−■矢視側面図である。 1・・・壁、3・・・パイプ挿通孔、4・・・パイプ、
5・・・内筒面、7・・・切欠き、8・・・ゴムフッシ
ュ、9・・・溝、12・・−内側面、14,15・・−
突起、1γ・・・えぐり部、18・・・逃し溝、19・
・・割り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁の孔又は切欠に、縁に外向きU形断面の溝を有するゴ
    ムブツシュを上記溝の部分で弾性的に嵌め、上記ゴムブ
    ツシュのパイプ挿通孔の内筒面に環状の内向き突起を一
    体に設けて上記突起の内周縁をパイプ外面に圧接し、上
    記ゴムブツシュにパイプ挿通孔に沿う割りを設け、壁の
    内側面と接するゴムブツシュ側の溝の底部に上記壁の孔
    又は切欠に沿・うえぐり部と上記えぐシ部の下端から下
    方に向う逃し溝を設けたことを特徴とするパイプ貫通部
    のシール装置。
JP548377U 1977-01-19 1977-01-19 パイプ貫通部のシ−ル装置 Expired JPS583989Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP548377U JPS583989Y2 (ja) 1977-01-19 1977-01-19 パイプ貫通部のシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP548377U JPS583989Y2 (ja) 1977-01-19 1977-01-19 パイプ貫通部のシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53100125U JPS53100125U (ja) 1978-08-14
JPS583989Y2 true JPS583989Y2 (ja) 1983-01-24

Family

ID=28692273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP548377U Expired JPS583989Y2 (ja) 1977-01-19 1977-01-19 パイプ貫通部のシ−ル装置

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JPS53100125U (ja) 1978-08-14

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