JPS5837235B2 - エレベ−タ - Google Patents
エレベ−タInfo
- Publication number
- JPS5837235B2 JPS5837235B2 JP1353276A JP1353276A JPS5837235B2 JP S5837235 B2 JPS5837235 B2 JP S5837235B2 JP 1353276 A JP1353276 A JP 1353276A JP 1353276 A JP1353276 A JP 1353276A JP S5837235 B2 JPS5837235 B2 JP S5837235B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- airflow
- elevator
- noise
- rectifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、昇降路内を昇降する乗かごの周囲に発生する
空気の渦流現象を防止する整風装置を備えたエレベータ
に関する。
空気の渦流現象を防止する整風装置を備えたエレベータ
に関する。
一般に昇降路内を昇降する乗かどの昇降速度が大となる
と、乗かごの周囲に空気流の乱流現象が生じ、これが走
行騒音として、空気や固体を介して乗かご内に位置して
いる乗客に伝播し、その騒音が許容値を越えると、乗客
に不快感を与える結果になる。
と、乗かごの周囲に空気流の乱流現象が生じ、これが走
行騒音として、空気や固体を介して乗かご内に位置して
いる乗客に伝播し、その騒音が許容値を越えると、乗客
に不快感を与える結果になる。
また上記空気流の乱流が特に乗降するドア側に多量流れ
ると、昇降路や敷居の凹凸によって断続音が発生し、こ
の断続音は前記騒音に付加され、発生する騒音がより大
となる。
ると、昇降路や敷居の凹凸によって断続音が発生し、こ
の断続音は前記騒音に付加され、発生する騒音がより大
となる。
従来形のエレベータは、第１図に示すように、箱形の乗
かご１を建築物たとえばビルディングの昇降路２に吊り
ロ一プ３により懸吊した構成をなしており、乗かと１を
昇降路２に沿って昇降させた際には第２図に示すような
空気流が発生する。
かご１を建築物たとえばビルディングの昇降路２に吊り
ロ一プ３により懸吊した構成をなしており、乗かと１を
昇降路２に沿って昇降させた際には第２図に示すような
空気流が発生する。
すなわち乗かご１を矢Ａ方向に上昇させた際には、これ
と反対方向の空気流Ｂが生じる。
と反対方向の空気流Ｂが生じる。
この空気流は乗かご１と昇降路２の内面との間に形成さ
れる空間に影響されて乗かと１の上側角部付近ｌおよび
乗かごの下側や、吹技れた部分等に渦流現象が発生する
。
れる空間に影響されて乗かと１の上側角部付近ｌおよび
乗かごの下側や、吹技れた部分等に渦流現象が発生する
。
空気流に渦流現象が発生すると、その渦流部分の一部に
絞り部が形成され、その絞り部によって空気流はさらに
加速されることになる。
絞り部が形成され、その絞り部によって空気流はさらに
加速されることになる。
その加速された空気流が乗かごの外側面に衝突すると、
これが前記渦流現象とともに騒音を発生する。
これが前記渦流現象とともに騒音を発生する。
一方乗かごが走行している際には、エレベータ乗降口の
敷居やドアの凹凸に影響されて、乗かご１の側面に沿っ
て流れる空気流は、たとえば上昇運転時には乗かご１の
上側区域の空気圧Ｐ１ と下側区域の空気圧Ｐ２ との
間にＰ１〉Ｐ２の関係が成立し、これがために乗かごの
周囲区域における空気流の流速が加速されることになる
。
敷居やドアの凹凸に影響されて、乗かご１の側面に沿っ
て流れる空気流は、たとえば上昇運転時には乗かご１の
上側区域の空気圧Ｐ１ と下側区域の空気圧Ｐ２ との
間にＰ１〉Ｐ２の関係が成立し、これがために乗かごの
周囲区域における空気流の流速が加速されることになる
。
そしてこの加速された空気流が敷居側に流れる場合にお
いて、その空気流の流量が多げれば、その量が多いほど
昇降路凹凸によって騒音を発生する度合が大きくなる。
いて、その空気流の流量が多げれば、その量が多いほど
昇降路凹凸によって騒音を発生する度合が大きくなる。
しかしながら従来形の′エレベータにおいては、乗かご
周囲の空気流速を匍脚することができず、特にエレベー
タを高速で運転する場合には騒音発生の見地から問題と
なっている。
周囲の空気流速を匍脚することができず、特にエレベー
タを高速で運転する場合には騒音発生の見地から問題と
