JPH0453028Y2 - - Google Patents

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JPH0453028Y2
JPH0453028Y2 JP18928686U JP18928686U JPH0453028Y2 JP H0453028 Y2 JPH0453028 Y2 JP H0453028Y2 JP 18928686 U JP18928686 U JP 18928686U JP 18928686 U JP18928686 U JP 18928686U JP H0453028 Y2 JPH0453028 Y2 JP H0453028Y2
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diameter winding
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small diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、大形の電解コンデンサ等の電気部品
を使用するラジオ受信機等の機器を量産する場合
に用いることができる部品取付装置に関するもの
である。
従来の技術 一般に、使用される電気部品はその程んどが回
路を構成したプリント基板に装着されるのが普通
である。一部の大形電解コンデンサ(例えば
3300μF)の様な物は、やはりプリント基板の孔
に足を挿入し半田付されて保持されるが、コンデ
ンサ本体が大きく、又比較的重量もあるので、セ
ツトの振動等の外力によつてコンデンサの足が本
体を支え切れず断線する等のトラブルが多くあつ
た。その為、第4図のように部品本体8をプリン
ト基板6上に寝させて接着剤16で固定したり、
第5図のようにプリント基板6の近傍に設けたシ
ヤーシ17にコードバンド等の保持部材18で固
定している。
考案が解決しようとする問題点 しかし、第4図の場合はプリント基板6上に部
品本体8を寝させるスペースを確保せねばなら
ず、近年のように部品集積密度の高い設計が要求
されている事から見てもロスが多く、又、サービ
ス発生時の交換作業にも時間がかかるという欠点
があつた。第5図の場合はコードバンドの結束作
業に時間がかかり、さらに取付作業の安定度もバ
ラツキが出て、さらにはサービス時等別のトラブ
ル要因でプリント基板を取出す時にもシヤーシか
ら離す為にコードバンドを外すなどの作業にまつ
わるロスやプリント基板上のスペースロスがあつ
た。又、電解コンデンサ等の電気部品は寸法公差
が大きく、現状はコードバンドやリード線をねじ
つて締付け固定する方法を使用しているが、作業
バラツキにより常に一定した力で保持されるとは
限らず、不安定である問題を有していた。
問題点を解決するための手段 本考案の部品取付装置は、大形の電解コンデン
サ等の寸法公差の大きい部品本体をバネ線材を利
用して締付け保持するものであり、線材よりなる
保持具は部品本体を保持する1ターンの大径巻線
部と大径巻線部から伸し両端近くに形成した小径
巻線部とを持ち、この2つの小径巻線部を重ねる
事で大径巻線部の直径が縮少され部品本体が締付
られ固定されるように構成されており、その保持
具の小径巻線部を2つに分割された一方のキヤビ
ネツト内に突設したボス先端の段部に重ねた状態
で挿入した時、保持具の直線部の両端がキヤビネ
ツトに先に取付けられたプリント基板をシールド
している板金製のシヤーシに当接し回転を防止さ
れ、さらに、一方のキヤビネツトに一体に形成し
た段ボスともう一方のキヤビネツトにやはり一体
に形成したボスとを相対して当接し、2つのキヤ
ビネツトをビスで締付け固定する事で保持具の小
径巻線部がボス間に挾持されるように構成したこ
とを特徴とするものである。
作 用 本考案の部品取付装置は、線バネよりなり大形
の電解コンデンサ等の部品本体を保持する大径巻
線部を持ち、この大径巻線部から略八の字状に伸
ばし両端近くに形成した小径巻線部を持つ保持具
を有し、この保持具が2つの小径巻線部を重ね合
せる事で大径巻線部の直径を縮少させ部品本体が
締付けられるように作用するため、重ねた保持具
の小径部をキヤビネツトの段ボスに挿入するのみ
で大形電解コンデンサ等の部品本体であつても、
一定の力で保持できるものである。取付けられる
部品本体の寸法精度に応じて小径巻線部の略八の
字状の開き角度を決める事で大径巻線部の縮小寸
法巾を変えられるので、安定した保持力を得る事
