JPS5838459B2 - 透明性および耐衝撃性の良好なポリプロピレン組成物 - Google Patents
透明性および耐衝撃性の良好なポリプロピレン組成物Info
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- JPS5838459B2 JPS5838459B2 JP51011223A JP1122376A JPS5838459B2 JP S5838459 B2 JPS5838459 B2 JP S5838459B2 JP 51011223 A JP51011223 A JP 51011223A JP 1122376 A JP1122376 A JP 1122376A JP S5838459 B2 JPS5838459 B2 JP S5838459B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は透明性および耐衝性の改良されたポリプロピレ
ン組成物に関する。
ン組成物に関する。
ポリプロピレンはその機械的特性が優れしかも透明性、
耐薬品性に富み、加工性も優れているところたら広い用
途に使用されている。
耐薬品性に富み、加工性も優れているところたら広い用
途に使用されている。
しかしながらプロピレン単味の重合体には耐衝撃性、低
温脆化性が劣る欠点がある。
温脆化性が劣る欠点がある。
このようなポリプロピレンの欠点を改良するため、これ
まで多くの方法が提案されており、たとえばプロピレン
に少量のエチレンや他のａ−オレフィンを添加し共重合
させる方法や、ポリプロピレンに他の樹脂を配合する試
みがなされてきた。
まで多くの方法が提案されており、たとえばプロピレン
に少量のエチレンや他のａ−オレフィンを添加し共重合
させる方法や、ポリプロピレンに他の樹脂を配合する試
みがなされてきた。
しかし、共重合法においては、まず共重合体の製造は連
合体の製造能力の低下を来たすこと、樹脂が柔軟性をお
びて来るので剛性に乏しくなるという欠点があった。
合体の製造能力の低下を来たすこと、樹脂が柔軟性をお
びて来るので剛性に乏しくなるという欠点があった。
他の樹脂を配合する方法としては、例えばポリエチレン
を加える方法（特公昭３７−６９７５）、エチレン−プ
ロピレンランダム共重合体を加える方法（特公昭３５−
７０８８）、エチレン−プロピレンランダム共重合体と
ポリエチレンを同時に添加する方法（特公昭３９−１８
７４６）等が知られている。
を加える方法（特公昭３７−６９７５）、エチレン−プ
ロピレンランダム共重合体を加える方法（特公昭３５−
７０８８）、エチレン−プロピレンランダム共重合体と
ポリエチレンを同時に添加する方法（特公昭３９−１８
７４６）等が知られている。
またエチレン含有率７５ないし３０モルφのエチレン−
１−ブテンランダム共重合体をポリプロピレンに重合直
後混合する方法（特公昭３８−７２４０）やエチレン−
１−ブテンブロック共重合体を混合する方法（特公昭４
３−２４５２６）も知られている。
１−ブテンランダム共重合体をポリプロピレンに重合直
後混合する方法（特公昭３８−７２４０）やエチレン−
１−ブテンブロック共重合体を混合する方法（特公昭４
３−２４５２６）も知られている。
しかしながらこれらの方法はいずれも耐衝撃性、低温脆
化性は改良されるが、プロピレンの透明性を低下させる
という問題点があった。
化性は改良されるが、プロピレンの透明性を低下させる
という問題点があった。
とくに近年医療用容器、食器用容器としてポリプロピレ
ンの成形器が広く用いられるようになり、高温滅菌処理
後も、その透明性の良好なものが望まれていた。
ンの成形器が広く用いられるようになり、高温滅菌処理
後も、その透明性の良好なものが望まれていた。
本発明の目的は、ポリプロピレンの特長である耐薬品性
、機械的特性を著しく損なうことなく、透明性、耐衝撃
性、低温脆化性の改良され、とくに高温滅菌処理後も、
透明性が良好なポリプロピレン組成物を提供することに
あり、本発明者らは、ポリプロピレンに特定のエチレン
−１−ブテンランダム共重合体、場合によってはさらに