なっている。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、乗かどの
上側および下側に整流装置を取付け、これによって乗か
どの乗降口側に流れる空気流を制限して騒音現象を防止
するとともに空気流を効果的に分流させて、渦流と空気
流との衝突を防止して騒音発生を防止し得るエレベータ
を提供することを目的とする。
上側および下側に整流装置を取付け、これによって乗か
どの乗降口側に流れる空気流を制限して騒音現象を防止
するとともに空気流を効果的に分流させて、渦流と空気
流との衝突を防止して騒音発生を防止し得るエレベータ
を提供することを目的とする。
以下本発明の実施例を図面について説明する。
なお第３図において第１図と同一部材については同一符
号を付す。
号を付す。
本発明によるエレベータは、乗かと１の上側および下側
に整流装置４を一体的に取付けてなるものである。
に整流装置４を一体的に取付けてなるものである。
整流装置４は、第４図に示すように乗かと１の横断面形
状に対応した形状すなわち矩形状をなす枠体であって、
その枠体の両側は一方向に傾斜している。
状に対応した形状すなわち矩形状をなす枠体であって、
その枠体の両側は一方向に傾斜している。
すなわち枠体の前壁は後壁より高く設定されており、こ
れら壁に連接される両側壁は上端縁を後下りに頌斜させ
ている。
れら壁に連接される両側壁は上端縁を後下りに頌斜させ
ている。
そして枠体を構或する４つの壁部５，６，７．８の上端
部はそれぞれ内側にかまぼこ状をなすように曲げられ凸
状曲面部４Ａを形成している。
部はそれぞれ内側にかまぼこ状をなすように曲げられ凸
状曲面部４Ａを形成している。
上記整流装置４は、乗かご１の上側および下側に枠体を
構成する壁部のうち最も高い壁部８を乗かご１の入口側
９に位置せしめるように取付けられる。
構成する壁部のうち最も高い壁部８を乗かご１の入口側
９に位置せしめるように取付けられる。
この場合枠体の形状を乗かどの横断面形状に合わせれば
、乗かご１と整流装置４との外面が同一面内に位置され
ることになる。
、乗かご１と整流装置４との外面が同一面内に位置され
ることになる。
しかして、乗かと１を上昇させる際には整流装置４の壁
部間に形成される空間１０に風圧により垂直方向に頌斜
した等圧線１１が形成される。
部間に形成される空間１０に風圧により垂直方向に頌斜
した等圧線１１が形成される。
上記等圧線１１は各圧力の値によって位置が異なるけれ
ども、風圧の分布状態によって流線の経路が予め定めら
れる。
ども、風圧の分布状態によって流線の経路が予め定めら
れる。
以下作用を説明する。
乗かと１を上昇運転させる場合には、乗かご１の上側に
設けた整流装置４に空気流が当ることで、空気流は第３
図に示すように偏流する。
設けた整流装置４に空気流が当ることで、空気流は第３
図に示すように偏流する。
すなわち整流装置４０枠体を形成する４つの壁部５，６
，７，８の上端に設けたかまぼこ状曲面部により、上方
から下方に流れる空気流は壁部面に沿って滑らかに流れ
ることになる。
，７，８の上端に設けたかまぼこ状曲面部により、上方
から下方に流れる空気流は壁部面に沿って滑らかに流れ
ることになる。
また整流装置の上面を前方から後方に向けて下方に頌斜
した傾斜面としたので、乗かどの上昇する際に生じる風
圧によつて整流装置４の上面に頌斜した等圧線１１が形
成され、その等圧線１１により空気流が前方から後方に
多量流れることになる。
した傾斜面としたので、乗かどの上昇する際に生じる風
圧によつて整流装置４の上面に頌斜した等圧線１１が形
成され、その等圧線１１により空気流が前方から後方に
多量流れることになる。
この現象は第８図に示すように下方に流れる空気流が頌
斜した等圧線１１により前方から後方にＸなる距離だけ
移動するからである。
斜した等圧線１１により前方から後方にＸなる距離だけ
移動するからである。
したがって乗かごの前面側に流れる空気流量は少なくな
り、昇降路敷居の凹凸により生じる断続音の発生は防止
されることになる。
り、昇降路敷居の凹凸により生じる断続音の発生は防止
されることになる。
また乗かご１を下降運転させる場合には、乗かご１の下
側に設けた整流装置４に空気流が当り、これによって空
気流が偏流することになる。
側に設けた整流装置４に空気流が当り、これによって空
気流が偏流することになる。
下側に設けた整流装置４は上側に設けた整流装置と同一
構成であって対称的に配置されているので、上側に設け
た整流装置と同じように作用する。
構成であって対称的に配置されているので、上側に設け
た整流装置と同じように作用する。
以上述べたように本発明によれば、乗かごに設けた整流