ができるものである。又、保持具の両端は小径巻
線部から少し伸した形として、段ボスへ挿入時に
先にキヤビネツトへ取付けてある構造部品、実施
例ではプリント基板シールド用のシヤーシに当接
させている為、線バネよりなる保持具自体の水平
方向の回転を防止できる。
さらに、キヤビネツトを組合せ、ビスで締付け
る事で線バネよりなる保持具はキヤビネツトに一
体に形成された相対するボス間に挾持される。以
上の構成によつて、大形電解コンデンサはセツト
内の中空に保持される事になり、プリント基板は
その分サイズを小さくする事ができる。サービス
時はキヤビネツト固定用のビスを外しキヤビネツ
トを分割すれば線バネよりなる保持具を挾持して
いたボスも分かれるので、保持具は容易に取外
せ、当然小径巻線部の重なりは開放された大径巻
線部の直径も広がり、大径電解コンデンサは外れ
る。従い従来のように部品交換時の接着剤はがし
やプリント基板取出し時のコードバンド締付けの
取外し作業が削除できるものである。
実施例 以下、本考案の一実施例の部品取付装置を第1
図から第3図を参照して説明する。第1図〜第3
図において、前キヤビネツト3と後部キヤビネツ
ト1は分割される構造で、樹脂外観部品4、プリ
ント基板(図示せず)をシールドしているシール
ド板5、シールドを必要としないプリント基板
6、該プリント基板6から出したリード線7と結
線され線バネよりなる保持具2で保持された大形
電解コンデンサ8、さらにはトランス9、スピー
カ10、スピーカ押え金具11等の程んどの部品
は後部キヤビネツト1に組込まれ、前キヤビネツ
トにはダイヤルブロツク(図示せず)が組込まれ
ている。シールドを必要としないプリント基板6
には多くの部品12が積載されており、後部キヤ
ビネツト1のガイドリブ1−1に差込まれ、キヤ
ビネツト3,1に設けた押えリブ3−1,1−2
に支えられている。大形電解コンデンサ8を保持
している線バネよりなる保持具2は、第2図に示
すように大形電解コンデンサ8を保持する1ター
ンの大径巻線部2−1と、該大径巻線部2−1か
ら両端近くまで伸した小径巻線部2−2と、さら
に両端2−3まで伸ばした短い直線部から成り、
大径巻線部2−1の直径は電解コンデンサ8の外
径よりわずかに大きくしてあり、大径巻線部2−
1へ電解コンデンサ8を入れただけでは保持でき
ないが、小径巻線部2−2を矢印方向へ移動させ
重ね合わせた位置2−2′にする事によつて大径
巻線部2−1の直径を縮少させ適切な締付力が得
られるよう設計されている。従つて、小径巻線部
2−2の開き角度θは保持する部品の寸法精度に
応じて変えれば常に適切な締付力が得られるもの
である。線バネよりなる保持具2は大形電解コン
デンサ8を保持した状態、つまり小径巻線部22
を重ね合わせた状態で、該小径巻線部2−2を後
部キヤビネツト1に一体に形成したボス13の先
端段部13−1に挿入する事によつて大形電解コ
ンデンサ8を常に安定した力で保持する事ができ
る。尚、この時、線バネよりなる保持具2の先端
2ケ所2−3は後部キヤビネツト1に事前に取付
けられたシールド板5に当接し、水平方向の回転
を防止している。前述した先端に段部13−1を
持つボス13は、前、後部キヤビネツトを組合せ
る事によつて前キヤビネツト3に一体に形成した
ボス14と相対して当接し、両方のキヤビネツト
1,3が固定ビス15により締付け固定されるこ
とにより、ボス13の段部13−1に挿入された
線バネよりなる保持具2は前、後部キヤビネツト
3,1のボス14,13の間で挾持されるよう構
成されている。従つて大形電解コンデンサ8は
前、後部キヤビネツトを組合せる事によつてセツ
ト内の中空に安定保持される事になる。サービス
が発生した場合、キヤビネツト固定ビス15を外
し、前、後部キヤビネツト3,1を分ければ、大
形電解コンデンサ8は保持した線バネよりなる保
持具2をボス13の段部13−1から外すだけ
で、小径巻線部2−2が広がり保持力がなくなり
解放される。この状態でプリント基板6を後部キ
ヤビネツト1のガイドリーブ1−1より引出せ
ば、簡単に修理や部品交換ができるもので従来例
(第4図,第5図)のようにプリント基板上に寝
させたコンデンサを接着している接着剤を剥した
り、ねじつたコードバンドを外したり、又それに
まつわるシヤーシとプリント基板の固定ビスを外
す等の余分な作業や不安定要素のある作業を廃除
できる。大形電解コンデンサ8をセツト内の所謂
空きスペースである中空に配する事でセツト内ス
ペースの有効活用ともなり、実用上きわめて有利
