JPS5838793Y2 - コウアツチヨクリユウデンゲンソウチ - Google Patents

コウアツチヨクリユウデンゲンソウチ

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JPS5838793Y2
JPS5838793Y2 JP1975007075U JP707575U JPS5838793Y2 JP S5838793 Y2 JPS5838793 Y2 JP S5838793Y2 JP 1975007075 U JP1975007075 U JP 1975007075U JP 707575 U JP707575 U JP 707575U JP S5838793 Y2 JPS5838793 Y2 JP S5838793Y2
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JP
Japan
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voltage
circuit
transformer
output
rectifier circuit
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Application number
JP1975007075U
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English (en)
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JPS5189221U (ja
Inventor
洋治 長谷部
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高圧直流電源装置に係り、さらに詳しくは
高周波入力をトランスの一次側に加え、その二次側に多
段倍電圧整流回路を接続し、その出力を平滑回路を介し
て取り出すようにした高圧直流電源装置に関する。
第1図は、このような電源装置の従来回路を示す。
つまり、トランスTの1次側には、通常、発振回路によ
ってKHzオーダーの高周波電圧が励起され、二次側に
は多段倍電圧整流回路が接続されて二次側に誘起された
高圧交流出力を多段倍圧整流するとともに、その出力を
抵抗R1,R2・・・・・・RnおよびコンデンサC1
,C2・・・・・・coからなる平滑回路を介して取り
出すようにしたものである。
図中、Cf1.Cf2・・・・・・Cfnは、多段倍電
圧整流回路の入力側と出力側との間の浮遊容量である。
このような回路においては、出力に現われるリップル電
圧は、平滑回路OCRの時定数によってきまるものだけ
ではなく、平滑回路のおのおのの容量C1,C2・・・
・・・coと、浮遊容量Cf1.Cf2・・・・・・C
f、との比によって多段倍電圧整流回路の入力電圧を分
圧した電圧分が加わることになる。
たとえば、多段倍電圧整流回路の出力側の平滑コンテ゛
ンサC3の点について考えると、その点と多段倍電圧整
流回路の入力端との間の浮遊容量Cf2、多段倍電圧整
流回路の入力側の電圧をυ。
とすると、平滑コンテ゛ンサC3の点には、 で表わされる大きさの電圧がリップル電圧として加わる
ことになる。
そして、直流高圧を取り出す出力端には、各点に生じる
リップル電圧の総合された大きさのリップル電圧が現わ
れることになる。
さらには、入力周波数が高くなると浮遊容量のインピー
ダンスが小さくなるため、出力側に現われる交流成分が
増えてリップル電圧が一層大きなものとなる。
そのため、このリップル電圧を減少させるには、上記式
からも明らかなように構造を工夫して浮遊容量Cf1.
Cf2・・・・・・Cf、を小さくするか、平滑回路の
容量C1,C2・・・・・・Coを大きくすればよいの
で、従来はこのような対策がとられてきたが、いずれも
装置の小型化、低廉化とは対立するものであった。
なお、参考までに、第1図中のa点、b点、C点、d点
の電圧波形を第2図a、b、c、dにそれぞれ示してお
く。
この考案は、上記従来装置の欠点を除いて小型化、低廉
化を実現するとともに、さらには出力電圧が数KV〜数
10 KVオーダーのものであっても安定してリップル
電圧を減少させることのできる高正直流電源装置を提供
することを目的とするもので、トランスの二次巻線に設
けた中間タップを接地するとともに、巻数の多い多い方
を多段倍電圧整流回路に接続し、巻数の少ない方を平滑
回路の平滑コンデンサの接地側に接続するようにしたこ
とを要旨とするもので゛ある。
以下にこの考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第3図において、第1図と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
つまり、第1図のものと異なる点は、トランスTの二次
巻線に中間タップを設けてこれを接地し、巻数の多い方