低密度ポリエチレンを同時に特定量配合すれば本発明の
目的を達成しうろことを見出したものである。
、機械的特性を著しく損なうことなく、透明性、耐衝撃
性、低温脆化性の改良され、とくに高温滅菌処理後も、
透明性が良好なポリプロピレン組成物を提供することに
あり、本発明者らは、ポリプロピレンに特定のエチレン
−１−ブテンランダム共重合体、場合によってはさらに
低密度ポリエチレンを同時に特定量配合すれば本発明の
目的を達成しうろことを見出したものである。
すなわち本発明は、（ａ）ポリプロピレン４０ないし８
０重量φと、（ｂ）可溶性バナジウム化合物アルキルア
ルミニウムハライド化合物とからなる触媒系によって重
合されるエチレン含有率８５ないし９５モルφ、密度０
．８６ないし０．９２１１／ｃｒ／ｌのエチレン−１−
ブテンランダム共重合体を１５重量φを越え、５０重重
量風下、および（Ｃ）低密度ポリエチレンを０ないし１
５重量φ未満配合してなるポリプロピレン組成物である
。
０重量φと、（ｂ）可溶性バナジウム化合物アルキルア
ルミニウムハライド化合物とからなる触媒系によって重
合されるエチレン含有率８５ないし９５モルφ、密度０
．８６ないし０．９２１１／ｃｒ／ｌのエチレン−１−
ブテンランダム共重合体を１５重量φを越え、５０重重
量風下、および（Ｃ）低密度ポリエチレンを０ないし１
５重量φ未満配合してなるポリプロピレン組成物である
。
本発明で使用するポリプロピレンは、結晶性ポリプロピ
レンを言い、プロピレンの単独重合体およびポリプレン
と１０モルφ以下、好ましくは７モルφ以下のエチレン
、１−ブテンなどの他のｄ−オレフィンとの共重合体を
含む。
レンを言い、プロピレンの単独重合体およびポリプレン
と１０モルφ以下、好ましくは７モルφ以下のエチレン
、１−ブテンなどの他のｄ−オレフィンとの共重合体を
含む。
ポリプロピレンの好ましいメルトインデックス（ＡＳＴ
Ｍ−Ｄ−１２３８−６５，２３０°Ｃ）は０．１ないし
３０の範囲で、０．１以下では組成物の成形性が損なわ
れ、３０以上では強度が低下する。
Ｍ−Ｄ−１２３８−６５，２３０°Ｃ）は０．１ないし
３０の範囲で、０．１以下では組成物の成形性が損なわ
れ、３０以上では強度が低下する。
本発明組成物でポリプロピレンに配合されるエチレン−
１−ブテンランダム共重合体とは、可溶性バナジウム化
合物とアルキルアルミニウムハライド化合物とからなる
触媒系を用いて、１−ブテンの存在下にエチレンを重合
して得られるエチレン含有量８５ないし９５モル饅、密
度０．８６ないし０．９２１／ｃｒ／ｌ、メルトインデ
ックス０．１ないし３０の重合体をいう。
１−ブテンランダム共重合体とは、可溶性バナジウム化
合物とアルキルアルミニウムハライド化合物とからなる
触媒系を用いて、１−ブテンの存在下にエチレンを重合
して得られるエチレン含有量８５ないし９５モル饅、密
度０．８６ないし０．９２１／ｃｒ／ｌ、メルトインデ
ックス０．１ないし３０の重合体をいう。
重合用触媒に使用される可溶性バナジウム化合物として
は、例えば四塩化バナジウム、オキシ三塩化バナジウム
、バナジウムトリアセチルアセトネート、オキシバナジ
ウムトリアセチルアセトネート等を挙げることができる
。
は、例えば四塩化バナジウム、オキシ三塩化バナジウム
、バナジウムトリアセチルアセトネート、オキシバナジ
ウムトリアセチルアセトネート等を挙げることができる
。
可溶性バナジウム化合物と組合されて重合触媒を構成す
るアルキルアルミニウムハライド化合物としては、例え
ばエチルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニウ
ムモノクロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、
ジエチルアルミニウムモノプロミド、ジイソブチルアル
ミニウムモノクロリド、イソブチルアルミニウムジクロ
リド、イソブチルアルミニウムセスキクロリド等を挙げ
ることができる。
るアルキルアルミニウムハライド化合物としては、例え
ばエチルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニウ
ムモノクロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、
ジエチルアルミニウムモノプロミド、ジイソブチルアル
ミニウムモノクロリド、イソブチルアルミニウムジクロ
リド、イソブチルアルミニウムセスキクロリド等を挙げ
ることができる。
重合は溶液状または懸濁状あるいはこの中間領域で行う
ことができ、倒れの場合にも不活性溶剤を反応媒体とす
るのが好ましい。
ことができ、倒れの場合にも不活性溶剤を反応媒体とす
るのが好ましい。
重合に使用される溶剤は炭素数３ないし１２程度の脂肪
族炭化水素で、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデ
カン、ドデカン、灯油あるいはハロゲン化炭化水素たと
えばメチルクロリド、エチルクロリド、エチレンジクロ
リドなどを単独、もしくは混合して使用することができ
る。
族炭化水素で、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデ
カン、ドデカン、灯油あるいはハロゲン化炭化水素たと
えばメチルクロリド、エチルクロリド、エチレンジクロ
リドなどを単独、もしくは混合して使用することができ
る。
重合温度は通常Ｏないし１００℃である。
重合に際し、エチレンと１−ブテンの供給割合を調整し
、水素のような分子量調節剤を適当に使用することによ
り前記のような性状のエチレン−１−ブテン共重合体を
得ることができる。
、水素のような分子量調節剤を適当に使用することによ
り前記のような性状のエチレン−１−ブテン共重合体を
得ることができる。
本発明で用いるエチレン−１−ブテンランダム共重合体
は、エチレン含有量が８５ないし９５モルφ好ましくは
９０ないし９５モルφの範囲にあることが必要である。
は、エチレン含有量が８５ないし９５モルφ好ましくは
９０ないし９５モルφの範囲にあることが必要である。
エチレン含有量が８５モル係以下であれば組成物の強度
、耐薬品性が低下し、またビンに成形した場合耐熱性が
不足する。
、耐薬品性が低下し、またビンに成形した場合耐熱性が
不足する。
９５モルφ以上では耐衝撃性向上効果が劣り、また組成
物の透明性を低下さす。
物の透明性を低下さす。
共重合体の密度はエチレン含有量から決定されるが、０
．８６ないし０．９２ｇ／−好ましくは０．８８ないし
０．９１ ｇ／ｃｒ／１のものを使用することができる
。
．８６ないし０．９２ｇ／−好ましくは０．８８ないし
０．９１ ｇ／ｃｒ／１のものを使用することができる
。
エチレン−１−ブテン共重合体のメルトインデックス（
１９０℃）は、０．１ないし３０好ましくは０．３ない
し２０の範囲にあることが好ましい。
１９０℃）は、０．１ないし３０好ましくは０．３ない
し２０の範囲にあることが好ましい。
０．１以下では、組成物の成形性を低下させ、またポリ
プロピレンとの相溶性が低下する。
プロピレンとの相溶性が低下する。
一方３０以上では耐衝撃性、機械的特性を低下さす。
本発明の組成物ではエチレン−１−ブテンランダム共重
合体とポリプロピレンの他に両者の相溶性を向上させる
ため低密度ポリエチレンを配合してもよい。
合体とポリプロピレンの他に両者の相溶性を向上させる
ため低密度ポリエチレンを配合してもよい。
配合される低密度ポリエチレンは、密度が０．９４ ｇ
／ｃｒ／Ｉ以下の通常５００ないし１５００気圧程度の
高圧下でラジカル重量により得られるポリエチレンをい
う。
／ｃｒ／Ｉ以下の通常５００ないし１５００気圧程度の
高圧下でラジカル重量により得られるポリエチレンをい
う。
低密度ポリエチレンのメルトインデックスも相溶性の面
から０．１ないし３０の範囲にあることが好ましい。
から０．１ないし３０の範囲にあることが好ましい。
本発明ポリプロピレン組成物におけるエチレン−１−ブ
テンランダム共重合体は１５ないし５０重量宏好ましく
は２０ないし４０重量悌配合するのが好ましい。
テンランダム共重合体は１５ないし５０重量宏好ましく
