JPS5838888B2 - 複合絶縁層を有するｏｆケ−ブル - Google Patents
複合絶縁層を有するｏｆケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS5838888B2 JPS5838888B2 JP4632980A JP4632980A JPS5838888B2 JP S5838888 B2 JPS5838888 B2 JP S5838888B2 JP 4632980 A JP4632980 A JP 4632980A JP 4632980 A JP4632980 A JP 4632980A JP S5838888 B2 JPS5838888 B2 JP S5838888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating
- cable
- composite
- embossed
- polyolefin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は超高圧の使用に適した複合絶縁層を有するＯＦ
ケーブル、に関するものである。
ケーブル、に関するものである。
超高圧用ＯＦケーブルの絶縁層として複数の絶縁紙をポ
リプロピレンを接着剤として一体化した複合絶縁紙（以
下ＰＰＬＰという）の使用が既に本願出願人等により提
案されている。
リプロピレンを接着剤として一体化した複合絶縁紙（以
下ＰＰＬＰという）の使用が既に本願出願人等により提
案されている。
しかしこのようなＰＰＬＰのポリプロピレン層はケーブ
ルに充填する絶縁油のために膨潤し絶縁紙の見掛の厚さ
が増大するため、巻回後の絶縁線の内圧が異常に上昇し
、その結果ケーブルの製造工程中あるいは布設作業中に
ケーブルに屈曲が与えられると絶縁層が機械的損傷を受
けるとしう欠点がある。
ルに充填する絶縁油のために膨潤し絶縁紙の見掛の厚さ
が増大するため、巻回後の絶縁線の内圧が異常に上昇し
、その結果ケーブルの製造工程中あるいは布設作業中に
ケーブルに屈曲が与えられると絶縁層が機械的損傷を受
けるとしう欠点がある。
この対策として、ＰＰＬＰをＯＦケーブルニ使用する場
合にはＰＰＬＰにあらかじめ６〜１２％程度の水分を含
筐せて絶縁紙をふくら１せた状態で紙巻きし、しかる後
真空乾燥してこの水分を除去して絶縁紙の厚みを目減り
させ、絶縁油含浸後のポリプロピレンの膨潤による厚み
の増加分を前記目減外以下にするようにして補償してい
たが、これではＰＰＬＰＯ調湿、紙巻き工程での調湿さ
れたＰＰＬＰからの脱湿を防ぐための雰囲気湿度コント
ロールに多大の労力と特殊な管理が必要となる。
合にはＰＰＬＰにあらかじめ６〜１２％程度の水分を含
筐せて絶縁紙をふくら１せた状態で紙巻きし、しかる後
真空乾燥してこの水分を除去して絶縁紙の厚みを目減り
させ、絶縁油含浸後のポリプロピレンの膨潤による厚み
の増加分を前記目減外以下にするようにして補償してい
たが、これではＰＰＬＰＯ調湿、紙巻き工程での調湿さ
れたＰＰＬＰからの脱湿を防ぐための雰囲気湿度コント
ロールに多大の労力と特殊な管理が必要となる。
さらに次工程の真空乾燥工程で通常の絶縁紙の３〜５倍
もの湿気を除去する必要があり、多大のエネルギーと時
間を必要とした。
もの湿気を除去する必要があり、多大のエネルギーと時
間を必要とした。
本発明は上記の欠点を解消した複合絶縁層を有ｔ ルＯ
Ｆ ケ−７’ルを提供するもので、平滑なポリオレフィ
ン系フィルムの絶縁テープとエンボス加工したクラフト
絶縁紙の複合絶縁層を有し、上記複合絶縁層は平滑なポ
リオレフィン系フィルムの絶縁テープの少くとも一面が
エンボス加工したクラフト絶縁紙に接して配置されてい
ることを特徴とするものである。
Ｆ ケ−７’ルを提供するもので、平滑なポリオレフィ
ン系フィルムの絶縁テープとエンボス加工したクラフト
絶縁紙の複合絶縁層を有し、上記複合絶縁層は平滑なポ
リオレフィン系フィルムの絶縁テープの少くとも一面が
エンボス加工したクラフト絶縁紙に接して配置されてい
ることを特徴とするものである。
以下図面に示す実施例について本発明を説明する。
第１図は本発明に係るＯＦケーブルの複合絶縁層の一実
施例を示す説明用縦断面図、第２図は他の実施例の説明
用縦断面図、第３図は複合絶縁層に使用するエンボス加
工を施したクラフト絶縁紙の一例を夫々示している。
施例を示す説明用縦断面図、第２図は他の実施例の説明
用縦断面図、第３図は複合絶縁層に使用するエンボス加
工を施したクラフト絶縁紙の一例を夫々示している。
第１図において、導体１上にはエンボス加工したクラフ
ト絶Ｒ紙３と平滑なポリオレフィンフィルムの絶縁テー
プ４が交互に巻回されて複合絶縁層２を構成している。
ト絶Ｒ紙３と平滑なポリオレフィンフィルムの絶縁テー
プ４が交互に巻回されて複合絶縁層２を構成している。
エンボス加工したクラフト絶縁紙３は第３図イ、口に示
すようにエンボス加工が施されており、エンボスの山の
高さは例えば５〜５０μ程度である。
すようにエンボス加工が施されており、エンボスの山の
高さは例えば５〜５０μ程度である。
又平滑なポリオレフィンフィルムとしては、例えばポリ
プロピレンまたは高密度ポリエチレン等が用いられる。
プロピレンまたは高密度ポリエチレン等が用いられる。
上述のように平滑なポリオレフィンフィルムの絶縁テー
プとエンボス加工したクラフト絶縁紙を交互に配置して
複合絶縁層２を構成することにより、平滑なポリオレフ
ィンフィルムの絶縁テープ４が絶縁油により膨潤しても
、との膨潤はエンボス加工したクラフト絶縁紙３のエン
ボス部分がつぶれることによって吸収でき、絶縁層の異
常な内圧上昇を防止することができる。
プとエンボス加工したクラフト絶縁紙を交互に配置して
複合絶縁層２を構成することにより、平滑なポリオレフ
ィンフィルムの絶縁テープ４が絶縁油により膨潤しても
、との膨潤はエンボス加工したクラフト絶縁紙３のエン
ボス部分がつぶれることによって吸収でき、絶縁層の異
常な内圧上昇を防止することができる。
第２図は複合絶縁層２の他の実施例で、この実施例では
平滑なポリオレフィンフィルムの絶縁テープ４２枚とエ
ンボス加工したクラフト絶縁紙３が交互に巻回されてお
り、この実施例によっても第１図の実施例と同様の効果
を奏することは容易に想像できる。
