JPS5837759Y2 - 航空機地上運転用格納式消音装置 - Google Patents

航空機地上運転用格納式消音装置

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JPS5837759Y2
JPS5837759Y2 JP1976132511U JP13251176U JPS5837759Y2 JP S5837759 Y2 JPS5837759 Y2 JP S5837759Y2 JP 1976132511 U JP1976132511 U JP 1976132511U JP 13251176 U JP13251176 U JP 13251176U JP S5837759 Y2 JPS5837759 Y2 JP S5837759Y2
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JP
Japan
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intake
engines
fuselage
engine
aircraft
Prior art date
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JP1976132511U
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English (en)
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JPS5349899U (ja
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昌明 今坂
圭吉 赤藤
篤秀 谷村
宏 池田
聡 長谷川
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川崎重工業株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は機体後部の中央とその左右にそれぞれ推進用
のエンジンを備えた航空機の全体または後部を格納庫に
収容して、この航空機の地上での試運転や定期点検時な
どに使用される航空機地上運転用格納式消音装置に関す
るものである。
航空機の全体または後部を消音用格納庫に収容してエン
ジンの運転が行なわれると、低周波成分の多い排気騒音
が格納庫の内壁で反射して機体に衝撃的に作用し、これ
に悪影響を及ぼしたり整備員が耐えられなかったり、排
気が格納庫内を環流して再びエンジンに吸い込誉れでエ
ンジンの正確な整備を行なうことができず、筐た格納庫
の消音構造も大型かつ堅牢化しなければならないなどの
欠点がある。
このため、従来、この種の格納式消音装置において、エ
ンジン排気口に排気消音装置を上記格納庫内に設置し、
排気騒音の反射や排気の環流を防止するものが提案され
ている。
しかるに、この従来装置に釦いては、エンジン吸気口か
らの吸気騒音が格納庫内で反射する欠点がちり、しかも
、エンジン吸気口は格納庫内で開放されているから、エ
ンジンの強力な吸気で格納庫内が高い負圧になるのと、
上記吸気騒音が格納庫外へ漏出するのを防止するために
、格納庫はその消音効果を高めかつ高い負圧に耐え得る
堅牢な消音構造にしなければならない。
さらに、格納庫内騒音防止用吸気消音器を設定しようと
すれば機種によって特殊構造のものを案出する必要があ
る。
すなわち、機体後部の中央とその左右にそれぞれ推進用
のエンジンを備えた航空機においては、中央のエンジン
の吸気口が垂直尾翼の前部に設けられている関係上、そ
の消音装置は設計困難とされている。
すなわち、この航空機の左右のエンジンはパイロンを介
して機体に設けられているため、このエンジン部の消音
装置はたとえば機体の後退によってエンジンを防音ケー
ス内へ侵入させ、これより防音ケースの前部訃よび後部
に吸気および排気消音器をそれぞれ接続させるというよ
うな比較的簡単な構成をとることができるが、中央のエ
ンジン部の消音装置についてはこのエンジンの吸気口が
垂直尾翼の前部にあるため、上記の考えをその1ま採用
することができない。
そのため消音装置は全体的に組立、分解の厄介な構造に
なるのが実情である。
この考案は上記事情に鑑みて、格納式消音装置における
排気音はもとより吸気音の反射をなくしてエンジン音の
機体への伝播を防止するとともに、%殊なエンジン設定
状態の航空機についての吸排気消音器の設定の容易化を
図ることを目的とする。
