JPS5837285B2 - チヨウナイカンセンシヨウチリヨウザイノセイゾウホウホウ - Google Patents
チヨウナイカンセンシヨウチリヨウザイノセイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5837285B2 JPS5837285B2 JP50064713A JP6471375A JPS5837285B2 JP S5837285 B2 JPS5837285 B2 JP S5837285B2 JP 50064713 A JP50064713 A JP 50064713A JP 6471375 A JP6471375 A JP 6471375A JP S5837285 B2 JPS5837285 B2 JP S5837285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iga
- enteric
- coated
- rich
- globulin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/12—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from bacteria
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/48—Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
- A61K9/4891—Coated capsules; Multilayered drug free capsule shells
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/48—Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
- A61K9/50—Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
- A61K9/5073—Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals having two or more different coatings optionally including drug-containing subcoatings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/04—Immunostimulants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S424/00—Drug, bio-affecting and body treating compositions
- Y10S424/804—Drug, bio-affecting and body treating compositions involving IgG3, IgG4, IgA, or IgY
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はIgA高濃度含有γ−グロプリンを主成分とす
る腸内感染症の治療剤の製造に関するものである。
る腸内感染症の治療剤の製造に関するものである。
更に詳しくは、人血清又は血漿由来のIgA高濃度含有
γ−グロプリン(以下IgA!Jツチr−Gと称する)
を、腸溶性の被膜で覆った経口投与用腸内感染症治療剤
の製造方法に関するものである。
γ−グロプリン(以下IgA!Jツチr−Gと称する)
を、腸溶性の被膜で覆った経口投与用腸内感染症治療剤
の製造方法に関するものである。
血漿分画が始まって以来、γ−グロプリンはアルブミン
と並んで重要な医薬として、繁用され、今日では臨床上
なくてはならないものとなっている。
と並んで重要な医薬として、繁用され、今日では臨床上
なくてはならないものとなっている。
しかしながら、その用途は、注射薬としての麻疹、輸血
後肝炎、その他各種感染症の予防、治療などであり、そ
の投与方法は注射に限られていた。
後肝炎、その他各種感染症の予防、治療などであり、そ
の投与方法は注射に限られていた。
本発明者らは、注射薬としての薬理作用の範囲でのみ使
用されていたこのγ−グロプリンを従来になかった経口
薬として使用し、それが注射薬として投与の場合にはみ
られなかったγ−グロプリンの非常に優れた腸内感染症
の治療、予防効果を見い出し、このγ−グロプリンの腸
溶性製剤の製造方法を提供するものである。
用されていたこのγ−グロプリンを従来になかった経口
薬として使用し、それが注射薬として投与の場合にはみ
られなかったγ−グロプリンの非常に優れた腸内感染症
の治療、予防効果を見い出し、このγ−グロプリンの腸
溶性製剤の製造方法を提供するものである。
本発明は、このような知見に基いてなされたもので、γ
−グロプリンの新しい用途を有する製剤の製造方法を提
供するものである。
−グロプリンの新しい用途を有する製剤の製造方法を提
供するものである。
ヒトの血清タンパクが、電気泳動法によって、アルブミ
ン、α−グロプリン、β−グロプリン及びγ−グロプリ
ンに分類されて以来、免疫抗体は主としてγ−グロプリ
ンに存在することが明らかにされ、注射用γ−グロプリ
ン製剤は、今日では極めて有用な予防、治療上なくては
ならない物質であり、臨床上重要な製剤である。
ン、α−グロプリン、β−グロプリン及びγ−グロプリ
ンに分類されて以来、免疫抗体は主としてγ−グロプリ
ンに存在することが明らかにされ、注射用γ−グロプリ
ン製剤は、今日では極めて有用な予防、治療上なくては
ならない物質であり、臨床上重要な製剤である。
その後研究の進歩とともに、免疫抗体はβ−グロプリン
域にもその存在が及んでいることが認められ、それとと
もに、従来から考えられていた免疫抗体、すなわち、γ
−グロプリンはβ−グロプリンの1部を含めて細分類さ
れるに至り、今日では、IgG、IgA,IgM1 I
gI)及びIgEの、それぞれ生埋学的に特徴を有する
5種の主成分として分類されている。
域にもその存在が及んでいることが認められ、それとと
もに、従来から考えられていた免疫抗体、すなわち、γ
−グロプリンはβ−グロプリンの1部を含めて細分類さ
れるに至り、今日では、IgG、IgA,IgM1 I
gI)及びIgEの、それぞれ生埋学的に特徴を有する
5種の主成分として分類されている。