の巻線whを多段倍電圧整流回路に接続し、巻数の少な
い方の巻線W1を平滑回路の平滑コンテ゛ンサC3の接
地側に接続するようにしたことである。
このように構成された高圧直流電源装置は、発振回路に
よって一次側に励起されたKHzオーダーの高周波電圧
のトランスTの巻数比に応じた電圧が二次側に誘起され
、この電圧が多段倍電圧整流回路によって多段倍圧整流
されて平滑回路に加えられ、その出力端より直流高圧が
取り出されることになるが、浮遊容量の存在によって生
じるリップル電圧は、トランスTの二次側の巻数の少な
い方の巻線W1から得られる電圧によって打ち消され、
その出力はリップル含有率のきわめて小さなものとなる
つまり、第3図中のe点、f点、g点の電圧波形を第4
図a、l)、cにそれぞれ示すように、巻線W1から得
られる電圧が、f点の電圧と同位相であるリップル電圧
とは逆位相のものであるため、適当な大きさの電圧を巻
線W1から平滑コンデンサの接地側に加えることにより
、リップル電圧が打ち消されることになるのである。
つまり、巻線W1から得られる適当な大きさの電圧とは
、直流高圧を取り出す出力端に生じる、多段倍電圧整流
回路の出力側の各点に生じるリップル電圧の総合された
大きさのリップル電圧を打ち消す大きさのものである。
なお、巻線W1から得た電圧を加える平滑コンデンサは
、上記実施例のようなコンテ゛ンサC3に限定されるも
のではなく、コンデンサC1〜Coのいずれでもよいこ
とは、上記説明から容易に理解されるであろう。
つまり、浮遊容量の存在によって出力に現われるリップ
ル電圧を打ち消すための電圧の大きさは、平滑回路の何
段臼のコンデンサに加えるかによって決まり、その電圧
を巻線W1から得るようにすればよいのである。
この考案の高圧直流電源装置は以上説明したように、ト
ランスの二次巻線に設けた中間タップを接地するととも
に、巻線の多い方を多段倍電圧整流回路に接続し、巻数
の少ない方を平滑コンデンサの接地側へ加えるようにし
たので、以下のような効果がある。
■浮遊容量が小さくなるように、多段倍電圧整流回路の
入力側と出力側の距離を大きくとるようにする等、構造
に工夫をこらす必要がないため、装置が小型になる。
■平滑コンデンサの容量を減らすことができて、装置の
小型化、低廉化が可能となる。
■平滑回路の抵抗も小さくできるので、電圧降下を小さ
くすることができるとともに、装置の小型化、低廉化が
促進される。
■電源スイッチ等のon 、 off時や高圧側の地絡
時には、リップル電圧を打ち消すための電圧を取り出す
トランスの巻線に高電圧が印加されることになるが、ト
ランスそのものがこの電源装置の高電圧を取り出すとい
う目的からして相応の絶縁処理が施されたものであり、
かつ巻線のインピーダンスが低いためにきわめて短時間
のうちに電力消費がなされることから巻線が損傷をうけ
ることがなく、その結果、出力電圧が数KV〜数10
KVオーダという高圧直流電源においてもリップル電圧
の小さな安定した装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高圧直流電源装置の回路図、第2図a、
l)、c、dは第1図中(7)a、b、C,d点の電圧
波形を示す図、第3図はこの考案の一実施例の高圧直流
電源装置の回路図、第4図a、l)、cは第3図中のe
、f、g点の電圧波形を示す図である。 Tは高圧トランス、Cf1.Cf2・・・・・・Cfn
は浮遊容量、R,、R2・・・・・・R,は平滑回路の
抵抗、C1,C2・・・・・・c。 は平滑回路のコンデンサ、WhはトランスTの多巻線側
、WlはトランスTの少巻線側である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高周波入力をトランスの一次側に加え、その二次側に多
    段倍電圧整流回路を接続し、その出力を平滑回路を介し
    て取り出すようにした高圧直流電源装置において、トラ
    ンスの二次巻線に中間タップを設けてその中間タップを
    接地するとともに、巻数の多い方を多段倍電圧整流回路
    に接続し、巻数の少ない方を平滑回路の平滑コンデンサ
    の接地側に接続するようにしたことを特徴とする高圧直
    流電源装置。
JP1975007075U 1975-01-13 1975-01-13 コウアツチヨクリユウデンゲンソウチ Expired JPS5838793Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5189221U JPS5189221U (ja) 1976-07-16
JPS5838793Y2 true JPS5838793Y2 (ja) 1983-09-01

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ID=34401426

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