以下この考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図において、1はボーイング727型のような航空
機であり、胴体後部の中央とその左右にそれぞれ推進用
のエンジン2a、2b、2cを備えている。
中央のエンジン2aの排気口3は胴体8の後端部に突出
し、吸気口4は通路5を介して胴体8の上部で垂直尾翼
6の前部に開口している。
渣た左右のエンジン2b 、 2c(riパイロン7b
、7cを介して胴体8に設けられている。
第2図において、9は格納庫26内に配置された後部ケ
ーシング体であり、これの前端部には機体後端部を侵入
させる凹所10が設けられ、後端部には上記各エンジン
2 a t 2 b z 2 cの排気口に対応する排
気消音器11a、11b、Ilcが嵌入されるとともに
、中央の排気消音器11aへの冷却用空気の取入口12
が形成されている凹所10の奥壁部13には、第4図に
示すように、中央のエンジン2aの排気口3を嵌入させ
る開口部14と、これに対する第2図の左右一対の扉1
5とが設けられている。
16at16bU左右一対の前部ケーシング体であり、
第4図、第5図に示す台車17a、171)を介してレ
ール18a、18b上で胴体8の左右方向に接離自在に
配置されている。
各前部ケーシング体16a、16b//′i後端部を後
部ケーシング9に接続させるとともに、内側壁19b、
19c(第5図参照)に左右のエンジン2b 、2cを
機体8から離間して嵌入させる開口部20b、20cを
形成した吸気消音風道部21b、21cと、第3図の前
部ケーシング体16a、16b間に形成された、中央の
エンジン2aの給気口4に接続させる吸気消音風道部2
1aおよび垂直尾翼6の突出空間22とを備えている。
23a、23b、23cは各吸気消音風道部21 a
t 21 b t 21 cの前端部に形成された吸気
口、第5図に示す24b、24cは開口部20b、20
cに対する上下一対の扉で、左右のエンジン2b、2c
が吸気消音風道部21b。
21cへ出入りする際に開かれる。
第3図の25b。25cは前部ケーシング体i 6 a
y 16 bに設けられた冷却用空気の取入口であり、
左右の排気消音器11b、lieに対応するものである
また、格納庫26の天井には、第4図に示すように、吸
気消音風道部の吸気口23a 、23b 、23cに対
向して外気を流入させる吸気通路2Tが形成され、また
左右の冷却用空気取入口25b 、25cに対応して外
気を流入させる冷却用空気吸入通路28b、28cが設
けられている。
さらに、格納庫26の後端壁には中央の冷却用空気取入
口12に対向して外気を流入させる冷却用空気吸入通路
29が設けられ、格納庫26の前端壁には航空機を進入
させる出入口30と扉31とが設けられている。
上記構成において、第1図のエンジン2a。
z−b 、 2 cの運転に際しては、1ず、第2図に
示すように格納庫26内の前部ケーシング体16a。
16cを左右に後退させる。
その後、航空機1の後進にて、第4図に示すように格納
庫26内に収容された航空機の中央のエンジン2aの排
気口3を後部ケーシング9に釦ける凹所1Gの開口部1
4に嵌入し、左右のエンジン2b 、2cの排気口を第
2図に示す排気消音器11 b 、11 cの入口に対
応させた後、第4図の開口部14の扉15を閉じる。
つぎに、第3図に示すように前部ケーシング体16 a
、16 bを航空機に向って前進して相互に接続させ
る。
これによって前部ケーシング体16a。16bの吸気消
音風道部21b 、21cが後部ケーシング体9に接続
され、かつ左右のエンジン2b、2cが吸気消音風道部
21b、21cに嵌入して、これら風道部21b、21
cによりエンジン2 b t 2 cの外周釦よび吸気
口が覆われる。
また、左右の2体C,Dに分れていた吸気消音風道部2
1aが1体物に形成されると同時に、その先端部26で
中央のエンジン2aの吸気口4が包囲され、さらに垂直
尾翼6が突出空間22から突出した状態となる。
その後、第5図の開口部20b、20cの扉24b、2
4cを閉じることにより、消音装置の組立を終了し、エ
ンジン2a、2b、2cの運転が可能となる。
ここで注目すべきことは、格納庫26内の消音装置は第
1図の機体1の後部全体を覆うものではなく、中央のエ
ンジン2aについてはその排気口3と吸気口4のみを覆
っており、吸気口4からの通路5を内包する胴体8の一
部がこれらの消音構成に利用されている点である。
以上のように、この考案によれば各エンジンは格納庫内
で開放されずにその吸排気口側が被包されて格納庫内へ
の排気騒音の漏出および格納庫内負圧が低減されるから
、機体に及ぼす排気騒音の反射衝撃音および整備員に対