このうちIgAは血清中のみならず、乳汁や消化器、呼
吸器などの分泌器官において産出され、それらが粘膜上
皮細胞に存在することは明らかであるとされている。
吸器などの分泌器官において産出され、それらが粘膜上
皮細胞に存在することは明らかであるとされている。
分泌液中に見い出されるIgAは、免疫学的に血清Ig
A と同一である2分子のIgAがセクレトリコンポー
ネント( Secretory component(
Sc))と結合してダイマーを形或しており、このもの
は、タンパク分解酵素の作用や、酸性条件下で著しく安
定であり、これは分泌型IgA(以後S−IgAと呼ぶ
)として、血清型IgA(以後単にIgAと呼ぶ)と区
別されている。
A と同一である2分子のIgAがセクレトリコンポー
ネント( Secretory component(
Sc))と結合してダイマーを形或しており、このもの
は、タンパク分解酵素の作用や、酸性条件下で著しく安
定であり、これは分泌型IgA(以後S−IgAと呼ぶ
)として、血清型IgA(以後単にIgAと呼ぶ)と区
別されている。
このように、IgA系は他の免疫グロブリンと異なり、
S−IgAの形で分泌器官の粘膜上皮細胞に存在して、
そこへ侵入して来る細菌やウイルスを攻撃するという、
いわゆる局所免疫として大きな役割を演じているもので
ある。
S−IgAの形で分泌器官の粘膜上皮細胞に存在して、
そこへ侵入して来る細菌やウイルスを攻撃するという、
いわゆる局所免疫として大きな役割を演じているもので
ある。
乳汁中にはS−IgAの含量が高く(初乳で平均300
■/dl、通常乳で50■/di、いまだ自己体内での
免疫抗体産生が十分でない乳児は、母乳から摂取したS
−IgAによって免疫学的に保護されており、このこと
は人工乳育児の乳児が母乳育児に比べて、感染に対する
抵抗力が低いことによっても明らかである。
■/dl、通常乳で50■/di、いまだ自己体内での
免疫抗体産生が十分でない乳児は、母乳から摂取したS
−IgAによって免疫学的に保護されており、このこと
は人工乳育児の乳児が母乳育児に比べて、感染に対する
抵抗力が低いことによっても明らかである。
授乳によって与えられるS−■gAは、胃を通過して腸
管に達するが、これが免疫抗体として有効に働いている
こと、胃を通過する際、乳児の場合そこに存在するタン
パク分解酵素によって分解を受けず、又胃の酸性の条件
においても安定であることを示している。
管に達するが、これが免疫抗体として有効に働いている
こと、胃を通過する際、乳児の場合そこに存在するタン
パク分解酵素によって分解を受けず、又胃の酸性の条件
においても安定であることを示している。
本発明者らは、S−IgAが酸やタンパク分解酵素に対
し、IgAと比べて著しく安定であることをインビトロ
( in vitro )の実験で証明した(瓜生勝
寛、上村八尋、船越哲、加納正:生物物理化学L炙(3
)、214(1974)。
し、IgAと比べて著しく安定であることをインビトロ
( in vitro )の実験で証明した(瓜生勝
寛、上村八尋、船越哲、加納正:生物物理化学L炙(3
)、214(1974)。
授乳によって与えられたS 一IgAが、乳児の腸管内
で有効に働くことは、S−IgAが安定に胃を通過して
腸管に達していることを示している。
で有効に働くことは、S−IgAが安定に胃を通過して
腸管に達していることを示している。
自体内で産生されたS一IgAが、粘膜上皮細胞に存在
することから、腸管に達したS−IgAは、細胞内に取
り込まれることも考えられるが、抗原抗体反応は比較的
速やかに行われ、授乳は毎日数回にわたって行われてい
るから、必ずしも細胞へ取り込まれなくて、腸管を通過
することによって、そこに存在する細菌、ウイルスを攻
撃し、有効に働いていることが容易に理解できる。
することから、腸管に達したS−IgAは、細胞内に取
り込まれることも考えられるが、抗原抗体反応は比較的
速やかに行われ、授乳は毎日数回にわたって行われてい
るから、必ずしも細胞へ取り込まれなくて、腸管を通過
することによって、そこに存在する細菌、ウイルスを攻
撃し、有効に働いていることが容易に理解できる。
一方粘膜上皮細胞には、IgAと結合していない遊離の
SCも存在して℃・ることか明らかにされている。
SCも存在して℃・ることか明らかにされている。
このものはIgA欠損症の患者においても存在している
。
。
IgA欠損患者に血漿を犬量投与した場合、分泌液中に
IgAの出現をみたという報告がある〔ペツティ、R,
E.、キャッシディ、J,T,及びサリバン、D.B,
:ペディアトリックスs+(1)、4 4. ( 1
9 7 3 )、(Petty、R,E,、Cassi
dy, J,T, and Sullivan, D,
B.: Pediatrics 5 1 ( 1 )
、4 4 ( 1 9 7 3)):これは粘膜に存在
していた遊離SCが関与していることも考えられるが、
これまでの広い知見から、通常血中IgAは分泌器官へ
は移行しないか、又するとしても極めてわずかであると
されている。
IgAの出現をみたという報告がある〔ペツティ、R,
E.、キャッシディ、J,T,及びサリバン、D.B,
:ペディアトリックスs+(1)、4 4. ( 1
9 7 3 )、(Petty、R,E,、Cassi
dy, J,T, and Sullivan, D,
B.: Pediatrics 5 1 ( 1 )
、4 4 ( 1 9 7 3)):これは粘膜に存在
していた遊離SCが関与していることも考えられるが、
これまでの広い知見から、通常血中IgAは分泌器官へ
は移行しないか、又するとしても極めてわずかであると
されている。
IgA欠損の場合には、分泌器は代償としてIgG 、
IgMを分泌し、これによってIgAの代役を務めると
の報告がある〔プロシーデイングス、オブ、ザ、ソサイ
エテイ、ホア、エキスペリメンタル、バイオロジイ、ア
ンド、メデイシン( Proceedings of
Experimental B iologyand
Medicine ) )。
IgMを分泌し、これによってIgAの代役を務めると
の報告がある〔プロシーデイングス、オブ、ザ、ソサイ
エテイ、ホア、エキスペリメンタル、バイオロジイ、ア
ンド、メデイシン( Proceedings of
Experimental B iologyand
Medicine ) )。
母乳、だ液など分泌液からS−IgAを濃縮精製し、こ
れを薬剤として、あるいは牛乳(加工乳も含めて)など
に混じて、乳児に飲ませれば、最も良いのはいうまでも
