JPS6223105Y2 - - Google Patents

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JPS6223105Y2
JPS6223105Y2 JP1981137789U JP13778981U JPS6223105Y2 JP S6223105 Y2 JPS6223105 Y2 JP S6223105Y2 JP 1981137789 U JP1981137789 U JP 1981137789U JP 13778981 U JP13778981 U JP 13778981U JP S6223105 Y2 JPS6223105 Y2 JP S6223105Y2
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JP
Japan
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insulating
mounting
rack
holder
bushing
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JP1981137789U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子機器ユニツトの絶縁取付構造の
改良に関する。
例えば変電設備の監視制御装置のように近傍で
高電圧が通電されている場合や、自然帯電による
電気的雑音を無視できない電子回路を有する電子
機器では、電子回路を各種雑音から保護するため
この電子回路を収容するユニツトをラツクに対し
て絶縁した状態で取付ける必要がある。第1図は
従来における絶縁取付構造を示す分解斜視図であ
る。
同図において、この従来の取付構造は、ユニツ
ト1のパネル1aに設けた取付用切欠部1bに絶
縁ブツシユ2を装入してこの絶縁ブツシユ2内に
取付ねじ3を挿入し、かつユニツト1のパネル1
aとラツク4のアングル4aとの間に絶縁板5を
介在配置して、上記取付ねじ3を上記アングル4
aに設けた取付用ねじ孔4bに螺着し、ユニツト
1をラツク4に取付けるものである。したがつ
て、ユニツト1とラツク4とは絶縁板5により絶
縁され、また取付ねじ3とユニツト1との間も絶
縁ブツシユ2により確実に絶縁される。
ところがこのような従来の絶縁取付構造にあつ
ては、次のような各種欠点があつた。
(i) 絶縁ブツシユ2の挿入部分の長さをパネル1
aの厚さに応じて変えなければならないため、
パネル1aの規格に対応させて多種類の絶縁ブ
ツシユ2を用意する必要がある。多種の部品を
要することは、部品そのもののコスト高の原因
となり、組立作業を煩雑にし、また部品管理が
面倒となる。
(ii) ユニツト側の取付用孔(例えば切欠部1b)
の大きさを、絶縁を要するユニツトとそうでな
いユニツトとで変えなければならない。同一機
能のユニツトであつても、ユニツトを絶縁状態
で取付る必要のない装置に実装する場合には、
ユニツト側の取付用孔はねじ3の径に見合つた
ものでなければならず、絶縁ブツシユ2装着用
の大径な孔は不要である。この結果ユニツトの
標準化がさまたげられ生産性を粗害する。
(iii) 一般にラツク側に設ける取付孔は、ユニツト
を常に最適な位置に取付け得るようにするた
め、比較的短い間隔で多数個設けられることが
多い。ところが、前記従来の構造では、上記多
数の取付孔をそれぞれねじ孔としなければなら
ないので、製作費が高くなる。
(iv) 絶縁ブツシユおよび絶縁板は、ともに取付ね
じを外した状態では脱落してしまうので、取付
作業性が悪い。
本考案は上記事情に着目してなされたものでそ
の目的とするところは、絶縁取付部品およびユニ
ツト側の取付用孔をそれぞれ共通化するととも
に、ラツク側の取付孔を貫通孔から構成して製作
費を低減し、かつ取付作業性の向上をはかつた電
子機器ユニツトの絶縁取付構造を提供することに
ある。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。第2図は同実施例における絶縁取付構造を