平滑なポリオレフィンフィルムの絶縁テープ４２枚とエ
ンボス加工したクラフト絶縁紙３が交互に巻回されてお
り、この実施例によっても第１図の実施例と同様の効果
を奏することは容易に想像できる。
平滑な絶縁テープとしてポリオレフィン系フィルムを使
用するのは、ポリオレフィン系フィルムは誘電率が小さ
いので電気的ストレスの分担が大きく、この部分に多く
絶縁耐力をもたせるためであり、またＰＰＬＰのような
積層構造の絶縁テープにエンボス加工をしないのは、Ｐ
ＰＬＰのポリオレフィン層がエンボス加工によって機械
的損傷を受は易く、さらにポリオレフィンがミクロ的に
厚さの変化を生じ電気破かいストレスが低下するおそれ
があるからである。
用するのは、ポリオレフィン系フィルムは誘電率が小さ
いので電気的ストレスの分担が大きく、この部分に多く
絶縁耐力をもたせるためであり、またＰＰＬＰのような
積層構造の絶縁テープにエンボス加工をしないのは、Ｐ
ＰＬＰのポリオレフィン層がエンボス加工によって機械
的損傷を受は易く、さらにポリオレフィンがミクロ的に
厚さの変化を生じ電気破かいストレスが低下するおそれ
があるからである。
以上説明したように本発明のＯＦケーブルの複合絶縁層
では前述のようなＰＰＬＰを用いた場合のようなケーブ
ル製造上の問題点が解消されるのみでなく、ポリオレフ
ィンフィルムの絶縁油による膨潤がクラフト絶縁紙のエ
ンボスにより吸収されるので、絶縁層の異常な内圧上昇
を防止でき、さらには平滑なポリオレフィンフィルムの
絶縁テープに大きな電気ストレスを負担させうるので、
ケーブルの電気絶縁耐力が向上する等の利点を有するも
のである。
では前述のようなＰＰＬＰを用いた場合のようなケーブ
ル製造上の問題点が解消されるのみでなく、ポリオレフ
ィンフィルムの絶縁油による膨潤がクラフト絶縁紙のエ
ンボスにより吸収されるので、絶縁層の異常な内圧上昇
を防止でき、さらには平滑なポリオレフィンフィルムの
絶縁テープに大きな電気ストレスを負担させうるので、
ケーブルの電気絶縁耐力が向上する等の利点を有するも
のである。
第１図及び第２図は本発明に係るＯＦケーブルの複合絶
縁層の実施例の説明用縦断面図、第３図は本発明に使用
するエンボス加工した絶縁テープの一例を夫々示す。 １・・・導体、２・・・複合絶縁層、３・・・エンボス
加工したクラフト絶縁紙、４・・予滑なポリオレフィン
フィルムの絶縁テープ。
縁層の実施例の説明用縦断面図、第３図は本発明に使用
するエンボス加工した絶縁テープの一例を夫々示す。 １・・・導体、２・・・複合絶縁層、３・・・エンボス
加工したクラフト絶縁紙、４・・予滑なポリオレフィン
フィルムの絶縁テープ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 平滑なポリオレフィン系フィルムの絶縁テープとエ
ンボス加工したクラフト絶縁紙の複合絶縁層を有し、上
記複合絶縁層は平滑なポリオレフィン系フィルムの絶縁
テープの少くとも一面がエンボス加工したクラフト絶縁
紙に接して配置されていることを特徴とする複合絶縁層
を有するＯＦケーブル。 ２ 複合絶縁層が平滑なポリオレフィン系フィルムの絶
縁テープとエンボス加工したクラフト絶縁紙が交互に配
置されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の複合絶縁層を有するＯＦケーブル。 ３ 複合絶縁層が平滑なポリプロピレンフィルムの絶縁
テープとエンボス加工したクラフト絶縁紙により構成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
複合絶縁層を有するＯＦケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4632980A JPS5838888B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 複合絶縁層を有するｏｆケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4632980A JPS5838888B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 複合絶縁層を有するｏｆケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56143607A JPS56143607A (en) | 1981-11-09 |
| JPS5838888B2 true JPS5838888B2 (ja) | 1983-08-26 |
Family
ID=12744102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4632980A Expired JPS5838888B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 複合絶縁層を有するｏｆケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5838888B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH053582Y2 (ja) * | 1988-02-29 | 1993-01-28 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4947584B2 (ja) * | 2007-04-05 | 2012-06-06 | イイファス株式会社 | コンクリート製品類用タッピンねじ |
-
1980
- 1980-04-08 JP JP4632980A patent/JPS5838888B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH053582Y2 (ja) * | 1988-02-29 | 1993-01-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56143607A (en) | 1981-11-09 |
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