JPS5839485B2 - まいたけの栽培方法 - Google Patents

まいたけの栽培方法

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Publication number
JPS5839485B2
JPS5839485B2 JP55050338A JP5033880A JPS5839485B2 JP S5839485 B2 JPS5839485 B2 JP S5839485B2 JP 55050338 A JP55050338 A JP 55050338A JP 5033880 A JP5033880 A JP 5033880A JP S5839485 B2 JPS5839485 B2 JP S5839485B2
Authority
JP
Japan
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culture medium
sawdust
maiage
cultivation
parts
Prior art date
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Expired
Application number
JP55050338A
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English (en)
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JPS56148219A (en
Inventor
昭蔵 及川
吉朗 佐藤
義幸 川津
真澄 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd filed Critical Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は使用ずみのおがくず培養基を使用したまいた
け栽培に関するものである。
まいたげは高級な食茸として知られ、サルノコシカケ科
に属し、天然にはみづなら、くり等の老木巨木に自生す
る。
天然のまいたげは寄生する老木、巨木の減少したことと
、近年の乱獲により入手が極めて困難となり、このため
まいたげを人工栽培せんとする試みもなされたが、栽培
条件が極めて困難で、実用的な方法は発見されなかった
本発明者らは先にまいたげの人工栽培に成功し、特公昭
54−28331号として発表されているが、この方法
は、ならおがくずに皺及び大豆粕を混合して培養基を調
製し、該培養基にまL・たけ菌糸を接種し、培養して子
実体となすものである。
然し、この方法は一度使用したおがくず培養基は、繰返
し使用することなく、えのきだけ、しめじ、ひらたげ等
の人工栽培におけると同様使用後は廃棄し、飼料又は肥
料に供するものであるが、使用ずみの培養基は消化性、
腐蝕性が悪く飼料又は肥料としての価値は低いものであ
る。
又、まいたげの栽培には多量のおがくずを必要とするが
、一旦伐採されたなら等の雑木材は人工的に植林しても
長期の生長期間を必要とし、=般に雑木類が伐採された
後は、成長の早い針葉樹植林に代替されるため、まいた
げ栽培に必要とするおがくずは漸減するものである。
このため本発明者らは使用済みの培養基を再使用せんと
研究を進めたが、該培養基で栽培すると栽培日数が長引
き且つ得られたまいたけ子実体は極めて小型のものとな
り収量も低下して実用的な栽培方法とはならなかった。
本発明は上記事情によりなされたもので、商品価値の高
い大型のまいたげを得、使用後廃棄する培養基は消化性
が良好で飼料価値の高いまいたけの栽培方法を得んと研
究を進めた結果、使用ずみの培養基を乾燥し、又は乾燥
せず、新鮮なおがくずと混合し、これに皺、大豆粕を加
えて殺菌し、まいたげ菌糸を接種培養することにより前
記欠点を解消することができた。
この発明の詳細な説明すると、使用ずみのおがくず培養
基としては、なら、相、しな、たも、はん、せん、かば
の外えぞ松、から松等の松材より調製したチップダスト
、おがくずの一種又は二種以上を混合したものに皺、大
豆粕等を混合してまいたげ菌糸を接種し、子実体を採取
した後の培養基を使用する。
これは、通常その表面には閉蓋を含み、65%程度の水
分を含んでおり廃棄されるものである。
この使用済みのおがくず培養基を再使用するに当っては
通常閉蓋を除去し、そのま\或は乾燥するが乾燥は風乾
、天日乾燥、火力乾燥等何れによってもよく、乾燥の程
度に格別の制限はないが、これを貯蔵し、必要に応じて
使用する場合には水分10%以下に乾燥しておくとよい
上記使用ずみおがくず培養基に混合する新鮮なおがくず
としては、前記なら、相、しな、たも、はん、せん、か
ば、えぞ松、とど松等のおがくず或はチップダストであ
って、これらは一度篩別し木片その他の異物を除去して
おく。
新鮮なおがくずと使用済みの培養基の混合割合は、何層
の混合としても一応のまいたげの子実体を得ることがで
きるが、好ましい収量並に大型のまいたけどするには、
風乾物として新鮮なおがくず100部に対し、使用ずみ
の培養基(水分75%換算)100■■部以下である。
今これを実験例により説明すると、第1回の栽培は雑木
おがくず750部に皺113部及び大豆粕50部を加え
、これに黒土熱時抽出液950部と水4502を加え、