示す分解斜視図、第3図は断面図で、図中10は
ユニツト、20はラツク、また30および40は
絶縁ブツシユおよび絶縁ホルダをそれぞれ示して
いる。ユニツト10の取付パネル11には取付用
の切欠部12が設けてあり、またラツク20の取
付アングル21には上記取付用の切欠部12の設
置位置に対応して取付用の通し孔22が設けてあ
る。これらの通し孔22の径は、後述する絶縁ブ
ツシユ30の筒部を挿入可能なように、この筒部
の外径よりも若干大きく定めてある。
さて、絶縁ブツシユ30は、円筒体(筒部)3
1の一端に方形をなすフランジ32を一体成形に
より設けたもので、円筒体31外周面の相対向す
る2つの位置(図では上下各端部)にはそれぞれ
溝状の切欠凹部33が形成してある。またフラン
ジ32の一側端には、円筒体31の突出方向と同
方向へ突出する一対の突起34が設けてある。こ
の突起34は、絶縁ブツシユ30を前記取付アン
グル21の通し孔22に挿入する際に、取付アン
グル21の側端面に当接してブツシユ30の位置
決めを行なうものである。
一方絶縁ホルダ40は、中央部に前記取付アン
グル21の通し孔22と略同径の通し孔を形成し
た板状体からなり、内部には一端側面から挿脱自
在に金属製の板ナツト50が収容してある。また
上記通し孔内周面の上下各端部には、互いに対を
なす突条部41が一体成形により設けてある。こ
の突条部41は、前記絶縁ブツシユ30の切欠凹
部33と嵌合することにより、絶縁ブツシユ30
と絶縁ホルダ40とを一体化するものである。そ
のため、突条部41の対向間隔は前記絶縁ブツシ
ユ30の切欠凹部33の対向間隔よりも若干小さ
く寸法設定され、また幅は上記切欠凹部33の幅
よりも狭く定めてある。この幅狭に設定した理由
は、絶縁ブツシユ30、絶縁ホルダ40等の寸法
誤差を吸収して絶縁ブツシユ30と絶縁ホルダ4
0とを確実に嵌合せしめると共に、取付アングル
21の板厚を、絶縁ブツシユ30の切欠凹部33
の巾と、絶縁ホルダ40の突条部41の巾の差の
範囲内で選択的に使用し得るようにするためであ
る。また、上記絶縁ホルダ40の表面部には、そ
の他端側面から通し孔へ至るまで上記突条部41
を延設すべく溝42が穿設してある。この溝42
は、絶縁ブツシユ30の切欠凹部33に絶縁ホル
ダ40の突条部41を嵌合させる際の導入路とな
るものである。さらに絶縁ホルダ40の一端側面
部には、その表面側方向へ突出する突出部43が
設けてある。この突出部43は、絶縁ホルダ40
を絶縁ブツシユ30に嵌合させる際に、取付アン
グル21の端部側面に当接して絶縁ホルダ40の
位置決めを行なうものである。
しかして、ユニツト10をラツク20に取付け
る場合には、先ずラツク20の取付アングル21
の通し孔22にその表側より絶縁ブツシユ30の
筒部31を挿入する。そして、取付アングル21
の裏側へ突出した上記筒部31の切欠凹部33
に、絶縁ホルダ40を図中矢印A方向にスライド
させながらその突条部41を嵌合させる。このと
き、取付アングル21の通し孔22に対する絶縁
ブツシユ30および絶縁ホルダ40の位置合わせ
は、それぞれ突起34および突出部43を取付ア
ングル21の端部側面に当接させることにより、
確実かつ簡単になされる。また絶縁ホルダ40の
突条部41の幅を絶縁ブツシユ30の切欠凹部3
3の幅よりも小さく定めているので、各部材間の
製作上の寸法誤差は吸収されることはもとより、
アングル21の板厚を変化させても絶縁ブツシユ
30と絶縁ホルダ40との嵌合は円滑かつ確実に
なされる。したがつて、以上の嵌合により絶縁ブ
ツシユ30と絶縁ホルダ40とは、取付アングル
21の通し孔22に対して構造的に安定に支持さ
れる。
この状態で、絶縁ブツシユ30のフランジ32
に対してユニツト10のパネル11に設けた取付
用の切欠部12をそれぞれ位置合わせし、しかる
のちパネル11の表側よりワツシヤ61を備えた
ねじ60を上記切欠部12を介して絶縁ブツシユ
30の筒内の孔に挿入し、絶縁ホルダ40に設け
てある板ナツト50に螺着する。かくして、ラツ