する騒音が極力軽減され、また、大容積をしめる格納庫
の消音構造を軽微にして、設備のコストダウンを図って
も、外界に対する騒音公害をなくすことができる。
左右一対の前部ケーシング体を機体の左右から互に接続
させることによって、左右のエンジンの吸気消音風道部
への嵌入と、中央のエンジンへの吸気消音風道部の接続
とが同時に行われるため、その組立および分解が容易で
ある。
捷た垂直尾翼の突出空間を形成するとともに、機体の一
部を消音構成に利用することにより、装置を小型化する
ことができる。
さらに、左右のエンジンに対する吸気消音風道部は、扉
を介して機体から離間されているから、左右のエンジン
音の機体への伝達を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の対象となる航空機の一部破断斜視図
、第2図はこの考案の一実施例を格納庫の天井を除去し
て示す全体的な平面図、第3図は第4図の■−■線に沿
う断面で示す組立状態の同平面図、第4図は第3図のI
V−IV線断面図、第5図は第3図のV−V線断面図で
ある。 1・・・・・・航空機、2a、2b、2c・・・・・・
エンジン、3・・・・・・中央のエンジン2aの排気口
、4・・・・・・中央のエンジン2aの吸気口、6・・
・・・・垂直尾翼、7b。 7c・・・・・・パイロン、8・・・・・・胴体、9・
・・・・・後部ケーシング体、11a、11b、11c
・・・・・・排気消音器、16a、16b・・・・・・
前部ケーシング体、19b、19c=内側壁、21a、
21b。 21c・・・・・・吸気消音風道部、22・・・・・・
突出空間、24b、24c・・・・・・扉、26・・・
・・・格納庫。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体の胴体後部内の中央とパイロンを介して左右とに推
    進用のエンジンを備え、上記中央のエンジンは胴体の上
    部で垂直尾翼の前方に吸気口を、胴体の後端に排気口を
    それぞれ有した航空機における少なくとも上記エンジン
    釦よびこれらエンジンが取り付けられた機体後部を収納
    する消音用格納庫と、この格納庫内に設けられて、上記
    各エンジンの排気口に対して設置される排気消音器を有
    する後部ケーシング体と、胴体の左右から上記エンジン
    に対して進退することにより、互いに接離自在に配置さ
    れる左右一対の前部ケーシング体とを備え、両前部ケー
    シング体は、エンジンへ進出して互いに接続されたとき
    上記後部ケーシング体に接続され、この状態で左右のエ
    ンジンを嵌入させて左右のエンジンの外周および吸気口
    を包囲する吸気消音風道部と、この吸気消音部の内側壁
    に設けられて左右のエンジンと胴体との間に位置し、左
    右のエンジンが上記吸気消音風道部へ出入りする際に開
    かれる扉と、両前部ケーシング体を互いに接続すること
    により形成されて、中央のエンジンの吸気口を包囲する
    吸気消音風道部むよび垂直尾翼の突出空間とを有してな
    ることを特徴とする航空機地上運転用格納式消音装置。
JP1976132511U 1976-09-30 1976-09-30 航空機地上運転用格納式消音装置 Expired JPS5837759Y2 (ja)

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JPS5349899U JPS5349899U (ja) 1978-04-27
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3604530A (en) * 1968-06-12 1971-09-14 Bertin & Cie Silencer device for jet aircrafts
US3630313A (en) * 1969-11-05 1971-12-28 Cloyd D Smith Noise suppressor system

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534640Y2 (ja) * 1972-04-14 1978-02-04

Patent Citations (2)

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JPS5349899U (ja) 1978-04-27

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