ないが、工業的に製剤化するためには、原料の点から極
めて困難である。
れを薬剤として、あるいは牛乳(加工乳も含めて)など
に混じて、乳児に飲ませれば、最も良いのはいうまでも
ないが、工業的に製剤化するためには、原料の点から極
めて困難である。
このように血中IgAが分泌器官へ移行しにくいという
ことと、自然の状態において、母乳のSIgAが経口的
に乳児に与えられているという事実、又IgGやIgM
もIgA欠損の場合、局所において有効に働らき得るこ
となどから、IgAのみならず、IgG,IgMを安定
化して、これを経口投与して医療に役立てるという、こ
れまでに類をみない新規な着想をもって本発明の内服用
IgA リツチγ−G製剤の製法を完成したのである。
ことと、自然の状態において、母乳のSIgAが経口的
に乳児に与えられているという事実、又IgGやIgM
もIgA欠損の場合、局所において有効に働らき得るこ
となどから、IgAのみならず、IgG,IgMを安定
化して、これを経口投与して医療に役立てるという、こ
れまでに類をみない新規な着想をもって本発明の内服用
IgA リツチγ−G製剤の製法を完成したのである。
本発明は精製IgAIJツチγ一Gを、酸性では溶解せ
ず、中性若しくはアルカリ性において溶解する被膜で覆
って、腸溶性の内服用IgA リツチγ一G製剤を製造
するものである。
ず、中性若しくはアルカリ性において溶解する被膜で覆
って、腸溶性の内服用IgA リツチγ一G製剤を製造
するものである。
本発明における原料に用いるIgA I)ッチγGは、
血清、血漿などをそのまま粉末化して用いてもよいが、
医薬としての効率を高めるためには、出発物質からIg
A リツチγ−Gを精製したIgA高濃度含有γ−グロ
プリンを用いることが好ましい。
血清、血漿などをそのまま粉末化して用いてもよいが、
医薬としての効率を高めるためには、出発物質からIg
A リツチγ−Gを精製したIgA高濃度含有γ−グロ
プリンを用いることが好ましい。
IgA I)ツチγ一Gの製造方法は、従来公知のどの
ような方法でもよいが、その製品はHB抗原、血圧降下
性物質の除去などを行ったγ−グロプリンとしての純度
が十分に高いものが望ましい。
ような方法でもよいが、その製品はHB抗原、血圧降下
性物質の除去などを行ったγ−グロプリンとしての純度
が十分に高いものが望ましい。
IgAの精製法としては、ヘレマンス
( Heremans )らによる亜鉛イオンによる方
法〔クリニカ、シミ力、アクタ(ClinicaChi
mica Acta) 4、96(1959))が最初
である。
法〔クリニカ、シミ力、アクタ(ClinicaChi
mica Acta) 4、96(1959))が最初
である。
その後も、精製法の改良はされているが、それらは塩析
、DEAE−セルロース、TEAE−セ/L/0−ス、
DEAE−セファデツクスなどを、適当に組み合せるこ
とによって製造されている〔イムノケミストリー( I
mmunochemistry ) 2、263(1
963)、ジャーナル、オフ、イムノロジイ( Jou
rnal ef Immunology) 9 1 ,
7(1963)、同誌107、201(1971)、
同誌旦旦、197(1965))。
、DEAE−セルロース、TEAE−セ/L/0−ス、
DEAE−セファデツクスなどを、適当に組み合せるこ
とによって製造されている〔イムノケミストリー( I
mmunochemistry ) 2、263(1
963)、ジャーナル、オフ、イムノロジイ( Jou
rnal ef Immunology) 9 1 ,
7(1963)、同誌107、201(1971)、
同誌旦旦、197(1965))。
このようなIgAの精製法の先行文献に基いて発明者ら
は、医療用に用い得るIgAを精製した。
は、医療用に用い得るIgAを精製した。
出発物として血清、血漿を用いた場合、エタノール分画
法によって画分■のペーストを得た後、QAE −セ
ファデツクスなどのイオン交換セファデツクスによる分
離、硫安分画、ゲル沢過の処理による方法、アンドラン
( Andran )らの方法〔ボックス、サングイニ
ス(VoxSanguinis )2旦、165(1
972))に準じた処理方法、塩析法としてイシザカら
の方法〔ジャーナル、オブ、イムノロジイ95、197
(1965))などによって精製を行い、IgA リ
ツチγ−Gを得た。
法によって画分■のペーストを得た後、QAE −セ
ファデツクスなどのイオン交換セファデツクスによる分
離、硫安分画、ゲル沢過の処理による方法、アンドラン
( Andran )らの方法〔ボックス、サングイニ
ス(VoxSanguinis )2旦、165(1
972))に準じた処理方法、塩析法としてイシザカら
の方法〔ジャーナル、オブ、イムノロジイ95、197
(1965))などによって精製を行い、IgA リ
ツチγ−Gを得た。
このようにして得たIgA リツチγ−Gは、そのま
ま内服すると、成人の場合はもちろん、乳児においても
、胃において分解されてしまうから、使用には耐えない
。
ま内服すると、成人の場合はもちろん、乳児においても
、胃において分解されてしまうから、使用には耐えない
。
従って、これを腸溶性被膜で覆うことによって、安定化
して、胃を通過させ、腸に至って、被膜が溶解すること
によって、内容物が放出されることが必要である。
して、胃を通過させ、腸に至って、被膜が溶解すること
によって、内容物が放出されることが必要である。
この腸溶性コーティングの方法は、条件を選択すること
によって、従来公知のあらゆる方法を適用できる。
によって、従来公知のあらゆる方法を適用できる。
その条件としては、熱処理、有機溶媒の使用などの限定
である。
である。
本発明者らは、これらを選択することによって、実施例
に示すように、との腸溶性コーティングの工程における
製剤の崩壊を90%に抑え、製剤として使用可能な腸溶
性製剤を作ることに成功した。
に示すように、との腸溶性コーティングの工程における
製剤の崩壊を90%に抑え、製剤として使用可能な腸溶
性製剤を作ることに成功した。
本発明において使用することのできる腸溶性被膜形戒物
質としては、メチルメタアクリレート・メタアクリル酸
共重合体、ポリビニルアセテートフタレート、セルロー
スアセテートサクシネート、ヒドロキシブロビルメチル
セルロースフタレート、セルロースアセテートフタレー
ト、セルロースプロピオネートフタレート、メチルセル
ロースフタレートを挙げられる。
質としては、メチルメタアクリレート・メタアクリル酸