ク20へのユニツト10の絶縁取付けを完了す
る。第3図a,bはその取付後の状態を示すもの
で、aは水平面内で断面した図、bは垂直面内で
断面した図である。
このような構造であるから、ユニツト10のパ
ネル11とラツク20の取付アングル21とは、
絶縁ブツシユ30のフランジ32により確実に絶
縁され、かつ取付用のねじ60も絶縁ブツシユ3
0および絶縁ホルダ40によりラツク20側に対
し確実に絶縁される。したがつて、従来通りの確
実な絶縁取付状態を得ることができる。また本実
施例の取付構造によれば、次のような各種効果を
奏し得る。
(i) 絶縁ブツシユ30をユニツト10のパネル1
1を通さないので、絶縁ブツシユ30の筒部3
1の長さがパネル11の厚さに対して無関係に
なり、この結果ラツク20の取付アングル21
の厚ささえ規定すれば絶縁ブツシユ30をユニ
ツト10に拘らず共通化することができる。し
たがつて、絶縁ブツシユ30は唯1種類用意す
ればよいので、製作コストの低減をはかり得、
さらには部品管理を簡略化できる。
(ii) (i)で述べたように絶縁ブツシユ30をユニツ
ト10のパネル11を通さないので、パネル1
1の取付用切欠部12の大きさを絶縁の必要性
の有無に拘らずすべて取付ねじ60の径に対応
した値に共通化することができる。したがつ
て、製作費を低減できる。
(iii) ラツク20の取付アングル21に設ける取付
用の孔を、従来のねじ孔からすべて通し孔22
にすることができるので、アングルの製作費を
大幅に低減することができる。ここで、既に述
べたようにアングルに設ける取付用の孔は、ユ
ニツトの取付位置を変更したりあるいは多数の
別のユニツトを取付けるために所定の間隔で多
数個設けられるようになつている。したがつ
て、これらの多数の孔をすべてねじ孔から通し
孔にできることは、製作費を低減する上で非常
に効果がある。
(iv) 取付作業時において、絶縁ブツシユ30と絶
縁ホルダ40とを相互に嵌合してアングル21
の通し孔22に支持できるようにしたので、逐
一手で押えながらねじ60の締め付け操作等を
行なわなくてもよくなり、この結果取付作業性
を大幅に向上させることができる。さらに上記
絶縁ホルダ40および絶縁ブツシユ30の嵌合
操作についても、それぞれ突起34および突出
部43を設け、これらの部材により位置合わせ
を行なえるようにしているので、簡単にしかも
確実に嵌合操作を行なえる利点がある。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、絶縁ブツシユ30に対する絶縁
ホルダ40の嵌合方向は横方向(第2図のA方
向)以外に、縦方向、つまり重力方向であつても
よい。要するに嵌合方向はラツク面に沿う方向で
あれば如何なる方向でもよい。また、板ナツト5
0は絶縁ホルダ40に対して挿脱自在とせずに、
絶縁ホルダ40の成形時に一体的に収容してもよ
い。さらに、絶縁ホルダ40の突条部41の頂部
に微小突起を形成して、これにより絶縁ブツシユ
30の切欠凹部33との嵌合状態を圧入嵌合と
し、構造的な安定性を向上させてもよい。その
他、絶縁ホルダ40、絶縁ブツシユ30の構成に
ついても本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。
以上詳述したように本考案は、筒体周面に溝状
の第1の嵌合部を設けた絶縁ブツシユおよびナツ
トを収容し通し孔内周面に突条体からなる第2の
嵌合部を設けた絶縁ホルダを用意し、上記絶縁ブ
ツシユの筒部をラツク側の通し孔に挿入してこれ
によりラツクの裏側へ突出した上記第1の嵌合部
に絶縁ホルダの第2の嵌合部をラツク面に沿つて
スライドさせることにより嵌合させ、かつ絶縁ブ
ツシユもしくは絶縁ホルダのフランジまたは端部
にラツクの端部面を当接する突起を設け、この突
起により絶縁ブツシユおよび絶縁ホルダの位置決
めを行なつて上記嵌合を補助し、上記絶縁ブツシ
ユにユニツト側に設けた取付用孔部を介して取付
ねじを挿入し、上記ナツトに螺着するようにした
ものである。
したがつて、絶縁取付用部品およびユニツト側
