JP2502410Y2 - 高周波信号用コネクタの取付構造 - Google Patents

高周波信号用コネクタの取付構造

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JP2502410Y2
JP2502410Y2 JP4424790U JP4424790U JP2502410Y2 JP 2502410 Y2 JP2502410 Y2 JP 2502410Y2 JP 4424790 U JP4424790 U JP 4424790U JP 4424790 U JP4424790 U JP 4424790U JP 2502410 Y2 JP2502410 Y2 JP 2502410Y2
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pedestal
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豊一 合田
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波信号用コネクタに関し、例えばCATVチ
ューナ、或は衛星放送用チューナ等のような高周波回路
に信号を入出力するためのコネクタの取付構造の改良に
関するものである。
従来の技術 従来、高周波回路を内蔵したCATV用チューナや衛星放
送用チューナでは、アンテナプラグとの間で高周波信号
を入出力するためのコネクタとして次のような構造のF
型コネクタが用いられている。
即ち、第4図(a)は高周波回路を収納するためのシ
ールドケース1の全体図でこのシールドケース1の外壁
1aには、内部に収納された回路との間で高周波信号を入
出力するためのコネクタを設置するためコネクタ挿通穴
(以下「挿通穴」という)1bが開けられている。第4図
(b)は上記挿通穴1bにコネクタ2を取付けた状態を示
す。コネクタ2は円筒状の外周導体2aに対してこれと絶
縁された状態で中心導体2bが設けられ、矩形の台座2cに
支持されている。
上記コネクタ2をシールドケース1に固定するための
構造は、コネクタ2の外周導体2aをシールドケース内側
から挿通穴1bに挿入してケース外部に導出し、台座2cを
当て板として外周導体2aの周囲に刻まれたネジ部にナッ
ト3を用いて固定する。シールドケース1の内側に導出
されたコネクタ2の中心導体2bは、シールドケース1内
に収納された回路基板に半田付けされて高周波信号の入
力又は出力がなされる。図中、4はワッシャを示す。
上記コネクタの取付け構造において、ナット3でネジ
止めされたコネクタ2は振動や外部からの衝撃によって
ゆるむ惧れがあり、その結果回路基板に半田付けされて
いる中心導体2bが切断されて導通不良を招くことにな
る。このような不都合に対して、コネクタ2の固定を確
実にするため、台座2cとシャーシケース1の内面との間
で半田付け5がなされ、コネクタ2自体の回転を防止し
ている。
ところが、このようなコネクタの取付構造では、シー
ルドケース1と台座2cとを半田付けした後、再度ナット
3にて締め付け作業を行わねばならず、組立て作業に手
間及び時間が掛るだけでなく、半田ゴテによる熱でコネ
クタ2内部に導体間を絶縁するために充填した樹脂が軟
化し、中心導体2bが位置ズレを起して回路基板への所定
位置での接続が困難になる事態が生じる。また上述のよ
うに半田付け5を行ったとしても、外部トルクに対する
補強の度合いは低く、コネクタ2自体が空回りを起して
中心導体2bの切断を招く惧れがあった。
そこで、本出願人は上記のような不都合を解消してシ
ールドケースに確実に固定させ得る第5図〜第7図のよ
うなコネクタ取付構造を既に提案している。この構造で
は上記シールドケース1の外壁1aにコネクタを設置する
ための挿通穴1b′をコネクタ2の矩形台座2cが挿通出来
るよう略矩形に形成し、更にその挿通穴1b′の周囲2箇
所に、上記コネクタ2の矩形台座2cの一対の頂角2d,2e
(突出する段差を有する方)が嵌まる切り欠き1c,1dを
形成している(第5図(a)(b),第6図参照)。
従って、コネクタ2の矩形台座2cをケース外側から挿
通穴1b′に挿入して90°回転させた後、ケース外壁1aと
の間にワッシャ4を介在させた状態でその外周導体2aの
ネジ部にナット3を螺合すると、第7図(a)〜第7図
(d)に示すように上記コネクタ2はシールドケース1
に取り付けられることになる。この時、矩形台座1cの段