は２０ないし４０重量悌配合するのが好ましい。
また低密度ポリエチレンの配合量は１５重量φ未満、好
ましくは１０重重量風下がよい。
ましくは１０重重量風下がよい。
エチレン−１−ブテンランダム共重合体が５．０重量饅
以上の場合にはポリプロピレンの特長である機械的強度
、耐薬品性を損い、耐熱性が不足し成形品の変形がおこ
り易く、かえって高温滅菌処理後の透明性が悪くなる。
以上の場合にはポリプロピレンの特長である機械的強度
、耐薬品性を損い、耐熱性が不足し成形品の変形がおこ
り易く、かえって高温滅菌処理後の透明性が悪くなる。
またエチレン−１−ブテン共重合体が１５重量饅以下の
場合にも透明性の改良はみられない。
場合にも透明性の改良はみられない。
低密度ポリエチレンが１５５重量部上の場合には相溶性
を向上させる効果よりも透明性を損う悪影響が表われて
くる。
を向上させる効果よりも透明性を損う悪影響が表われて
くる。
本発明の組成物は更に耐熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤
、核剤、帯電防止剤、スリップ剤、ブロッキング肪止剤
、染料等を含んでいてもよい。
、核剤、帯電防止剤、スリップ剤、ブロッキング肪止剤
、染料等を含んでいてもよい。
本発明の組成物は公知の任意の混合機たとえばＶ型ブレ
ンダー、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー等およ
び混線機たとえば通常の押出機、カレンダーロール、バ
ンバリーミキサ−などを組み合わせて調整することがで
きる。
ンダー、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー等およ
び混線機たとえば通常の押出機、カレンダーロール、バ
ンバリーミキサ−などを組み合わせて調整することがで
きる。
本発明のポリプロピレン組成物は、透明性、耐衝撃性、
低温脆化性が良好であり、折り曲げても白化しにくく、
かつポリプロピレン本来の性質である良好な機械的特性
、耐薬品性を維持しており、とくにその透明性は良好で
ある。
低温脆化性が良好であり、折り曲げても白化しにくく、
かつポリプロピレン本来の性質である良好な機械的特性
、耐薬品性を維持しており、とくにその透明性は良好で
ある。
また本発明の組成物から得られる成形品は、高温滅菌処
理後も、その透明性が良好であり食品包装用フィルム、
シートやブロー成形材料等に好都合である。
理後も、その透明性が良好であり食品包装用フィルム、
シートやブロー成形材料等に好都合である。
また空中における光線透過率と共に、水中における光線
透過率も良好であるため、高温滅菌処理を必要とし、か
つ処理後も透明度が要求される医療用ブロービンに最適
に用いられる。
透過率も良好であるため、高温滅菌処理を必要とし、か
つ処理後も透明度が要求される医療用ブロービンに最適
に用いられる。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り、これら実施例に制約
されるものではない。
本発明はその要旨を越えない限り、これら実施例に制約
されるものではない。
実施例 １
プロピレン−エチレンランダム共重合体（メルトインデ
ックス０．６、エチレン含有量５．５モル咎）５０重量
部、重合器中でオキシ三塩化バナジウムとエチルアルミ
ニウムセスキクロリドを重合触媒とし、重合溶媒ヘキサ
ン中にエチレンと１−ブテンの混合ガス（エチレン８９
モル多、１−ブテン１１モル％）と水素ガスを供給し、
４０℃、ｌａｔｍ、滞留時間１時間の条件で連続的に重
合して得れエチレン−１−ブテンランダム共重合体（メ
ルトインデックス３．７、エチレン含有量９２モル饅、
密度０．９０ｇ／ｄ）４０重量部および低密度ポリエチ
レン（商標名ミラノンＭ−１４１、三井ポリケミカル製
、メルトインデックス０．９、密度０．９２ ｇ／ｃｆ
’） １０重量部をヘンシェルミキサーで３分間混合後
、６５Ｗφ押出機で樹脂温度２３０℃で造粒し、ポリプ
ロピレン組成物を調製した。
ックス０．６、エチレン含有量５．５モル咎）５０重量