共重合体、ポリビニルアセテートフタレート、セルロー
スアセテートサクシネート、ヒドロキシブロビルメチル
セルロースフタレート、セルロースアセテートフタレー
ト、セルロースプロピオネートフタレート、メチルセル
ロースフタレートを挙げられる。
これらの物質は、すべて有機溶媒可溶腸溶性フイルムコ
ーティング剤であり、アルコール、アセトンなどに適当
量溶解し、固形化されたIgA リツチr −Gにふり
かげることができる。
ーティング剤であり、アルコール、アセトンなどに適当
量溶解し、固形化されたIgA リツチr −Gにふり
かげることができる。
この腸溶性IgA リツチγ−G製剤の形態としては、
上記の方法によって精製されたIgAIJツチγ−Gを
乾燥粉末化し、ゼラチン基質などの市販カプセルに充て
んし、このカプセルに、上記の腸溶性被覆形成物質をコ
ーティングするか、あるいは、マイクロカプセル・ミニ
ペレットなどの小形粒子の腸溶剤とすることができる。
上記の方法によって精製されたIgAIJツチγ−Gを
乾燥粉末化し、ゼラチン基質などの市販カプセルに充て
んし、このカプセルに、上記の腸溶性被覆形成物質をコ
ーティングするか、あるいは、マイクロカプセル・ミニ
ペレットなどの小形粒子の腸溶剤とすることができる。
ミニペレットの製法としては、サブコーティングの方法
で腸溶化製剤を作ることが好ましい。
で腸溶化製剤を作ることが好ましい。
すなわち、固形化IgA I)ツチγ−G粒子を水溶
性の被膜形成物質トして、ヒドロキシプロビルセルロー
ス、ヒドロキシプロビルメチルセルロース、ホリビニル
ピロリドン、ビニルピロリドンービニルアセテート共重
合体、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニル
アルコール、アラビアゴムなとで、サブコーティングし
た後、更にこの被膜の上に上記の有機溶媒可溶腸溶性フ
イルムコーティング剤を被覆する方法である。
性の被膜形成物質トして、ヒドロキシプロビルセルロー
ス、ヒドロキシプロビルメチルセルロース、ホリビニル
ピロリドン、ビニルピロリドンービニルアセテート共重
合体、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニル
アルコール、アラビアゴムなとで、サブコーティングし
た後、更にこの被膜の上に上記の有機溶媒可溶腸溶性フ
イルムコーティング剤を被覆する方法である。
このコーティングの方法としての条件は、腸溶性コーテ
ィングの場合は、50℃以下、好ましくは30℃以下の
温度で、被膜剤を有機溶媒に溶かした溶液でコーティン
グすることである。
ィングの場合は、50℃以下、好ましくは30℃以下の
温度で、被膜剤を有機溶媒に溶かした溶液でコーティン
グすることである。
サブコーティングの方法の条件は、同様に50℃以下、
好ましくは30℃以下の温度で、被膜剤を水に溶かした
溶液でコーティングすることである。
好ましくは30℃以下の温度で、被膜剤を水に溶かした
溶液でコーティングすることである。
又小量の有機溶媒を加えた水溶液に被膜剤を溶解した溶
液によっても可能である。
液によっても可能である。
このようにして得られた腸溶性IgA リッチγG製
剤は薬剤としての対象に合せて、カプセル又はミニペレ
ットとして投与される。
剤は薬剤としての対象に合せて、カプセル又はミニペレ
ットとして投与される。
この薬剤は、経口的に投与した場合、腸管内において、
はじめて被膜が溶解して、IgA リツチγ一Gが放
出され、この物質の薬埋効果を腸管内において有効に発
揮するのである。
はじめて被膜が溶解して、IgA リツチγ一Gが放
出され、この物質の薬埋効果を腸管内において有効に発
揮するのである。
後記実施例4で示されるIgA I)ツチγ一Gの腸溶
剤としての薬埋効果の確認試験は、菌攻撃に対してIg
A!Jツチr−Gを腸溶剤として調製した場合にのみ有
効に働き、この製剤を人体に使用した場合における腸溶
剤としての有効性を示唆している。
剤としての薬埋効果の確認試験は、菌攻撃に対してIg
A!Jツチr−Gを腸溶剤として調製した場合にのみ有
効に働き、この製剤を人体に使用した場合における腸溶
剤としての有効性を示唆している。
本則の人体に使用する場合の投与量は、菌攻撃に対する
動物試験の結果によると、実施例に示される1カプセル
量で十分と思われるが、動物試験による大量投与による
急性毒性の結果から、大量投与によっても、何らの副作
用は見い出せないので、人体への投与量も適宜調整でき
るし、又菌の攻撃量によっても変動する。
動物試験の結果によると、実施例に示される1カプセル
量で十分と思われるが、動物試験による大量投与による
急性毒性の結果から、大量投与によっても、何らの副作
用は見い出せないので、人体への投与量も適宜調整でき
るし、又菌の攻撃量によっても変動する。
このようにして本方法によって得られる腸溶性IgA
リツチγ一Gは、従来にないγ−グロプリンの医療用途
として、注目されるもので、γ−グロプリンを腸管内に
おいて有効に薬効を発揮させ得る製剤を提供する本発明
は新規であり、有用性も高いものということができる。
リツチγ一Gは、従来にないγ−グロプリンの医療用途
として、注目されるもので、γ−グロプリンを腸管内に
おいて有効に薬効を発揮させ得る製剤を提供する本発明
は新規であり、有用性も高いものということができる。
実施例 1
正常成人プール血漿1000lをコーンのエタノール分
画法で分画して得られた分画■のペース}31kgに水
300lを加えて混和し、均一な懸濁液とした。
画法で分画して得られた分画■のペース}31kgに水
300lを加えて混和し、均一な懸濁液とした。
これを遠心分離して上澄液を集め、0.0063M
EOTA−4Na溶液(pH6.0)で平衡化させたQ
AE −セファデツクスA−50を45kgこれに加え
てよく混合した後、沢過して吸着部分を集め、これに0
.26M酢酸緩衝液(pH4.0)150グを加えよく
混合した後、沢過して溶出液を集めた。
EOTA−4Na溶液(pH6.0)で平衡化させたQ
AE −セファデツクスA−50を45kgこれに加え
てよく混合した後、沢過して吸着部分を集め、これに0
.26M酢酸緩衝液(pH4.0)150グを加えよく
混合した後、沢過して溶出液を集めた。
溶出液は硫安沈殿法によって濃縮後、凍結真空乾燥によ
ってIgAIJツチr一Gの粉末187Zを得た。
ってIgAIJツチr一Gの粉末187Zを得た。
これの組或はIgA52%、IgG44%、IgM1.