部を有する2つの頂角(板厚T)2d,2eが切り欠き1c,1d
に夫々嵌り込むことによってコネクタ2の回転変位が阻
止され、他の段差のない2つの頂角(板厚t)2f,2gが
ケース外壁1a内面に当接することによってコネクタ2の
軸方向変位が阻止されることになる。ここで、第7図
(a)はシールドケース1の内側からコネクタ2の取付
部を見た図であり、第7図(c)は外側からコネクタ2
の取付部を見た図である。また第7図(b)は第7図
(a)のA−A′断面図、第7図(d)は第7図(b)
のB−B′断面図である。
考案が解決しようとする課題 ところが、上記したコネクタの取付構造では、コネク
タ2の矩形台座2cの対向する2つの頂角2d,2eに突出す
る段差を設けてなければならないため、コネクタ2自体
の形状が複雑になり、その切削加工が困難になってい
た。尚、切削加工ではなくダイカスト成形を行なうこと
も考えられるが、別途金型が必要となりコスト高になっ
ていた。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであっ
て、コネクタの矩形台座が簡単な形状で、且つシールド
ケースに確実に固定させ得る高周波信号用のコネクタの
取付構造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために本考案は、高周波回路に
接続される中心導体と、この中心導体の周囲に絶縁状態
で設けられる円筒状外周導体と、これら中心導体及び外
周導体を支持する矩形台座を備え、高周波回路を収納す
るシールドケースの外壁に上記外周導体を挿通させる挿
通穴を形成し、この挿通穴周囲少なくとも1箇所に絞り
加工を施して内側に窪んだ凹所を形成すると共に、その
凹所に上記矩形台座の少なくとも1つの頂角が嵌まる切
り欠きを形成してなり、上記切り欠きに上記矩形台座の
少なくとも1つの頂角を嵌合させて位置決めすると共
に、前記凹所以外のコネクタ挿通穴周囲におけるシール
ドケースの外壁の内面に他の頂角を当接させた状態で、
上記外周導体の周囲に刻まれたネジ部にナットを螺合さ
せて固定する構造としたものである。
作用 このようなコネクタの取付構造によると、コネクタの
矩形台座の少なくとも1つの頂角を、シールドケースの
挿通穴の周囲に予め絞り加工を施して形成した凹所の切
り欠きに嵌め込んで位置決めしているため、コネクタを
シールドケースに固定する際及びアンテナプラグ等をコ
ネクタに取付ける際に、たとえ外力が作用しても頂角部
分の台座側面及び切り欠き壁間で吸収されることにな
り、より大きなトルクでコネクタがケースに固定される
ことになる。更に、コネクタの台座が切削加工を行ない
易い簡単な形状になる。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面と共に説明す
る。
第1図(a)は高周波回路基板(図示せず)を収納す
るシールドケース11を示しており、ケース内部は回路間
の相互作用を遮蔽するために必要に応じてAl板金等によ
って仕切られている。シールドケース11の外壁11aの一
部には、コネクタを導出するための挿通穴11bがほぼ矩
形に穿設されている。この挿通穴11bは、第1図(b)
の拡大図に示すように、矩形の相対する2辺の略中央部
分に絞り加工を施して内側に窪んだ凹所11c,11dが形成
され、更にこの凹所11c,11dに切り欠き11e,11fが形成さ
れている。この切り欠き11e,11fは後述するコネクタの
台座を嵌め込むために設けられるもので、従って形状は
コネクタの台座の形状に対応させて加工されている。
上記挿通穴11bに取付けられるコネクタ12は、第2図
に示すように、周囲にネジが刻まれた円筒状の外周導体
12aと、この外周導体12aと絶縁されてほぼその中心部に
位置させて付けられた中心導体12bと、この中心導体12b
を上記外周導体12aと共に保持する矩形状の台座12cとか
ら構成されている。そして、上記矩形台座12cはその座
面が凹凸のない平坦な面になっていて、対向する2つの
頂角12d,12eが上記シールドケース11に形成した切り欠
き11e,11fに夫々嵌まり、他の2つの頂角12f,12gがシー
ルドケース11の外壁11a内面に夫々当接するようになっ
ている。
従って、コネクタ12のシールドケース11への取り付け
固定は、先ずシールドケース11の挿通穴11bにコネクタ1
2の矩形台座12cをケース外側から挿入し、その状態でコ