部、重合器中でオキシ三塩化バナジウムとエチルアルミ
ニウムセスキクロリドを重合触媒とし、重合溶媒ヘキサ
ン中にエチレンと１−ブテンの混合ガス（エチレン８９
モル多、１−ブテン１１モル％）と水素ガスを供給し、
４０℃、ｌａｔｍ、滞留時間１時間の条件で連続的に重
合して得れエチレン−１−ブテンランダム共重合体（メ
ルトインデックス３．７、エチレン含有量９２モル饅、
密度０．９０ｇ／ｄ）４０重量部および低密度ポリエチ
レン（商標名ミラノンＭ−１４１、三井ポリケミカル製
、メルトインデックス０．９、密度０．９２ ｇ／ｃｆ
’） １０重量部をヘンシェルミキサーで３分間混合後
、６５Ｗφ押出機で樹脂温度２３０℃で造粒し、ポリプ
ロピレン組成物を調製した。
次に上記べｌノットを用い、中空成形機により、樹脂温
度２００℃、吹込圧力ＩＫｐ／ｉ、成形サイクルを吹込
１３．５秒、冷却１５秒、切断０．５秒で行い、肉厚０
．６７１ｍ、目付１２．５．！ｉ’の円筒ビンを成形し
た。
度２００℃、吹込圧力ＩＫｐ／ｉ、成形サイクルを吹込
１３．５秒、冷却１５秒、切断０．５秒で行い、肉厚０
．６７１ｍ、目付１２．５．！ｉ’の円筒ビンを成形し
た。
このビンに０℃の水を満たして、落下試験を行い、衝撃
強度を測定した。
強度を測定した。
なお評価は、ビンをコンクリート上に１ｍの高さから繰
り返し落下させて破壊するまでの回数を測定した。
り返し落下させて破壊するまでの回数を測定した。
またビンの側面部の一部を切り出し、その破断点抗張力
と空気中光線透過率および水中光線透過率を測定した。
と空気中光線透過率および水中光線透過率を測定した。
高温滅菌処理と同等の条件となるように１０５℃に設定
された恒温槽中に上記ビンを１時間放置した後、同様の
測定をおこなった。
された恒温槽中に上記ビンを１時間放置した後、同様の
測定をおこなった。
測定は日本重色製カラースタジオを使用し、ＡＳＴＭ二
Ｄ−１００３の方法に準じておこなった。
Ｄ−１００３の方法に準じておこなった。
ただし水中光線透過率は４５０ｍμ付近の光線を通過す
るフィルターを用い、試料片を純水セル中に浸漬して測
定した。
るフィルターを用い、試料片を純水セル中に浸漬して測
定した。
それらの結果を第１表に示す。実施例 ２〜４
実施例１で用いたプロピレン−エチレンランダム共重合
体、エチレン−１−ブテンランダム共重合体および低密
度ポリエチレンをそれぞれ第１表に示す割合に配合した
以外は実施例１と同様にビンの成形をおこない、同様の
測定をおこなった。
体、エチレン−１−ブテンランダム共重合体および低密
度ポリエチレンをそれぞれ第１表に示す割合に配合した
以外は実施例１と同様にビンの成形をおこない、同様の
測定をおこなった。
結果を第１表に示す。
実施例 ５
プロピレン単独重合体（メルトインテックス０．５）６
０重量部、実施例１で用いたエチレン−１−ブテンラン
ダム共重合体３５重量部および低密度ポリエチレン５重
量部を用いる以外は実施例１と同様にビンの成形をおこ
ない、同様の測定をおこなった。
０重量部、実施例１で用いたエチレン−１−ブテンラン
ダム共重合体３５重量部および低密度ポリエチレン５重
量部を用いる以外は実施例１と同様にビンの成形をおこ
ない、同様の測定をおこなった。
結果を第１表に示す。実施例 ６〜８
実施例１で用いたプロピレン−エチレンランダム共重合
体およびエチレン−１−ブテンランダム共重合体を第１
表に示す割合に配合した以外は、実施例１と同様の成形
および測定をおこなった結果を第１表に示す。
体およびエチレン−１−ブテンランダム共重合体を第１
表に示す割合に配合した以外は、実施例１と同様の成形
および測定をおこなった結果を第１表に示す。
本発明の組成物は３成分の場合（実施例１〜５）であっ
ても、２成分の場合（実施例６〜８）であってもその組
成が本発明の範囲であれば、透明性は良好で、高温滅菌
処理後も空気中および水中の光線透過率が高い値を示す
。
ても、２成分の場合（実施例６〜８）であってもその組
成が本発明の範囲であれば、透明性は良好で、高温滅菌
処理後も空気中および水中の光線透過率が高い値を示す
。
比較例 １〜３