水分約65%となし、栽培びんに入れ殺菌後まいたけ菌
糸を接種して常法により栽培し第1表に示す成績を得た
次いで第2回の栽培とし第1回の使用済みの培養基を乾
燥した乾燥使用ずみ培養基(水分75%)と、前記第1
回の新鮮なおか(ずを種々の割合で混合し、これに第1
回の使用割合と同様の皺大豆粕及び黒土抽出液を加え、
試験を行った結果第2表の結果を得た。
第2表より明かなように、使用済みのおがくず培養基は
全培養基の30%以下であれば培養日数、発芽率、子実
体の収量のいづれに於ても新鮮なおがくず培養基とほぼ
同一であり50%では子実体の型、収量は低下しこれが
実用上の限度であると認められる。
しかしそれを越すと型、収量共に著しく劣化し、くずま
いたげとなって実用上採用できない。
上記例は乾燥して使用した例を示したが、乾燥しない使
用済み培養基を使用しても同し結果が得られ、今、水分
64.70%の使用済み培養基と風乾した新鮮おが(ず
を混合し実験を行った結果を第3表に示す。
但し、使用済み培養基は水分75%に換算して添加した
量である。
上記使用済みの培養基を再使用し、まいたげを栽培した
培養基はきわめて分解性が良好で飼料とする場合サイロ
に充填して発酵させると、迅速に発酵するので、飼料作
物と混合して飼料とすることができる。
又、堆肥として使用する場合、牛糞等と混合して容易に
ばらばらになる堆肥とすることができるので散布が容易
となる等多くの利点を有するものである。
以下実施例により説明する。
実施例 1 雑木おがくず(相50%、たも20%、はん10%、し
な10%、かば10%を含み水分16.5%)750S
’に皺(水分14.25%)113り、大豆粕(水分1
0.25%)56グを混合し、これに畑の黒土120f
Iに水道水9501を加え加熱した浸出液9502を加
え、よく混合して11容栽培びんに7001充填し、殺
菌後まいたげの北毎道産くろまいたげの菌糸を接種し、
常法により栽培し、子実体を収得後使用ずみ培養基58
02を得た。
この培養基より閉蓋を除きよ(もみほぐして平皿に入れ
50℃で乾燥し栽培びん1本につき乾燥使用済み培養基
(水分65%)2102を得た。
この多数本より得た乾燥使用済み培養基2252と前記
雑木おがくず525グ及び前記皺113P、前記大豆粕
56グを混合し、これに畑の黒土1202に水道水95
020割合で加え加熱浸出したもの95Mと水道水45
0グを加え良く攪拌し、本発明の培養基を調製した。
この培養基を1000rrLl容ポリプロピレン製栽培
びんに700′iI充填した。
又、対照として前記木おがくず単一培養基も上記組成で
調製した。
栽培びんのまま120℃、180分間オートクレーブで
殺菌し、冷却後別途培養したまいたけ菌糸を接種し、2
5℃で培養した。
菌糸が充分に発育し、原基の形成がみられたら温度14
〜15℃、湿度90〜100%、100〜500ルツク
スの散乱光下(12時間点灯)、新鮮な空気を充分供給
し子実体を得た。
その結果を第4表に示す。得られた本発明のまいたげは
、対照のまいたげと形も食味も変るところはなかった。
又、本発明で再使用した培養基はサイロに投入し、飼料
用とうもろこしと共に発酵させて喰いつきのよい佳良な
飼料とすることができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 まいたげ栽培に使用したおがくず培養基を乾燥し、
    或は乾燥せずして新鮮なおがくずと混合し、これに 、
    大豆粕を加えて培養基となし、殺菌後まいたげ菌糸を接
    種、培養して子実体を収得することを特徴とするまいた
    げの栽培方法。 2 新鮮なおがくずに対する使用ずみのおがくず培養基
    の混合割合が前者100部(風乾)に対し後者ioo部
    (水分75%換算)以下であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項のまいたげの栽培方法。
JP55050338A 1980-04-18 1980-04-18 まいたけの栽培方法 Expired JPS5839485B2 (ja)

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JPS56148219A JPS56148219A (en) 1981-11-17
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ID=12856129

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60109477A (ja) * 1983-11-17 1985-06-14 三洋電機株式会社 扉の開閉装置
JPH0480189B2 (ja) * 1983-11-17 1992-12-17 Sanyo Electric Co

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JP3806225B2 (ja) * 1997-05-26 2006-08-09 ホクト株式会社 キノコ培地の製造方法
JP4901091B2 (ja) * 2004-11-16 2012-03-21 株式会社イトウ精麥 有機質製品製造方法

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