ネクタ12を90°回転させた後、一方の2つの頂角12d,12
eをシールドケース11の凹所11c,11dに形成した切り欠き
11e,11fに嵌合させ、他方の頂角12f,12gをケース外壁11
aの内面に当接させた状態で、ナット13を外周導体12aの
周囲に刻まれたネジ部にケース外壁11aと間にワッシャ1
4を介在させた状態で螺合させることで行なわれる。
第3図(a)〜第3図(d)は上記コネクタ12をシー
ルドケース11に取り付けた状態を示し、コネクタ12の回
転方向の変位は矩形台座12cの頂角12d,12eが切り欠き11
e,11fに夫々嵌り込むことによって阻止され、またコネ
クタ12の軸方向の変位はケース外壁11aに当接した矩形
台座11cの頂角12f,12gとワッシャ14を介した外周導体12
aのネジ止めにって阻止されている。その結果、コネク
タ12に掛かる外的トルクや挿脱方向の変位に対して強
く、安定した取付状態が得られることになる。
考案の効果 上述した如く本考案のコネクタ取付構造に依れば、コ
ネクタ側の台座の頂角が嵌まり込むシールドケース側の
切り欠きを、シールドケースの挿通穴周囲の一部分に絞
り加工を施して内側に窪んだ凹所に形成するようにした
ので、コネクタの台座を切削加工の可能な簡単な形状に
することが出来る。更に、切り欠きの周囲強度が絞り加
工によって増強されているので、外部からの衝撃等に拘
わらずシールドケース内の回路基板とコネクタとの結合
を長期に亘って保つことができ、高周波信号を入出力す
る機器の一層の信頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),第1図(b)は本考案による一実施例の
シールドケースの斜視図及び要部拡大図、第2図は同実
施例のコネクタの斜視図、第3図(a)はシールドケー
スの内側からコネクタの取付部を見た図、第3図(b)
はそのX−X′断面図、第3図(c)はシールドケース
の外側からコネクタの取付部を見た図、第3図(d)は
そのY−Y′断面図、第4図(a)は従来例のシールド
ケースの斜視図、第4図(b)はそれぞれコネクタを取
り付けた状態を示す断面図、第5図(a),第5図
(b)は他の従来例のシールドケースの斜視図及び要部
拡大図、第6図はそのコネクタの斜視図、第7図
(a),第7(c)はそのシールドケースにコネクタを
取付けた平面図、第7図(b),第7図(d)は第7図
(a),第7図(c)に対応させた断面図である。 11……シールドケース,11a……ケース外壁,11b……挿通
穴,11c,11d……凹所,11e,11f……切り欠き,12……コネ
クタ,12a……外周導体,12c……矩形台座,13……ナット,
14……ワッシャ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波回路に信号を入出力するコネクタに
    おいて、中心導体を円筒状外周導体に対して絶縁した状
    態で支持する矩形台座を備え、高周波回路を収納するシ
    ールドケースの外壁に、上記外周導体を挿通させるコネ
    クタ挿通穴を形成し、そのコネクタ挿通穴周囲の一部分
    に絞り加工を施して内側に窪んだ凹所を形成すると共
    に、その凹所に上記矩形台座の少なくとも1つの頂角が
    嵌まる切り欠きを形成してなり、上記切り欠きに上記矩
    形台座の少なくとも1つの頂角を嵌合させて位置決めす
    ると共に、前記凹所以外のコネクタ挿通穴周囲における
    シールドケースの外壁の内面に他の頂角を当接させた状
    態で、上記外周導体の周囲に刻まれたネジ部にナットを
    螺合させて固定することを特徴とする高周波信号用コネ
    クタの取付構造。
JP4424790U 1990-04-24 1990-04-24 高周波信号用コネクタの取付構造 Expired - Lifetime JP2502410Y2 (ja)

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JP2000151224A (ja) * 1998-11-13 2000-05-30 Alps Electric Co Ltd 同軸導波管変換器
JP5257690B2 (ja) * 2009-03-12 2013-08-07 横河電機株式会社 コネクタの取付け構造

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