5%、その他2.5%で、ラジオインムノアツセイ法に
よる測定で、HB抗原は陰性であった。
5%、その他2.5%で、ラジオインムノアツセイ法に
よる測定で、HB抗原は陰性であった。
又これの300m9を20±21のマウスに内服させて
1週間経過をみたが、異常を全く認めなかった。
1週間経過をみたが、異常を全く認めなかった。
得られたIgA リツチr−GIOOPにコーンスター
チ55%、アビセル43.8%、ステアリン酸マグネシ
ウム1.2%を混合した基剤200?を加えて混合した
ものを、3号カプセルに120±10m9ずつ充てんし
、これにセルロース・アセテート・フタレート8%、メ
チルエチルケトン56%、塩化メチレン35%、トリア
セチン1%の割合から成るフイルム剤をかげて腸溶性と
するためのコーティングを施し、IgA リツチγ一G
の腸溶性カプセルを作った。
チ55%、アビセル43.8%、ステアリン酸マグネシ
ウム1.2%を混合した基剤200?を加えて混合した
ものを、3号カプセルに120±10m9ずつ充てんし
、これにセルロース・アセテート・フタレート8%、メ
チルエチルケトン56%、塩化メチレン35%、トリア
セチン1%の割合から成るフイルム剤をかげて腸溶性と
するためのコーティングを施し、IgA リツチγ一G
の腸溶性カプセルを作った。
製品の主成分(IgA及びIgG)の回収率は表1に示
すとおりである。
すとおりである。
実施例 2
コーンの分画■ペースト3kgを冷水30lに懸濁し、
1夜静置後、上清を分離した。
1夜静置後、上清を分離した。
この上清にアウドランらの方法〔アウドラン、L,P,
R及びシュタインブーフ、M ( Audran ,L
.P, R. andSteinbuch1M.) :
ホツク,z.、サンクイニス( Vox Sangu
inis ) 2 3、165(1972))に従っ
てカプリル酸ナトリウム900fIを加えpHを5.0
に調整する。
R及びシュタインブーフ、M ( Audran ,L
.P, R. andSteinbuch1M.) :
ホツク,z.、サンクイニス( Vox Sangu
inis ) 2 3、165(1972))に従っ
てカプリル酸ナトリウム900fIを加えpHを5.0
に調整する。
析出した沈清を遠心分離し、得られた上清に冷エタノー
ルを終濃度33%になるように加え、IgA リツチγ
−Gを沈渣として分離した。
ルを終濃度33%になるように加え、IgA リツチγ
−Gを沈渣として分離した。
この沈渣を1%NaCl 含有2%グリシン溶液に溶
解させ、不溶物を遠心分離した。
解させ、不溶物を遠心分離した。
同じ溶媒で平衡化させたセファデツクスG200(スウ
ェーデン、ファルマシア社製)のカラムを用いてゲル沢
過を行い、IgA IJツチγG画分を分離した。
ェーデン、ファルマシア社製)のカラムを用いてゲル沢
過を行い、IgA IJツチγG画分を分離した。
それを凍結乾燥させて、得られた粉末はタンパク重量と
して281であり、その組或はIgA62%、IgG2
7%、IgM3%、その他のタンパク8%であった。
して281であり、その組或はIgA62%、IgG2
7%、IgM3%、その他のタンパク8%であった。
このものはラジオインムノアツセイ法によってHB抗原
は陰性であり、これのタンパクとして300m9を20
±21のマウスに内服させて1週間経過をみたが、異常
を認めなかった。
は陰性であり、これのタンパクとして300m9を20
±21のマウスに内服させて1週間経過をみたが、異常
を認めなかった。
このようにして得たIgA リツチγ−G25fにコ
ーンスターチ60%、結晶セルロース39%、ステアリ
ン酸マグネシウム1%よりなる賦形剤25グを混和し、
5号カプセルを用いて50±5■ずつ充てんし、これに
メチルメタクリレート・メチルメタアクリル酸共重合物
10%、アセトン50%、インプロパノール38%、ト
リアセチン2%の割合からなるフイルム剤をかげて、腸
溶性IgAIJツチγ−Gカプセル剤を得た。
ーンスターチ60%、結晶セルロース39%、ステアリ
ン酸マグネシウム1%よりなる賦形剤25グを混和し、
5号カプセルを用いて50±5■ずつ充てんし、これに
メチルメタクリレート・メチルメタアクリル酸共重合物
10%、アセトン50%、インプロパノール38%、ト
リアセチン2%の割合からなるフイルム剤をかげて、腸
溶性IgAIJツチγ−Gカプセル剤を得た。
製品中のIgA及びIgGの回収率は表2に示すとおり
である。
である。
マウスに対する安全性試験では異常は認めなかつた。
実施例 3
正常成人プール血漿1000lに冷水10000lを加
え、pH5.3に調整した後、析出して来る沈渣を遠心
分離して除いた。
え、pH5.3に調整した後、析出して来る沈渣を遠心
分離して除いた。
この上清を塩析法〔イシザカ.K.、イシザカ.T.、
り−E,H及びフーデンベルグ、H.( I 3hiz
aka , K.、I shizaka , T .、
Lee,E.H, and Fudenberg, H
. )ジャーナル、オブ、イムノロジイ( J , I
mmunol , ) 9 5、197(1965)
)によってIgA 一γ一Gの精製を行なった。
り−E,H及びフーデンベルグ、H.( I 3hiz
aka , K.、I shizaka , T .、
