JPH01155610A - 乾式コンデンサ - Google Patents

乾式コンデンサ

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Publication number
JPH01155610A
JPH01155610A JP31446987A JP31446987A JPH01155610A JP H01155610 A JPH01155610 A JP H01155610A JP 31446987 A JP31446987 A JP 31446987A JP 31446987 A JP31446987 A JP 31446987A JP H01155610 A JPH01155610 A JP H01155610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
capacitor
epoxy
hardened
dry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31446987A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayoshi Mukai
向井 貞喜
Masaru Kanba
勝 神庭
Kimio Suganuma
菅沼 紀美夫
Mitsunori Yamaguchi
山口 光憲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Publication of JPH01155610A publication Critical patent/JPH01155610A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は乾式コンデンサに関し、さらに詳しくは含浸
される含浸用樹脂に関する。
(ロ)従来の技術 従来、乾式コンデンサは、合成樹脂フィルムの一方の表
面にA12を蒸着させた金属蒸着フィルムを多数回巻回
して形成されるコンデンサ素体に、エポキシ樹脂にその
エポキシ樹脂のエポキシ当量の100%の配合量の硬化
剤を配合した含浸用樹脂を含浸させ、その後硬化させて
形成される。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の含浸用樹脂は含浸後の硬化時に、
エポキシ樹脂は完全に硬化するものの、その硬化の条件
のバラツキによりクラックやボイドなどが発生し、乾式
コンデンサの耐電圧特性を悪化させていた。また、耐電
圧特性のバラツキも大きくなった。すなわち、上記の乾
式コンデンサでは、部分放電開始電圧は80KV/mm
であり、この種コンデンサに要求される耐電圧特性を満
足させることができなかった。
この発明は上記の事情を考慮してなされたもので、耐電
圧特性のすぐれた、かつ製品特性のバラツキを抑制する
ことが可能な乾式コンデンサを提供しようとするもので
ある。
(ニ)問題点を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、誘電体部材と電極部材とを
重ね合わせて多数回巻回して形成されるコンデンサ素体
に、工示キシ樹脂にそのエポキシ樹脂のエポキシ当量の
50〜80%の配合量の硬他剤を配合してなる含浸用樹
脂をコンデンサ素体に含浸し、かつ硬化させてなること
を特徴とする乾式コンデンサが提供される。
誘電体部材としては、絶縁紙、ポリプロピレンフィルム
やポリエチレンフィルムなどの誘電体損失の低いプラス
チックフィルムが好適である。
電極部材としては、Al1やZnなどの金属箔が使用で
き、また誘電体部材としてのプラスチックフィルムにA
aやZnが蒸着されたものであってもよい。
(ホ)作用 エポキシ樹脂にそのエポキシ樹脂のエポキシ当量の50
〜80%の配合量の硬化剤を配合してなる含浸用樹脂は
、エポキシ基が一部未反応のままで残るので、硬化の際
にクラックが発生せず、したがって耐電圧特性の悪化を
防止する。
(へ)実施例 以下この発明の実施例を図面にて詳述するが、この発明
は以下の実施例に限定されるものではない。
第1図において、1は誘電体部材で、たとえば一方の表
面が粗面化された帯状のポリプロピレンフィルムからな
り、その粗面化された表面に電極となる金属またとえば
A12が蒸着されて金属蒸着フィルム3を形成している
。この実施例においては金属2が電極部材である。金属
蒸着フィルム3の一方の縁部には、Al1が蒸着されな
い所定幅のマージン部4が形成されている。前記誘電体
部材lの粗面化処理された表面の平均粗さは、0. 1
〜1.0μmが好ましく、また金属蒸着フィルム3の厚
みとしては、たとえば10μm1その幅としては、たと
えば100mmである。この金属蒸着フィルム3をマー
ジン部4が互いに反対方向の縁部に位置するようにして
、かつ金属蒸着面を巻回した場合に外側となるようにし
て2枚重ね合わせて多数回巻回してコンデンサ素体5を
形成する。
6は引出電極で、コンデンサ素体5の両端部に金属溶射