実施例で用いたプロピレン単独重合体およびプロピレン
ーエチレンランダム重合体および低密度ポリエチレンを
それぞれ単味で用いた場合について、同様の成形および
測定をおこなった結果を第１表に示す。
ーエチレンランダム重合体および低密度ポリエチレンを
それぞれ単味で用いた場合について、同様の成形および
測定をおこなった結果を第１表に示す。
プロピレン重合体単味では耐衝撃性と透明性が劣る。
低密度ポリエチレン単味では剛性、透明性および耐熱性
が劣る。
が劣る。
比較例 ４〜５
実施例で用いたプロピレン−エチレンランダム共重合体
およびエチレン−１−ブテンランダム共重合体を第１表
に示すように配合した以外は実施例と同様の成形および
測定をおこなった結果を第１表に示す。
およびエチレン−１−ブテンランダム共重合体を第１表
に示すように配合した以外は実施例と同様の成形および
測定をおこなった結果を第１表に示す。
エチレン−１−ブテン共重合体を本発明の範囲以上配合
すると、高温滅菌処理後の成形物の変形がある。
すると、高温滅菌処理後の成形物の変形がある。
また逆に少ない場合は高温滅菌処理後の透明性が劣る。
比較例 ６
実施例で用いたプロピレン−エチレンランダム共重合体
９０重量饅および低密度ポリエチレン１０重量φからな
る組成物を用いる以外は、実施例と同様の成形と測定を
おこなった結果を第１表に示す。
９０重量饅および低密度ポリエチレン１０重量φからな
る組成物を用いる以外は、実施例と同様の成形と測定を
おこなった結果を第１表に示す。
エチレン−１−ブテンランダム共重合体を配合しない場
合は、耐衝撃性の改良も不十分であり、透明性の改良も
みられない。
合は、耐衝撃性の改良も不十分であり、透明性の改良も
みられない。
比較例 ７
実施例１のエチレン−１−ブテンランダム共重合体の代
わりにエチレン−プロピレンランダム共重合体（メルト
インデックス０．７、エチレン含有量６５モル％）を用
いる以外は実施例１と同様の成形および測定をおこなっ
た結果を第１表に示す。
わりにエチレン−プロピレンランダム共重合体（メルト
インデックス０．７、エチレン含有量６５モル％）を用
いる以外は実施例１と同様の成形および測定をおこなっ
た結果を第１表に示す。
比較例 ８
実施例１のエチレン−１−ブテンランダム共重合体の代
わりにエチレン−プロピレンランダム共重合体（メルト
インデックス１．０、エチレン含有量９０モルφ）を用
いる以外は実施例１と同じ組成物を用いて、実施例１と
同様の成形および測定をおこなった結果を第１表に示す
。
わりにエチレン−プロピレンランダム共重合体（メルト
インデックス１．０、エチレン含有量９０モルφ）を用
いる以外は実施例１と同じ組成物を用いて、実施例１と
同様の成形および測定をおこなった結果を第１表に示す
。
エチレン−１−ブテン共重合体の代わりにエチレンプロ
ピレン共重合体を用いても透明性の改良はみられない。
ピレン共重合体を用いても透明性の改良はみられない。
比較例 ９
エチレン−１−ブテンランダム共重合体のエチレン含有
量が８０モルφである以外は実施例１と同様の組成物を
用いて、実施例１と同様の成形および測定をおこなった
結果を第１表に示す。
量が８０モルφである以外は実施例１と同様の組成物を
用いて、実施例１と同様の成形および測定をおこなった
結果を第１表に示す。
配合されるエチレン−１−ブテンランダム共重合体のエ
チレン含有量が８５モルφ以下の場合、得られる組成物
の耐熱性が劣り、高温滅菌処理後の成形物に変形がおき
る。
チレン含有量が８５モルφ以下の場合、得られる組成物
の耐熱性が劣り、高温滅菌処理後の成形物に変形がおき
る。
Claims (1)
- １（ａ）ポリプロピレン４０ないし８０重量φと、（ｂ
）可溶性バナジウム化合物とアルキルアルミニウムハラ
イド化合物とからなる触媒系によって重合されるエチレ
ン含有率８５ないし９５モルφ、密度０．８６ないし０
．９２ｇ／７エチレンー１−ブテンランダム共重合体を
１５重量多を越え５０重重量風下、および（Ｃ）低密度
ポリエチレンをＯないし１５重量φ未満配合してなるポ