Lee,E.H, and Fudenberg, H
. )ジャーナル、オブ、イムノロジイ( J , I
mmunol , ) 9 5、197(1965)
)によってIgA 一γ一Gの精製を行なった。
すなわち、得られた上清に終濃度0.05Mになるよう
に硫酸亜鉛を加えると再び沈渣が析出して来るので、上
記と同様に遠心分離してこれを除いた。
に硫酸亜鉛を加えると再び沈渣が析出して来るので、上
記と同様に遠心分離してこれを除いた。
この上清に硫安を加え、45%飽和にするとIgAは沈
渣として析出して来た。
渣として析出して来た。
遠心分離を行い沈渣部分を集め2%グリシン溶液又は生
理食塩水に対して透析した後、凍結乾燥してIgA リ
ツチγ−Gの粉末184グを得た。
理食塩水に対して透析した後、凍結乾燥してIgA リ
ツチγ−Gの粉末184グを得た。
その組成はIgA67%、IgG22%、アルブミン8
%、その他のタンパク3%でラジオインムノアツセイ法
による測定で、HB抗原は陰性であった。
%、その他のタンパク3%でラジオインムノアツセイ法
による測定で、HB抗原は陰性であった。
又これの3 0 01n9を20±21マウスに内服さ
せて1週間経過をみたが、全く異常を認めなかった。
せて1週間経過をみたが、全く異常を認めなかった。
このように得られたIgA リツチγ−G1502に
コーンスターチ70%、アビセル20%、カルポキシメ
チルセルロースカルシウム505、5%、ヒドロキシプ
口ピルセルロース(HPC)5%よりなる基剤6001
を混じ、水を加えて練合した後、球形顆粒に造粒して真
空乾燥し、直径約0.5關の顆粒7 5 0 ?を得た
。
コーンスターチ70%、アビセル20%、カルポキシメ
チルセルロースカルシウム505、5%、ヒドロキシプ
口ピルセルロース(HPC)5%よりなる基剤6001
を混じ、水を加えて練合した後、球形顆粒に造粒して真
空乾燥し、直径約0.5關の顆粒7 5 0 ?を得た
。
これにポリビニルピロリドン(PVP)80%、HPC
20%の割合で混合した粉末を水に溶解させ、サブコ
ーティングを施した後、セルロースプロピオネートフタ
レート10%、アセトン49%、イソプロパノール40
%、トリアセチン2%よりなるフイルム剤をかげて腸溶
性ミニペレットを得た。
20%の割合で混合した粉末を水に溶解させ、サブコ
ーティングを施した後、セルロースプロピオネートフタ
レート10%、アセトン49%、イソプロパノール40
%、トリアセチン2%よりなるフイルム剤をかげて腸溶
性ミニペレットを得た。
フイルムコーティング後の総重量の増加は40%であっ
た。
た。
得られた製品のIgA及びIgGの残存率及び抗体活性
は表3のとおりである。
は表3のとおりである。
* 腸溶性IgAIJツチr −Gの薬埋的効果を確認
する動物試験として腸チフス菌感染防禦試験を行った。
する動物試験として腸チフス菌感染防禦試験を行った。
試料として実施例3の方法で得た腸溶性IgA リッ
チγ−Gミニペレット(A)23rv(タンパクとして
3η)を用い、対照試料として実施例3で得られる腸溶
性被膜を有しないミニペレット(B)15■(タンパク
として3■)を用いた。
チγ−Gミニペレット(A)23rv(タンパクとして
3η)を用い、対照試料として実施例3で得られる腸溶
性被膜を有しないミニペレット(B)15■(タンパク
として3■)を用いた。
又、対照のために、腸チフス、パラチフス混合ワクチン
免疫後のヒト血漿から実施例3と同様に腸溶性■gA
リツチγ−Gミニペレツ}(C)2. 3 Wlg(タ
ンパクとして3mJ9)を作り試験に供した。
免疫後のヒト血漿から実施例3と同様に腸溶性■gA
リツチγ−Gミニペレツ}(C)2. 3 Wlg(タ
ンパクとして3mJ9)を作り試験に供した。
生後約4週間のマウス4匹を1群とし、各群に、菌攻撃
6時間前にそれぞれ内服用IgA リツチγ−G剤を経
口投与した。
6時間前にそれぞれ内服用IgA リツチγ−G剤を経
口投与した。
攻撃菌は腸チフス菌63株を10−1〜10″■/献に
なるように3%ムチン液に浮遊させたものを用い、それ
ぞれ小腸内に0. 1 mlずつ接種し、以後3日間生
死を観察し、表4の結果を得た。
なるように3%ムチン液に浮遊させたものを用い、それ
ぞれ小腸内に0. 1 mlずつ接種し、以後3日間生
死を観察し、表4の結果を得た。
すなわち、腸溶性製剤にのみ感染防禦効果がみられた。
試験例 2
実施例1によって得られた腸溶性IgAIJツチγ一G
カプセルの安全性試験を体重20±21のマウスを用い
て3日間連続経口投与して、1週間観察したが異常は認
められなかった。
カプセルの安全性試験を体重20±21のマウスを用い
て3日間連続経口投与して、1週間観察したが異常は認
められなかった。
試験例 3
腸溶性IgAIJツチγ−Gを用いた臨床適応例を以下
に示す。
に示す。
患者は12才の男子で無γ−グロプリン血症と診断され
、水様性下痢、貧血、胸膜炎の所見が認められた。
、水様性下痢、貧血、胸膜炎の所見が認められた。
入院後、直ちに抗生物質、免疫血清グロプリンの筋注あ
るいは静注投与を行った。
るいは静注投与を行った。
その結果、胸膜炎の所見は改善したが、高熱、下痢は改
善せず、食思不振も続いた。
善せず、食思不振も続いた。
血清総タンパク4.0?/di!、アルブミン1′f!