なものである。
考案の効果 以上のように本考案の部品取付装置は、バネ線
材よりなり、1ターンの大径巻線部を有すると共
に両端にそれぞれ短い直線部を残して小径巻線部
を形成し、かつ上記小径巻線部をそれぞれ重ね合
せることにより上記大径巻線部の径を小さくなる
ように絞り可能な保持具と、この保持具を構成す
る大径巻線部に嵌挿されて保持される大形の電解
コンデンサ等の部品本体と、ビスによつて締め付
け組み合わされる前後のキヤビネツトと、この前
後のキヤビネツトのうち一方のキヤビネツト内に
突設され、前記した部品本体を保持する上記保持
具のそれぞれの小径巻線部が挿入される段部を先
端に有するボスと、上記他方のキヤビネツト内に
突設され、前記したボスの先端に当接されるボス
と、上記一方のキヤビネツト内に取付けられた板
金製のシヤーシおよび上記部品本体より引き出さ
れるリード線が結線されたプリント基板を備え、
上記一方のキヤビネツト内に突設したボスの先端
に設けた段部に上記部品本体を保持した保持具の
夫々の小径巻線部を挿入してその保持具の両方の
直線部の端面を上記シヤーシに当接せしめ、かつ
上記一方のキヤビネツトとビス締めにより組み合
わされる他方のキヤビネツトのボスとの間に上記
保持具の小径巻線部を挾持するように構成したの
で、部品本体が大形の電解コンデンサのように重
量物であつたとしても、キヤビネツト内にしつか
りと固定され、リード線が断線するなどのおそれ
をなくすることができ、また組立作業性が向上し
て補修、サービス性をよくすることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における部品取付装
置の後部キヤビネツトの内部の正面図、第2図は
同装置における線バネよりなる保持具の状態説明
図、第3図は同装置の組立断面図、第4図,第5
図は従来の部品取付装置を示す斜視図である。 1……後部キヤビネツト、2……保持具、3…
…前キヤビネツト、5……シールド板、6……プ
リント基板、7……リード線、8……大形電解コ
ンデンサ、13……後部キヤビネツトボス、13
−1……ボス段部、14……前キヤビネツトボ
ス、15……キヤビネツト固定ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バネ線材よりなり、1ターンの大径巻線部を有
    すると共に両端にそれぞれ短い直線部を残して小
    径巻線部を形成し、かつ上記小径巻線部をそれぞ
    れ重ね合せることにより上記大径巻線部の径を小
    さくなるように絞り可能な保持具と、この保持具
    を構成する大径巻線部に嵌挿されて保持される大
    形の電解コンデンサ等の部品本体と、ビスによつ
    て締め付け組み合わされる前後のキヤビネツト
    と、この前後のキヤビネツトのうち一方のキヤビ
    ネツト内に突設され、前記した部品本体を保持す
    る上記保持具のそれぞれの小径巻線部が挿入され
    る段部を先端に有するボスと、上記他方のキヤビ
    ネツト内に突設され、前記したボスの先端に当接
    されるボスと、上記一方のキヤビネツト内に取付
    けられた板金製のシヤーシおよび上記部品本体よ
    り引き出されるリード線が結線されたプリント基
    板を備え、上記一方のキヤビネツト内に突設した
    ボスの先端に設けた段部に上記部品本体を保持し
    た保持具の夫々の小径巻線部を挿入してその保持
    具の両方の直線部の端面を上記シヤーシに当接せ
    しめ、かつ上記一方のキヤビネツトとビス締めに
    より組み合わされる他方のキヤビネツトのボスと
    の間で上記保持具の小径巻線部を挾持するように
    構成したことを特徴とする部品取付装置。
JP18928686U 1986-12-09 1986-12-09 Expired JPH0453028Y2 (ja)

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JP18928686U JPH0453028Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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JPS6393688U JPS6393688U (ja) 1988-06-17
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