の取付用孔部をそれぞれ共通化するとともに、ラ
ツク側の取付孔部を貫通孔から構成して製作費を
低減し、かつ取付作業性の向上をはかつた電子機
器ユニツトの絶縁取付構造を提供することができ
る。
また本考案によれば、絶縁ブツシユと絶縁ホル
ダとの嵌合をラツク面に沿つて一方をスライドさ
せることにより行なつているので、例えば爪の弾
性を用いて嵌合させるような構成に比べて嵌合状
態での強度を高く保つことができ、これにより安
定で確実なねじ止め作業を行なうことができる。
さらに絶縁ブツシユまたは絶縁ホルダのフランジ
または端部に突起を設けて、この突起をラツクの
端部面に当接させることによりラツクに対する絶
縁ブツシユおよび絶縁ホルダの位置決めを行なう
ようにしたので、既存のラツクの端部面を利用し
て位置決めを行なうことができ、この結果例えば
位置決め突起を嵌合させるための孔部等をラツク
に設ける必要がなく、その分ラツクの構成を簡単
化して製作を容易にすることができる。また、絶
縁ホルダに取付ナツトを収容してこれにねじを螺
着させるようにしたので、例えばホルダ自体にね
じ穴を設けてこれにねじを螺着させる場合に比べ
て、ねじの螺着強度を高く保つことができ、また
たとえ取外しおよび再取付けを行なう場合でも確
実に取付けることができる。すなわち取付信頼性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における絶縁取付構造の分解斜視
図、第2図は本考案の一実施例における絶縁取付
構造の分解斜視図、第3図a,bは第2図に示し
た構造の水平方向および垂直方向における断面図
である。 10…ユニツト、11…パネル、12…取付用
の切欠部、20…ラツク、21…取付アングル、
22…取付用の通し孔、30…絶縁ブツシユ、3
1…筒部、32…フランジ、33…切欠凹部、3
4…突起、40…絶縁ホルダ、41…突条部、4
2…溝、43…突出部、50…板ナツト、60…
取付ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子機器ユニツトを絶縁取付部品を用いてラツ
    クに取付ける電子機器ユニツトの絶縁取付構造に
    おいて、一端部にフランジを有する筒体からなり
    この筒体の外周面に溝状の第1の嵌合部を設けた
    絶縁ブツシユと、ラツク側に設けられ前記絶縁ブ
    ツシユの筒体部分を挿入する通し孔と、取付ナツ
    トを収容するとともに前記第1の嵌合部と着脱自
    在に嵌合する突条体からなる第2の嵌合部を有し
    この第2の嵌合部を前記通し孔を通してラツクの
    裏側に突出する前記絶縁ブツシユの第1の嵌合部
    にラツク面に沿つてスライドさせることにより嵌
    合して絶縁ブツシユおよび前記取付ナツトをラツ
    クに支持する絶縁ホルダと、前記絶縁ブツシユも
    しくは絶縁ホルダのフランジまたは端部に設けら
    れラツクの端部面と当接してラツクに対する絶縁
    ブツシユおよび絶縁ホルダの位置決めを行なう突
    起と、前記電子機器ユニツトに設けた取付用孔部
    および前記絶縁ブツシユの筒体内をそれぞれ挿通
    して前記絶縁ホルダの取付ナツトに螺着しこれに
    より電子機器ユニツトをラツクに固定する取付ね
    じとを具備したことを特徴とする電子機器の絶縁
    取付構造。
JP13778981U 1981-09-17 1981-09-17 電子機器ユニットの絶縁取付構造 Granted JPS5842984U (ja)

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JPS5842984U JPS5842984U (ja) 1983-03-23
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JPS5154243U (ja) * 1974-10-23 1976-04-24

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