リプロピレン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51011223A JPS5838459B2 (ja) | 1976-02-06 | 1976-02-06 | 透明性および耐衝撃性の良好なポリプロピレン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51011223A JPS5838459B2 (ja) | 1976-02-06 | 1976-02-06 | 透明性および耐衝撃性の良好なポリプロピレン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5295759A JPS5295759A (en) | 1977-08-11 |
| JPS5838459B2 true JPS5838459B2 (ja) | 1983-08-23 |
Family
ID=11771952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51011223A Expired JPS5838459B2 (ja) | 1976-02-06 | 1976-02-06 | 透明性および耐衝撃性の良好なポリプロピレン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5838459B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS605861U (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-16 | 日本写真印刷株式会社 | 透明導電膜形成用転写材 |
| JPS62176910U (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-10 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5811536A (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-22 | Showa Denko Kk | 樹脂組成物 |
| JPS58157839A (ja) * | 1982-03-16 | 1983-09-20 | Nippon Oil Co Ltd | 耐衝撃性ポリオレフイン樹脂組成物 |
| JPS59202244A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-16 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリオレフイン樹脂組成物 |
| JPH0645731B2 (ja) * | 1986-07-28 | 1994-06-15 | 日本合成ゴム株式会社 | エチレン系共重合体組成物 |
| JPS63162452A (ja) * | 1986-12-17 | 1988-07-06 | 株式会社 カナエ | 輸液用プラスチツク容器 |
| DE69406403T2 (de) * | 1993-12-27 | 1998-05-20 | Sumitomo Chemical Co | Harzbeschichtetes Rohr |
-
1976
- 1976-02-06 JP JP51011223A patent/JPS5838459B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS605861U (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-16 | 日本写真印刷株式会社 | 透明導電膜形成用転写材 |
| JPS62176910U (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5295759A (en) | 1977-08-11 |
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