装置により、運転時に乗かどの入口側に流れる空気流が
制限され、また空気流は背面および両側面方向に滑らか
に分流されるので、渦流音と衝突音が発生せず、したが
ってエレベータ運転時に発生する騒音総量が減少すると
いう効果を奏する。
装置により、運転時に乗かどの入口側に流れる空気流が
制限され、また空気流は背面および両側面方向に滑らか
に分流されるので、渦流音と衝突音が発生せず、したが
ってエレベータ運転時に発生する騒音総量が減少すると
いう効果を奏する。
第１図はエレベータの使用状態を示す側面図、第２図は
従来のエレベータ運転時に生じる空気流の状態を示す図
、第３図は本発明によるエレベータにおける空気流の状
態を示す図、第４図は要部拡大斜視図、第５図は第４図
Ｖ−Ｖ線に沿う断面図、第６図は第４図ＶＩ−Ｖｌ線に
沿う断面図、第７図は整流装置に当る空気流の流れ方向
を示す作用説明図、第８図は整流装置に当り偏向する空
気流の状態を示す説明図である。 １・・・乗かご、４・・・整流装置、４Ａ・・・曲面部
、１０・・・空間、１１・・・等圧線。
従来のエレベータ運転時に生じる空気流の状態を示す図
、第３図は本発明によるエレベータにおける空気流の状
態を示す図、第４図は要部拡大斜視図、第５図は第４図
Ｖ−Ｖ線に沿う断面図、第６図は第４図ＶＩ−Ｖｌ線に
沿う断面図、第７図は整流装置に当る空気流の流れ方向
を示す作用説明図、第８図は整流装置に当り偏向する空
気流の状態を示す説明図である。 １・・・乗かご、４・・・整流装置、４Ａ・・・曲面部
、１０・・・空間、１１・・・等圧線。
Claims (1)
- １ 前壁を後壁より高くし両側壁の上端縁を後下りに頌
斜させた枠体の各壁上端部に凸曲面を形成してなる整流
装置が、乗かどの上側および下側に、乗かどの入口側に
枠体の前壁が位置するように取付けたことを特徴とする
エレベータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1353276A JPS5837235B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | エレベ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1353276A JPS5837235B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | エレベ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5297536A JPS5297536A (en) | 1977-08-16 |
| JPS5837235B2 true JPS5837235B2 (ja) | 1983-08-15 |
Family
ID=11835760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1353276A Expired JPS5837235B2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | エレベ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5837235B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3100685B2 (ja) * | 1991-03-06 | 2000-10-16 | 株式会社東芝 | エレベ−タ装置 |
| US10246300B2 (en) | 2015-06-30 | 2019-04-02 | Otis Elevator Company | Elevator virtual aerodynamic shroud |
| JP6491082B2 (ja) * | 2015-12-09 | 2019-03-27 | 株式会社日立製作所 | エレベータ装置 |
| JP6919684B2 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-08-18 | フジテック株式会社 | エレベータ |
-
1976
- 1976-02-10 JP JP1353276A patent/JPS5837235B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5297536A (en) | 1977-08-16 |
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