/dlと極度の低タンパク血症をきたした。
/dlと極度の低タンパク血症をきたした。
第26病日より、実施例1と同様に得られた腸溶性Ig
A rich γ一G製剤の経口投与を開始した。
A rich γ一G製剤の経口投与を開始した。
カプセル製剤は1日3回(1カプセルIgA50■含有
/回)食間に投与した。
/回)食間に投与した。
投与開始後3日目から解熱傾向を示し、7日目には平熱
に服し、便は4日目から普通便となった。
に服し、便は4日目から普通便となった。
以後、発熱なく、下痢も止まり、食欲も増し、血清総タ
ンパク6. 4 ?/dl、アルプミン4.2?/dl
と低タンパク血症の改善とともに、全身状態の著明な改
善がみられた。
ンパク6. 4 ?/dl、アルプミン4.2?/dl
と低タンパク血症の改善とともに、全身状態の著明な改
善がみられた。
第95病日退院。退院後も投与を続けているが下痢はな
く全身状態も良好のうちに経過している。
く全身状態も良好のうちに経過している。
Claims (1)
- 1 精製されたIgA高濃度含有γ−グロプリンを、酸
性においては溶解せず、中性若しくはアルカリ性におい
て溶解する被膜で覆い、酸性条件に対して安定化するこ
とを特徴とする腸内感染症治療剤の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50064713A JPS5837285B2 (ja) | 1975-05-29 | 1975-05-29 | チヨウナイカンセンシヨウチリヨウザイノセイゾウホウホウ |
AU12080/76A AU487428B2 (en) | 1975-05-29 | 1976-03-07 | Remedy for intestinal infectious diseases |
GB10752/76A GB1499078A (en) | 1975-05-29 | 1976-03-17 | Medicinal preparations containing ypsilon-globulin |
US06/185,929 US4335099A (en) | 1975-05-29 | 1980-09-10 | Employment of enteric coated IgA for hypoproteinemia in intestinal infectious diseases |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50064713A JPS5837285B2 (ja) | 1975-05-29 | 1975-05-29 | チヨウナイカンセンシヨウチリヨウザイノセイゾウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51139617A JPS51139617A (en) | 1976-12-02 |
JPS5837285B2 true JPS5837285B2 (ja) | 1983-08-15 |
Family
ID=13266056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50064713A Expired JPS5837285B2 (ja) | 1975-05-29 | 1975-05-29 | チヨウナイカンセンシヨウチリヨウザイノセイゾウホウホウ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4335099A (ja) |
JP (1) | JPS5837285B2 (ja) |
GB (1) | GB1499078A (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE448344B (sv) * | 1978-02-06 | 1987-02-16 | Stolle Res & Dev | Antikropp for behandling av reumatoid artrit samt sett att framstella denna |
JPS5629525A (en) * | 1979-08-18 | 1981-03-24 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | Preventive and remedy for infectious disease in intestine |
JPS5759815A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-10 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | Drug composition having preventing and remedying action on rotavirus infectious disease |
US4477432A (en) * | 1981-05-01 | 1984-10-16 | Cutter Laboratories, Inc. | Oral immune globulin |
DE3272680D1 (en) * | 1981-05-01 | 1986-09-25 | Miles Lab | Oral pharmaceutical composition containing immune globulin |
HU191246B (en) * | 1984-02-21 | 1987-01-28 | Alkaloida Vegyeszeti Gyara,Hu | Process for producing oral pharmaceutical compositions of retaed activity |
US4816259A (en) * | 1987-02-12 | 1989-03-28 | Chase Chemical Company, L.P. | Process for coating gelatin capsules |
FR2620335A1 (fr) * | 1987-09-15 | 1989-03-17 | Berdal Pascal | Presentation pharmaceutique potentialisant l'effet cytotrophique des serums et/ou des anticorps antitissus animaux et/ou humains |
AT402789B (de) * | 1991-03-25 | 1997-08-25 | Immuno Ag | Pharmazeutische präparation auf basis von plasmaproteinen |
US5258177A (en) * | 1991-12-10 | 1993-11-02 | Alpha Therapeutic Corporation | IgA preparation and process of making the same |
CA2183566A1 (en) * | 1994-02-18 | 1995-08-24 | Yendra Linnau | Composition and method for preventing and treating inflammation with immunoglobulin a |
ES2094694B1 (es) * | 1995-02-01 | 1997-12-16 | Esteve Quimica Sa | Nueva formulacion farmaceuticamente estable de un compuesto de bencimidazol y su proceso de obtencion. |
DE69818607T2 (de) * | 1997-05-30 | 2004-07-29 | Osmotica Corp. | Mehrlagige osmosevorrichtung |
SI9700186B (sl) * | 1997-07-14 | 2006-10-31 | Lek, Tovarna Farmacevtskih In Kemicnih Izdelkov, D.D. | Nova farmacevtska oblika z nadzorovanim sproscanjem zdravilnih ucinkovin |
