JPS5838595Y2 - デンキブヒンノトリツケソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複数個の電気部品をまとめて固定する取付装置
に関する。

従来より複数個の電気部品をバンド等で、まとめて取付
、固定する方法はいくつか提案されているが、本考案は
上記複数個の電気部品、例えばプロツクコンデンサ等の
部品が広い場所を取らないように電子機器内の隅にまと
めろと共に、大きさの異なる各部品を簡単な操作で固定
し、配線部な揃えるもので電子機器の小型化を計ること
ができろ。

以下本考案の実施例を図面と共に詳細に説明する。

第１図は本考案における部品取付部を示す斜視図、第２
図はその断面図で、１は電子機器等の筐体又はシャーシ
の側板で、２はその底板である。

上記側板１等を利用して部品例えば図面で示すコンデン
サＣを固定するもので、図中３はコンデンサＣを上記側
板１に押えつげ固定する取付アングル３である。

この取付アングル３は上部に各コンデンサＣの上端（配
線部）を押えるための突出片４を設けており該突出片４
は側板１に設けてもよく、また左右両端に側板１に固定
する際の各固定片５，６を設けている。

ここで、コンデンサＣの底は底板２にて支える。

しかしながら、上記各コンデンサＣの高さが同一であれ
ばよいが、図に示す如く一端のコンデンサＣ８が低い場
合、このコンデンサＣ８に相対する側板１の所望の個所
に切り込み７を設け、該切り込み７にて形成される切り
込み片８を折り曲げ、この切り込み片８にて上記コンデ
ンサＣ８の底を支えろ訳である。

要するに、高さの異なるコンデンサＣを取付、固定する
場合、背の低いコンデンサＣ８の底を支えろために、側
板１の所望の個所に設けた切り込み７にてできろ切り込
み片８を折り曲げておき、この部分にてコンデンサＣ８
の底を支え、一方、高さの揃ったコンデンサＣの底は底
板２にて支え、取付アングル３を側板１に固定すれば、
各コンデンサＣ及びＣ８と共に該コンデンサＣの上端部
を揃えて確実に側板１に取付固定することができろ。

上記取付アングル３を側板１に固定する方法としては、
取付アングル３０両端の固定片５，６を側板１にビス止
めすればよく、図に示す様に側板１に予め、固定片５を
係止するための係止片９を設げておき、他の固定片６を
側板１にビス止めしてもよい。

以上の説明では背の低いコンデンサＣ６と背の高いコン
デンサＣとを同一個所に取付けろ際、各コンデンサＣ８
，Ｃの上端即ち配線部を揃えろためにコンデンサＣ６の
底を側板１に設けた切り込み片８にて支えているが、第
３図にその他の実施例を示す如く取付アングル３に切り
込み片８ａを設けても同様である。

更に、第４図に示すものは、コンデンサＣの背の高さは
同一であるが径の異なる場合の取付状態で、コンデンサ
Ｃ１と相対する側板１に上述同様、切り込み７ｂを設け
、この切り込み片８ｂを適宜折り曲げ、この適宜折り曲
げた切り込み片８ｂで上記コンデンサＣ１を取付アング
ル３に押し当て挾持固定する訳である。

この場合も上記切り込み片８ｂを取付アングル３に設け
てもよく、上述したアングル３上部に形成した突出片４
を側板１に設けておくと都合がよい。

叙述の様に本考案における電気部品の取付装置は構成さ
れるものであるから、大きさの異なる複数個の電気部品
をシャーシ等を利用して一側面に取付けることができ、
電子機器の小型化を計ることができると共に、部品の配
線部を揃えているので配線を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す一部透視斜視図、第２
図は第１図のＡ−Ａ’ 線断面図、第３図及び第４図は
他の実施例を示す要部の斜視図である。 １：側板、３：取付アングル、７：切り込み、８：切り
込み片、Ｃ：コンデンサ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 断面コ字型の帯状アングルを呈し、且つ被取付部品の軸
   方向への離脱防止用片と、該部品を取着すべき筐体の側
   板方向へ押圧する抑圧片と、該部品の上端を揃える折曲
   片を適宜備えるとともに、この帯状アングルの両端に前
   記筐体の係止片にて固定保持される固定片を設け、 径及び長さの異なる電気部品をその端子部を揃えて一括
   して筐体に固定し得るように構成した事を特徴とする電
   気部品の取付装置。