にて形成される。引出電極6には、外部との接続のため
のリード線7が設けられる。
引出電極6の設けられたコンデンサ素体5は、加熱真空
炉にて乾燥処理がおこなわれたのち、真空含浸炉内に入
れられて減圧下で、含浸用樹脂8が含浸される。含浸用
樹脂8は、エポキシ樹脂にそのエポキシ樹脂のエポキシ
当量の50〜80%の配合量の硬化剤を配合しである。
硬化剤としては、当該分野にて従来公知のものが使用で
きる。
含浸用樹脂8が含浸されたコンデンサ素体5は、加熱炉
にてたとえば80℃の雰囲気中で含浸用樹脂の硬化をお
こない、乾式コンデンサとなる。
この実施例においては、部分放電開始電圧が120 K
 V / m m以上となり、部分放電特性が向上する
。つまり、含浸用樹脂8中のエポキシ基が一部未反応の
ままで残っており、含浸用樹Ill 8硬化時にクラッ
クが発生しないためである。これにより含浸用樹脂8の
硬化度は、スプリング硬度(JIs  K6301)に
て98〜72の硬度となり、硬化剤をエポキシ当量の1
00%の配合量にてエポキシ樹脂に混合した従来の含浸
用樹脂を硬化させた場合の硬度100に比べて硬度は小
さくなるが、乾式コンデンサとしては素子の自立性もあ
り問題とならないものである。この実施例と同様の部分
放電開始電圧が得られる含浸用樹脂としては、硬化剤の
配合量をエポキシ当量の30%としたものが実験的に確
かめられたが、この場合硬化した含浸用樹脂の硬度はス
プリング硬度にて0(測定不能)となり、素子としての
自立性がなくなるため、乾式コンデンサに使用すること
は不可能であった。
なお、上記実施例においては、粗面化された表面に金属
が蒸着された金属蒸着フィルムを用いたが、粗面化され
ていない平滑な表面に金属が蒸着された金属蒸着フィル
ムであってもよい。また、誘電体部材を絶縁紙、ポリプ
ロピレンフィルム。
またはポリエチレンフィルムのうちのいずれかとし、電
極部材をAa箔として、そのそれぞれが組み合わされて
構成されるものでありもよい。
(ト)発明の効果 この発明によれば、含浸用樹脂の硬化時にクラックが発
生することを防止できるので、耐電圧特性の優れた乾式
コンデンサが得られる。したがつて、この発明の乾式コ
ンデンサを使用すれば、1個で高耐圧のコンデンサ素子
が得られるため、複数個を使用したコンデンサ装置を小
型化することができるものでもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例の要部拡大縦断面図である
。 ■・・・・・・誘電体部材、2・・・・・・電極部材、
5・・・・・・コンデンサ素体、8・・・・・・含浸用
樹脂。 第1図 旦コンデンサ景体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.誘電体部材と電極部材とを重ね合わせて多数回巻回
    して形成されるコンデンサ素体に、エポキシ樹脂にその
    エポキシ樹脂のエポキシ当量の50〜80%の配合量の
    硬化剤を配合してなる含浸用樹脂をコンデンサ素体に含
    浸し、かつ硬化させてなることを特徴とする乾式コンデ
    ンサ。
JP31446987A 1987-12-12 1987-12-12 乾式コンデンサ Pending JPH01155610A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31446987A JPH01155610A (ja) 1987-12-12 1987-12-12 乾式コンデンサ

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JP31446987A JPH01155610A (ja) 1987-12-12 1987-12-12 乾式コンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01155610A true JPH01155610A (ja) 1989-06-19

Family

ID=18053709

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31446987A Pending JPH01155610A (ja) 1987-12-12 1987-12-12 乾式コンデンサ

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JP (1) JPH01155610A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009043732A (ja) * 2008-09-30 2009-02-26 Jsr Corp 異方導電性シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009043732A (ja) * 2008-09-30 2009-02-26 Jsr Corp 異方導電性シート

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