ES2168043B1 (es) | 1999-09-13 | 2003-04-01 | Esteve Labor Dr | Forma farmaceutica solida oral de liberacion modificada que contiene un compuesto de bencimidazol labil en medio acido. |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE528932A (ja) * | ||||
DE550833C (de) * | 1924-11-09 | 1932-05-20 | Alice Von Wassermann Geb Von T | Verfahren zur UEberfuehrung von Bakterienpraeparaten, Bakterienextrakten, Toxinen, Sera u. dgl. in haltbare, die Haut und die Schleimhaeute leicht durchdringende Produkte |
GB453917A (en) * | 1935-03-15 | 1936-09-15 | Hans Curtius | Process for the manufacture of curative sera, vaccines and preparations from animal organs |
US2196768A (en) * | 1938-03-11 | 1940-04-09 | Eastman Kodak Co | Enteric coating |
US2369218A (en) * | 1941-01-02 | 1945-02-13 | George F Dick | Preparations of scarlet fever toxin for administration by mouth |
US2607716A (en) * | 1949-08-02 | 1952-08-19 | Wisconsin Alumni Res Found | Prophylactic compositon for scours |
GB1037792A (en) * | 1964-03-13 | 1966-08-03 | Konditerskaja Fabrika Im Marat | Enteric coated oral vaccines for intestinal infections |
US3646193A (en) * | 1969-07-25 | 1972-02-29 | Joseph B Michaelson | Iga antibody from lacteal fluids |
US3786123A (en) * | 1971-01-25 | 1974-01-15 | S Katzen | Method for stabilizing and preserving nutrients and products |
US3823228A (en) * | 1971-09-29 | 1974-07-09 | Univ Illinois | Tge virus vaccine |
US3907987A (en) * | 1972-05-25 | 1975-09-23 | Canadian Patents Dev | Enteric disease vaccine |
FR2191884B1 (ja) * | 1972-07-07 | 1975-08-08 | Anvar | |
US3808189A (en) * | 1973-03-15 | 1974-04-30 | American Cyanamid Co | Isolation of gamma globulin preparations enriched in iga and igm using polyethylene glycol |
-
1975
- 1975-05-29 JP JP50064713A patent/JPS5837285B2/ja not_active Expired
-
1976
- 1976-03-17 GB GB10752/76A patent/GB1499078A/en not_active Expired
-
1980
- 1980-09-10 US US06/185,929 patent/US4335099A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51139617A (en) | 1976-12-02 |
GB1499078A (en) | 1978-01-25 |
AU1208076A (en) | 1977-09-22 |
US4335099A (en) | 1982-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5837285B2 (ja) | チヨウナイカンセンシヨウチリヨウザイノセイゾウホウホウ | |
JP2008174561A (ja) | コロストリニン、およびその使用方法 | |
JPH03503635A (ja) | ヒトにおいて逆転写酵素を抑制するクマリン類 | |
FI98269C (fi) | Menetelmä olennaisesti puhtaan tulehdusta estävän tekijän eristämiseksi maidosta | |
JPS6013718A (ja) | B型肝炎ワクチン | |
US4550020A (en) | Polypeptide fractions from mussel for medical use | |
JP2001526629A (ja) | 卵の抗炎症性組成物、単離法および使用 | |
JPH03173829A (ja) | 安定な経口投与用免疫原組成物 | |
JPS6053009B2 (ja) | 肝炎ウイルスbによる急性または慢性の感染治療用の新規医薬 | |
WO1996041644A1 (fr) | Medicament a administration par voie orale, contre la polyarthrite rhumatoide et aliment actif | |
JPS6039647B2 (ja) | ガンマ−l−グルタミル−タウリンの単離方法 | |
JPH0669962B2 (ja) | 経口免疫グロブリン | |
RU2264229C2 (ru) | Препарат секреторного иммуноглобулина а, обладающий противовирусным и антибактериальным действием | |
JP2672303B2 (ja) | 馬用感染予防治療剤 | |
EP0198878A1 (fr) | Application du diethyldithiocarbamate (dtc) a la preparation d'un medicament et son procede de preparation. | |
JPS63139129A (ja) | 血圧降下剤 | |
EP0369776B1 (en) | Use of a composition containing organic germanium for the manufacture of a medicament for treating AIDS | |
EP1044690B1 (en) | Applications of gamma globulin-rich plasma protein mixtures of animal origin and process for the preparation thereof | |
JP2004043326A (ja) | 免疫増強剤 | |
JPH07138187A (ja) | 経口免疫寛容原、経口慢性関節リウマチ治療剤及び機能性食品 | |
JP2003525868A (ja) | 炎症を低減させるグルコサミンおよび卵 | |
JPS63135336A (ja) | 整腸剤 | |
WO1996028176A1 (en) | Composition for oral tolerance induction and use thereof | |
CA2168263A1 (en) | Pharmaceutical compositions | |
JPH01168623A (ja) | 糞便及び尿からの分泌型IgAの製造法 |